二次創作PSO2NGS~寝過ぎ家の日常~(。-ω-)zzz 作:寝過ぎナイト
リアルめっちゃ多忙になってぷそそもssもしばらくお休みしてしまいました。
申し訳ないです
ようやく落ち着いてきたのでゆるーく活動再開していく所存です(。-`ω-)b
PM21:00 セントラルシティ工業区郊外
人々の喧騒の輪から抜け静寂に包まれる此処はセントラルシティ工業区郊外
そこには不釣り合いな輸送車があった。
黒塗りであったであろう車体はあちらこちら細かい傷や凹みが見える。
そこから一人の男が降りてきた。
男は口笛交じりにうす汚れた作業服の胸ポケットから煙草を取り出し咥える。
くしゃくしゃになっているパッケージからはキャメリアのイラストが顔を見せる。
ライターを探そうとポケットを手探るが見つからない。
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「キャメリア クラフト9」
ガルドが携帯していた紙煙草の一種
パッケージにはデフォルメされたウインクしたキャメリアのイラストが写っている
癖が無く吸いやすく甘いナッツの香りが堪らない逸品
おまけに比較的安価な為、愛煙家には優しい味方である
♨煙草は貴方の健康を害する嗜好品です。吸い過ぎには注意しましょう。
「あぁ?クソっ...」
男は苛立ちながら煙草を口から放そうとした時、目の前に火の着いたライターが差し出される。
使い込んでいるのだろう銀色に輝いていたであろうオイルライターは鈍く光っていた。
「お、気が利くねぇ」
男は同乗していた相方に礼を言い煙草に火を着ける。
「いやぁにしてもオイルライターなんて渋いもの持ってんなぁアンタ」
「・・・ ・・・」
「俺も昔持ってたんだが無くしちまってなぁ」
「・・・ ・・・」
「ははっ、はぁ・・・(会話続かねぇなぁ」
つれない相方の態度に辟易し、男は煙草を吸い直した。
吸い馴れた煙草の香りに曇り切っていた頭がすっと冷たく冴え渡る。
男は煙を吐くとこれから行う事を思案しこめかみを抑える
2~3本ほど煙草を堪能しているとがやがやと一つの集団がこちらに向かって歩いてきた。
年齢も性別も種族もバラバラだが此処に集まっていたという事は皆要件は同じである
「集まったな、おい仕事の時間だ」
相方の男はこちらの肩を叩くと集団に向かって歩み始めた。
「喋れんのかよ...」
危うく咥えた煙草を落としそうになった。
「ふぅ...やれやれ(まったく面倒なことになりそうだ」
うす汚れた作業服を着た男、ガルドはくたびれた帽子を被るとゆっくりと立ち上がった。
12時間前
PM9:00 セントラルシティ居住エリア ステラー区宿舎一室
「運び屋だぁ?何言ってんだ、俺は...」
突然の物言いにガルドはとぼける
「別に今更隠すこともないでしょう?貴方の普段の仕事ぶりを見れば一目瞭然です」
とぼけるガルドにザックはきっぱりと切り捨てる
「なんだよ、随分な物言いじゃないか」
「だいたい、前線を離れて収入が落ちた貴方が昔と同じ生活が出来るはずがありません。
そもそもお金にだらしのない貴方がまともな生活力があるとは思えませんし」
「そんなことねぇだろ!俺だって偶には家事ぐらい...」
「あら?先月お邪魔した時溜まりに溜まった洗濯と部屋の掃除をして頂いたのは何処の何方でしたっけ?」
ザックは腕くみしながら目を光らせながら言い放った
「ぬ、ぬぅ」
何も言い返せないガルドは唸るしかできなかった。
「まぁ、冗談はさておき」
ザックはすぱっと話題を切り上げると本題とばかりに切り出した。
「貴方の不正な副業に関しては今は目を瞑りましょう。
此方としてはそちらのほうが都合がいいので。」
思わぬザックの返答にガルドは拍子抜かれた。
「おいおいおい、どうしたんだよ、何時もなら不正は許しませんって口煩く言うくせに」
ザックの先の見えない言い分にガルドは眉をひそめた。
「こちらにも色々と事情がありまして」
「俺に何をやらせようってんだ?」
「おや、てっきり断ると思いましたが意外ですね?」
「どうせ断っても後々強請る気だろうが...エリート様のお願いなら、はい喜んで受けますとも」
「もぅ、茶化さないで聞いてください...言ったでしょう?
「どうだか」
TIPS←New!
「
曰く嗜好品等不正に他の部隊に横流しを行い資金を潤沢にしていた。
曰くアウトローの技術者やジャンクレイダーを買収し不正改造品を受領していた等
なまじそれでアークスの生存率が上がっているという結果を残している為、質が悪い。
ガルド曰く生き残るには余計な敵を増やさず味方を増やす尚且つそれが金で解決するなら尚良しである。
「俺が仮に運び屋をしたとしてお前に何のメリットがある?」
「メリット、ですか?」
「あぁ、はっきりいってお前のキャリアに泥を塗るようなもんだ」
そう、ガルドからすればエリート街道を走っているザックが自ら汚職に手を染めようとしているのだから不審に思うのも無理のない事だ。
ガルドがそう言い放つとザックはきょとんした顔で答えた。
「問題ありませんよ?これは正規の任務ではなくあくまで親しい友人同士のお願いですから」
「は?」
まるで子供のような屁理屈述べるザックにガルドは呆気に捕らわれた。
そこまで言うとザックはすっかり冷めたコーヒーを一気に呷った。
「我々セントラルとしては今回の依頼に対し一般人は勿論の事アークスですら公表できないのです。」
「どういうことだ?」
「なにしろ場所が場所ですからね...公にされると都合が悪いのです」
ザックは苦虫を潰したような表情で言った。
ガルドはそんなザックの表情を察しおそるおそる尋ねる。
「すっげぇ嫌な予感しかしないんだが...場所は?」
ザックはさっきの深刻な様子とは打って変わってにこやかに答えた。
「第2級 指定危険指定立入禁止区域 ヴァンフォード研究所です」
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「ヴァンフォード研究所跡」
かつて最先端の科学技術と優秀な科学者達によって栄華を極めたヴァンフォード研究所
しかし、度重なるドールズによる襲撃によってアークス達の防衛も空しく陥落してしまった。
現在はドールズ勢力によって強襲拠点として占領されている。
奪われ長い年月が経過し寂れているがそこには未だ回収しきれていない
それを狙って数多のジャンクレイダーが忍び込んだが、誰も戻ってこなかった。
まこと、いつの世も過ぎた力を求める者は悉く身を亡ぼすものだ
「おいまて!?唐突過ぎる!!何となく予想はしていたけどもっ!?」
「あら?そこまで察しが良いのなら受けて頂けるのですね?良き友人を持って幸せですね私」
「アホかお前!あそこは今、ドールズの巣窟みたいなもんだ自殺しろってのかよ!」
ザックの返答に思わず声を荒げるガルド
無理もない、ザックが指定した場所は並のアークスですら寄り付かない危険区域なのだから。
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「指定危険立入禁止区域」
セントラルが指定する危険区域
第1~3級まであり級が上がるほど危険水準が上がる。
第1級~一般人及び非戦闘員の立ち入りを禁ず。
新米アークスが立ち入る場合は必ずベテランアークスとの同行でのみ立入可。
第2級~一般人及び非戦闘員、新米アークスの立ち入りを禁ず。
ベテランアークスのみ立入可。
第3級~一般人及び非戦闘員、新米アークスの立ち入りを禁ず。
ベテランアークスの単独での立ち入りを禁ず。
最低4人または最高8人編成でのみ立ち入り可。
これらの規則を破った者は罰金50万メセタをセントラルに支払わなければならない。
アークスであればライセンスの一時停止または取消処分となる
強くなりたいのならば先ずは生き残る事が重要だ...
生きてさえいれば再び研鑽が出来るのだから...
そんなガルドを無視しザックは続けた。
「無論貴方単独で遂行しろとは言いません。こちらで既に人員は確保しています。」
「もう準備万端って訳かよ...参考なまでに聞く...拒否権はあるか?」
ガルドはおそるおそる問うとザックはにこやかに答えた。
「ええ構いませんよ、その場合は貴方の今まで行ってきた功績を一斉検挙し今までの汚職を全て公にしますのであしからず」
とんでもなく恐ろしいことを言い始めた
「あ~たくよぅ...やんなっちゃうなぁ...くそ」
ガルドは大きくため息を吐くとテーブルに置かれたお茶請けのビスケットを一つ手に取り頬張った
砕いたエアルナッツをエアルハニーオイルでコーティングしたビスケットは
ナッツの小気味いい食感とハニーオイルの甘くやわらかな香りが幸せな気分にさせてくれる
今日淹れたコーヒーにビスケットを浸して食べる...
甘いビスケットに仄かに苦みが加わり味に深みが増す...おいしい!!
そんなガルドの緩んだ顔を頬杖で眺めながらザックは呆れた様子で言った。
「相変わらず甘い物お好きですねぇ」
「うるへぇほっとけいいだろべつによぅ」
そんな様子を遠巻きで見ていたレーナが大声を上げてこちらに向かって駆け出した。
「あ~!ガルドおじちゃん!いいなぁ~!レーナも!」
お気に入りの番組を見ていたはずのレーナがちょうだい!ちょうだい!と言わんばかりにあーんと大きく口を開けて待っていた。
ガルドはビスケットを一つ摘まむとレーナの口にひょいっと放り込んだ。
「ほい、あーん(ぽい」
「あ~ん(ぱくり)ん~♪」
「「おいしーー」」
今回からちょこちょこ用語をTIPSとして記載してみました!
はぇ~そうなんや位の気持ちで見て頂けると幸いです
しかし、これって自分の首をしめるんじゃ(今更♨