連続投稿です。
『なっ…!! み、ミサイル接近!!』
8機のKFA-10とKFU-11に突如、水上打撃群から放たれたSM-6 BlockⅠBの大群が襲いかかる。
『回避だ。かい…』
KFA-10とKFU-10は極超音速ミサイルであるSM-6により、次々と撃ち墜とされていく。
『!?』
『クソッ! 食らった!』
『エンジンがやられた!』
『クソッ!! ミサイルが被弾した!』
『応援を頼む! 空母への着艦を求む!』
『電圧と油圧が低下中! これ以上の飛行は困難!』
『司令部、敵艦からの対空ミサイルを喰らった!!
繰り返す、対空ミサイルだ!!』
『2機やられた! パイロットが脱出している。無人機は全滅!』
『応援を求む!』
『こちら司令部、飛行は可能か。』
『飛行は可能だ。だが、もう持ちそうにない。』
数少ないKFA-10とKFU-10が放ったKA-Aは…
「スタンダード発射!」
SM-2とSM-6により、全弾迎撃されていた。
『これは… 並行世界の2020年代の艦隊とはいえ、甘く見てはいかん。』
『我々のミサイルがハエの如く撃ち落とされている!』
『これほど戦闘機と接近しているのに、連中怖くないのか!』
応援要請により「シュント・トモチカ」と「ムネオ・トモチカ」から更に合わせて16機が発艦。
井上「前方から更に戦闘機が接近している。」
川瀬「次はSM-6とESSMだ。一見さんならお断りだ。」
井上「了解、SM-6とESSMを発射する。」
「おおなみ」と「やまと」「あさかぜ」に「はやぶさ」のMk41 VLSからSM-6を7発ずつ発射。
『ミサイルだ! 回避、回避!』
しかし、KFA-10は次々と28発のSM-6の餌食となり、それでも回避したKFA-10はESSMにより迎撃された。
『クソッ… やるな… では接近戦に持ち込む。全艦加速せよ。』
艦隊司令官『全ての艦艇へ告ぐ。接近戦に持ち込むため、全艦加速せよ。大型フリゲート、潜水艦はコレチカ・ハラダの援護の元、待機せよ。』
『コレチカ・ハラダ。了解した。』
『セイヤ・トモチカ。大型フリゲートを代表し、了解した。』
『カミヤ・トモチカ。了解した。』
『ムネチカ・トモチカ。了解した。』
艦隊司令官「前進全速、加速せよ。』
『はっ!』
漆黒の艦隊は1部の艦艇を残し、一斉に加速を始めて接近を試みる。
艦隊司令官『今のうちに180口径300mm超電磁レールキャノンを起動しろ。』
4隻の大型巡洋艦の180口径300mm超電磁レールキャノンが少しずつ電力を溜めていく。
井上「前方から艦隊が接近中!」
川瀬「艦長。」
久保田「俺の合図で方位2-5-1へと旋回せよ。」
その頃、電力を充填した大型巡洋艦は…
艦隊司令官『撃て!』
一斉に大口径超電磁レールキャノンを発砲。
久保田「今だ! 面舵一杯!」
久保田の合図で田中が操縦輪を右へと回す。
「やまと」と「あさかぜ」は「おおなみ」とは反対の方位へ、「はやぶさ」は「おおなみ」へ着いて行くようにそれぞれの方位へと旋回し、補給艦もそれらに合わせて二手に分かれて旋回。
と、丁度空いた隙間に特殊対艦徹甲炸裂榴弾が着弾。
激しい波しぶきを上げて海中で爆発し、海面から煙を出した。
『敵が二手に分かれた模様。』
川瀬「全艦、トマホーク発射。」
「おおなみ」と「やまと」、「けらま」は、Mk41 VLSからトマホーク BlockⅤを合計50発発射。
『敵から超音速で巡航ミサイル接近中!』
大型巡洋艦は50mm口径TPLSで迎撃。
しかし…
『クッ… どうなってやがる… ジャマーか…!』
「おおなみ」の水上打撃群は再び極めて超強力な妨害電波を左右から挟み込むように浴びせ、漆黒の艦隊のレーダー反応を一時的にダウン。
『クソッ… ミサイルが向かっているというのに…』
『司令部。レーダーの復旧はまだか。』
『原因を調査中だ。兵装を手動に切り替えろ。』
『り、了解した…!』
そこに、トマホークが飛来。
『敵の巡航ミサイル、迎撃可能範囲を超えました!』
『は、早く撃ち落とせ!』
手動で50mm口径TPLSが迎撃するも、迎撃したのはその内の10発だけで、残りの40発が一斉に着弾。
『大型巡洋艦が攻撃を受けています!』
トマホークによる攻撃を受け、火を噴く大型巡洋艦。
井上「わーお、どんどん火を噴いてる。まるでキャンプファイヤーだな、これは。」
川瀬「もっと撃て。ヤツらも喜ぶ。」
燃え盛るキャンプファイヤーに木を焚べるが如く、更にトマホーク BlockVを発射する「おおなみ」と「やまと」。
井上「レールガンの射程内に入ったぞ。」
川瀬「電磁レールガンを撃て。」
井上「了解、レールガンを起動する。」
久保田「旗艦からやまとへ。共にレールガンによる艦砲射撃を実施する。けらまとあさかぜ、はやぶさは援護射撃を頼む。」
「こちらやまと。レールガンを起動します。」
「こちらけらま。援護射撃を実施します。」
「こちらあさかぜ。援護射撃を実施します。」
「こちらはやぶさ。援護射撃を実施します。」
「おおなみ」と「やまと」のレールガンの砲手が漆黒の艦隊へと向き、
CIC「主砲弾装填よし。射撃用意よし。」
井上「電力供給完了。いつでも撃てるぞ。」
川瀬「撃て!」
「主砲、撃ち〜かた始めー!」
「やまと」でも…
「第2主砲、撃ち方始め!」
川瀬の指示で2隻のレールガンは白煙を出しながらマッハ7でHVP砲弾を連射。
川瀬「SM-6と魚雷を発射。」
CIC「了解。SM-6と魚雷を発射します。」
艦対艦ミサイルとしての性能も併せ持つSM-6とMk54魚雷も追加で発射。
『敵艦から砲弾が極超音速で接近中!こちらへ来ます!』
『総員、着弾と衝撃に備えろ!』
「おおなみ」と「やまと」が放ったHVPはそれぞれの大型巡洋艦へと命中。
『敵から砲撃を受けています!』
『な、なんだ… これは…』
『わ、我が大型巡洋艦がこれほどまでに揺れるとは…敵はどんな装備を整えたのだ…!』
『司令部、敵から発射された不明の砲弾はなんだ!』
『こちら司令部、恐らく何かしらのエネルギー兵器だと思われる。』
『ミサイルがこちらへと接近中!』
『こちらも反撃するぞ。』
大型巡洋艦も150口径200mmレールガンとミサイルランチャーをそれぞれの方向へと砲手を向け、発射。
と、そこにMk54魚雷が…
『敵艦から魚雷が接近中!』
『回避しろ!』
『クソッ… 総員、衝撃に備えろ!』
そして…
『被弾した!』
水上打撃群はヘリオスやSeaRAMからESSM、25mmと20mm CIWSで迎撃。
大型巡洋艦のレールガンが放った徹甲榴弾を「やまと」のMk45 5インチ砲が放ったHVPが命中させ、上空で黒煙を上げていく。
『対艦徹甲榴弾が迎撃されました。』
『何!? とにかく敵が黙るまで撃ちこめ!』
川瀬「まだまだだ。撃ちまくれ!」
しかし、イージス武器システムにより一寸の狂いも無く、正確無比に徹甲弾を撃ち落とす「おおなみ」と「やまと」は攻撃の手を緩めない。
「「おおなみ」と「やまと」を更に援護射撃しろ。」
「けらま」と「あさかぜ」と「はやぶさ」は更にSM-6を連射。
同時に「あさかぜ」と「はさぶさ」の艦橋のガラスにHUDが映し出され、細かい情報が表示されている。
『こちら司令部、脅威度の高い敵艦2隻へKA-Aによる飽和攻撃を実施する。』
『こちらコレチカ・ハラダ。大型巡洋艦を代表し、了解した。』
5隻の大型巡洋艦は「おおなみ」と「やまと」へと大量のKA-Aを発射。
川瀬「CIC、ミサイル接近中!」
井上「CIWSで迎撃せよ。」
「おおなみ」と「やまと」のヘリオスと25mm CIWSでKA-Aを迎撃するも、その中の5発ずつを撃ち漏らし、被弾。
炎と大量の黒煙を上げながら大きく揺れる。
『敵艦にKA-Aが命中。』
『見たか! これが我が偉大なる王国海軍の強さだ!』
『今まで我が聖なる王国海軍を蹂躙し続けた罰が当たったのだ!』
『おとなしくサメの餌になるんだな!』
司令部を含めた漆黒の艦隊のクルー全員が歓喜に沸く。
艦隊司令官も…
『よし、これで沈めたぞ。』
口角を緩ませながら安堵のため息をつく。
『今回の任務は簡単でしたな。』
『これで敵へ我が漆黒の艦隊による聖罰は与えられたのではないかと。』
『やはり我々の評価通り、恐るるに足りん敵でしたな。ハッハッハッ。』
艦隊司令部幹部も余裕の表情を見せる。
『あぁ… そうだな… これで王様へいい報告ができそうだ…』
高を括った艦隊司令官だったが…
『バカな… 敵艦のレーダー反応が途絶えません!』
艦隊司令官「何…!?』
艦隊幹部の言葉に耳を疑った艦隊司令官はレーダーマップと電子双眼鏡を交互に確認。
艦隊司令官『なっ…う、うそだ…』
自分たちの目の前で起きた出来事に艦隊司令官は絶句。
何故ならーー「おおなみ」と「やまと」は黒煙の中から無傷で現れたからだ。
大量のミサイルによる飽和攻撃を想定して設計された強固な装甲がKA-Aをシャットアウト。
特注の防弾・防爆ガラスもビクともしていない。
川瀬「CIC、ダメージはないか?」
井上「何言ってんだ。これで沈められてたまるか。」
川瀬「攻撃を続ける。トマホークを発射しろ。」
水上打撃群は、再び攻撃のためトマホークを発射。
『敵艦隊から巡航ミサイル接近中!』
『な…! こ、こんな数を撃ったというのか!?』
トマホークは「シュント・トモチカ」や「ムネオ・トモチカ」の飛行甲板や艦橋、「タツヤ・トモチカ」と「ムネタカ・トモチカ」のミサイルランチャーとレールガンへと直撃。
『飛行甲板にミサイルが命中!』
『こちらシュント・ナカサワ。ミサイル攻撃を受けている!』
『こちらタツヤ・トモチカ。ミサイルランチャーが大破!被害は甚大だ!』
『こちらムネタカ・トモチカ。レールガンが大破!』
『空母2隻と大型巡洋艦が攻撃を受けています!』
「超電磁レールキャノンで沈めろ。その間にミサイルを撃ち込め。』
「セイタ・トモチカ」と「ハヤト・トモチカ」の超電磁レールキャノンが「おおなみ」と「やまと」を沈めるべく、照準を当ててエネルギーを溜め始め、KA-Aを大量に発射。
川瀬「ヤツの砲身が火を噴くぞ。」
井上「心配するな。ヘリオスを照射する。」
川瀬「「おおなみ」から「やまと」へ。「おおなみ」と共にレーザーを照射するぞ。」
「こちらやまと。レーザーを照射します。」
「おおなみ」と「やまと」のヘリオスがそれぞれ「セイタ・トモチカ」と「ハヤト・トモチカ」の超電磁レールキャノンへとレーザーを照射。
井上「こんがり焦がしてやるよ。」
川瀬「発煙したらレールガンを撃て。狙いは奴らのコアだ。」
田中「ああ、彼奴らが自慢げに見せびらかしてきたアレか。」
井上「了解。国防海軍の射撃精度の高さを見せてやるか。」
川瀬「あぁ、奴等のピノキオの鼻もへし折ってやるぞ。」
2隻のレールガンが超電磁レールキャノンのコアへとターゲットを定めた。
その間にKA-AをヘリオスやESSM、25mm CIWSで迎撃。
それとはつゆ知らず、「おおなみ」と「やまと」を沈めるべく、超電磁レールキャノンにエネルギーを溜めている2隻の大型巡洋艦。
と、レーザーを照射し続けた結果、超電磁レールキャノンから微かに発煙。
艦橋内にけたたましい警告ブザーが鳴り響く。
『レールキャノンから発煙です!』
『なっ、何…!? い、今すぐ止めろ!』
川瀬「撃て!」
川瀬の指示で2隻のレールガンが火を噴いた。
超電磁レールキャノンはコアを撃ち抜かれ、誘爆で激しく爆発し、「セイタ・トモチカ」と「ハヤト・トモチカ」は大きく揺れた。
『掴まれっ…!』
その様子を艦橋から見ていた艦隊司令官は気が動転した。
艦隊司令官『艦隊司令官よりセイタ・トモチカとハヤト・トモチカ。何があった。応答せよ!』
『……………………』
艦隊司令官『セイタ・トモチカ!ハヤト・トモチカ!応答せよ!』
『ゴホッゴホッ… こ、こちらセイタ・トモチカ。レールキャノンがやられました!被害は甚大で…』
と…!?
「セイタ・トモチカ」と「ハヤト・トモチカ」はレールキャノンのコアを撃ち抜かれたことにより、溜めていた電気が逃げ場を求めて艦のあらゆる所から火花として出始め、青や赤い電光を散らしながら誘爆を繰り返し、やがてレールキャノン辺りから激しく大爆発。
艦隊司令官『なっ…』
激しく大爆発して沈んでいく「セイタ・トモチカ」と「ハヤト・トモチカ」を見た艦隊司令官は唖然とした。
水上打撃群、チート過ぎww
如何でしたか?
今回も楽しんでいただけたでしょうか?
戦闘の途中にあった大型巡洋艦の超電磁レールキャノンのコアを撃ち抜くところは
エースコンバット7のSPミッションで主人公のトリガーがアリコーンのレールキャノンのコアを撃ち抜くところをヒントにしました。
それにしてもイージス艦「おおなみ」と「やまと」のチートさが目立ってますねw
それでは次回もお楽しみに。