五条の嫁   作:ただのコマチ

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どうも。
このくらい遅い投稿ペースが身に合っていると感じ始めたコマチです。

私には投稿のストックを作っておくなんてことはできません…作って載せるの繰り返し…不安定ですがどうぞよろしく。


朱莉と初めての攻撃

 

「……嘘…だろ…」

「…マジで…?」

 

そこには、信じられない光景が広がっていた。

 

 

「……ってぇ…」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「悟、朱莉ちゃんと映画を観たんだって?どうだった」

「ツカモトがマジで邪魔だったな」

「…そうかい」

あのタイミングでツカモトがパンチをして来たのは絶対に許せねぇ…いや抑えてくれたからよかったのか?

「その朱莉ちゃんは?」

「ああ、朱莉なら硝子んとこ。硝子にゃ懐いてる、歳近いし女だし」

反転術式…そのアウトプットができるのは硝子だけ。呪力操作と呪力の可能性を見るって意味では結構いいことだ。

…まあ、教わろうとすんのは無理だろうな。

「…私も体術面を指導してはいるが…基礎体力に関してはまだまだだけど、技術に関しては飲み込みが早い…早すぎるくらいだ」

「やっぱそお?…実戦はまだ早えし…呪力使って攻撃とかは始めていいくらいか」

「そう、だろうね。私と悟…念の為硝子も一緒に見させよう」

「そうすっか……あ、傑の呪霊使ってやんの?」

いきなり呪霊とやるのは…朱莉の覚えが早いっつっても呪力纏って殴れるかって言われたら…ちょっと不安だな。

「…悟が受ければいいんじゃないかい?」

「…そうだな」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「これ?これはねー、ヒューってやってヒョイってすんの」

「……?」

「ヒューッ、ヒョイ。簡単でしょ?」

「…全然わかりません」

私は硝子さんの治療、はんてんじゅつしき?を教えてもらえば硝子さんを手伝えると思って教えてもらおうとした。

…硝子さんは…教えるのが苦手みたいです。

「わかんないかー…悟もできなかったんだよね」

「悟さんもですか?」

「うん。傑もできないし、私だけだよ」

すごい…

今までに悟さんと傑さんのケンカを何度か見たことがあるけど…格が違っていて、間に入っちゃったら大怪我じゃすまないんだろうなと思った。

そんなふたりができないことをできるって…

「…すごいです!」

「…そう?」

「はい!とってもすごいです!」

「…ふふん…この際だし、呪力について教えちゃおう」

 

そう言って、硝子さんは悟さんにまだ教わっていないことを教えてくれた。

 

「呪霊を祓うときには帳を下ろすの。非術師に見られないためにね」

「なんでですか?」

「呪霊は負の感情から生まれるから。非術師が見て怖がらせちゃったら呪霊が生まれちゃう」

 

「呪術師にはね、呪具を使う人がいるの。呪具って教えてもらった?」

「いえ、まだ教えてもらってないです」

「そなの…呪具は呪力が込められた武器のことで…

 

 

「…次で最後にしとこっか」

聞いているうちに楽しくなって、色々なことを教えてもらった。階級、術式…悟さんにはまだ教えてもらっていないことばかり。

「呪術師の中でも呪力の纏い方に違いがある…ってのは話したよね?」

「はい。流すのと纏うの、ですよね」

「そ。んで、呪力と打撃がビタッてなったら、グニャってなってズバッてなる。それが黒閃」

「…黒閃…」

そう言って硝子さんはタバコを吸い始めた。

前々から思ってました…悟さんから20歳になるまでタバコとお酒はダメって言われたんですけど……

硝子さんって悟さんと同い年なんですよね⁉︎

 

 

あと、硝子さんの説明はやっぱり分かりにくかった。こういうのをかんかくは?っていうんだと思う。

 

 

「朱莉ー、硝子ー、ちょっといい?」

「悟じゃん。どしたの?」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「ってわけで、朱莉。思いっきり来い!」

「どういうことですか⁉︎」

いきなりグラウンドに呼び出されて『来い!』って言われても分からないです…

 

疑問に思いながらも悟さんを見る。

悟さんの後ろでは傑さんと硝子さんが呆れたような諦めたような顔で悟さんを見ていた。

当の悟さんは両手を広げてこちらに笑顔を向けてて………もしかして『来い』って『飛び込め』ってこと⁉︎

まだ…そういうのしたこともないし…その、初めて……なんですけど…

いやでもこんな機会がまたあるか……

 

 

「…絶対勘違いしてるわ」

「悟…君というやつは…」

「ニヤニヤしてるし確信犯でしょ」

「ああ……悟も変わったね」

 

 

…悟さんを待たせすぎたらダメだし……でもやっぱりまだ恥ずかしい……!

…がんばれ私‼︎

「…いっ…いきます!」

覚悟を決めて悟さん目がけて飛び込む。

悟さんはちょっと驚いたような顔を浮かべながらも、私の体を優しく抱きとめてくれた。

…こっ、これでよかった…のかな…⁉︎

悟さんは私を抱きとめただけでなく、そのまましっかりと抱きしめた。

「ささっさ悟さん⁉︎」

「…あー……俺の嫁かわいすぎる…」

「ふぇぁ⁉︎⁉︎⁉︎」

突然上から降ってくる声で、顔が一気に熱くなる。悟さんに『かわいい』と言われるのは何度言われても慣れることなんてできない。

 

助けを求めようと傑さんと硝子さんの方を見ると、ふたりともおでこに手を当てて唸っていた。

「…いや、朱莉はかわいいけどさ…」

「…相手が悟というのがなんとも…」

「かっかわっ!?」

私の顔がさらに熱くなったのは言うまでもない。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「っ!…っ!」

「はは、ごめんごめん」

俺が呼び出した理由と『来い』の意味を説明すると朱莉は真っ赤な顔でぽこぽこと叩いてくる。無下限で全然届いてないけど。

かわいい。

「悟…ほどほどにしておきなよ」

「よしよし…悪いのは悟だからねー」

頭を撫でられて拗ねる朱莉もかわいい。

…俺、本格的にやばいかもしれないな。

「まあでも、呪力操作がどこまでできるか確認するのは大事だ。さあ朱莉ちゃん、その気持ちを悟に思いっきりぶつけるんだ」

「…はい…」

 

……

 

朱莉が呪力を纏う。

身体に『流す』ではなく『纏う』。教えたことがしっかりできているようでなによりだ。

「…じゃあ、いきます…!」

朱莉が拳を構え放つ。

傑が教えただけあってきれいな軌道で向かってくる。狙ってくるのは腹。しっかりと無下限を発動して受け止めることに尽力する。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

悟さんに向かって握り拳を突き出す。

傑さんに教えてもらったこと、悟さんに教えてもらったこと…そして、今日硝子さんから教わったことを思い出す。

呪力と打撃がビタッってなる…多分、同時に当てろってことだと思う。同時に当てるだけだったら、悟さんも傑さんもケンカするたびに黒閃を出してることになっちゃう。

そうだとしたら……ほんとのほんとに同時。

『…しっかりとした考察……いいぞ…!』

 

ただ呪力を操作するだけじゃ無駄な呪力とかで出せないんだと思う。

 

なら…無駄な呪力は燃やせばいいよね。

 

呪力が悟さんの無下限に当たる寸前、無駄な呪力をギリギリまで燃やして削る。

握った拳に、本当に薄く纏うだけにする。

『ふむ…いい感覚をしている……さすがはγλと言ったところか』

黒い火花が散る。

今まで見てきた呪力の数は少ない。

それでも決定的に違うことはわかる。

さっきまでは、悟さんに攻撃することに躊躇いもあった。

だが、今はない。

 

 

ただ、心地よい

 

 

 

  黒 閃

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

空間が歪み、黒い火花が迸る。

 

高専に来て2ヶ月、呪術に至っては始めてまだ3日も経っていない。

そんな人物が黒閃を出す。そんなことがどれだけ難しいか。

…やっぱ俺の教え方がよかったんだな!さすが俺!

ただ、黒閃を出してもその一撃が俺に届くことはない。無下限呪術。俺の術式によって生み出された無限が朱莉の拳を限りなく遅くし、俺へと到達を阻む…

 

 

はずだった。

 

 

黒い火花に加えて紅碧の焔が見えた。

呪力が黒く染まり、焔が俺との間のなにかを焦がす。

 

久しぶりの危機感、焦燥。

冷や汗が流れるのを感じながら左手に呪力を纏う。

怪我をさせるかもしれないことを朱莉に心の中で謝りながら、全力で防御にまわる。

 

瞬間、衝撃。

 

多大な呪力の衝突。それが巻き起こす結果は当然、爆発。

無下限は正常に機能してくれた。

砂埃は顔に当たることもなく、ただ視界が塞がれるのみ。六眼もアレのせいで使えない中で、1番に思うのは朱莉の安否であった。

「…っ…朱莉…?」

ふと、掌に感じる感触に気づく。

自分のものより小さく、優しく握らないと折れてしまいそうな、愛おしい朱莉の手で作られた拳だった。

腕から千切れたという訳でもなく、朱莉は拳を突き出したままの姿勢で目を瞑っていた。

朱莉は軽い。飛ばされていないかと心配だった。

 

そのまま朱莉の手を握ろうと閉じた左手に痛みが走る。名残惜しいと思いながらも朱莉の手を離し、自分の手のひらを見れば…

 

「……ってぇ…」

 

腫れていた。骨は…折れているだろうか。幸い硝子の反転術式で治る範疇ではあった。だが、正直言って予想外だった。朱莉の華奢な身体から、色白の細い腕からあれほどの力が出せるとは。

 

「…んっ……悟…さん?」

目を開けたばかりで少しぼうっとした様な朱莉は、手のひらを見つめるこちらを不思議そうに見た。

…うん、かわいい。

朱莉は俺よりも身長が20cm以上低い。そのため、必然的に俺を見上げる形になる。毎回見上げられるたびに思うことは『かわいい』ただひとつである。

「…ぇっ、あっ…その手……」

「ああ、これ?…硝子ー?」

朱莉は俺の手が腫れているのを見てすぐさま心配してくれた。困惑もある中ですぐに俺のことを考えてくれたことがたまらなく嬉しかった。

「…すっごいね」

「……ああ…体術のセンスは感じていたが…正直ここまでとは思わなかった」

「俺もだ。すっげえな、朱莉」

「…はぇ?」

「ああ、すげえよ…俺の無下限破ったんだもんな」

「「……は!?」」

初めてだよな…無下限破られたの。

一度発動してしまえばほぼ無敵……その無下限が破られた。

「……朱莉、傑、硝子…このことは俺たちだけの秘密だ。ジジイどもに知られたらめんどくせぇからな」

「あっ、えっ…はい…」

「…ああ……わかる、わかるんだよ。悟…理由を聞いてもいいかい?」

 

「え?朱莉といる時間が減るだろ?」

 

「……ふぇ!?」

「…悟…君ってやつは…」

「アンタ…変わったね」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

『術式の使用…意図的でなくとも発動した。その事実は大きい』

 

『無下限と六眼の抱き合わせ……その無下限を破る、か……ふはっ…ふはははっ!』

 

『よい…よいぞ!我の λ!…お主は…お主は本当に………我の期待を裏切らぬ!』

 

『…あの日から15年……か』

 

 

『さて……あと何年持つか』




キャラ崩壊?口調がおかしい?

…今更すぎる。

どんな話が欲しい?

  • 五条×オリ主のいちゃいちゃ
  • 戦闘シーン
  • オリ主の高専生活
  • オリ主と高専の人々の絡み
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