「其れからは麻子も笑顔が増えたんだよ?だってさ・・・両親の事で辛い事から立ち直り始めたんだから。」
沙織はそう言って空を眺めているが然しその後の事を思いだしているとこう続けた。
「けどさ・・・其れも長くは続かなかったんだ。」
「ええと・・何があったの?」
みほがそう聞くと沙織はこう答えた。
「GBNだよ。」
過去
「GBN?」
「うん、どうもネットワーク世界でガンプラバトルが出来るらしいよ?世界中で
色んな人と戦えるらしいよ?」
店長が麻子に対してそう言うが紘一はこう続けた。
「けど今みたいに・・・ガンプラが傷ついたり破壊されるとカノリアルが無くなるから俺の友達は皆そんなに乗り気じゃないんだよなあ。」
紘一はそう言いながらガンプラの調整をしていた、ガンプラ仲間である他のメンバーのガンプラの微調整をするという一見地味に見えるがこれがガンプラバトルにとっては
重要になるのだ。
それを聞いた麻子はふ~~んと呟きながら自身のガンプラであるバスターガンダムを
乗りながら微調整していた。
「そう言えばだけど其のガンプラ調子はどうだい?何だったら僕が調整するけど。」
「良い・・・これは私のだから。」
麻子はそう言いながらバスターガンダムの調整をしていた、自分のは自分でやるという祖母からの教えに従いこうやって自分で調整しているとそう言えばだけどと紘一は麻子に対してこう聞いた。
「麻子ちゃん学園艦に乗るって本当なのかい?」
そう聞くとああと言ってこう続けた。
「おばあは向こうに知り合いの家があるって言っててな、当人が病気で
降りる事になったから格安で譲ってくれたからそっちに移るんだ。」
「じゃあ・・・ここにいるのももう僅かなんだね。」
「・・・・」
紘一の言葉を聞いて麻子はこくりと黙って頷くとそうなんだねと・・・紘一は
麻子に対してこう言った。
「じゃあさ!その時なんだけど渡したい奴があるんだけど良いかな?」
「渡したい・・・何を?」
麻子はそう聞くとうんと紘一は麻子に対してこう返した。
「君にとってもしかしたら凄く特になるかもね!」
「それ聞いた時は本当に嫉妬しちゃったよお、だってさ!男の人に物を貰うんだよ!!私それ聞いて嘘でしょおおおおおって大声で倒れちゃったんだよ!」
それを聞いてあははは・・・とみほと華は互いにそう苦笑いをしているとそれでもと
沙織は更にこう続けた。
「けどそれでも楽しかったんだけど・・・GBNが全てを変えちゃったんだ。」
過去
「GBN・・・どんどん勢力拡大してGPDユニットが排除に伴ってプラモ屋が
閉店続出・・・まさか!」
麻子はそう言って外に行こうとすると祖母がこう言った。
「今日もプラモ屋かい?」
「うん!お婆行って来る!!」
麻子は慌てながら傘をさしてガンプラの入っている鞄と共に・・・何時も良く
プラモ屋に向かって行った。
「はあ・・・はあ・・・はあ。」
麻子は慌てながらプラモ屋に向かうとそこで目にしたのは・・・
・・・・・シャッターが閉じたプラモ屋であった。
「嘘・・・嘘だ・・嘘だ・・・!」
麻子はそう言ってプラモ屋に近づくとシャッターの近くに着く紙があり
こう書かれていた。
~~一身上の都合に伴い閉店致します。
「何で・・・どうして!」
「GBNだよ。」
そう言う声が聞こえて振り向くとそこで目にしたのは・・・傘も指さずに雨に
降られている紘一の姿がそこにあった。
「紘一・・・プラモ屋が・・・何で。」
「GBNの普及対策でGPDユニットが全部撤去されるんだって・・・GPDは野蛮で
ガンプラの欠損でプラモ屋が儲かって経済に支障を来すとか言ってるよ。」
「そんな事無い!だってGPDは・・・ガンプラバトルはそう言う物だって私知ってるし何よりも皆がガンプラ造ってる間凄い熱中してるって知ってて・・・
ナノに・・・何で!」
麻子はそう言いながら紘一に問いかけるも紘一は呆然自失の状態で・・・こう言った。
「さっき仲間が・・・ガンプラ辞めるってさ。」
「何で・・・何で皆も!」
「俺も言ったよ、何で辞めるんだって・・・けどこう言われたよ。」
~~分かれよ紘一、俺達は旧い・・・置いてけぼり喰らった時代遅れだ。
もう俺達は用なしなんだよ。
「そう言われたよ・・・何で・・・どうしてって思って・・・!」
紘一はそう言いながら泣き始めると紘一は麻子に対してこう言った。
「俺・・・ガンプラ辞めるよ。」
「!!紘一・・・お前も辞めるのか?!」
「御免・・・俺もう無理なんだ・・・仲間がいなくなって・・・もう俺一人じゃ
やれないよ。」
そう言うと紘一は麻子に対してこう言った。
「御免ね・・・麻子ちゃん。」
「紘一!」
麻子はそう言いながら紘一を止めようとするがその言葉すら聞こえていないのかどうか其の儘紘一が去って行くのを只見るしかなかった麻子は傘を落してすすり泣き始めた。
初めてガンプラに出会わせてくれた大切な人。
繋がりを与えてくれたガンプラとプラモ屋
其の全てが再び奪われたのだ、GBNと言う・・・ネットワークで世界中と繋がると
言いながら 自分の繋がりを全て奪った其れに対して・・・。
・・・・・麻子は泣きながら憎しみの表情を浮かべている中其れを只・・・
沙織は見るしか出来なかった。
そして再び・・・現在へ。