五条の嫁   作:ただのコマチ

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どうも。
今回もあれです。原作成分多めです…



星漿体護衛任務 弍

 

 

「はぁ!?さっさと高専戻った方が安全だろ!…『…』…」

 

天内さんの希望で、私たちは天内さんの学校に来ています。天内さんに着いてくるなって言われて、悟さんが怒って夜蛾先生に電話で文句を言ってます。

…確かに早く高専に戻る方がいいと思います…

…でも、いきなりお別れだなんて嫌ですもんね…

 

 

 

そんなことより、カグさんに聞きたいことがあります。

「…カグさん…」

『なんだ?』

「カグさんは……天元様と星漿体さんの同化に関わったことってありますか?」

『……』

 

 

カグさんは714年、平安時代から私の一族と一緒にいたと言ってました。なら、天元様と星漿体さんの同化は何回も起きてるはずで、カグさんもそのことを知ってるはず。

…だから、カグさんに聞けば、色んなことがわかる……はずです。

 

『……ああ、もちろんだ…』

やっぱり!カグさんの依代さん達の中に、1人くらい私と同じ様な人がいると思いました!

それなら、それなら“あの”方法も…!

 

 

 

 

『…関わったどころの話ではない……我は、我の依代の1人は……天元となったのだからな…』

 

 

 

 

「ぇ…」

 

『今でも覚えている…あやつは、名も持たぬあの娘(25代目)は……子を残し務めをはたした。定められた務めから、逃れる方法は無かったのだ…』

「そんな…」

 

『娘、貴様ははそれを聞きたかったのだろうが…すまないな、我もそれは知らぬ。 星漿体の息子(26代目)は、赤子の頃の記憶を持ったまま育ってしまった。2度と、母のような悲しみに満ちた最期を迎える者を出さぬために短い生涯を注ごうとした……その次の子も、孫も、その志を継いだ』

 

『だが、ある娘(29代目)でそれは途絶えた。天元を中心とした呪術界の秩序が築かれ…ひとりの男が娘を自身の手中とし、その血筋を分家のひとつとした』

 

「…もしかして…」

『ああ。その男は賀茂のものだった……おそらくは五条家への対抗策として依代たちの術式に目をつけたのだろうな……』

「……そうですか……」

『…もう一度言っておくが、我は星漿体が天元との同化を逃れる方法を知らぬ……悪かったな』

「…いえ…カグさんが悪いわけじゃないです……ありがとう、ございます…」

 

 

“五条家への対抗策”…じゃあ、私みたいに……悟さんの術式をすり抜ける人が……

 

 

 

 

 

『安心しろ。今まで無下限をすり抜けた者は貴様ただひとり(・・・・・・・)だ』

「!?それってどういう

 

「悟、朱莉。天内さんのところへ……2体祓われた」

「…朱莉?」

「ッ……はい、今行きます!」

 

 

___________________________

 

 

「黒井さんっ、今天内さんはどこに?」

「この時間は音楽なので、音楽室か礼拝堂ですね」

「礼拝堂ォ?」

「音楽教師の都合で変わるんです…あと、ここはミッションスクールです」

「なら、悟は礼拝堂、朱莉と黒井さんは音楽室へ…私はアンノウン2人を!」

「はい!」

「承知いたしました」

 

付いてくるでない!友達に見られたらどうするのじゃ!

 

「申し訳ありません…誰か1人でも護衛につけるよう言ったのですが…」

「だからせめて朱莉を付けろって言ったのに!」

「黒井さんも天内さんも悪くないですよ〜…」

 

 

……

 

 

途中で悟さんと別れ、黒井さんの案内で音楽室に向かう。

「こちらでs…!」

「…あの人…!」

その途中で明らかにおかしな人を見つけました。学校にいるような格好じゃないですし、なにより頭の茶色い紙袋!怪しさ満点です!

…あ、悟さんが屋根の上を走ってますね…持ち方すごいですけど天内さんも一緒ですし、礼拝堂の方にいたんですね…

「お?ありゃ3000万か……一緒にいるのは同業か、ボディーガードってこともあるか…美味しいよなぁ。術師でもない中坊殺して3000万……にしてもあいつ、どっかで見たような…」

紙袋さんはこっちに気づいてないみたいですし…黒井さんには悟さんと一緒に外に

 

「盤星教の方でしょうか……Qの人たちは、もっと変な格好ですもんね…」

 

……黒井さん!!??

 

「…素人か?やるなら黙ってやれよ」

気づいちゃったじゃないですか!?

黒井さんはモップ持ってますけど…流石にそれじゃ……「フッ!!」「ぐふっ…」

「…え?」

 

黒井さん!!??

 

…黒井さんって強いんですね…モップ、というか長物の扱いがすっごく上手で……呪力使ってない、ですよね?

「お嬢様からなにも奪うな……殺すぞ

…わぁ……ッ!影から増援…いや、これって…

「…なんだ、強いじゃないですか」

「傑さん!」

「朱莉、理子ちゃんは?」

「悟さんと学校の外に出ました。悟さんと一緒なら大丈夫だと思いますけど…」

「……ところがそうもいかない…少し面倒なことになっているんだ」

面倒なこと……さっき紙袋の人なんて言いました!?確か、天内さんを見て3000万って…

「…へへっ、やっぱさっきのが3000万か…」

 

 どろっ

 

「式神…!」

『…違うな。式神とは異なるものだ』

「じゃあ…分身、とか?」

 

「…悟、聞こえているかい……理子ちゃんに、3000万の懸賞金がかけられた」

「…な!?」

「3000万!?」

「…『…』…ああ、呪詛師御用達の闇サイトで期限付き。明後日の午前11時までだそうだ……『…』プツッ……と、いうことだ」

…そんなに天内さんを殺したいんですか…誰がやったか知りませんけど、絶対許せません!

「紙袋の術師の本体は必ず悟に接触する。悟なら心配はいらないだろうけど……急ぎましょう」

「………万が一ということがあります…夏油様の方が速い。先にお嬢様のところへ!」

「…黒井さん…」

「傑さん、大丈夫です。私が一緒にいますから!」

「…任せたよ?」

 

 

……

 

 

「…私たちも行きましょう」

「はい!」

呪霊に乗っていった夏油さんを追いかけて悟さんとの合流に急ぎます。黒井さんも強いですけど…さっきの紙袋さんは油断してましたし、呪力もほとんど使ってませんでした。懸賞金目当てで天内さんを狙ってる人たちが黒井さんを襲わないとは限りませんし……私も頑張らないとですね!

 

「…悟さんなので大丈夫だとは思うんですけど……天内さん、巻き込まれてたりしませんよね…?」

「……急いだ方がいいかもしれませんね」

 

 

 バチッ

 

 

「ッ……」

「黒井さっ…ん……」

 

「…女2人、楽な仕事だな」

「このまま沖縄まで行くぞ」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 スタートしました。1、2コースふたり…

 

「…なんだあいつら、高専戻んなかったのか…ラッキーだな……これで賞金に釣られるのが、馬鹿からまともな馬鹿になる。…『…』…なにが?…『…』…あっちには五条悟がいるんだぞ?うん百年振りの六眼と無下限呪術の抱き合わせ…あいつが近くにいる限り、星漿体はまず殺せない……『…』…」

 

おぉ!!

 3号艇高野が怒涛の挽回劇!1番手に躍り出た

 

「…とりあえず、馬鹿どもには賞金の掛かっている残り47時間、五条悟の周りの術師と、五条悟本人の神経を削ってもらう……ま、それだけで削れねぇやつもいるがな…」

 

「…おい、ちょっと待て……っ…」

 

「…いや、なんでもない。もちろん星漿体は殺せない………『…』……そんだけじゃねぇ……五条悟の消耗は必須だからな……『…』…こっちの話だ…」

 

 おおっと!3号艇高野がバランスを崩し、2号艇山崎が捲った!

 

「…ぼちぼち俺も向かう、思ってたより展開が早そうだ…3000万、しっかり戻せよ…『…』…電波が悪い」ピッ

 

 

 

 

「…ま、金になんのは星漿体だけじゃねぇ……五条悟が削れれば、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

依代も狙えるからな

 

 




 

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