あまりに有慈悲なハニトラを   作:かりん2022

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書き直したいのですが、どういうパターンにしようか悩んでいます。


決意可愛い(脳死ラスト)

「百鬼夜行の準備はいいのかよ」

「そっちこそ」

 

 二人は、四辻学園跡地に来ていた。

 

「あ、繋がったね」

 

 門を超えて中に入る。すると、四辻学園が燃えていた。

 ちょうど、五条が夏油をお姫様抱っこで抱え、吉国達を連れて脱出する所だった。

 

「傑っ 大丈夫か? 怪我とかないか」

「悟……。私。強くなるよ。ノスフェラトゥだけじゃなくて、醜い所があって、弱い人間でも好きになれるよう、強くなるよ」

 

 心配する少年五条に、少年夏油は決意表明する。

 

「傑……」

「……振られちゃった……」

 

 腕で目元を隠し、涙を流す夏油少年を五条少年はぎゅっと抱きしめる。

 

「ね、今からでも君の誘いに乗ってもいいかな」

「ああ、一緒に呪霊を祓おうぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんか、いい感じに解決したみたいだね?」

 

 戸惑いつつ、門を戻る。

 門が崩れていき、夏油と五条に記憶が流れ込んでいった。

 

 少年夏油と少年五条のそれ以前と今後の記憶である。

 

 同じように夏油は追い詰められ、それでもこの時の約束を胸に頑張っていく。

 夏油は胸を締め付けられる思いだった。

 結局、自分は向こうの夏油少年と違って、弱さを愛せるほど強くはなれなかったのだ。

 そう思った。

 

 一方、五条も胸が締め付けられるようだった。

 

 どんどん、どんどん夏油を好きになっていく、その記憶。

 

 あの日、菜々子と美々子を連れてきた時の夏油の涙。

 

『強くなりたいよ、強くなれないよ。吉国っ……!』

『俺を見ろよ! 俺を頼れよ、俺は……!』

『悟……』

 

 重なる影。

 

 うわあああああああああああああああああああ!!!!

 

 二人は記憶に悶えたが、夏油の口からは強がりを兼ねたからかいの言葉が押し出された。

 

「向こうの君、結構私の事好きだね?」

「俺もそうだし」

「っ……」

「俺、傑と殺し合いすんのやだ。超やだ」

「我儘を言うな、悟。私は間違えてしまったんだ。もう取り返せない」

「取り返したいって思ってくれるんだ?」

「そうだよ。あんな子供の記憶一つで大義を翻す事になるなんてね」

「そう言うなよ。あれもお前だろ」

「……百鬼夜行は取りやめる。私も強くなるよ」

「傑……」

「向こうでは随分悟を泣かせてしまったしね。罪滅ぼしさ。君はイケメンだし。イケメンは大事にしないとね」

「こっちの僕も結構泣かされてるからな? マジで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「というわけで、10年掛けて元鞘になりました!」

「はああああああああああああ!??」

「百鬼夜行はやめて潜伏して術者救済を続けるそうだよ」

「それは、良かったです」

「良いのか? あー、良いのか?」

 

 困惑する呪術師一同をよそに、ニヤニヤする五条悟。

 

 今の夏油にはこの顔を使ったハニトラができそうで、もちろん活用するつもりなのである。

 夏油少年が蹴りあけた扉を、閉めるつもりがない五条だった。




マシュマロ
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