五条の嫁   作:ただのコマチ

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どうも。

おにまいの方が書けないコマチです。まじでどうしよう…




これからの話

 

『これで存分に語らえるな……さて、娘よ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴様らはいつになれば接吻をするのだ!!』

 

「ふえぁ!?」

せせせせ接吻!?ききっきっきっきっキス!?

 

『我は覚醒してからというもの、貴様らのことを観ておった……だが、なんだその距離感は!!47代目の積極性を見習って…いや、貴様が知るはずもないな。忘れろ』

 

…な、47代…?…覚醒…?

分からないことがいっぱいで……

…あれ、ちょっと待って……「みてた」って……!!!?

 

じゃあ……悟さんと映画を見たときも………悟さんに抱きついたのも……!!

 

「今までずっと見てたんですか!?」

『ん?ああ、もちろんだ』

「…ッ………ぅぁ……』

 

私が赤面したのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

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 コンコン

「朱莉ー?だいじょぶかー?」

 

ここ数日、朱莉は頭が痛くて寝込んでる。

呪霊のせいなら自分で燃やしてるだろうけど、万が一もあるっちゃある。ただ体調わりいだけならいいんだけど。

 

「…入るぞー」

 

 

 

朱莉はベッドの上で身体を起こし、窓の外を眺めていた。顔色も良くなっていて、すこし安堵する。

朱莉はなにも言ってくれなかった。俺らに心配かけたくなかったんだろうな……ったく、言わねぇ方が心配すんのに。

もうちょっとゆっくりさせてやった方がいいんだろうけど、そろそろ朱莉が恋しくなって来ちまったからなー……すぐにでも朱莉の声が聞きたい。

 

 

「朱莉、痛いのはもう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

違和感

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…っ…」

 

なにかがおかしい。

 

今俺の目の前にいるのは間違いなく朱莉だ。

 

六眼は使えずとも、それだけは確実に分かる。

 

 

 

でも、朱莉じゃない。

 

「……お前…誰だ」

『…紛い物ではない、か……及第点だな』

 

朱莉の口から聞こえた声は朱莉の(もの)じゃなかった…正確に言えば、朱莉の声でもあった。

朱莉の声に、男の声にしては高く、かと言って女の声かと言われれば低い、奇妙な声が重なっていた。

 

そして声が発せられると同時に、朱莉の髪が紅く染まり始めた。付け根から毛先へ、黒から紅の諧調(グラデーション)で彩られる。

 

『我は、火之夜藝速男神。この大和国の創造主たる伊邪那岐命と伊邪那美命から産まれし神……

そして、この娘、五条朱莉の一族を依代とするもの』

 

朱莉…火之夜藝速男神はベッドから出て顔を上げる。

その眼は、朱莉の出す炎と同じ色だった。

 

『突然だが……五条悟よ』

 

威圧感が、静かに燃える炎の様に精神をチリチリと焦がしていく。

思わず構えた俺に投げかけられた言葉は、予想だにしないものだった。

 

 

 

『貴様……未だに反転術式を会得しておらんのか!!そのようなことで、この娘を守護れるなどと思うてはおるまいな!?』

 

 

 

「……は?」

『…貴様には教えておこう。この娘の血筋はかなり特殊で、それでいて重要なものだ』

 

 

曰く、代々賀茂家と子を成す名無しの一族。

曰く、(カグツチ)の欠片の依代となる一族。

 

曰く、朱莉が一族最後の依代であり、(カグツチ)そのものの器であること。

 

 

『平安と呼ばれる世から続くこの一族に、娘のような器は過去に1人としておらん。呪物天之尾羽張が無くなった以上、もう我の依代を作ることはできん……しかし、それはこの娘が子を成さねばの話だ』

 

「…なーるほど。賀茂家(クソ共)から朱莉を守れってことね」

 

『左様。そして、最も早い手立ては貴様、五条悟が文字通りの最強となることだ』

「俺は今でも最強…ってのは、お前を見ちまったら言えねえな」

 

『五条家相伝の術式“無下限術式”。その順転「蒼」、反転「赫」、虚式「茈」、そして領域展開…この程度、片手間で扱える様になれば及第点としよう』

「いや……ハードルたっか…」

 

 

『我…いや、我の依代たちの経験から見れば、反転術式を習得する方法は大きくふたつ。ひとつは才能。貴様らでは家入という者がこれに当たる』

 

才能……俺には反転の才能は無いみてぇだし、必然的に二つ目だな。まー、どんなもんでも俺ならパパッと『もうひとつは死にかけることだ』

 

 

 

「…俺に死ねって?」

阿呆(あほう)、貴様が死ねば誰が娘を守るのだ。安心しろ、我が直々に稽古を付ける。勿論死の淵を彷徨う程度でな』

 

「…は?」

『六眼で我を視ることを許可しよう。我の依代たちが1292年紡いだ呪力操作、貴様ならば…長くとも半年で会得できるだろう?』

 

 

『魅せてみろ、五条悟。我の技術、その全てをものにしてな』

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆

 

 

 

「…はえぇ…」

 

カグツチさん、いつもこんな感じで見てたんだ…

…悟さんが私のために……すっごく嬉しい…

 

『終わったぞ』

「あっ、カグツチさん」

 

『娘、貴様には我と縛りを結んでもらう』

「し、縛り…ですか?」

 

硝子さんに教えてもらったけど、まだ実際に結んだことはない。まさか初めてが神様になるなんて…

 

『ひとつ、我が「変われ」と言えば身体の主導権を我に渡すこと。勿論、逆の場合も同様にだ。ふたつ、娘が使える呪力量を制限する』

 

「……えっそれだけですか?」

 

『ああ…それだけだ』

 

「はい…じゃあ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…娘は戻ったか…

 

『…娘の寿命を戻すほどの縛りを結べればよいのだがな』

 





※1月5日 何代目とかの計算がおかしいことに気づいて修正しました。

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