帝国の旗を掲げよ   作:ドイツ軍ファルマート大陸軍集団

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それにしても、もしこの先自衛隊とドイツ軍が接触したら日本側、特にマスコミやネット民、そして政治家はどんな反応をするのか…

もし、こうなんじゃ無いかなと思う方がいれば、気軽にコメント欄でご意見を教えていただけると幸いです。




展望

ドイツ軍特別軍政区(北部辺境地域)

 

アドラーシャンツェ

 

ドイツとこの世界をつなぐ門のすぐ後ろにある、ドイツによって鷲の砦、アドラーシャンツェと名づけらた、ウンターメタルブルク山脈の、山と山の谷間を塞ぐように作られた巨大な城は、かつてアルグナ王国がこの地を制圧していた時に、ヴィザンツィア騎士団国から、この北部辺境地域…ドイツ軍の進駐によって、現在はドイツ軍特別軍政区と名前を改めた地域を、守る為に建設された巨大な要塞である。

 

この要塞は、元々この地を有していたアルグナ王国を、騎士団国が打ち倒し、この地から追い出した後は、長年放置されていたが、この地がドイツの統治下におかれる事が決まった今、この城にファルマート大陸へと進駐する、ドイツ軍の総司令部が置かれる事となった。

 

モーデル元帥執務室  

 

「空調に、クリスタルシャンデリア…カシミアの絨毯に絵画、立派な部屋だな」

 

「元帥の執務室に相応しい部屋を作ったと、工兵は言っておりました」

 

城の上階に、モーデル元帥の為に用意された、司令官執務室に足を踏み入れたモーデル元帥は、古城の中に用意された部屋とは思えない、近代的で文明的な部屋を見てそう言った。  

 

実は、正式にドイツ軍がこの地に進駐する前から、ヴィザンツィア騎士団国側の承認の元、この城は工兵隊による大改装が行われており、城の内部にはエレベーターや暖房器具、近代的なキッチンが備え付けられているなど、古城とは思えぬほど立派な、中尉以上の士官にとっては、高級ホテル並みにくつろげる内装をした巨大施設となっていた。

  

「閣下、お疲れでしょう。コーヒーは如何ですか?」

 

「いただこう」

 

そして副官の少佐にそう言うと、モーデル元帥はコートをハンガーにかけ、自身のディスクに腰をかけ一息ついた。

 

「そう言えばクレープス、例の狐元帥殿は今は何している?」

 

「ロンメル閣下なら、現在シュパイデル大将と共に、地下施設を見学中です」

 

「そうか」

 

地下

 

山と山の渓谷を塞ぐ様に聳え立つ巨大な城塞、アドラーシャンツェの地下には、広いところだと一個装甲軍を丸々収容できる、巨大なアリの巣の様な地下空間が広がっていた。

 

現地にいるヴィザンツィア騎士団国の将兵曰く、いつ作られたのかは分からないとの事だが、調べ所宝などがあるわけでも無い為、放置されていた。

 

そして現在は、ドイツ軍の工兵の手によって、いまだに工事は続いているものの、迷路のように広がる地下空間をコンクリートで舗装し、地下統合司令室、通信施設、コンピュータ室、戦車地下修理工場などを持つ、地下要塞とも言うべき巨大な地下シェルターと化していた。

 

そして、B軍集団司令官のロンメル元帥と、参謀総長のシュパイデル大将は、そんな地下要塞の見学を行なっていた。

 

「こちらが、地下統合司令室になっております」

 

工兵隊の将校がそう言い紹介した統合司令室には、多数の通信機、計算用のコンピューター、そして何より、ヴィザンツィア騎士団国から提供されたファルマート大陸とドイツ軍特別軍政地区の地図が用意されていた。

 

「なるほど、これがこの大陸か…」

 

ロンメル元帥は、まじまじと見ながら、地図に書かれている地域や村など、隅々に見渡した。

 

「それにしても…大陸の西と東に渡って広がる、帝国…だったな…予想より遥かに広大な領土を有しているな」

 

そしてロンメル元帥は、地図に映る帝国の領土の、その広大さに思わずそう言った。

 

「ですが、騎士団国の情報によると、帝国は領土こそ大きいですが、その実戦力は多く見積もっても10万以上…何より文明レベルが、我がドイツと比べて天と地…恐れることは無いと思います」

 

「戦力だけが問題では無いのだよシュパイデル大将。問題はこの広大な領土…敵の軍隊を撃ち破る事だけを考えれば、帝国は確かに恐れることは無い。しかし、この広大な領土を制圧するには多くの兵力を必要とする。その補給をどうするか、さらに敵がゲリラ戦に打って出てこられた時のことも考えるねばならない。そうなると…例え物量的にも兵や兵器の質的にも我々が優っていたとしても、一筋縄でゆく相手では無いかもしれんぞ」

 

シュパイデル大将の、少し楽観的な意見に対して、そうロンメル元帥は述べた。

 

戦争はただ敵を全滅させ、征服した領土に旗を立てれば終わりというわけでは無い。

 

征服した国の民の生活の保障と友好関係の構築

 

戦災に巻き込まれた場所の復興

 

考える事は多々ある。

 

それに、広大な領土に攻め込むとなれば、無論補給作戦の成否は重要になって来る。

 

短期決戦を狙うなら、あえて補給を軽視するのも手だが、もし帝国と明日にでも戦争になれば、この広大な領土へと80万人に匹敵するドイツ軍と、40万人ものヴィザンツィア騎士団国と共に、国境を越え、未知の土地へと出兵しなければならず、そうなれば120万人もの兵士達の食い扶持の捻出に、大量の戦車や装甲車の燃料の確保と輸送を行う必要があり、対応を間違えれば、かつての大日本帝国の支那事変や先の大戦でのバルバロッサ作戦の様に戦線が停滞するか、あるいは勝ちきれずに戦争が終わるという事態にもなりかねず、ロンメル元帥はそこを心配していた。

 

「確かに…一応ヴィザンツィア騎士団国側からは、大陸制圧後の統治計画は、建国以来作成はしていると聞いていますが…我々の方でも、せめて臨時的な軍政下での統治計画は作っておくべきでしょうな」

 

「そうだな…早速、総軍の補給参謀のシュタウフェンベルク少将とも協力して、我々でも計画の作成を行う必要があるな」

 

そして、シュパイデル大将の言葉を聞き、ロンメル元帥は考えた末に、この大陸の事、例えば宗教や言語、価値観、そしてヴィザンツィア騎士団国が建国以来、作成し訂正を続け、今に至るまで受け継いで来たという大陸制圧後の統治計画とやらを研究するべきだと考え、早速後でファルマート総軍の補給分門の責任者である、クラウス・フォン・シュタウフェンベルク少将と話し合う必要があると、ロンメル元帥は判断した。

 

その頃

 

ドイツ第三帝国

 

首都:ベルリン

 

国家保安本部

 

会議室

 

「…という事で、我々親衛隊としても、戦争が起こった際、占領地の保安、そして後の民族問題の芽を摘む事を目的に、ヴィザンツィア騎士団国の亜人に対する浄化作戦を指示し、我々親衛隊は全面協力を行うことを明言いたします」

 

その頃、ハイドリヒSS上級大将率いるドイツの情報機関である、国家保安本部では、同組織の最高幹部、そしてヴィザンツィア騎士団国の情報保安機関である、国家憲兵隊の幹部たちが一同に会して、とある秘密協定と会議を行なっていた。

 

その会議とは、国家保安本部と国家憲兵隊双方が、万が一この先帝国をはじめとした亜人が多く住む周辺国家との戦争が起こった際に、国家保安本部とSSはヴィザンツィア騎士団国が掲げる純血主義思想に則った、民族殲滅作戦に全面的に協力する事。

 

また、亜人に対してはニュルンベルク人種法、そして1942年にヴァンゼー会議で取り決められた、特定人種に対する殲滅の手順に基づいた扱いをする事を取り決めていた。

 

「亜人殲滅の手順は、我々が1942年に決めた、ヴァンゼープロトコルに基づいた処理を行います。放棄された、あるいは制圧した城塞都市から人間を立ち退かせ、そこをゲットー圏強制収容所として活用します。他にも、最前線などの法的、高度な組織的な活動が困難な場所においては、我が国家保安本部の特別作戦を実行する部隊、アインザッツグルッペンによる、直接的な民族の浄化を行います」

 

「…我が国家憲兵隊にも、民族浄化を専門とした、アインザッツイェーガーが存在します。その時は、我々もお手伝いいたします」

 

「感謝いたします、ケラーマン副総監」

 

国家保安本部長官ラインハルト・ハイドリヒSS上級大将、そして騎士団国国家憲兵隊総監であるオーベルシュタイン上級大将の代行として今回の会議に出席する、国家憲兵隊副総監ウルリッヒ・フォン・ケラーマン大将はそう言った。

 

「では、ケラーマン大将、早速ですが…貴国と足並みを揃え、そして人類を破滅させる野蛮な種である亜人を殲滅する為には、貴方がファルマート大陸の事を知らねばなりません。ですので、我々親衛隊情報部SDによるファルマート大陸における情報網構築に協力いただきたい」

 

「諜報網…ですか?」

 

ファルマート大陸の大国である帝国より劣るヴィザンツィア騎士団国であるが、唯一大陸の国々より圧倒的に勝る物を持っている。

 

それが、情報網である。

 

ヴィザンツィア騎士団国は、純血主義と呼ばれる、亜人をこの世から殲滅し、人間だけの世界を作るという事を国家目標として掲げている。

 

その思想は、とても過激ではあるが、一方で帝国や他の国でも、大小様々ではあるが、一部例外を除き、基本的に人間は亜人に対する差別心を持っており、それ故に帝国や他国では、若い血気盛んな軍人を中心に、ヴィザンツィア騎士団国の思想に共鳴している者が、少なくない数存在しており、そんな彼等純血主義者のおかげで、ヴィザンツィア騎士団国は大陸最大の諜報ネットワークを構築しているのだ。

 

「無論ただとは言いません。もし貴国が、我が国の諜報網構築に力を貸していただけるのであれば、我々の持つ最新の捜査方法や諜報技術、さらに暗号機械などの技術提供を、行う用意が出来ています」

 

「なるほど」

 

話を聞いたケラーマン副総監は少し考え込み、そして

 

「いいでしょう、私は、オーベルシュタイン総監から、この交渉についての全権を任されています。ハイドリヒ長官殿の提案に協力いたします」

 

「感謝いたします」

 

ケラーマン副総監の判断により、ナチスの諜報機関である国家保安本部、ヴィザンツィア騎士団国の諜報機関である国家憲兵隊による協力体制が築かれる事となり。

 

「そう言うわけだ、君にはファマルマート大陸親衛隊及び警察高級指導者として、我がドイツの、ファルマート大陸における諜報ネットワーク構築計画の陣頭指揮を頼みたいオーレンドルフ」

 

「了解しました…長官」

 

ウクライナで、ユダヤ人を弾圧する一方で、現地住民の自治や私有財産を認めるなどの穏健的な政治を行い、ウクライナ人を懐柔した事で、優しい虐殺者と言う異名を有するオットー・オーレンドルフSS大将に、ハイドリヒSS上級大将はそう命じた。

 

「しかし閣下、私一人で全ての仕事をやるわけでは無いですよね?」

 

「勿論だ、諜報網構築における実際の現場指揮官に関しては、適任者を用意している」

 

そう質問して来たオーレンドルフSS大将にハイドリヒSS上級大将がそう言うと同時に、会議室に扉をノックする音が響いた。

 

「入ってくれ」

 

「失礼いたしますハイドリヒ長官」

 

するとそう言い、部屋に一人のSS大佐が入って来た。

 

「オスカー・ヴォルフ上級大佐、ただいま出頭いたしました」

 

ハイドリヒSS上級大将が述べた適任者、それは文字通りヴィザンツィア騎士団国の人間と初めて接触したSSの隊員であり、心理戦とプロファイリングを得意とする情報収集のまさにプロと言える人物である、オスカー・ヴォルフSS上級大佐であった。

 

彼はのちに、ファルマート大陸におけるSD…親衛隊情報部の事実上の全権を握り、ファルマート大陸にて、多くの謀略活動に関わって行く事になる…

 

こうして、ナチスドイツの軍事組織である、国防軍、武装親衛隊がヴィザンツィア騎士団国軍と共に動き出す中、影の軍隊と呼ばれる親衛隊国家保安本部も、いよいよファルマート大陸にて、暗躍を開始するのであった。

 

 

一方その頃

 

親衛隊幕僚本部魔法研究局仮庁舎

 

元は、1654年に建設されたベルリン地区司令官庁舎として知られる、ドイツ歴史博物館の目の前にあるこの建物は、現在門がたたずむ橋のすぐ近くという立地ゆえ、現在は、親衛隊幕僚本部の指揮下に入り、ヴェヴェルスブルク城を本部とする、ミーミル率いるアーネンエルベ麾下の魔法研究機関のベルリンにおける研究所となっていた。

 

局長執務室

 

「ハイル・ヒトラー」

 

「ハイル・ヒトラー、協力感謝するフォラー博士」

 

その日、日々人口的な門の開発を行う為、日々研究を行うミーミルの力となるべく、ヒムラーの命令で派遣されて来た人物

 

ロケットやコンピューター、さらには核開発にも関わった、SSの天才数学者、ユルゲン・フォラー博士が派遣されて来た。

 

(ミーミル・フォン・シルバーベルヒ…随分と几帳面な人物なのだな)

 

椅子に座り、部屋の中を見回したフォラー博士は、今まさに研究を行っているとは思えないほどに、ミリ単位で整理整頓された部屋を見て思った。

 

すると

 

「博士、今僕の部屋が几帳面に整理されていると思ったでしょ?」

 

まるで心を読んだかの様に、ミーミルがフォラー博士の心情を述べた。

 

「よくお気づきで、やはり魔法使いなだけあって、そう言う魔法を?」

 

「魔法なんか使わなくても分かるよ、博士の顔を見ればね…一応言っておくけど僕は、部屋のレイアウトに関してはとことんこだわるタイプなんだ。おかげで、何処に何があるかを把握しているから、もしこの部屋に盗聴器が仕掛けられたりしたら、1発で分かると思うんだ」

 

「なるほど…それはすごいな」

 

フォラー博士は、ミーミルの話を聞くと、従卒が持って来たコーヒーを少し飲み、一息つくとそう言った。

 

「しかし以外だな〜博士って、一応ヒムラー長官の部下だけど、魔法やオカルトなどの論理的でない考えや存在が大嫌いだって、聞いていたんだけど、よく僕に協力してくれるね?」

 

「嫌いだからこそ…私は、私の理解が及ばない物を放置するのはすかない。だからこそ、分からない物は徹底的に研究し解明したい…それだけだ」

 

そう言うとフォラー博士は、手に持っていたコーヒーカップをテーブルに置き。

 

「早速だが、ヒムラー長官よりの伝言だが、研究の進展はどうなっている?」

 

ヒムラーは、今回の研究に多額の予算を費やし、ミーミル率いるアーネンエルベ麾下の魔法研究機関、通称シルヴァーベルヒ機関を支援している。

 

その為、フォラー博士を派遣する際、研究の進展はどうなっているのか、その事を聞いてくる様博士に命じていた。

 

「順調だよ。元々理論的には可能だし、何よりこのルーン文字、魔法学的に最高の性能を出せる文字を、この研究に使う事で、魔法の性能向上が望めるしね」

 

「…文字一つでそんな事が出来るのか?」

 

「文字は私達魔法使いにとって、魔法発動に必要なファクターだ。博士が好きな数学の、数字や記号の様なものと考えてくれれば良いよ」

 

「なるほど」

 

文字は、数字や方程式…数学者であるフォラー博士は、その言葉を聞きミーミルが言いたい事を理解した。

 

「そして魔法式もそうだけど、門を作る方法も見つけてある。ベルリンにある門を中間点として…」

 

ミーミルは、魔法式などが書かれた、ある種の設計図を見せながらフォラー博士に説明をした。

 

その内容は魔法学的、そして数学的に高度な内容であり、凡人であれば理解出来るものでは無い。

 

しかし、一言でまとめるなら

 

「つまり、電話交換台やテレビやラジオの中継局の様な物だな」

 

「そうだよ」

 

ミーミルがやろうとしている事は、ラジオやテレビ放送、あるいは無線通信を行う際、中継局を通り、別の場所へと情報を発信する様に、ベルリンにあるオリジナル門を中間点の様にする事で、ドイツの別の場所とヴィザンツィア騎士団国領内の別の場所を繋ぐと言う、そう言う事であった。

 

ミーミルが導き出した理論、そしてそれを可能とする魔法式は、まさに完璧であったが、唯一問題が残っていた

 

「問題はエネルギー制御だね…常に複雑かつ緻密な制御作業が必要になるから…僕の様に…とはいかなくても、常時優秀な魔導士によるコントロールが必要になるんだけど…」

 

それはエネルギーの制御であった。

 

別の世界同士を繋ぐ魔法は膨大な魔法エネルギーを必要とする。

 

エネルギー自体は、オリジナルの門によって発生する、異世界と異世界が繋がる事による世界を滅ぼすほどの膨大な歪みの力を魔力へと変換する事で、エネルギー問題解決、そして何より歪みによる両世界の影響の相殺を可能とするが、問題はどうやってそのエネルギーを制御するか、それがミーミルには未だに見えてこなかった。

 

すると、悩んでいるミーミルにフォラー博士がある事を提案した。

 

「…ならば、コンピューターを使ってみたらどうだ?」

 

「コン…ピューター?」

 

「我がドイツで開発された電子計算機の事だ。これを、その魔法制御に使えば、問題も解決するのでは無いか?」

 

そう言うとフォラー博士は、自分も開発に関わっていた、ドイツのコンピューターにおけるデータや資料を、ミーミルに手渡した。

 

 

それから2時間後

 

一言も喋らず、飲み物も食べ物も何も口にせずひたすら資料を読み漁ったミーミルは

 

「これだ…これなら問題は解決する!!このコンピューターと私の魔法を組み合わせれば…感謝するフォラー博士!!これでこの研究は完成する!!早速だけど、一緒に手伝って!!」

 

そう言うとミーミルはフォラー博士の手を引っ張り、共に執務室を後にし、研究室へと赴いた。

 

分野は違うが研究熱心なミーミルを見て、同じ研究者であるフォラー博士は、共感を覚えたが、同時にある違和感を覚えた。

 

(世界と世界を繋げると言うとんでもない研究を、コンピューターなどのドイツの技術力があるとは言え、こんな短時間に行えるものなのか?それ程までに彼女が天才なのか…いや、何か…違和感を感じる)

 

何か論理的な物があるわけでは無いが、何か違和感が…

 

彼女には何か、秘密があるのでは無いかと、そうフォラー博士は感じた。

 

 

 

それから2ヶ月後の12月

 

1950年が終わり、年を越す前にドイツは人類史上初めて、次元と次元を繋ぐ門を、自力で完成させる事になった。

 

その性能は、ベルリンを中心に半径1251km以内の領土であれば、ヴィザンツィア騎士団国領内の何処にでも繋げる事が出来ると言う代物であり

 

帝国大管区全土

 

ポーランド総督府

 

北フランス

 

スカラゲック海峡に面する全ての都市

 

これらの地域が全て、ヴィザンツィア騎士団国…ひいては、ファルマート大陸と繋がる事となり、この結果1951年を境に、ドイツによるファルマート世界への交流は加速して行く事となるがそれはまだ先の未来での話である…

 

そしてもう一つ…1251kmの範囲には、アドリア海北部も含まれており、それは近い将来ドイツだけでなく、南ヨーロッパの王者の異名を持つ、イタリア帝国、ひいてはその1番の友好国であるスペインも、ファルマート大陸へと進出して行く可能性も出て来たのであった。

 

混沌へと突き進むファルマート大陸

 

果たしてその先にあるのは勝利かそれとも崩壊か…

 

その結果は、今は誰も知る由もなかった。




ドイツ軍特別軍政地区地図↓

【挿絵表示】


ヴィザンツィア騎士団国地図↓

【挿絵表示】


ファルマート大陸へと派遣されて行くドイツ軍の戦闘序列は今の所、この様になっています

戦車✖️3000

装甲車両✖️5500

火砲✖️2000

自走砲✖️600

航空機✖️600

爆撃機✖️100

兵員✖️65万人

A軍集団

司令官:ヴァルター・モーデル元帥

参謀長:ハンス・クレープス大将

第3装甲軍

第6SS装甲軍

第6軍

第4軍

B軍集団

司令官:エルヴィン・ロンメル元帥

参謀長:ハンス・シュパイデル大将

第5装甲軍

第1軍

第15軍

第6航空艦隊

司令官:ロベルト・フォン・グライム元帥

Me-335✖️450

Me-1099攻撃機✖️150

Ju-EF132✖️100



因みに、ドイツ軍の総軍総司令部が置かれる事になった巨大な城塞
、アドラーシャンツェのイメージですが、自分がバイブルにしている仮想戦記の紺碧の艦隊以上に、現実離れして、ナチスがとんでもないチート国家になっている事で有名なゲーム、ウルフェンシュタインに出てくる巨大な城、ウルフェンシュタイン城をイメージしてください。


ウルフェンシュタイン ウルフェンシュタイン城とネットで画像検索すればその写真がでてきますので、分からなければ検索して見てください







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