五条の嫁   作:ただのコマチ

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どうも。メロンパン信者コマチです。
おにまいの小説と同時進行ですので、更新は遅くなると思われます。


追記(20260129)
どうも。ただのコマチです。
呪術において「推しとは言わないまでも結構好きなキャラ」であるドブカスが活躍したので、再度この小説に手をつけることにしました。


※8/25 誤字報告ありがとうございます!
 10/4 誤字報告ありがとうございます!
 1/11 誤字報告ありがとうございます!


プロローグ:平和な今

 

ふたりの少年が肩を並べていた。

 

ひとりは赤い短髪と両の目の下に傷がある少年。

ひとりは跳ねた黒髪に落ち着いた相貌の少年。

東京都立呪術高等専門学校一年、虎杖悠二と伏黒恵。

ふたりは肩を並べ、呪術高専の敷地内を歩いている。

 

そこにひとり、人懐っこい雰囲気を纏った男性が混じる。

 

「悠二、恵!久しぶりだね!」

「灰原さん」

「お久しぶりでーす!」

 

青年の名は灰原雄。

本来ならば、とある任務で死んでいたはずの人物である。

 

「悠二が入学してから一ヶ月、高専には慣れたかい?」

「もちろんっすよ!」

 

3人は笑顔を浮かべ、仲良く談笑しながら歩を進める。

向かう先は同じ。高専のグラウンドである。

 

「でも、珍しいですよね。五条先生が呼び出すなんて」

「それな。五条先生も『今回は訓練じゃないよー』つってたけど、なにすんだろうな」

「そうか、一年はまだだったっけ?」

「まだ?」

「何がですか」

「うーん…これを僕が言うのは何か違うね!行ってからのお楽しみさ!」

「えー」

 

あれこれと話すうちに目的地に到着する。

そこには、同じく一年生の釘崎野薔薇と、袈裟を着込み、それに合わせるには少しパンクすぎる髪型の人物、夏油傑がいた。こちらも本来ならばここにはいないはずの人物である。

 

「おせーぞお前ら」

「時間には間に合ってるだろ」

「もうちょっと早く来るのが基本だろ?」

「まあまあ、いいじゃないか」

「…夏油さんまでいるんですか」

「ああいや、私は呼ばれてないよ。自分から来ただけさ。ちょっと、君たちの反応が気になってね」

「反応?」

「…やっぱりなんかあるんですか」

「灰原、言いすぎていないだろうね?」

「もちろんですよ!悠二と恵には行ってからのお楽しみって言ってますよ!」

「そうかい。それは良かった……ただ…

 

 なんで呼び出した悟が1番遅いんだろうね」

 

 

 

 

「あ、五条さん!遅いですよ!」

「いやー、ごめんごめん。特製ロールケーキが美味しくてさ〜」

「ただの私事じゃないですか」

「なに人のこと待たせてんだ!」

「そーだそーだ!」

 

無下限術式。御三家のひとつ、五条家に伝わる術式を使用して瞬間移動のように現れたのは、ここにいる人々を召集した張本人、唯我独尊ゴーイングマイウェイこと五条悟である。

 

「で?なんで悟は私たちを集めたんだよ」

「灰原さんと夏油さんからなにかあるってことは聞いてるんですけど」

「…そうなんだけど、悟」

「ん?なに?」

「君、術式使って飛んできたんだろ?」

「そうだけど?」

「朱莉は?」

「……いっけね☆忘れてた☆」

「なにを⁉︎」

「…ほんとうに、朱莉には同情するよ」

「いいんだよ。朱莉も大丈夫って言ってるし」

「まあ、本心からなら否定はしないが」

「…なあ、朱莉って誰だ?」

「恵知ってる?」

「いや、知らん」

 

「悟さーん!」

 

校舎の方から声がした。

皆がそちらを向くと、誰かが走ってくる姿が目に映る。

 

傾国とは言えずとも人の目を惹くかわいらしい相貌。

長めの黒髪を所謂ギブソンタックに纏め、カッターシャツに膝丈のプリーツスカートの女性。

呪力で強化しているのか、常人よりは速いスピードで着いたその女性は肩で息をしながら文句を言う。

 

「悟さん!なんで置いて行くんですか⁉︎」

「ごめんごめん。時間のことでいっぱいになっちゃってさー」

「それならもう少し余裕を持って行動してください!」

「えー、今回みたいに移動すりゃいいしー」

「それだと……その、私が置いてかれるじゃないですか…」

「あっ、もしかして寂しかった?」

「えっあっいやっ、そういうわけでは…ないんですけど…」

 

「…なにこの空気?」

「はぁ…ふたりとも。夫婦漫才はそこまでにしないと」

「誰が漫才ですか‼︎」

「夫婦は否定しないの?」

「だって事実だし」

「「「…は?」」」

 

「あ、はじめまして。五条朱莉です。悟さん専属の補助監督です…」

「そして、僕の奥さんでーす!」

 

「「「はぁあぁぁ‼︎!⁇?」」」

 

「みんないい反応しますね!」

「そうそう、これが見たかったんだ」

「あはは…」

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