「百鬼夜行の準備はいいのかよ」
「そっちこそ」
二人は、四辻学園跡地に来ていた。
「あ、繋がったね」
門を超えて中に入る。すると、四辻学園が燃えていた。
ちょうど、五条が夏油をお姫様抱っこで抱え、吉国達を連れて脱出する所だった。
「傑っ 大丈夫か? 怪我とかないか」
「悟……。私。強くなるよ。ノスフェラトゥだけじゃなくて、醜い所があって、弱い人間でも好きになれるよう、強くなるよ」
心配する少年五条に、少年夏油は決意表明する。
「傑……」
「……振られちゃった……」
腕で目元を隠し、涙を流す夏油少年を五条少年はぎゅっと抱きしめる。
「ね、今からでも君の誘いに乗ってもいいかな」
「ああ、一緒に呪霊を祓おうぜ!」
「なんか、いい感じに解決したみたいだね?」
戸惑いつつ、門を戻る。
門が崩れていき、夏油と五条に記憶が流れ込んでいった。
少年夏油と少年五条のそれ以前と今後の記憶である。
同じように夏油は追い詰められ、それでもこの時の約束を胸に頑張っていく。
夏油は胸を締め付けられる思いだった。
結局、自分は向こうの夏油少年と違って、弱さを愛せるほど強くはなれなかったのだ。
そう思った。
一方、五条も胸が締め付けられるようだった。
どんどん、どんどん夏油を好きになっていく、その記憶。
あの日、菜々子と美々子を連れてきた時の夏油の涙。
『強くなりたいよ、強くなれないよ。吉国っ……!』
『俺を見ろよ! 俺を頼れよ、俺は……!』
『悟……』
重なる影。
うわあああああああああああああああああああ!!!!
二人は記憶に悶えたが、夏油の口からは強がりを兼ねたからかいの言葉が押し出された。
「向こうの君、結構私の事好きだね?」
「俺もそうだし」
「っ……」
「俺、傑と殺し合いすんのやだ。超やだ」
「我儘を言うな、悟。私は間違えてしまったんだ。もう取り返せない」
「取り返したいって思ってくれるんだ?」
「そうだよ。あんな子供の記憶一つで大義を翻す事になるなんてね」
「そう言うなよ。あれもお前だろ」
「……百鬼夜行は取りやめる。私も強くなるよ」
「傑……」
「向こうでは随分悟を泣かせてしまったしね。罪滅ぼしさ。君はイケメンだし。イケメンは大事にしないとね」
「こっちの僕も結構泣かされてるからな? マジで!」
「というわけで、10年掛けて元鞘になりました!」
「はああああああああああああ!??」
「百鬼夜行はやめて潜伏して術者救済を続けるそうだよ」
「それは、良かったです」
「良いのか? あー、良いのか?」
困惑する呪術師一同をよそに、ニヤニヤする五条悟。
今の夏油にはこの顔を使ったハニトラができそうで、もちろん活用するつもりなのである。
夏油少年が蹴りあけた扉を、閉めるつもりがない五条だった。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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DARK EDGEをご存知ですか?
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知っているから読める
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知らないが読めている
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知らないので内容がわからない