ペルソナ  とある男の記憶   作:アリストAgain

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俺がペルソナを覚醒させたがいいが疲労によりすぐ寝込んでしまったが、その裏で大変なことが起きていた様子だ。

里中さんの親友と思われる人がその日のマヨナカテレビに映ったらしい。

鮮明ではなかったが里中さん曰くあの和服姿はそっくりだということだ。


4話 親友

今日はいろいろありすぎて一生忘れなさそうな日になった、先輩を殺されたことが納得いかないからとテレビの向こう側に行った。まあそもそもテレビの中にまた変わった世界があるなんてこと自体この力を使える者以外には理解不能だが肝心なのはそのあとだ、その例の力を鳴上さんはすでに持っていてあのへんな怪物どもがたくさん湧いて出てきたときにペルソナで一掃したのだ...もうこれだけでも一般人ならすでに理解が追い付かなくてフリーズものである。でもさらに続きがあって俺と花村さんの偽物が現れる、怪物になるってそれを克服したらそれがペルソナになる...なんか説明してる俺もわけわかんなくなってきた....俺もこの力を手に入れたのだからもしマヨナカテレビでも映れば俺だけでも入れるのかもしれない。

 

だが今の俺には重要な問題が......

 

「完全に寝落ちしてもうた......」

 

それはさておき今日はマヨナカテレビが結構噂になっていた。ただ俺は一人気がかりになっている奴がいる......尚樹だあいつは自分の姉が殺されたんだ、今日の場合はお通夜やお葬式だと思うけどまさか姉が殺されるとも思っていなかったんだ両親もろともショックであるのは確実だ。あと一人いねえ奴といえば......完二もいねえな。

 

結局完二も来ないまま授業も終わり、俺はいつものようにジュネスでバイトのシフトが入っているのでジュネスに行き、異世界に入るのに使う大型テレビの前で花村さんたちと合流した。花村さんは昨日マヨナカテレビに映った人物があの異世界に放り込まれたのではないかとクマに聞こうとしていた。

 

ただ今日は家電売り場に案外たくさんのお客様がいるからテレビに入るのは難しいようで、テレビ越しに話を聞こうとしたらしい。

 

まず鳴上さんがテレビの中に手を入れてクマを呼んだ、そしたらクマが手をかんだようで鳴上さんが急な痛みに驚いてテレビから手を出したときに謎の歯形がついていた。

 

「うっ!!!!?」

 

「どうした?」

 

「噛まれた..........」

 

「うっそ歯形ついてるじゃん!?大丈夫?」

 

「泣けてきた....」

 

「泣いてないじゃん..........」

 

里中さんの言う通り鳴上さんは噛まれたことに驚いだけで泣いてるようには見えない。

 

「その割にポーカーフェイスですね..........」

 

まあ半分突っ込みな様な事を言ったのはええが一番大事なのはクマがあっちで誰か入ったかを確認しなければいけない。

 

「その声は千枝ちゃんクマ?何の遊びクマ?」

 

「クマ?今中に誰かいるか?」

 

「誰かって誰?クマは今も一人で寂しんボーイだクマ。」

 

寂しんボーイって人が大事なこと聞いてるのにふざけたこと言うなよと思っていると里中さんも同じこと思ったようで。

 

「うっさい!!!本当に誰もいない?」

 

「ホントクマよ。今日もクマの鼻はビンビン物語クマよ。」

 

「マヨナカテレビに映ったのにあっちの世界にはいない.....どういうこと?」

 

「てか昨日映ったんですか...すみません昨日なぞに疲れてて確認する前に寝落ちしてて確認できてなかったです...」

 

「まあ仕方ないよ...昨日はだいぶお疲れの様だったし..........」

 

「ありがとうございます。」

 

「とにかく今日の夜、再度確認しよう。」

 

そういって里中さんと鳴上さんはそれぞれ家に、俺や花村さんはバイトをしてまた家に戻った。

 

ついでにお補足すると、俺が寝落ち決め込んで見れなかったマヨナカテレビに花村さんのクラスメイトが映っていたらしい。まだぼんやりであるため断言は正直できないがフォルム的に結構似ていたとのこと。実際今日聞いた話だとその人は里中さんの古くからの友人の天城雪子先輩だったらしい。天城先輩がマヨナカテレビに出る前に山野アナウンサー騒動でテレビ局にインタビューされているところが報道で取り上げられていた。しかも今日は登校してはいなかったとのこと、まあ実家の旅館に団体客が入ったらしく忙しいという理由ではあったから今日はまだ大丈夫だったらしい。

 

一抹の不安も抱えた状態でマヨナカテレビが映し出されるのを待つ。

 

そして時は来て、マヨナカテレビが映った...というか今回はロングヘアーな美人がシンデレラ城のシンデレラみたいな恰好をした女性が鮮明に映し出された。花村さんの推理が正しければもうあの世界に落とされたかもしれない...でも今家のテレビから入って奈落の底に落ちるかなんかが起きれば後も子もないので明日準備を整えて捜索するしかない現状を悔いた。

 

pipipipi

 

自分の携帯に着信が入った、相手は里中さんだった。

 

『急にごめん.....マヨナカテレビ見たよね?』

 

「見ました、和装美人系な方がシンデレラの様な恰好して王子様だの言ってましたね。」

 

『多分君にはまだ言ってなかったとは思うけど.....今の天城雪子、あたしの幼馴染の雪子なの。でも今映ったからまずいかもしれない、いまからアタシ天城屋旅館行ってみる。』

 

「お気をつけて.....」

 

取り敢えず誘拐された本人が里中さんの古くからの友人である天城先輩だというのが分かった。シャドウに襲われる前になんとかせねば。

 

翌日、日曜日なのでバイトはシフトを入れないようにしていたが、あの世界の安全な場所から入れるのがあの大型テレビしかないため俺はジュネスへとに向かった。途中で里中さんと合流したがやはり恐れていた事態はすでに起きていた。

 

「やっぱり昨日から急に行方不明になってた!!」

 

「一応天城先輩が行ってるかもしれないところはところ探したんですよね?」

 

「うん.....私もいろいろ回ったし、天城屋旅館の方々も探してたみたいだけど見つからなかった.....」

 

「とにかく俺たちもあっちを探してみます、花村さんの予感がもう当たったと考えたほうが手取り早いので。」

 

「ごめん、私も行く!!!!」

 

「少し待ってください、前のあなたの言葉を借りると無茶しないでくださいよ!?」

 

「無茶じゃない!!雪子が!!雪子が殺人犯にさらわれてあの世界に入れられたの!!絶対見つけて助けたいの!!」

 

「それはわかってますが、変な無茶で誰かを失うっていうのもごめんなんですよ!!」

 

里中さんはそれでも行くといって聞かなかった、むしろ自分にそれ以上里中さんを説得できるような言い訳もなかった。

 

というわけでジュネスに向かったらなぜかパトカー

 

がいて、花村さんと鳴上さんが連れてかれるところだった。

 

最終的に何が起きてたかというと模造刀を花村さんが持ってきてたがそれを鳴上さんに見せているところをちょうど警戒中の警官に見られたらしく連行されてしまったらしい、少しそこは注意してほしかったなと思いながらも何も武器がないのはさすがにあの世界で想定外が起きたときに困る.....俺には最悪トリガーという手があった。

 

最終的に花村さんたちは解放されたが肝心な武器どもは没収されてしまったので里中さんの行きつけで調達していくことになった。もちろん隠すための対策は考えた制服の中に隠しておけばいい話ではあるが、俺はまずなんで里中さんがこんな店を知っているのかカンフーとかいう単語を聞くまで知らなかった。

 

まあそんな長すぎる前置きはさておき、準備を整えてテレビの中の世界に入った俺たちはクマの戯言を聞き流し目的地へと向かうことにした。

 

着いた先には西洋城、昨日のマヨナカテレビで天城さんシャドウの後ろにあったやつのまんまそれであった。ただ異世界なので某ネズミーランドの様な青空ではなく気味の悪い謎の空であった。

 

「こんなおっそろしいプリンセス城なんて初めて見ましたよ.....」

 

「さっきの広場からフツーの気配は感じていたクマ。」

 

「フツーって.....あれか力とかないってことか?」

 

「つまりこの世界には誰かの手によって入れられたって事か。」

 

花村さんと鳴上さんは恐ろしいほど理解が早いようには思えたが、実際その力を俺も含めて使える者たちだから俺でも理解はできた。

 

「これってマヨナカテレビとだいぶ関係ありますよね?」

 

「あの番組だろ?まあこの世界が映してることに間違いないだろうが誰かがここで撮ってるんじゃねえのか?」

 

「バングミなんて知らないって前も言ったでしょーが!!ここにはクマとしゃsしかいない、誰かが撮ってるなんて知らないし、初めからこんな世界だクマ!!」

 

「俺たちからとったらそれが正直わからんけど、何かの原因でこの世界があっちに見えてんのなら天城先輩が失踪前に映ったのがどうなんか聞きてえよ?」

 

「不思議クマねえ、ここと君たちの世界はどういうつながりがあるのか、まだいろいろとわからないクマだけど、話を聞く限りそのバングミってのはその子自身に原因があって生み出されている気がするクマ。」

 

まあ曖昧な部分はあるけどクマが知らねえ限り俺たちでなんかわかるわけがない、ただクマの言い分だと天城先輩自身があのマヨナカテレビの要因であるのは明らかな感じだ。ただそれに一人納得いってない人がいた。

 

「雪子があの映像を生み出してるってどういうこと!?大体あの雪子が逆ナンってありえないっつの!!!」

 

「ただとにかくガチで失踪しているのでこの城を徹底的に探し回んと埒が明かないですよ!!」

 

「ああもうそうだった!!雪子今行くからね!!!」

 

そういって里中さんは一人で走って行ってしまった

 

「おい里中!!一人で行くな!!!ってああもうアイツはこんな時だと話全然聞かねえから.....」

 

「とにかく俺らも行きましょう!!里中さんになんかあったらまずいです!!!」

 

先行してしまった里中さんを追いかけて俺たちも城内に入った。クマも一足遅れてついてきているが俺たちが急に走り出したからおいてくなって言ってたような気がしたが無視した。

 

里中さんはどんどん走り抜けていくがその後ろでシャドウがうじゃうじゃ湧いて出てきていた。

 

「くっそあいつ...周りの状況見えてないな。」

 

「花村!!明人!!」

 

「おっけーい!!!」

 

「ういっす!!!」

 

「ペルソナ!!」

 

「いっくぜー!!!!ペルソナ!!!!」

 

「ここではトリガーよりこっちの方が効果あるはずだったな!!!来いよペルソナ!!!!!!」

 

俺たちはうじゃうじゃ湧いてきたシャドウを蹴散らしながら進んだ。

 

鳴上さんや花村さんは扱いにだいぶ慣れている感じがあってあっという間にシャドウを葬っていったが俺は初めてだからいまいちわかってない、だけどペルソナは俺の望んだとおりに動いてくれて入口のシャドウをあっという間に排除した。

 

「とりあえず敵を片付けたはいいが、明人のペルソナ出す時のセリフなんて言ったんだ?.....」

 

「来いよてめえって言いました....それはさておいて追いかけましょう、もう既に里中さん見失ってしまってるので!!!」

 

「とにかく急ごう!」

 

どの一方で里中さんはとある扉を開けて中に入った。だが入った先は急にモノクロ世界になっていたが、天城雪子の自室のまんまだった。その光景に驚いて立ち尽くしているとどこともなく声が、雪子の声が聞こえてきた。

 

『私、雪子って名前が嫌だった。雪なんて冷たくてすぐ溶ける...儚くて意味もない...でも私にはピッタリよね、旅館の跡継ぎ以外取り柄のない私には.......』

 

「雪子.....」

 

『千枝は明るく強く、なんでも出来て...私に無いものを全部もってる....私なんて....私なんて千枝に比べたら...でも千枝は私を守ってくれる....なんの取り柄のない私を、私そんな資格無いのに....優しい千枝。』

 

「えっ....?」

 

『優しい千枝だってさ....笑える。』

 

「誰!?まさかあたし!!?」

 

『雪子が...あの雪子が?あたしに守られてるって!?自分にはなんの価値もないってさ!!うふふ....そうでなくちゃね?雪子ってば美人で色白で女らしくて...男子なんかいつもちやほやしてる、その雪子があたしを卑屈な目で見る....それがとてつもなく嬉しかった。』

 

「違う....あたしそんな事!!!」

 

『ふふ...そうだよね 、ひとりじゃなんにもできないのは本当はあたし...人としても女としても勝てない、どうしようもないあたし...でもあたしはあの雪子に頼られてる.....でもあたしは雪子に頼られてる....』

 

そんな事をシャドウが言ってる最中に俺達も追いついた。

 

「里中!!!」

 

「くっそあれは....」

 

「里中さんのシャドウか....」

 

「抑圧された内面...不安定な精神状態が制御を失ってシャドウが出たクマ。」

 

「こ.....来ないで!!!!!」

 

『ふふ...だから雪子はトモダチ...雪子が大事...手放せない....』

 

「そんな...あたしはちゃんと.....やだ....来ないで!!見ないで!!!!!」

 

『うふふ...今まで通り見ないふりで自分を抑えつけるんだ?』

 

「黙れ!!アンタなんか....」

 

「よせ里中!!!!!!」

 

「それ言ったら面倒な羽目n」

 

「アンタなんかあたしじゃない!!!!!」

 

『...そうよ 、そうよ雪子なんてあたしがいなきゃ何も出来ない....アタシの方が!!!!』

 

そういって例に漏れず里中さんのシャドウも化け物へと変わった。里中さんは目の前の状況にだいぶ驚いていて逃げる足がすくんでしまっている。でもシャドウはいつの間にか手に持っていた鞭をたたきつけようとした。

 

「くっそ!!力を貸せ!!!ムサシ!!!」

 

「明人くん!!?」

 

俺はとっさに里中さんのほうへ行って、ペルソナを使って振り下ろされようとしていた鞭を止めた。

 

『何よアンタ達!!本物さんをかばっちゃって...アタシの方が....アタシの方が!!!』

 

そういうと再度鞭を振り落としてきたが、今度は鳴上さんと花村さんが加勢したおかげでダメージが少なめで済んだ。

 

「明人!!大丈夫か!?」

 

「問題はないですが、生身な面少しきつい時があるのがだるいっす!!でも助けていただきありがとうございます!!」

 

「やっぱこうなってまったか...巻き込みたくなかったけどこうなってしまった以上仕方ねえか....」

 

「鳴上くんに花村!?」

 

里中さんは俺達が急にペルソナを出して攻撃を食い止めたことにまた驚いていたが、事情を今説明できる状況ではないので花村さんが咄嗟に

 

「俺にも同じようなことあったんだよ。」

 

と言って何とか里中さんがこれ以上混乱するのを止めてくれた。

 

『ずっと素直で正直なのに!!そんな薄汚いサイテー女!!』

 

「そんな暴言言えるてめえも十分薄汚ない奴なんだよ!!黙ってろ!!!」

 

これを言われたからにはこう返すのがベストだろうと思って返したが、当然効くわけでもなくしつこいレベルで鞭を振り回してる。むしろ鞭どころか帯が出てきて多方向から襲ってくる。

 

「うわっ!!?反則だろてめえ!!!」

 

さすがにここまで攻撃を食らうとダメージも大きく最終的に三人まとめて吹っ飛ばされてしまったがすぐに体制を立て直し、里中さんに向けて放たれた帯を鳴上さんのイザナギが刀で切り裂いたが再度攻撃してきた。だが今度は花村さんがジライヤで攻撃を防いだ。なお花村さんは里中さんを守ろうとして抱きかかえていた。

 

だがジライヤはどんどん押され始めて最終的に吹き飛ばされた。当然花村さん本人にもダメージが入ってしまい花村さんも少々飛ばされてしまったどころか運悪くジライヤが拘束されてしまった。

 

だがあのシャドウは里中さんにズカズカと弱いとこ突きまくって惑わそうとしている。

 

「里...中.....惑わされるな..........」

 

『お黙り!!!!』

 

花村さんはあの帯に首を掴まれてしまい何もできない状況になってしまった。

 

「花村さん!!!くっそ...てめえ卑怯だぞ!!!!!」

 

「あんたもお黙り!!!」

 

そういって俺にも帯が襲い掛かってきた。なんとか振り払う努力はしたが対処しきれないほど一杯帯で攻撃してくるくるからついに俺もつかまってしまう。しいて言うなら間に合わないと思った一瞬でトリガーを起動させたためトリオン体の状態で受け止めたためダメージが入ることは防いだが、この体でほどけないレベルで力が強いし、ベイルアウトも三門市じゃないためできるわけもない。

 

「くっそ...せめてついでに孤月も出していれば...くそっ!!」

 

「花村!!明人!!大丈夫か?」

 

「捕まる前に体入れ替えたので生身には問題ないです.....」

 

里中さんに関してはシャドウに言われて茫然自失状態になっていた。

 

「これが....アタシの...本音....そんな...」

 

「本音?そんなの関係ないじゃないですか。」

 

「えっ......?」

 

「それでも、友達なんだろ?」

 

「雪子...?そうだよね。あたし達友達だよね?」

 

そうすると里中さんは何か吹っ切れたようにシャドウに対峙した。

 

「アンタは私の中にいた...アタシ...ずっと見なかったふりしてたどうしようもないアタシ。」

 

「でも!!アタシはアタシ!!なんだよね!?」

 

「里...中....」

 

そうしたらシャドウにノイズが走り出した。これは弱ってきた証だ。

 

『ううっ...ふざけないでよ...アタシを認めて受け入れようとするの!!?』

 

そういってシャドウは攻撃を加えたがイザナギがその攻撃を受け止めたため鳴上さん諸共飛ばされてしまった。

 

「うわっ!!!」

 

「鳴上君!!?」

 

「んあ!!?てめえ!!!」

 

「やりやがったな!!!!」

 

俺達は鳴上さんが吹き飛ばされたのを見て途端に文句を言うような構図になったが、今ペルソナ諸共あのシャドウに首を掴まれているため動けず、シャドウは首をさらに絞めつけた。

 

「ううっ...うわあああ!!?」

 

「あがっ!!?おい離せよてめえさすがにこの体でもトリオン体破壊されると元に戻って結局あぶねえんだよ!!!」

 

『このままバラバラに引きちぎってしまおうか?』

 

「花村!!明人君!!!!」

 

「およよよ......ヨースケ!!...アキト!!...」

 

「うっ......花村!!明人!!!!」

 

その時鳴上さんが一瞬腑抜けた声を出した後ふと一言。

 

「選ばれしもの......」

 

「??」

 

花村さんや里中さんは聞き漏らしていたようだが俺は鳴上さんがそういってたように聞こえた。

 

後で聞いた話だが鳴上さんは夢でベルベットルームという所に呼ばれる時があるらしく、その時もイゴールとかいう謎のオッサンの秘書から呼ばれてたらしい。

 

「チェンジ...ジャックランタン!!」

 

そうすると鳴上さんがイザナギを戻した後に見たことないペルソナを出してきた。なんかハロウィンのカボチャ顔に体がついていてランタンを持っている......ああそっか、ジャック(カボチャ)ランタンということか。

 

「およよよ!!?」

 

「ずっりい....アイツ、ペルソナ二つ使えるのかよ!?」

 

「羨ましい......」

 

クマは鳴上さんがもう一つペルソナを使えることになったのに驚いているわ、俺や花村さんはそれを羨ましがっている状況であった。

 

「やれ!!!!」

 

そう鳴上さんが言うとあのペルソナはランタンから炎を出して俺と花村さんやペルソナを拘束している帯を焼き切った。

 

「花村!!明人!!」

 

「おう!!!」

 

「やられた分倍返ししてやる!!!」

 

そうして3人で総攻撃をかけた。俺と花村さんであのシャドウにじりじりとダメージを与えて、そこに鳴上さんのジャックランタンの炎攻撃でシャドウは断末魔を上げながら遂に爆散した。

 

里中さんはシャドウが爆散したところに歩み寄り変化前形態に戻ったシャドウに

 

「アンタはアタシ......」

 

と話しかけた。

 

そうするとあのシャドウは俺の時と同じようにもう一人の自分から、かなりムキムキで槍を持ったペルソナへと姿を変え、里中さんのほうを向いて一回うなづいた後にタロットカードに姿を変えた。

 

「ん...これって...?」

 

「ペルソナだ。」

 

「じゃあ....これが?」

 

「ああ。」

 

「里中さんのあいつらに対抗できる力です。これで天城先輩を助けることができますよ。」

 

「あたしのペルソナ.....」

 

そして里中さんにその力が宿った。ただ問題なのは今の戦闘で正直すり減らされてしまいこの後進めるかどうか問題になっている。

 

里中さんは行くといっているが里中さん自体すでに疲労を隠しきれておらず、ペルソナを取得後に足元がふらついて倒れかけたので花村さんが何とか支えている状態になっている。

 

「なあクマ、前お前言ってたことだと俺たちの様なペルソナ能力持っているもんには霧の有無関係なしに襲うけど、持っていないものに関しては霧が晴れた日じゃない限りシャドウに襲われることはないって言ってたよな?」

 

「そうクマ。」

 

「今これ以上進んでみんな倒されてしまったら誰が天城を助けるって話になる。」

 

「里中、俺たちみんな揃ってもうくたくただ。一度戻って立て直そう。」

 

「その話を信じるしかないよね...ごめんねさっきは一人で突っ走っちゃって.......」

 

「問題ないですよ。最終目標は天城さんを俺たちが助けるって事ですし。」

 

「うん!!絶対助けるんだから!!!」




そうして俺たちは元の世界へと戻った。

俺と花村さん今日はバイトが入っている関係ですぐに持ち場に移動して働いていた。

鳴上さんと里中さんは屋外のテーブルで何か話し込んでいるようだったが持ち場を今離れることができないから後で聞くことにした。

天城さんは今のところペルソナ使いではないためクマの言うことが本当なら明日でも間に合うという安心感はあるが、いずれこっちで霧が出る日までに救出する必要があるため気を抜くことはできない。

ただ天城さんの親友である里中さんもペルソナを使えるようになったから少しは天城さんを助けるのも楽になる。

そうして俺たちはその翌日天城さん救出にむかった。

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