こちらの夏油傑が百鬼夜行の予告をして去った後。
傑を椅子に座らせて、真正面から向き合う。
傑は上目遣いにじっと僕を見た。まだ体縮んでるからね。
かわいい。
違う、そう言う事じゃないでしょ、僕!
僕は、第一声を放った。
「傑はさ、ノスフェラトゥの先生好き?」
「好き!!」
「人食べてても?」
「せんせー、食べていいよって人しか食べないよ」
「そっかぁー。傑は食べていいよって人?」
「もちろん」
「そっかーもちろんかー」
くっそとろけるような可愛い笑顔しやがって!!!
「五条さん! 惑わされないでください!」
「誰に言ってんの伊地知」
「ひぃぃっ」
僕は落ち着いて咳払いして、説得する。
「良いかい、傑。人を食べるのはイケナイ事なんだよ。当人が食べて欲しいって言っててもね」
「でも、佐藤先生はイケメンだよ……?」
こてんと首を傾げる傑可愛い。可愛い。なんだこの……くっ可愛い。
「それをいうならさ、僕だってイケてるとおもうんだけど。一緒にここで仕事をしてもらえないかな?」
「します♡」
「明美! 悟の職場だよ? 危ないよ!」
「自分から食われるよりマシじゃない?」
思わず僕は突っ込む。
「俺はノスフェラトゥぶっころ派だっての! イケメン死すべし!……ただし夏油は除く!」
「私だって!」
「あー。俺も」
吉国、西脇、赤坂は一応反対派のようだ。甚爾にひっついていたが、反対派とは。
「ね。皆、呪術師の仕事にチャレンジしてみないかな?」
「呪霊はイケメンではないので、ちょっと……」
「なんか戦っても楽しくなさそうじゃん?」
後ろの方で、七海が殴りかかろうとして伊地知に止められている。
くっ お花畑すぎるだろ、可愛い!
「君らの世界はイケメンか否かで構成されているのかな……?」
「餌を取るのに、イケメンかどうかはすごく重要だと思うけど」
「餌ではなく食事をしよう!」
「あー。残念だけどさ、夏油……」
「うん?」
「キャリアはまずいから、食べてもらえないと思う……。そもそもキャリアってノスフェラトゥのなりそこないだし」
高城の指摘に、傑に雷が落ちた。
崩れ落ちた傑を支える。うっわ気持ちいい。力の調整できてないなこれ。
ぎゅっとするだけですごく気持ちいい力が流れ込んでくる。これはやばいやつ。
「五条さん! 負けないでください!」
「わかってる」
そこに、甚爾先生がまた生徒達を回収に来るのだった。
「お前ら、いい加減にしろよ。手間かけさせんな」
生徒達が雛鳥のように甚爾に群がっていく。
「ノスフェラトゥはぶっ殺すんじゃなかったのかよ」
「それはそれとして甚爾せんせー格好いいじゃん」
「あーもうお前ら、早く帰らないと夜が来るぞ。俺は別に食うの我慢しねぇからな」
「はーい♡」
「そう言われて素直に返す奴がいるか。お前1人で帰れ」
甚爾先生を追い返そうとするが、生徒達はおとなしく甚爾先生に引率されて帰る事になったのだった。
一方その頃。
「それで、傑ちゃんに惚れちゃったのねぇ」
ラルゥの言葉に、わぁっ 泣きふせる五条悟(学生)
夏油達は夏油達で、学生の五条を迎えて困惑しているのだった。
「あんな可愛いなんて反則だろ!!! 制服可愛いし! いい匂いするし!!」
「そうだった……かなぁ? 単なるバカに見えたけど」
「傑より可愛いやつなんていない!」
「全くだわ」
「同意見よぉ♡」
ラルゥ達は深々と頷く。
「術式だって呪霊操術だしさぁ! キャリアになってからは癒しの力まで手に入れて、ますます可愛くなって……!」
「うーん……悟は私のことが好みのタイプだったりするのかな?」
こくりと頷く悟。やめろ。やめろ。心に渦巻く複雑な環境を処理できずに、夏油は視線を逸らす。
「そっかぁ……どうするかな」
「でも、傑は俺の事視界にも入れてくれねぇんだ。俺なんて、俺なんて路傍の石なんだ……」
「自分自身を卑下するのはやめな。君は価値ある男だよ」
「いっそ、吸血鬼野郎に噛まれれば、傑が振り向いてくれんのかなって「それはやめな」」
「お前、傑の未来なんだろ? 俺のどこがだめ? どうすれば視界に入んの?」
「いやぁ……君は魅力的だと思うよ? 本当に」
なでなでと悟の頭を撫でる。
「ノスフェラトゥになると、愛情とかもなくなるんだって。傑の事、どうでも良くなっちゃうんだって。いっそその方が楽になれるのかなって「だからやめな」」
それから、なんとか宥めて帰宅させるのだった。
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DARK EDGEをご存知ですか?
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知っているから読める
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知らないが読めている
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知らないので内容がわからない