あの後みほは麻子と共に学校に入って教室の自分のいる場所に座ろうとすると沙織と華がみほに挨拶するとこう言った。
「おはようみほりん!今日は歳星によることある?!」
沙織がそう聞くとあ、じゃあとみほがそう言うと華がはいと言ってこう続けた。
「私たちもこの度向こうにてダイバーギアを貰えますので今後はみほさん達と一緒に
GBNで共にいられますわね。」
華が笑顔でそういうのを聞いてみほは笑みを浮かべているとああそうだと言ってみほは
麻子に近づこうとすると沙織は如何したのと聞くとみほはええとねと言ってこう続けた。
「実はその・・・麻子さんにもGBN」
「あ・・・其れ多分無理だと思う。」
「・・・・え?」
何でと聞くと沙織は何やら言いにくそうな表情をすると沙織はみほに対してこう言った。
「今日の昼休みそうだなあ・・・人が来ないような場所ってあるかな?お昼ご飯が
食べれそうで・・・ううん。」
沙織が何やら考え込むかのようにそう呟くと・・・華がでしたらと言ってこう続けた。
「戦車道の練習に使う山地があるのですがそこはあまり誰も行かないようですので
そちらに行きませんか?」
華がそう言うとじゃあそこでと言って離れるとみほはこう思っていた。
「麻子さんをGBNに誘おうとしていただけなのに・・・何でだろう。」
みほと沙織は華に連れ添われて戦車道の面々が練習する時に使う山地の中に
入って行った、そこは戦車のキャタピラの跡が幾つもあるがその中で
みほと沙織と華は互いにシートを敷いて座るとさてとと言って・・・沙織は2人に対してこう言った。
「先ず初めに言うけどこの話・・・麻子にとっては辛いし本人は
思いだしたくない話だから本人には私が言ったって事は言わないでほしいんだ。」
例え話す時があったとしてもと言うと2人は分かったと頷くと其れじゃあと
沙織は話を始めた。
「もう・・・10年近く前になるかな、麻子のお父さんとお母さんが事故で
死んだとき。」
ーーあの当時の麻子は見ていられなかった、おばあちゃんの家に引き取ってもらって
直ぐで寂しかったんだろうねえ。友達とも話さずにずっと公園のベンチの上で
座ってばっかだったんだけどね、ある人に出会ったんだ。
10年前の公園
「お父さん・・・お母さん。」
麻子は体育座りしながらそう言っていた、祖母との2人暮らしで辛かったのだ。
そんな中麻子の前にある少年がその姿を見せた。
「ねえ君・・・大丈夫?」
「・・・誰?」
麻子がそう聞くと目の前にいた眼鏡を掛けた少年がこう答えた。
「僕の名前は『紘一』だよ。」
『紘一』と呼ばれた少年は麻子が何で泣いているのかを聞くが最初は何も言わなかった麻子は『紘一』に対して自身の事をぽつぽつと話していくと・・・『紘一』は
そうなんだと言って其の手を取ってこう言った。
「ついて来てヨ!見せたいものがあるんだ!!」
そう言って『紘一』は麻子をある所に連れて行った。
「ここって・・・プラモ屋?」
麻子がそう言うと『紘一』は中に入ると近くにいる店長に向けてこう聞いた。
「店長さん、レンタルガンプラある?」
「ん?おお『紘一』じゃないか今日は・・・女の子と一緒か・・・新しい人かい?」
「うん、何か寂しそうだったから。」
「其れじゃあ・・・君何か好きなやつあるかい?」
「え・・・ええとその・・・私。」
麻子が何やら慌てているとそれじゃあと『紘一』は店長に対してこう言った。
「じゃあ僕が選ぶよ!」
『紘一』がそう言うと其れじゃあと言って・・・あるガンプラを見せた。
「これは『ジン』ってガンプラだよ!初心者で使いやすいから麻子ちゃんにも
使えると思うよ!!」
『紘一』はそう言って麻子に『ジン』を手渡すと店の奥にある大型の機械を見つけた。
「何・・・あれ?」
「あれは『GPベース』って言ってガンプラを動かす機械なんだよ。」
そう言うと近くにある立ち台を持って来た『紘一』はそれを置いて麻子に登らせると『ジン』を置かせてこう言った。
「システムはこっちで動かせれるようになってるから何時でも使えるよ。」
そう言うと天井から光の粒子が落ちてくると先ほど何もなかったGPベースが・・・
山林に変わったのだ。
「・・・これって何?」
「GPベースにあるプラフィスキー粒子でそう見せてるんだよ、それで・・・後はこの『ジン』を置かせてっと。」
そう言って暫くすると先ほどまで置いてあった場所が巨大な発進場に変わると
先ほどまで只のプラモであった『ジン』の瞳が輝いたのだ。
そして『紘一』は麻子に目の前にある球体を見せてこう言った。
「これで動かせれるんだよ。」
そう言うと麻子は其れに触ると『ジン』が発進して・・・麻子が少し動かすだけで
『ジン』が動き始めたのだ。
「・・・うわああ・・・!」
「其れじゃあ少し動かそうか。」
『紘一』がそう言うとまるで『ジン』が自由に動くのを見てこう言った。
「凄い・・・!」麻子はそう言って眼を輝かせていた。
「アノ時からかな?こっちの中学に来るまでの間麻子は『紘一』さんの元でガンプラを学んでいてね、それで造っているのを見てて私も良かったなあって思ってたよ・・・
思ってたんだけどね。」
「「?」」
それを聞いてみほはどうしたんですと聞くと沙織はあの時の事を思いだしていた。
プラモ屋から出て行くGPベースと・・・閉まって行くプラモ屋
そして何よりも・・・ガンプラから離れて行く仲間と・・・悲しむ『紘一』と・・・・
・・・・・ぎりりと歯軋り鳴らしながら涙を流して強く掴んでいる
『バスターガンダム』を見た麻子の事を。
次回へと続く。