五条の嫁   作:ただのコマチ

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どうも……一回削除してちょっと直して再投稿です…
どうしても内容を原作から引っ張って来ないと書けない…!
私の力量ではこのくらいが限界です…許して…

あ、小説の目次欄に頑張って描いた朱莉ちゃんを載せておきます。
素人絵ですので、あくまで参考程度に。



星漿体護衛任務 壱

 

 

「…そもそもさー、帳ってそこまで必要?……そりゃパンピーに見せる訳にゃいかねぇけどさ」

「…ダメに決まってるだろう。呪霊の発生を抑制するのは、なにより人々の平穏だ。そのためにも、目に見えない脅威は、極力秘匿しなければならないのさ」

「(ほえー、五条のグラサンなんも見えないわ)」

体育館で悟さんと傑さんのバスケを眺めてます。あっ硝子さん、あとでそれかけてみたいです…!

「それだけじゃない「わかったわかった」…」

 

 

「…弱い奴等に気を使うのは疲れるよ。ほんっと」

「…弱者生存…それが、“あるべき社会の姿”なんだろうね……弱きを助け強きを挫く、か…」

「…どしたー?」

「……“呪術は非術師を守るためにある”………悟、君は胸を張ってそう言えるかい?」

「………それ正論?」

 

 

がしゃん!

 

 とん とん とん

 

 

「……俺、正論嫌いなんだよね」

 

「力に理由とか責任を乗っけんのはさ…それこそ、弱者のやることだろッ!」

 

 

ガシャン!

 

 ぱさっ とん とん

 

 

 

「…それもそうだね」

 

 

 

「ねー?全然見えないでしょ」

「ほんとですね〜…」

悟さんの眼ってやっぱりすごいんですね…

 

 

がらがらがら

「っ、いつまで遊んでいる!…まあいい。悟、傑、朱莉、任務の説明をするぞ」

 

 

___________________________

 

 

 

「依頼はふたつ…“星漿体”、天元様との適合者、その少女の護衛と……抹消だ」

 

「…せいしょうたい…?」

『…天元か』

「ガキの護衛と抹消ォ?…ついにボケたか

春だしね…冗談はさておいて」

 

突然知らない言葉を聞かされました。

せいしょう…? 『ボソボソ』

あ、“星漿体”って書くんですね。さすがカグさんです。

「天元様の術式の初期化、ですか」

「初期化?なにそれ?」

傑さんと夜蛾先生が呆れた顔で悟さんを見てます。

『…五条悟…貴様というものは…』

カグさんも。

「あの、術式の初期化って…」

「…天元様は不死の術式を持っているが、不老ではない。ただ老いる分には問題ないが、一定以上の老化を終えると術式が肉体を造り変えようとする。……天元様は人ではなくなり、より高次の存在へと進化する」

「…それっていいことなんじゃ…」

「だよな。カックイ〜」

進化ってことは強くなるってこと、ですよね?

じゃあ問題ないと思うんですけど…

「…ところがそうもいかない。天元様曰く、その段階の存在には意思というものがないらしい……つまるところ、天元様が天元様でなくなってしまうんだ」

「ウンウン」

「ホウホウ」

「高専各校、呪術界の拠点となる結界、多くの補助監督の結界術。それらすべてが天元様によって強度を底上げされている…おそらくカグツチさんの物以外は。天元様の力添えがないとセキュリティや任務の消化すらままならない…カグツチさんと朱莉を除いて。最悪の場合、意思を失った天元様が人類の敵になってしまう可能性がある。だから500年に一度、星漿体、天元様に適合する人間と同化し、肉体の情報を書き換えているんだ。術式効果を振り出しに戻すためにね……(あれ、なんかカグツチさんがいれば大丈夫な気がしてきたな……思ったより気負わなくていいかもしれないね…)」

「ほへー…」

だからですか…あれ?

 

「その星漿体の少女の所在が漏れてしまった…少女の命を狙っている輩は大きく分けてふたつ…

 

 

…「同化」…同化って、一緒になるってことで……それで天元様が書き換えられて…

…じゃあ、その星漿体さんはどうなるんですか…?

いなくなるってことですか?

 

…抹消…

…カグさんなら…

 

「…り……朱莉?……おーい、朱莉ー?」

 

「ふぇあ?!……あっ…ごめんなさい…」

「どうした?」

「えっあっ…なんでもないです」

 

 

「…続けるぞ。天元様と星漿体の同化は、2日後の満月。それまで少女を護衛し、天元様の下へ送り届けるのだ。失敗すれば、その影響は一般社会にまで及ぶ!心してかかれ!」

 

 

 

 

……

 

 

 

 

「…まぁ大丈夫でしょ、俺たち強ぇし。だから天元様も俺たちを指名したんだろ……『…』……あ?なに?…『…』…あ”ぁ?…『…』…へっ、やなこった。『…』

 

星漿体さんのところには傑さんが1人で行くことになりました。電話は繋いだまま、こっちにも情報が伝わるようにしてくれてます。

…でも、どんなことを話してるかは聞こえません…こういうの、ちょっと寂しいですね。

 

 

 どぉぉん…

 

 

「えっ」

「おっ」

…爆発!?なんで!?

「生きてるー?…『…』…もしこれで死んでたら俺らのせい?」

「あっ」

なにか飛び出して……人!?もうひとり!?

…あ、2人目は傑さんですね、呪霊も飛んでますし。星漿体さんも無事みたいで…

「いやー、セーフセーフ…」グイッ

「えっ?……えっ!?」

かと思ってたらナイフがいっぱい来てました……悟さんが止めてくれなかったら刺さっちゃってた…

「だいじょぶ?」

「はい、大丈夫です…ありがとうございます」

 

「…(もうひとりは高専生であることは確か…だが情報がない。強さも不明、と……)…素晴らしい。君、五条悟だろ。有名人だ…強いんだってね……噂が本当か、確かめさせてくれよ」

「良いけど、ルールを決めよう。(朱莉を巻き込む訳にはいかねえし…)やりすぎはよくねぇもんな…泣いて謝れば、殺さないでやるよ」

「悟さん、頑張ってください!」

「…クソガキが!」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

「…流石カグツチ、しっかり治ってるよ」

「こういう時、反転術式が使えることのアドバンテージを痛感するね」

 

 

「…ということで、護衛をすることになりました。五条朱莉です」

「そうだったんですね。私はお嬢様…天内理子さまのメイドの黒井と申します」

悟さんたちが星漿た、天内さんをろびー?に連れて下ろしている間に、私…というかカグさんは黒井さんに反転術式を使っています。さっきの爆発でおっきなケガは無かったみたいですけど、足首を捻挫してました。

『…終わったぞ』

「…すごい…」

「さすがカグさんです!…歩けますか?」

「はい、痛みもありません」

…カグさんに頼りすぎてるかもしれません。

私が反転術式を使えるようになれば、もっと役に立てるんですけど…

そんなことを考えながら、黒井さんとエレベーターに向かう。ボタンを押すとすぐにエレベーターが来てくれました。止まってなくて良かったです。

「…あの、今更ですが……さっき手の甲にできた口は…」

「あっ、カグさんですか?…カグさーん」

『…火之夜藝速男神、カグツチだ。訳あって娘の中にいる(モノ)だ』

「とっても頼りになるんですよ!」

「…そうですか…」

黒井さんはなにかを悟った?ような…諦めたような…そんな顔をしてました。どうしたんですかね…

 

チーン

 

「いぃぃぃいやぁぁぁぁあ!不敬ぞぉぉぉ!」

 

「なにやってるんですかぁ!?」

なんで2人で天内さんを捻ってるんですか!?

守らなくちゃいけないんですよ!?

「お、おやめください!」

「黒井!…痛ッ!!」

「お嬢様、その方達は味方です!」

 

「なんであんなことしてたんですか!」

「思ったよりアグレッシブだったんだよなー。同化でおセンチになってるから、どう気を使うか考えてたってのに」

「…ふんっ、いかにも下賤な者の考えじゃ」

「…なに?」

 

「…いいか…天元様は妾で、妾は天元様なのだ!!貴様の様に同化と死を混同している輩がおるが、それは大きな間違いじゃ。同化により妾は天元様になるが、天元様もまた妾となる!妾の意思、心、魂は同化後も生き続け!!」

 

「待ち受け変えた?」

「朱莉の寝顔。かわいいだろ」

「それいつ撮ったんですか!?」

『おい、我にも見せろ!』

「聞けぇ!!」

 

「あの喋り方だと、友達もいないじゃろ〜」

「快く送り出せるのじゃ」

「…友達いないんですか…?」

『娘ェ…』

「〜ッ、学校じゃ普通に喋ってるもん!」

そうなんですね…じゃあ友達もちゃんといるんですね!よかったです……そういうことじゃない…?

 

「あっ、学校!黒井、今何時じゃ!」

「まだ昼前…ですが、やはり学校は「うるさい!行くったら行くのじゃ!」…」

 

 

 

 

 

 

 

『…憐れ、だな…』

「カグさん?…どうかしたんですか…?」

『…独り言だ。気にするな』

 

 

 

 

 

 




 

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