「何で戦車道じゃないのかな?」
杏が意地悪い笑みを浮かべていると桃がこう続けた。
「会長が態々貴様を推薦してきたんだぞ!ありがたく受けるんだ!!」
「ちょっと!相手の言い分も聞かないで自分勝手に決めないでください!」
「貴様は無関係であろう、下がれ!」
桃が沙織に向けて高圧的に言うと目を瞑っていたみほは・・・こう答えた。
「私は戦車道を受けません。」
「何だと!」
「あのさ・・・会長が怒る前に戦車道受けたほうが良いと思うんだけど。」
「何でですか?」
「へ?」
「この学校は日本のはずです、個人の自由意思は尊重して然るべきなのですが何故生徒会長の言葉に対して絶対なのは可笑しいと思いませんか?」
「ええとね・・・その。」
柚子に対してみほは淡々と言うと柚子は言い返されてどうしようと思っている中
杏がにやりと笑ってこう言った。
「あのさあ、この学校は海の上。学園についての決定権はあたしにあるんだよ?
もし言う事聞かないんならさ・・・この学園にいられないようにさせるよ。」
「ちょっと待ってよ!」
「そのような横暴を会長がやって然もこの学園にいられないようにさせるなんて
許されていいはずありません!!」
沙織と華がそう言って反論しようとするが杏は2人を見てこう続けた。
「それだったら2人だってそうしちゃうよ~~。」
「「!!」」
それを聞いて沙織と華が目を大きく見開くが杏は更にこう続けた。
「君たちだけじゃない、君たちの家族もここにいられないようにさせるよ?
それでもいいなら別に良いよ~~。」
「さい・・・てい!」
「私達だけじゃなく家族まで・・・そこまでして嫌がるみほさんを戦車道に
いれさせて何させる気なんですか!!」
沙織と華がふざけるなと言わんばかりの表情となっている中みほは内心
こう思っていた。
「(どうしよう・・・此の儘じゃあ私だけじゃなく沙織さんや華さん迄もが
いられなく・・・・やっぱり戦車道に入るしか・・・!)」
そう思っている中である声が聞こえた。
「君は何がしたいんだい?」
「(ラルさん!)」
なぜかラルさんが現れるとみほの中にあるラルさんはこう続けた。
「君が何したいのか?何をどうするのかはガンプラも同じだ、自分自身の心に
従いなさい。自分の思いと向かい合って正直になりなさい。」
その言葉を聞いて自分はと思っていると思い浮かべたのは・・・
「俺信じてます!ミポサンの事!」
「(リク君・・・!)」
その言葉を思い出すとオーガの事を思い出したのだ、あの時自分だけであったら手も足も出ずに負けていたはずだという事も。
実際問題、正史ではリクはオーガに対して手も足も出ずに負けたが
腕を一つ奪うという功績を上げておりそしてみほはリクに対する想いを
思い出して・・・こう思っていた。
「(私は・・・あの世界でもう一度自分を見つめ直したい・・・そしてリク君と一緒にあの世界に私も・・・リク君と!!)」
そう思うとみほは目を見開いて杏に対して・・・こう答えた。
「生徒会長、良いでしょうか?」
「なあに~~?もしかして戦車道やってくれるようになった~~?」
「やらなくてもいいよみほりん!無理やりやってもみほりんの為にも
ならないよ!!」
「私達の事は気にしないで自分の事を第一にしてくださいね。」
沙織と華が互いにそう言うとみほは杏に向けてこう答えた。
「でしたら私、この学園を辞めます。」
「「「「「!?」」」」」
それを聞いて沙織と華だけではなく杏達迄もが目を見開くがみほは更に
こう続けた。
「私のせいで沙織さんと華さんが迷惑を被るのでしたら私がこの学園から
消えれば済む話ですよね?」
「えええちょっとちょっと待ってよみほちゃん!」
「そんな勝手が通用すると思うのか!!」
「いいい今なら撤回出来る。」
「そしてこの事を本土の教育委員会に報告いたします、大洗女子学院の生徒会が一方的に生徒とそのご家族に害を与えていると。」
「「「!!!」」」
それを聞いて生徒会側が遂に顔を青くすると杏が・・・顔を険しくして
こう言った
「西住ちゃん・・・そんな横暴さあ・・・許されると思うの・・・!?」
「貴様・・・この学園を潰す気なのか!!」
「そんなことしたら学園艦も只じゃ済まないしここに住んでいる人たちにも
迷惑が」
「それでしたら自分たちは宜しいんですか?沙織さんや華さんのご家族に危害を加えようとしたことは良いんですか?」
「「うぐ!」」
杏と桃は互いに表情を曇らせているとみほは顔を険しくしてこう言った。
「選んでください、私が学園を去ってこの学園を潰すかそれか私が香道を
選ぶことを承認して金輪際私達に対して一切関係者全員と関わっている人たちに
対しても迷惑行動を起こさない、人を使って行わない、学園の権力を
使わないことを約束してくれませんか?勿論後々に契約書を出させて
貰いますので。」
そう眼を鋭くさせるのを見て杏は暫くすると・・・こう答えた。
「分かったよ・・・君の言うとおりにしよう。」
「「会長!?」」
杏の言葉を聞いて桃と柚子が驚くと杏は更にこう続けた。
「仕方ないじゃない、けど西住ちゃん。一つ約束してくれる?」
「何でしょうか?」
「この事は教育委員会・・・況してや厚労省にも漏らさないでほしいんだ・・・お願いだよ。」
そう言うとみほはわかりましたと了承した後に失礼しますというと
沙織と華も出ていくのを見て杏は・・・力なく項垂れてこう言った。
「やられたよ、まさかあんなに大人しい子だから少し脅迫すれば済むかと
思ってたけどまさかその手を使うとはね。」
下手したらやばい以前だったよと言うとですがと桃は杏に向けてこう言った。
「これでは計画がご破算です!彼女無で例の計画が進むとは思えません!」
「けど意思は固そうだしもし私たちが関与したらこの学園だって只じゃ。」
柚子の言葉を聞いてぬうと桃は項垂れていると杏は・・・あっけからんな表情でこう言った。
「まあ・・・何とかなるんじゃな~~い?」
そう言いながら干し芋を食べている中でこう思っていた。
「(西住ちゃんがいなけりゃあ計画が進まないのも事実だから・・・
悪いけど君の弱みを掴ませて貰うからねえ。)」
にひひと笑いながら笑みを浮かべている杏であったが・・・後々に
みほのおかげで何とかなってしまったことになるとは思いもよらなかった。
次回は出て行ったあとから。