がんばってもがんばっても、私の表現は下手だなあ(詠嘆)
3週間でこれですって。あはは。
こんな作品を見ていただいている皆様、本当にありがとうございます。
※4月20日
ロイクさん、ヒースノーランドさん、誤字報告ありがとうございます
禅院→禪院
ジャム→チャフ
『…五条悟、
「…私が、ですか?」
「おいカグツチ、説明しろ」
『…そうしたいのだがな。相手が相手だ、最低限娘には伝えよう。五条悟、伝わらずとも文句は言うでない』
「……わかった」
天逆鉾…あの人が持ってた呪具、ですよね。
カグさんがここまで言うってことは…悟さんでも……いえ、悟さんなら大丈夫です、よね。
だって悟さんは強いですから。
「とりあえず俺があいつを相手する。その間に説明しておいてくれ」
『ああ、死ねば娘が悲しむぞ』
「…頑張ってください!」
「誰に言ってんだよ…朱莉も気をつけろよ?」
…カグさん、天逆鉾ってどんな呪具なんですか?
『特級呪具、天逆鉾…その術式は“あらゆる術式の無効化”。天逆鉾を用いた攻撃はあらゆる術式を強制的に解除した上で行われる』
術式の無効化……
…つまり、悟さんの無下限を…
『ああ、五条家相伝の無下限呪術。それを突破する手段のひとつだ。だがあれは禪院に渡った筈、つまり奴は禪院家…』
禪院?
それに渡るって…
『…娘は知らぬ話……しかし、娘も知るべき話のひとつだ。長くなる故いずれまた話そう』
…絶対話してくださいね?
あの、私じゃなきゃダメなんですか?カグさんの方が…その、強いですし…私じゃ……守られてばっかりの私じゃ………
『娘はそれで良いのか?』
「…ぇ?」
『答えろ。娘は今のまま、守られるだけで良いのかと聞いている』
「……」
そう言われて、今までのことを改めて思い出す。
あの日、私は悟さんと出会って、悟さんに連れ出してもらいました。
傑さんも、硝子さんも、七海くんも、灰原くんも、夜蛾先生も、歌姫さんも、冥冥さんも…
カグさんも、私を何度も何度も助けてくれました。
私はみんなよりも弱いです。
戦ったことも少ないし、他にもいろいろ足りないことばっかりです。
そんな私じゃ、みんなを助けるなんて、支えるなんてできません。
でも、それでも、少しだけでもいいから
「…そんなの、嫌です」
「私、頑張ります!」
『…そうか…ふっ、ならば良い。それで良い』
『…娘でなければならんという話だが、ただ我の術式と娘の術式が少し異なる。それだけの話だ』
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side.五条悟
カグツチとの話し合いを終え、あいつを吹き飛ばした方向に歩を進める。
俺の術式を知っている奴が無策とは思えない。カグツチも言及したところ、
「その呪具が虎の子かぁ?残念、寄らせねぇよ…っ!」
煙が晴れても奴の姿はない。
…復帰すんの早すぎだろ、さすがはフィジカルギフテッドってとこか?
呪力も無いから気配も読みづらい、六眼をオフにして肉眼で見れると言っても捉えられる速度じゃないとなると…勘頼り、な訳じゃねぇ。
あいつに巻きついてる呪霊…おそらくは武器庫になってんだろうけど、そっちの気配なら追える。
今のところ奴に遠距離攻撃の手段は無い。
今まで使った武器は3つ、それも全て刃物。
術式は不明…ただ、最初に俺を刺した刀はおそらくただの呪具。術式があれば刺した時に使うはず、もしくは使いにくいか使えない。
傑の呪霊を切ったのは間違いなく術式持。
あの呪霊は傑の呪霊の中でも硬度は上の方、中身からかつフィジカルギフテッドとはいえ簡単に切れるもんじゃない。そうなると、術式は防御無視ってとこだろうな。
そして、今持ってる短刀。
確実に、あいつが俺を殺す手段だ。突進してきたところを見るに、遠距離で使える術式じゃねぇ。
…遮蔽物を消して奇襲を防ぐ!
「術式順転、出力最大…“蒼”!」
朱莉も混じることを考えて地面は抉らず、障害物を取り去ることに意識を注ぐ。
相手の足場を増やしてしまうことにはなるが、カグツチとの訓練で反射神経は身についた。それと勘で対応はできる。
瓦礫を取り去り、見晴らしが良くなったところで朱莉が合流する。こんな状況でも、呪力強化も正しくできているなんて細かなことを気にしてしまう。
「…気ィ引き締めろよ、朱莉」
「…はい!」
周囲を見ても奴が見えない…森に隠れたか…!
ぶわっ
「…蝿頭、ですか!?」
「あの呪霊の中に飼ってたのか…」
蝿頭をチャフみたいに使おうって訳ね…今の俺には効かねぇけどな。
それでも死角はできる上に六眼を使った時が面倒になる。一度朱莉に燃やしてもらうべきだな。
「朱莉、燃やしてくれ」
「はい!」
すぐに蝿頭が燃え祓われていく。
俺だけじゃキツかったな…吹き飛ばそうにも隙ができるし、祓わなくても面倒だった。
さて、奴が仕掛けてくるならこのタイミング……
…待て、あいつの狙いは………天内!
朱莉も気づいたのか、薨星宮の方を見る。
俺たちの意識は、完全に天内の方に向いた。
瞬間、背後に奴がいた。
立ち位置は朱莉と俺の間。
俺の咄嗟の呪力の放出を抑制するためだろう。
気づいた時にはもう武器を振り抜く体勢に入っていた。構えているのは同じ短刀。
奴が構える呪具が帯びる呪力は異質で、六眼から伝わる情報が、身体中の細胞が、俺の勘が、これはダメだと警鐘を鳴らす。
咄嗟に無下限を展開した。
『防ぐな、避けろ!』
「ッ!!」
「ちっ…」
カグツチの声で身体を逸らし、奴を吹き飛ばす。
無下限の貫通…そんなコアな呪具じゃねぇな。術式無効化か、あらゆるものの貫通ってとこだろ。
「悪いな、助かった…………
ポタリ
…は…?」
なんで
なんで
なんで、朱莉が刺されてんだよ
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