2011年度に稲葉市の八十神高校新入生として入学してきた一年生である
彼を迎えるものは一体何だろうか..........
1話 転入生と稲葉
里親の実家がある岐阜県に引き取られてから今まで過ごしてきたが、今年は転勤で稲葉市という県も違う知らない土地へ引っ越すことになった。
今俺は特急列車2本を乗り継いだのち、稲葉に至るローカル線に乗って惰眠をむさぼっていた。
「ZZZ..........」
「毎度ご乗車ありがとうございました。まもなく終点八十稲葉、八十稲葉です。」
その放送が流れる少し前に俺は目を覚ました。
「車窓眺めながら行くつもりだったのにガッツリ寝てた..........とにかくすぐ降りれるように準備しないとな..........てか親父達車で走ってったけどもう着いたかな。」
そういって携帯電話を確認すると親父から既について駅前で待機中といった内容のメールを確認した。
「もう着くって返しとこ。」
そしての乗車中の列車はゆっくりと稲葉の駅に到着し、降り立った俺は親父の車に乗せられ新しい一軒家へと向かった。
俺は昨日までは三門市という都内のベッドタウンに住んではいたもののその町は昔からたびたび近界民の侵攻がありそのたびに呼び出しがあれば出向いて排除したりしてはいたが、今回親の都合で予備役となることになり進学先もボーダーと提携していた高校の予定をやめてこの町にある公立高校の八十神高校に進学することになった。
なおあくまで予備としてもボーダーにいる限りは玉狛の隊員としての扱いのままであるがさすがに組んでいたチームからは一旦離れることにした。
ただ二度と組むわけではないのであいつらは快く送り出してくれた。
そんな思い出に浸っているうちに新しい家についてそれぞれ新生活の準備を整えた。
それから数日後 4月12日 俺は入学式を迎えた。
校長の有名な長い話を半分寝ながら聞いたり、新しいクラスの教室に案内されその際に一人の同い年の少年とすぐに仲良く話していた。
「そういえば明人って部活とかどこに入るか決めた?」
「いやそれが....三門中にいたときは部活はしていなかった、自己紹介もしたし昔のニュース覚えていれば少しはわかると思うがボーダー隊員だったからそっちで忙しかったしなんなら今でも予備役だからもしもの事態には飛んでいくことになる。正直自衛隊の予備役と同じ感じだからもう部活は入ることは考えられない。」
「そっかお前は部活参加してる暇がないかもしれないな......まあ俺は完二と同じとこにしようかなって思っているけど、まあ姉ちゃんがバスケが人が欲しい的なこと言ってたとは聞いたことあるけど授業以外でやったこともないしパスかなあって。」
そんな話をしているといかにもヤンキーそうな男が声をかけてきた。
「よう尚樹.........とおまえは誰だ?」
「ああこいつは三門市という都会の町から最近ここにきたらしいけど、結構気が合って色々話してたところだよ。」
「どもども。」
「俺は巽完二、尚樹とはまあ幼馴染という間柄だ、四露〇苦。」
「まあこいつ筋金入りの不良ではあるけど根っこは優男だから安心してくれ。」
「ひとこと余計だろ......」
「幼馴染か..........」
「どうした?」
「いやなんでもない、あっちに住んでた時の同期や先輩を思い出したんだよ。」
そして俺たちの入学説明会も終わり帰ろうかというところで緊急放送が入った。
『全職員、生徒にお知らせします。学区内で事件が発生しました通学路に警察官が動員されています。それに伴い緊急会議を行いますので至急職員室までお戻りください。また全校生徒は各自教室で待機、指示があるまで下校しないでください。』
「はあ!?事件だと?」
周りも今の放送で一気に騒がしくなった。
「おかしいな..........平和な田舎町のはずなのに..........」
「一部の地元民に粛清されそうな発言やめれ..........」
明人たちがこんな会話をしてた頃もう一人の転入生の様子
「席に着け!!!不本意ながら転校生を紹介する。ただれた都会からへんぴな地方都市に飛ばされてきた哀れなヤツ いわば落ち武者だ。」
『誰が落ち武者だ。』
「わかるな?女子は間違っても色目を使わんように。」
「鳴上 悠ですよろしく。」
「なんだ?そのそっけない態度は..........なんだその目は文句でもあるのか?」
いやそうだろ普通あほみたいな紹介すんな出っ歯
『おい作者、取り敢えず落ちつけ。』
なぜばれた?
そうするとショートカットの女子生徒が手を挙げてセンセーと呼んでいた。
「転校生の席空いてるんでここでいいですかー?」
「あ?そうか、じゃあ貴様の席はあそこだ、さっさと着席しろ。」
「転校生来ていきなりモロ組か..........」
「目つけられると停学とかリアルにくらってまうもんなあ..........」
いやどんな教師やねん
『だから落ち着けって。』
いやなんでわかったんだ?
「最悪でしょアイツ、あ、あたしは里中 千枝ねヨロシク!!まーこのクラスになっちゃったのが運の尽き一年間頑張ろ。」
そしてさっきの緊急放送へと至る。
「はー.........いつまでかかんだろ。」
「さあね。」
「あ、そういえば雪子前に話したヤツやってみた?(雨の夜中に…)ってヤツ。」
「あ、ごめんやってない。」
「ははっ、いいって けど 隣の組の男子俺の運命の相手は山野アナだって叫んでたんだって。」
「あー…えー…っと 里中…さん。」
「何よ花村、なんでさん付けよ?」
「申し訳ない!事故なんだ!バイト代入るまで待って!!」
「なんで貸したDVDに亀裂が入ってるの!!?」
「さっき登校中に自転車でこけてたとこ見た気がする.........」
それから数分後ようやく下校できることとなり明人や悠はそれぞれの家に下校した。
明人は親である警察官である両親から地元テレビ局の女子アナが変死体で見つかったという話を聞いた。
「すまないな…引っ越し早々家開ける羽目になってしまって。」
「いや問題ないよ、むしろ殺したやつを捕まえないといけないだろうし、あとジュネスに行ってバイトの説明とか聞いてきたし何なら明日から来てほしいって感じだから俺も買えり遅くなると思う。」
おれは引っ越し前にバイトを決めててちょうど下校最中に説明を聞いてきたところだ。
その翌日4月13日の放課後、俺は早速働きだした。
「本日から世話になる榊です。今後よろしくお願いします。」
「ごめんね早速来てもらっちゃって。俺は花村、そして俺の隣にいるのが。」
「尚樹から聞いてるわ。私早紀、これからよろしくね。」
「お世話になります。」
「ちなみに花ちゃんそちらの銀髪の子は?」
「転校生の鳴上と申します。」
「都会っ子同氏は気が合う?こいつこっちに越してたばっかで友達少ないから仲良くしてね。」
その後小西 早紀先輩は持ち場へと戻り、俺も花村さんから説明受けながら働いた。その際に花村さんと一緒にいた里中さんや俺と同じく引っ越してきた鳴上さんからマヨナカテレビと言われる都市伝説を聞いた。信じるか信じないかは個人差があるが面白半分で見てみることにした。そしたら早紀先輩らしき姿が見えた.........
4月14日俺は今日もバイトのためジュネスに来たが花村さんから早紀先輩がシフトがある予定だったが来ておらず、学校にも来なかったという話を聞いた。
「そういえば俺マヨナカテレビ出るかなーって試したら電源切ってるのにテレビが映って...........早紀先輩らしく見えました...........」
「俺もさ...........明人も観たならみんな見ただろうな..........」
どうやら先輩たちも見ていたようで休憩時間中はその話でもちきりになったが鳴上さんがその時にテレビに吸い込まれた感覚があったというもんで気になって大きいテレビの前に俺と花村さんと鳴上さん、里中さんで行った。
「けど夢にしても面白い話だねって言いながら大きいテレビの前来ちゃったね..........」
「傍から聞いたらなんだそりゃって思いますけど、鳴上さんがそういうのなら何かあるかもしれないですね..........正直何も起こってほしくないですけど。」
そういいながら俺と花村さんと里中さんでテレビに手を突っ込ませようとしたが当然のように画面から先に手が入ることはなかった。
「もしかして俺と同じで慣れない土地にいたからそう感じちゃったんじゃないですか?」
そういって俺らはテレビを離れてその代わりに鳴上さんがテレビの前に立つ、そして手を出すと画面が液体にでもなったかのようにゆがみ、手が中に入っているではないか..........マジシャンか?里中さんが最新型のそんな新機能なんて大阪のおばちゃんのようなボケをかましたが俺はそれに突っ込む余裕がないほど驚いた。まあ代わりに花村さんが突っ込んだでいっか。
鳴上さんは興味本位か知らないがどんどん中に入っていく、驚いた花村さんたちが止めようと向かうがテレビに吸い込まれ、俺も正気に戻って助けようとしたが三人を引っ張れる力もなく同様にテレビの中に吸い込まれていった。
そして気づいた時には俺たちはスタジオみたいなところにいた。
「確かテレビの中に入っちゃって..........てかここどこ?」
「それみんな聞きたいことだと思います.....てか霧が濃くて周りがあんま見えんし..........」
「どっかのスタジオ?ジュネスのテレビがこんなところにつながってるなんてびっくりなんかのアトラクション?」
「な訳ねーだろ」
「調べてみる方がいいかも、出入口無さそうだし」
「ほんまや.....」
と言って歩くこと数分マンションの部屋のような所の前に来た。
「正直怪しすぎるが行くしかないか。」
「すみません、おれ念のためにあるんで少し使いたい奴があります......」
「えっ?何?」
「そういや明人三門市から来たって言ってたけどあの過去にわけわからないやつらに蹂躙された街じゃなかったか!?」
「ちょっと!!花村!!」
「別に大丈夫です、最初は初期メンバー数人しかいなかったので民間人もかなり殺されてしまいあんまり思い出したくないなって思うことがあっても二度と繰り返さないためにってこいつを使って守っていたんですよ。だから二回目は民間人は犠牲なしで済みました。まあ敵の問題児が本部の人間六人葬りやがったんで印藤は渡しましたけどそれでもだいぶ自信になりました。」
と言いながら俺はトリガーを起動させてみた。
そしたらいつものようにトリガーは起動し俺は無事トリオンの戦闘体に変身することができた。
「正直あんま使う必要はないかと思っていたんですけどこんなわけわからんところでとんでもない目に合うのは嫌だから久しぶりに使いますわ。」
「へえーそれがトリガーっていうやつねえ......」
「なかなかに面白そうなやつだな。」
男子二人組はまあマイペース気味な反応をしたものの里中さんは帰るために情報を集めたいらしく俺らの会話の輪に割り込んで無理くり先に行かせられた。
と言って部屋に入ると誰かのポスターの頭部を破いた奴が数え切れないほどあり不気味な空間だったので最初に来たところまで一目散に引き返した。
だがそこに謎のものがおり俺はとっさにスコーピオンを構えたもののそのすぐ後に里中さんが謎の生物に飛び蹴りをした。
そしたら着ぐるみの様なやつがいたしギャグ漫画で飛び蹴り食らった際に出る言葉第1位のような音も聞こえた。
その着ぐるみを見て猿かって里中さん言ってたがさすがにあの見た目で猿はありえない。そしたらそいつが○なっしーのように喋った。もう俺の脳内キャパシティはもうゼロに近い......いやトリオン体に換装していた関係で何とかなるがかといって訳が分からなさ過ぎて考えたくもない。
とりあえずコイツはこっちを見つけて、俺たちが人をこの世界に入れてる犯人だと口うるさく聞いてくるもんで違うと話すが、なかなか聞き耳持たない...まあ確かにここにおる時点で怪しいのは否定はできないがこの世界なんて鳴上さんがテレビの中にどんどん体入れるもんでパニクってしまった俺たちが何とか引き出そうとして失敗しただけで、初めて知ったんだから関係ない。
「とにかく俺達こっからの帰り方がわかんねえんだよ!!」
「トリガーは解除するがお前が帰り方教えなかったらトリガー使っててめえを切り裂くぞ.....」
花村さんが俺らが1番気にしてることを言ってくれたからとりあえず、正直訳わからない事態に遭遇した俺は結構切羽詰まっていたからかとんでもないこと口にしてしまったからか少しビビッてしまったらしく着ぐるみ(?)は帰るならここくぐれと高度経済成長にありそうなブラウン管テレビが人数分出てきた。
「いやなにこれ。」
結局俺はどういう事か飲み込めないでいたが鳴上さんはすぐに飲み込めていたようだ、すげえな()
そしてクマに押されるがままに俺達は元の世界へと戻って来た、さっき入った大きいテレビで周りに誰も居なくて助かったし、帰ってきた丁度の時間にタイムセールが始まったからそっちに人が集まっていたのが幸いした。
とにかくあの世界にはわけが分からんことがいっぱいあり過ぎて困惑さえしたが花村さんがポスターにだけ見覚えがあると言っていた。
「あの気味悪い部屋のポスターって気のせいかもしれないけど柊 みすず何じゃないかって俺思うんだ。最近ニュースで柊みずずの夫が昨日変死体で見つかった山野アナとと不倫状態だって話だったじゃん。なんか関係ありそうに思えてきて。」
「何か関係はありそうですが、インパクト強くて......」
確かにあれは俺も参った。
「まあとりあえずあそこでの事は忘れようぜ。」
という言葉で俺達は解散となり家に戻った。
ただこの花村さんの直感が後に当たることになるとは誰しも思いはしなかった。
その夜俺を含めた皆で自然とマヨナカテレビを確認していた。
そしたら映ったのは早妃先輩に非常に似た人が映りなにかもがき苦しんでるような素振りをしており、自分の中で一抹の不安が走ったがそれが現実となってしまったのだ。
4月14日
俺はいつものように登校し、不安な気持ちを押さえ付けながら尚輝と他愛のない会話をしてホームルームまで待っていた、しかし先生が来る前に街中にけたたましくパトカーのサイレン音が響いた。
俺は背筋が瞬間冷凍でもされたかのように寒くなった まさかあのマヨナカテレビで鮮明に映し出されたらなにか不吉なことでも起きるのかと、ただはっきりとはわかんないのでとりあえず午前中はいつものように授業を受けた。そして午後になり急遽緊急集会が開かれる事となった。
校長はボソボソ喋りが多く聞き取りづらい事が多かったが唯一分かった事が、早妃先輩が誰かに殺され、山野アナ同様電柱に逆さ吊りの状態で発見されたと言う事、確かにあの人は山野アナの第1発見者ではあったが殺されるという事は口止めされてしまったのだろうか?
ともかく後味の悪すぎる周回も終わり先輩が殺されたことに納得がいかない俺や花村さんそして里中さんと鳴上さんで集まっていた。
「俺なんで先輩殺されたのか全然わかんないですよ.......」
「それは俺も同じだし、なんなら俺今引っかかってることがある。昨日のマヨナカテレビだ。お前らも見ただろ?この前も昨日も映ってたのあれ小西先輩だったかもしれない。先輩がもがき苦しんでいるような姿が見えたあと画面から消えてしまった。」
「何が言いたいの?」
「お前前言ってたよな?クラスに男子が運命の相手は山野アナだって叫んでいるヤツが居たって。」
「早妃先輩の遺体も山野アナと同じく電柱に逆さ吊りの状態で発見された......まさか、山野アナも同様にマヨナカテレビに映っていたかもしれないって事ですか!?」
俺は驚いてはいたが、内心確かに関連性が有りそうな気が薄々感じていた。ただ確信には至ってはいなかった。
「あのクマが言ってた事が本当だとして考えられるのはあの世界に2人とも放り込まれてシャドウとか言う奴に殺されたのかもしれない.....」
「犯人はそれを知って犯行した、そして自分は関係ないことに出来るという自信があるということですか......俺もう1回あそこ行って確かめたいです!!あんなの誰が納得できるか!!」
正直先輩とはあって2日位のものだったが色々教えてくれる優しい人だし殺されるような事をする人だとは1ミリも感じなかった。
「俺も明人に同感だ!!!頼む鳴上俺らじゃあそこ入れないから連れてって欲しい!!!!」
「無茶言ってる感満載かもしれないですけど、真実を知りたいんです!!!」
俺らで鳴上さんに徹底的に懇願したところ、鳴上さんも首を縦に振ってくれた。まあ里中さんは納得行ってない感じはあるけど、そこは多分なんとかなるだろう。
その後一旦解散した俺達は武器になりそうなやつを物色し昨日の大型テレビの前に集まった。
「揃ったか?」
「まあ俺は持ってても問題なさそうなヤツを持ってきましたが、もし襲われそうになった際はあれを展開するつもりなのでご心配なくっといった感じです。」
俺は準備は万端であるというものの里中さんはいまだに止めるつもりでいるようだ。
「バカを止めに来たのよ!!花村言ってる事が本当ならあんたの身に何が起きるかもしれないのよ!?」
「そうだよ俺達は里中の言う馬鹿なんだよ、真実を知るために知らないとこに行くヤツらさ。だけどそこまで馬鹿ではねえ流石に命綱位は用意してきたさ。だって1回入って戻ってこれただろ俺達。」
「あのクマヤろーにも会えるかもしれませんし、試してみる価値は十分にありますし、なんせ里中さんも納得できてないですよね?」
「安心しろ里中、俺も着いていくのだから。」
「んじゃ不審者に見えるかもしれないけど、留守番頼んだわ。」
「戻って来てよ絶対に!!!!!!」
そうして俺たちは鳴上さんの力を借りてまたテレビの中の世界に入った。
「また君たち来たクマ!?やっぱり犯人は君達クマね!!」
「ざっけんなっつーの!」
「もし俺らが犯人ならお前がギャーギャー騒ぐ前に手持ちの鈍器でフルスイングしてたわ。」
そういって俺は適当にもってきた筆箱(殺意高め)を見せると観念したのかクマはコロッと態度を変えた。
「そっか....じゃあ君たちは犯人では無いクマね。ただその代わり犯人を見つけて欲しいクマね。」
という感じでクマの誤解は解けたがその代わり少々面倒な約束をしてしまった。
尚輝といつの間に仲良くなってる?
A 作者の都合です()
早妃先輩といつの間に仲良く?
A すみません仕様です