魔王待ち構えるは黒狐   作:起床後即就寝

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お待たせいたしましたねぇ…お久しぶりですm(_ _)m


終わりのハジマリ

「んで、これからどーすんだ?」

 

「…これからか。特に考えてなかった」

 

世界滅ぼすのは確定として、まずどこから手を付けるか、だな。

 

顎に手を当てて考え込む。

さっきの天使は神の命令がどうたら言ってたからな、この世界の神サマにまで嫌われてるのは確定。

 

その上、ピンポイントにここに送り込まれてきた以上、居場所はバレてると考えた方がいい。

 

……となると

 

「なぁ」

 

「あん?」

 

振り返る道化師風の男。

その顔には、今度は何を見せてくれんだ?という期待がありありと見え隠れしている。

 

「今の俺は、この世界の神を殺せる(・・・・・・・・・・)と思うか?」

 

「ケッ―――ケハハハハハハハッ!何言い出すかと思えば早速それかよ!」

 

心底おかしいと言いたげに腹を抑え笑うメラ。

 

自分でもなにをアホなことをとは思ってるからな、その気持ちはよくわかる。

……けど、大事なことなんでな。

 

「真面目に答えてくれ」

 

「ンなの俺に聞く必要あると思うかぁ?他ならぬ、お前を鍛えてやったこのメラ様にぃ???」

 

「……あァ。そうか」

 

なるほど、安心したよ。

アンタがそう言うってことは、それはつまり、聞くまでもない(・・・・・・・)ってことだからな。

 

「それよりヨリヨリ、それを俺に聞いたってことはぁ……?」

 

「初仕事。やってみようかと思ってな」

 

「ゃぁぁぁぁぁぁぁっぱりかぁぁぁぁ!!!ヒャハハハ、コイツは手が早ぇぇぇ!!」

 

「手をこまねいたところで、あっちから狙われるところは変わらねぇんだろ?だったら、こっちから叩いてやる」

 

クロスギーツレイズバックルへと目を落とす。

先程圧倒的なる力を発揮して見せた”神殺しの黒狐"。

 

この力があれば…!

 

「おもしれぇもん見せてくれんだろ?だったら連れてってやるよ!」

 

……つれてって?

 

「どういう意味だ」

 

「こ・う・い・う・こ・と ♡あらよっと」

 

「なっ」

 

これは、ワープゲートってやつか?

光で先が見えんが、メラの口振りだと……そういうことだよな。

 

「俺はのんびり見させてもらうからよ。せいぜい、楽しませてくれよ?」

 

威圧感を感じる一言と共に、一足先にとゲートへ足を踏み入れるメラ。

 

……あいつあぁ言ってたけど、潜った瞬間から、ドンパチの気配膨れ上がり続けてるし、のんびり見るなんてできんのかね。知らんけど。

 

『DESIRE DRIVER』

 

「さ、行くか」

 

メラに続き、潜り抜けたゲートの先で見た光景は――一言で申し上げるなら地獄絵図。

 

辺り一面死体ばっかで血塗れになってら。だいぶ暴れてるな、あいつ。

 

「貴様!」

 

「混沌め!」

 

「主に仇なす者め!」

 

「囲め!」

 

「おっ?こっちにもお客さん(・・・・)が来たか」

 

もっとも、向こうからしたらこっちが客だろうがね。……招かれざるってやつ。

 

しっかし、さっきはビビらされたもんだが、こうして見ると……弱いな、全員。

 

「オマエラごとき、変身するまでもない」

 

クロスギーツが双剣、その片割れたるギーツバスタークロスを召喚し、ゆるりと構える。

 

先手は譲ってやったんだ、どっからでも来いよ。

 

「舐めたマネを…!」

 

「後悔させてやる!」

 

「主の名のもとに、死ね!」

 

さっそく来るか。……馬鹿め。

 

迫り来る三人の天使目掛けて引き金を引き、エネルギーで構成された弾丸を打ち出す。

 

「当たるものか!――な!?」

 

「逆に当たってもらっちゃあ、困るんだよ」

 

「がッ、ぁ……」

 

背後に回り込み、余裕を見せた天使を斬り捨てる。

 

はい、ワーンダウン。ちょっと早すぎやしませんかねぇ。

 

「ば、ばかな…神より力を与えられし我々が…!」

 

呆然としてるとこ悪いんだが、ここ戦場なのよ。

 

再発射した弾丸へとブレードを叩き付け、更なる光を帯びさせた弾で眉間を貫通させる。

 

「与えられた力に誇ってんじゃねぇよ」

 

「だ、黙れ!貴様こそ、あの神殺しから与えられた力だろう!」

 

「俺は別に誇ってないからな」

 

ただ、利用するだけだ。

 

「イィあぁぁぁぁ!?」

 

ギーツバスタークロスを投擲し、ブーメラン状に回転させた刃でさらなる犠牲者を生み出していく。

 

……見た目より弱いとは思ってたが、想像以上に鈍いなこいつら。

凄い単純に溶けてくから幻影かなんかかと思ったが、そうでもなさそうだし…どうなってんだ?

 

「神殺し式ブートキャンプでお前の強さの方が上回ったってのもあるが…一番の理由はこいつらの性能(・・)だな」

 

「うぉ!?急に出てくんなよ」

 

「ハハッ、わりぃわりぃ」

 

「…んで、性能って?」

 

わざわざそんな言い方したってことは、なんか意図があるって言いたいんだろ?

 

「その通り♪こいつらの主、つまるところ神はとあるゲームを楽しんでる」

 

「ゲームだぁ?」

 

「そうそう、一言で表すなら…世界滅亡ゲームってやつだ」

 

世界滅亡ゲーム……世界を管理してる神っていう割には、穏やかじゃないフレーズだな。

 

「マッチポンプでお互い殺し合わせるのを楽しんでるのさ」

 

「…外道ってことか」

 

「神ってカテゴリーで考えたら、別に珍しいこともない。根本的に思考回路がおかしいやつらだからな」

 

北欧神話のロキやらを思い出し、納得する俺。

……だが、面白いのはこっからだというメラの言葉に、目を剥くこととなった。

 

「ま、人間だった頃からド腐れ外道でしたってのはあんまし見ねぇパターンだがな」

 

「人間」

 

元、人間…?

 

「なぁんであれで信仰集められたのかねぇ…まっ!楽しませてくれるっぽいからどうでもいいが!」

 

人間が、神に…それも、世界滅亡ゲームなんてものをやらかす外道神に?

 

「あっ?おーい、聞いてるかー?」

 

自分の娯楽のために、周りを殺し合わせる……言い方を変えれば、他は全部自分のおもちゃだって思ってるってことだよな?

 

……あはっ☆こりゃあいいこと聞いたわ♪

 

「最初のターゲットとして、申し分ねぇじゃねぇか…!」

 

『X GEATS』

 

ギリギリと震える手でバックルを分割、力任せにドライバーへと装填させる。

 

『BLACK OUT』

 

「お?何、急に殺る気出てきた感じ?」

 

「あぁ、そうだな」

 

メラに返答を返しながら、ドライバーのスイッチを押し、反転させる。

 

『REVOLVE ON』

 

「話を聞いたところ、その神ってやつは――」

 

スロットルレバーを押し込み、一言。変身

 

「――俺の一番嫌いな人種らしいからな」

 

『DARKNESS BOOST』

 

俺の憎悪に呼応するかの如く、荒々しく辺りを駆け巡るレジェンドキュウビ。

 

クロスギーツの力が俺に呼応している様が強く感じ取れ、少し気持ちが昂る。

 

『X GEATS』

 

……が、相変わらず気分は最悪だ。どうしてくれる。

 

首をコキりと鳴らしながら、メラへと視線を向けてみれば、楽しげな道化師風の男はひとつの扉を指し示す。

 

…こうなっちゃうもう、代償ってやつはァ、神サマ本人に払ってもらうしかないよなぁ…?

 

『READY FIGHT』

 

死ヲ以ッテ、ナ




書くモチベが上がらずどんどん短くなってしまう……
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