前世の俺がすでに転生特典決めてました 作:ダイヤモンドリリー
全編通して説明パートです。
前作のネタバレ、かつ前作では公開されてない情報が含まれます。
多分既に見てくれてる人がほとんどだと思いますが、別に前作を見てなくても問題ないので、説明だらけですがどうぞお付き合いください。
……話をする前に、まずはみんなの警戒を解かないと。
みんなの俺を見る目を見て、俺は思う。俺を魔族だと疑っているこの状態では、何を話しても聞いてもらえないかもしれない。釈明が難しくなる。魔族じゃないという話を通しづらい。
魔族かもしれないけど、少なくとも危害を加えることはない。まずはそう思わせる必要がある。魔族じゃないとまで、今思わせる必要はない。
「そんだけ不安なら、ここまでやってやるよ」
『
武器を全て次元収納に入れ、魔道具を身体から排出して遠くに放り投げる。そして魔法図鑑が入っているポーチも放り投げる。
そして最後に、魔力を全て放出させる。半分以上残っている段階から全て放出させるのには本来なら少し時間がかかるが、雷撃剣の要領で体外に物質化した魔力の塊を作り出して、それを身体から分離することで一瞬で霧散させる。
「どうだ?魔族かどうかはともかく、これで俺が危害を加えるつもりじゃないってのはわかってもらえた...よな?」
「丸腰で魔法も使えない...魔力も回復しないから魔力操作も使えないってわけね」
「じゃあ話してもいいか?それでも心配なら拘束でもなんでもしてくれていいが」
「流石にそこまではしなくていいわよ...話を聞こうかしら」
「じゃあみんなが気になってることから話していくか...まず、俺は魔族じゃない」
「……まぁ、そりゃそうよね」
「んあ?わかってたん?」
「本当に魔族だなんて思ってる人、ここに一人もいないわよ...」
「じゃあなんであんな目してたんだよ。ちょー怖かったんだが」
「魔族じゃないにしても、そう間違われる何かがあるってんなら警戒するわよ。で、なんで間違われたわけ?」
「簡単に言えば、俺が魔族と同じ身体的特徴を一つ持ってるからだな。逆に言えば、それ一つで魔族だって断定されたわけだが...」
「……それって、略奪で行動不能になるのと何か関係ある?」
「そう、まさにそれだ。魔族に略奪が効くのは、魂に固有能力が刻み込まれているからだ。そして、俺も速度操作能力は魂に刻まれている。そのせいで魔族と間違われたわけだ。なんでその他の身体的特徴を全部無視して決めつけやがったんだろうな...魔族体もないし、ちゃんと聖素で魔力回復してるっつーのに」
魔族を見分けるには魂を見るのが一番楽だとしても、もうちょいちゃんと検査してからにして欲しかった。そんなん誤解されるに決まってんじゃん。
「よーし次だ。もう一つ、みんなが疑問に思ってるであろうことは...神の使いについてだろ?」
「そうね。あの声はカリヤが神の使いじゃないとか言ってたけれど...さっきの魔族云々とは事情が違いそうね」
「ああ。俺が神の使いじゃないってのは本当の話だ。まぁ、それもさっきまでは...なんだけどな」
まさかガチで神の使いになるなんてな...こうなるとは一切予想してなかったぞ。
「なんで神の使いと偽っていたかについては...後で話そうかな。その方が話の展開的に良さそうだし」
「今は本当に神の使いなの?」
「そうみたいだな。あの訓練を突破したのがトリガーになったのかな多分。正直こうなるとは思ってなかった。とりあえずここに戻ろうとしたらこうなって、俺もビックリだ」
「神の使いになって、何か変わったことはある?」
「んー...能力は今のところ変わりなさそうだな。ってか、動いてないから全くわからん。加護ってのもなんなのかわからんし」
「要検証ってわけね...」
「じゃあ神の使い関連はここらで終わりにして...こっからが本題だ。言っちゃうと、さっきまでのは全部前置きみたいなもんだからな。驚いてもいいけど、ちゃんと話を聞いて、信じてくれると助かる」
さーて、こっからは俺の説明力の見せ所だぞ...俺が別の世界から来たこと、勇者敗北ルートを変えるために動いてきたことなどなどを全て理解させないといけないからな。
「覚悟はいいか?」
「神の使いじゃなかったって話でもうだいぶ混乱してんのよこっちは。今更何を言われても驚かないわ」
「うんうん」
「後悔すんぞそれ...まず、だ。俺はこの世界の人間じゃありません。別の世界から生まれ変わってきた...って、やっぱその反応なるよな」
みんな、目が点になってた。やっぱり、別世界から人がやってくるなんて、いくら魔法がある世界でもそんなこと起こらないよな...起こらないよな?
「……せかい...って?」
「……あー、そういやそうだったっけ...」
この世界...実は、世界という概念が存在していない。
次元収納という魔法があったり、シレンの穴で地上と全く同じ空間があったりと、別次元や異空間的な概念はちゃんと存在している。けれど、空間全体を指す世界の概念が存在していないのだ。別の宇宙といった意味の世界の概念は存在せず、異世界があるといった感覚もまた存在しないのだ。
世界という概念を形作るには、世界が複数存在していなければならない。別世界があるという考えを持たなければ、世界という単位は生まれない。この世界という概念が生まれない。
今まで俺は、結構な量の本を読んできた。その中にはもちろん小説もあったのだが、どれを取ってもこの世界の過去や現在を舞台として描かれていた。別の世界があるという発想がないから、自分で設定を作って異世界を想像することをしないのだ。
どうして世界の概念がないのか。この世界に国という概念が存在していないことを説明すれば、もっと理解しやすくなるだろうか。
この世界では、文献として記録が残ってる時代からずっと、世界全体を一つの国としていた。歴史において、常に単一国家だったのだ。そうなると、争う他の国がいないため、そもそも国という単位が生まれない。区切る必要がなく、名前が生まれない。それと同じようなことが、世界の概念でも起こっているのだ。
……今思い出したが、カイスでリヒトに魔法を習うために説得していた時に世界というワードを発したけど普通に会話が成立していたな。多分だけど、あの時の「世界」は、人間が治めている平和な状態のことを指していたのだろう。
翻訳の石は、固有名詞じゃなければ、相手に伝わるように内容を変換して伝えてくれるからな。こっちの耳に聞こえる時も、俺が理解しやすいように翻訳してくれるから、もし前に世界という単語をこの世界の住人から聞いていたとしても、不思議ではない。
ここでみんなが世界という言葉に疑問を抱いたのは、俺が明確に別の世界について言及したからだろう。翻訳の石が俺の意図をきちんと汲み取って、知らない概念だということをみんなに伝えたんだな多分。
というわけで、まず世界の概念を教えないといけないわけか...こんなところで躓くとは思わなかった。
「あー、世界ってのはな...なんて言えばいいかなぁ...ちょっと想像して欲しいんだが、もし魔法がなかったら、どんな生活を人は送っていくと思う?」
「えーっと...どういうこと?」
「説明むずいんだよな...簡単に言えば、俺たちが今生きてるこの空間、これが普通だと超えられない壁のようなものを隔てて、無数にあります。これら一つ一つを世界と言って、どれを取っても同じものはない。この世界みたいに魔法がある世界もあるし、魔法がない世界もある。呪術みたいなのがあるかもだし、そもそも人間が存在しない世界もあるだろう...そんな感じ?」
「あーダメだ。カリヤが何言ってるのかまるでわかんない」
はい、クミリアさん脱落ー。まぁ、無理もない。この世界には存在しない概念をいきなり理解しろって言われても、普通無理だろう。俺の説明も下手だしな。
「確かに言ってることはよくわからないけれど...えーっとカリヤ?それは本当にあるってことでいいのよね?」
「ああ。世界は無数にある。そして、俺はその中の一つ、別の世界からこの世界にやってきた。これらは全て事実だ」
「ねぇカリヤ。さっきの言い方的に、もしかしてカリヤのいた...せかい?には魔法がなかったの?」
「そうだ。まぁ本当になかったのかは俺にはわからないが...まぁ、少なくとも俺の身の回りにはなかったな。ないとまでは言い切れないが、多分ない」
魔法があったらいいのにねぇ...まぁ、今の俺からしてみれば、絶対身体強化魔法使ってんだろって言いたくなるようなアスリートがいたり、魔法にしか思えないような技術を持った人がいるわけなんだが...たまに魔法よりも凄いことしてる人がいるのはなんなんですかねぇ?
「俺の世界では魔法がない代わりに、科学が進んでてな。時間を操作するとかは出来てないが、この世界の魔法で出来ることはあらかた出来るんじゃないかなぁ...あ、刀とか銃とかは俺の世界にあった物だな」
「もしかして、天の怒りについて詳しいのも、別のせかいから来たってのが関係してるわけ?」
「ああ。お察しの通り、電気関係の原理はこっちの世界ではあらかた解明されていてな。その知識のおかげだ」
「なるほど...やけに私たちが一切知らないことに詳しかったりしたけど、それが理由だったわけね」
「……そっか、最初に会った時に、この人なんか知らないこと多いなって思ってたけど、そのせいだったんだ」
「そうなんだよステラ。この世界のことをまるで知らない状態だったから、あの時に色々教えてくれてマジ助かった。本当にありがとう」
「こちらこそ、爆発の方法とかも教えてもらったし、お互い様だよ」
「だな...っと、俺の世界については一旦ここらで終わりにしよう。次は、なんで俺がこの世界にやってきたかだ」
俺の世界がどうだったかはこれからいくらでも語れるだらう。さっさと俺の目的の話まで繋げないと。
「俺がこの世界に来たワケ...これを話そうとすると、何百年くらい前に遡る必要あるんだよな。ちょっと長くなるがいいか?」
マジで、今の銀河の状況を理解するぐらいのことをしないといけないんだよな。長くなるぞー。
「まず、だ。ある日、とある神が暴走した。あ、先に言っておくが、他の世界だと神様は何柱もいることは全然稀なことじゃない。なんなら、一柱だけの方が珍しいまである」
「そ、そうなのね...」
ここも文化の違いだよなぁ、日本だと八百万いるわけだし。
「で、暴走した神ってのは、自殺した人を次の人生へと導く神だったんだ。なんで暴走したかって言うと、世界の在り方に絶望したかららしい」
「せかいの在り方?」
「どうやら、世界ってのは全ていつ何が起こるのか全て決められてるんだと。俺たちが何をしようとも、それは全て決まっていたこと。それが可哀想だと思ったのか、それとも全部決められていてつまらないと思ったのか、どっちなのかは知らないが、その神はそのシステムを壊そうとした」
「せかいのシステムを壊す...相変わらず神の考えることはわからないね」
「えっ、ライトって神の声が聞こえるの?」
「たまにね」
「へー...悪い、話が逸れたな」
まだまだ長いんだから、こんな寄り道をしてる暇はない。
「その神はシステムを壊すために、まずあることをした。彼女の手には、その日に死ぬ人間のリストと、自由に扱える自殺者の魂があった。それらを使い、自殺者の魂をその日に死ぬ人に憑依させたんだ」
「憑依?」
「ああ、体を乗っ取らせたんだ。そうすれば、本来とは違う行動をしだす。それによって死を回避させて、決められた世界を壊そうとしたんだ」
「……その言い草的に、失敗したと見ていいのかしら」
「そうだ。これは失敗。多少の変化はあれど、死の運命は変えられなかった。変化も微々たるもので、現実世界に影響はほとんど無し。たが、ここで一つ、誰にとっても想定外なことが起きた。自殺者の魂を神が引き戻したら、取り憑いていた人の魂までついてきてしまったんだ」
この想定外が、俺のバックにいる神様を苦しめたんだよなたしか。
「本来なら他の神の担当である魂が手元にある。それを好都合と見た神は、一体どうやるのかは知らないが、その魂を初期化したらしい」
「初期化?」
「魂は本来使い回されるもの。そしてその使い回しの中で情報が蓄積されていき、そこから引き出す形で個性ができていくらしい。それを初期化したらどうなるか...結論から言うと、本来生まれるはずだった人とは違う人が生まれる。これで一気に世界のシステムが壊れたわけだ」
「あらかじめ決められた世界が変わり始めたと...」
「一人変われば、バタフライエフェクトで大きく世界が変わる。決められた世界から変わっていく。けれど、毎日死者のリストは変わらず手元に生成され続けた。まだ完全に壊せたわけじゃなかった」
「そのリストがある限り、未来は決められたままというわけね」
「だからその神は繰り返した。沢山の自殺者の魂を集め、憑依させ、魂を回収して初期化して元の世界に送り返した。やがて別の世界のシステムも壊そうと画策し、段々と支配を広げていった。けれど、いつまで経ってもリストが手元に残るまま長い時が経ち...とある変化が起こった」
やっと俺たち自殺者の英雄の登場だ。
「自殺者の魂の憑依は、仕事のように行われた。一ヶ月間二日に一回、その日に死ぬ人に乗り移って死の恐怖を代行する。一ヶ月業務を遂行したら、自分が死んだ日の最初からやり直させてやる...そういう名目のもと、実際には記憶を巻き戻してまた業務をやらせていたわけだ。そんな中、とある人間がループして永遠と仕事をさせられていることに、どうしてか気づいた」
なんで気づいたのか、神様も知らないらしい。もしかしたら、その男と同じことが起こらないようにするためにその後の記憶処理が強くなっていて、それ以前はメモを残すことがギリギリ可能だったのかもと仮説を立てていたが...真実はわからない。
「その男、小名木勇平は神を糾弾した。が、追放された。そんな危険因子を置いておくわけにはいかないからな。だが、そこで一つミスを犯した。宝石とやらを奪われたんだ。その神がいる世界の物品を持ち出した小名木は、生まれ変わって片桐陽介となっても前世の記憶を保持していた。そして神を倒すために自殺、また神のいる世界に向かった」
神と戦うために自殺ってすごいよなぁ...まぁ、何もしなかったら死ぬ時に憑依されて魂を初期化されるから、それを避けるためだったのかもしれないけど。
「神の世界に戻った彼は、宝石の力を使い、記憶を継承しながら一人で戦った。一人で神を倒す準備をしていたんだが...途中で起こった事故で宝石を手放したため、前世の記憶を失ってしまった...やっぱ長いなこれ。色々端折るがその後彼はなんとか宝石を取り戻し、今度は仲間を集めた。そしてまた神を糾弾したが...またダメだった。またしても追放された」
ちゃんと語ろうとすると、百年近い戦いになるから長いんだよな...端折れるところは端折ろう。
「神の世界から神を倒すのは無理だった。そして、人の手で神を倒すのも同じく無理だった。そこで彼...いや、彼女、富田沙優は考えた。人の手では神は倒せない。ならば、神に神を倒してもらおうと」
「他の神に頼むってこと?」
「そういうことだ。その日死ぬ人間に憑依している仲間と協力しながら計画を練った彼女は、ついに行動を起こした」
「行動ねぇ...どうすれば、他の神に頼めるのかしら」
「その答えは、その日に自殺をしようとしている人を探し、コンタクトを取ることだ」
「……それをしても、システムを壊そうとしてる神の所に行くだけでは?」
「そのまま自殺すればな。彼女はその人に誰かが憑依していないのを確認してから、建物の屋上から突き落として殺したんだ。自殺者には憑依しない。本来なら自殺になるところを、前世の記憶を持ち、自由に行動して世界を改変できる彼女だったからこそ、憑依していない人を殺すことができた」
「憑依していないから、本来いくべきところに魂が行く...というわけね」
「そして殺す直前、その殺した男に宝石を持たせていたんだ。そうすることで、そこにいる神に宝石を渡し、それを道標にして神を倒してもらおうとしたわけだ。それを見届けるために、彼女もまた自殺。神のいる世界に行ったら、そこで別の神が男をつれてやってきて、神を倒した...ここまでが、事件の顛末だ」
「長かったわね...まだ噛み砕けてないところはあるけれど、大体の事情はわかったわ」
「ちゃんとわかってんのはニアだけっぽいけどな...その後、神を倒した神...区別のためにこっちには様をつけさせてもらうが、その神様はその場にいた全員に言った。神は信仰心が生きるエネルギーになる。魂の初期化のせいで人が全く来なくなったために、その神はエネルギーを失い消滅間近だった。そんな時に男がやってきて、神を倒すきっかけを作ってくれたこと、消滅から救ってくれたことに感謝してもしきれない。ずっと苦しいことをさせてきた償いのためにも、次の人生は臨むものにしてやりたい...ってな。どんな要望も叶えてもらえて、こんな世界に行きたいとかこんな力を持ちたいとか全てが自由だった」
「なるほど...それでこのせかいに来たいって言ったわけね」
「それはちょっと違うんだよな...その時その場にいた全員が決めたのは、元の世界で普通に生まれて生きて死ぬこと。普通を望んだんだ」
「普通...まぁ、普通じゃない経験しかしてなかったものね」
「まぁ俺は、バリッバリに異世界希望だったんだが...みんなの意見に乗って、普通の世界を望んだ。ただ、次死んだときには、その時に言った要望通りにしるという約束を結んでいたんだ。こうして、俺がここにいるわけだ」
「カリヤ...大変な思いをしてきたんだね」
「長い間、何回も自殺して神を倒すために頑張ってきたのか...すごいなぁ」
「あっ、ごめんさっき名前出た人は俺じゃない。俺は最後に殺された男、戸崎和人だ」
……うわ、なんか騙されたみたいな顔してる。
「ちょっと紛らわしかったか...そんな目をしないでもらえると助かるんだが、これでもすごい神様に感謝されてるんだぞ?俺がいたおかげで神様は消えずに済んだわけだしさ」
「そうだけど...ねぇ?」
「なんか、心配して損したっていうか...」
「さも自分が頑張りましたみたいに話すから勘違いしちゃったじゃん。やめてよ」
「すごい言い草だよこいつら...」
「だって、ねぇ?今の話だと、カリヤは普通に自殺しようとして殺されただけじゃん?何もしてないのと同じじゃない?」
「なんか俺が自殺しようとしたみたいに思われてるけど、あくまで前世の俺だからな?俺だけど俺じゃないからな?勘違いしないでくれよ?というか自殺しようとしたのも、それなりに理由があったんだよ」
まぁ、俺は前世の記憶一切なくて、全部神様から聞いた話なんだけどな...
「ってかもういいわこの話。まだまだ続きあるんだよ。次の人生で死んでから神様に出会った時の話から、この世界に来るまでの話とかさ。まだもう数分はかかるぞ?こんなところで色々言い合ってる時間はないんだよ」
「長すぎるわよ話...まさかここまで長くなるとは思ってなかったわ」
「相槌すくないからこれでもスラスラと進んだ方ではあるんだが...あれだな、一旦休憩しね?パンクしてるクミリアの頭を休ませないといけないし、俺も喉乾いてきたし」
「……そうしましょうか。こっちも一旦頭を整理したいし」
「まさかこういう独白で休憩を挟むことになるとは...こういうのって普通一回でまとめるじゃん。これがアニメだったら一話で終わらずに次回まで続いて、説明パート長すぎで炎上しかねんぞ」
「……そのあにめとか、そういったよくわからないことをたまに言うのも、このせかい生まれじゃなかったからなのね...」
「そういうわけだ。ってことで休憩だ。水飲もー...次元収納の中じゃん。しかも魔力無し...誰か助けて?」
魔力全放出はしなくてもよかったの後悔する俺だった。
……本当にすみません。
長すぎて次回に持ち越しになりました...もっと簡潔にしたかったけど、どうしてもこうならざるを得なかった...次回もこうなる可能性大です。
出来るだけ早く先に進めるように、作者も頑張りますんで、読者の皆様、付き合ってくれると助かります...