【完結】双子座の魔女 ──機動戦士ガンダム 水星の魔女 外伝 作:鉄槻緋色/竜胆藍
ついでにさらっと裏方噺とかしているので、よろしければ物語を振り返りつつお楽しみいただければと思います。
♊︎ タイトルについて
・「双子座」が示す、黄道十二宮における双児宮の、占星術に寄る割り当てでは、エレメントは「風」、守護惑星は「水星」と、原作と同じ要素のキーワードを持つ。
・また、占星術に寄れば、双児宮が関連する身体部位は「肩、腕、手」であり、シィルの義肢やエオルの武装に関連している。
♊︎ キャラクターの名前について
・メルデとシィル、クルティとヘレネは、関連神話の女神の名をアレンジしたもの。
・姓の「ステッフェン」は、ヨーロッパの人名から拝借してアレンジしたもの。
・クルティとヘレネの姓は、予定では「メルクゥル」でしたが、クドいので触れませんでした。
♊︎ 登場兵器について
・ルブリスエオルは、元々自分でプチ改造したガンプラでした。そこから物語を作ってみようと思い立ったのが、本作です。
・ザウォート・フェザーも、エオルの味方のつもりでプチ改造したガンプラでした。
・ハインドリー・イーゲル、ベギルベウ陸戦仕様機も、プチ改造から本作へ組み込んだ設定でした。
・以上のガンプラについては、それぞれのページの後書きにガンプラ作品投稿サイトへのリンクがあります。
・ロゴリストのイメージについては後書きで触れていますが、ネーミングの元は、センザンコウの英語名「パンゴリン」と「テロリスト」を混ぜた上でのアナグラムでした。
・なおロゴリストの装甲は、ケナンジに貸与した機体は通常の装甲で、オーラムとアージェは耐ビーム加工が施されていました。
・オーラム……金の元素名から。
・アージェ……銀の元素名から。
♊︎ ストーリーについて
全体的に
・サブタイトルは基本的に、意図的に陰惨でネガティブな単語で統一して雰囲気作りしています。
・序盤の主人公の影を意図的に薄くしています。原作主人公の取り扱いのオマージュです。
・ほか、原作オマージュを散りばめています。
プロローグ
・シィルの左腕の義肢は、この時はまだGUNDではなく。神経で指までは動くが感覚のフィードバックが無い、安価で旧世代の義肢でした。
・メルデが撃った銃は、グロックを想定しています(撃鉄の操作が無い)。
第1話
・サブタイトルの舞い降りる災禍は、まさしく白いMSのこと。
・冒頭の回想のMS戦の時点でシィルの両腕はGUND義肢になっており、シィルは腕からの神経接続の操作でAIの補助を勤めていました。
・《ヨトゥンヘイム》は原作における「決闘」のオマージュ。
第2話
・サブタイトルはルブリスエオルを指しています。
・《ヨトゥンヘイム》試合開始時に、通信で会話していたブランドンは、実はザウォート・フェザーで遠距離高空から双子を見守っていました。不当な試合だった場合に介入するため。
第3話
・シィルの両腕をGUND義肢にする手引きをしたのは、この回想のMSゲリラ。
・なお、現実時間のシィルのGUND義肢は《フォスフォロス》に加わった時に、ヘレネによって最新式に交換されていた。
第4話
・チーム「アンタレス」の球体ユニット付きビームハンドガンが発射しているビームは、十六年後に「ガンダムファラクト」に搭載されるGUNDビットのスタンビームの雛形。
・なおこの時の「白い悪魔」にスタンビームが効かなかったのは、パーメットスコア差に桁違いの開きがあったため。
第5話
・サブタイトルのガベルとは、裁判官とか議長が叩く木槌のこと。つまりベギルベウを指しています。
第6話
・後に描かれるように、メルデの赤いデータストーム痕は、身体を張った偽装。
第7話
・サブタイトルの「バーバヤーガ」とは「魔女」の意。
・冒頭のパーメットリンク試験のシーンは、クルティ・ヘレネ姉妹の時のもの。
・「辻褄が合わねえ」のところで、「未来のエオル」は人々の記憶・あらゆる記録からも姿を消していた。
第8話
・サブタイトルは映画「ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう」と、映画「レディホーク」から。どちらも「交互に姿を変えるため出会えない恋人のすれ違い」を描いたものです。
・今話では、皆の行動が食い違っていきました。
・虚空から姿を現したエオルは、光学迷彩を使ったわけではありません。敵MSのセンサー全てを欺瞞して「エオルの姿、音、熱を探知させない」ようにしていました。あのシーンで「肉眼で」エオルを目視していた者はいません。
第9話
・サブタイトルの「グレイブ」という英語には「危険な」という意味と「墓穴」という意味があります。それを二つ並べて「ひとを呪わば穴ふたつ」というトリプルミーニング。
・ロゴリストの試運転のシーンの、対戦相手MSのデザインと「3分で12機全滅」は、初代オマージュ。
第10話
・「双子」を忌み子として忌避する文化は世界に多くあります。
第11話
・原作オマージュとして、最終ひとつ前のサブタイトルが「◯◯の魔女」になるようにしました。
・双子たちの誕生日。クルティ&ヘレネが「5月21日」で原作「第18話 空っぽな私たち」放映日。メルデ&シィルが「6月18日」で「第22話 紡がれる道」放映日。
・原作の第20話「望みの果て」において、「ガンダムはもう勘弁なんだがな」と言っていた時の、ケナンジが右腕を押さえていた動作の根拠が、この事件です。
最終回・第12話
・ベギルベウと交戦するロゴリスト・オーラムが、フェーズドアレイキャノンのビームを腕ごと弾かれて逸らされても無事だったのは、バナト市街のデータストームフィールド付近で戦っていたため。流れ弾がフィールドに接触し、アースの役割をしていた。
・クルティの高音のゲップに聞こえた音は、実は圧縮言語で、パーメットリンクの記憶領域からバナトのフェーズドアレイフォートのシステムにアクセスするプログラムでした。それが「クルティの協力」でした。
・補足:サウファが何をしたかと言うと、「白いGUND-ARMに乗ってバナトの建物を(ちょっとだけ)破壊する(譲渡の条件)」→「バナトとしてはGUND-ARMに攻撃されたと通報するしかない」→「ドミニコスと言うかケナンジが嬉々として狩りに行く」→「ケナンジとサウファの因縁決着」。
・サブタイトルは、イメージテーマ曲の歌詞の一部を組み合わせてアレンジしたもの。こうすることも一応原作オマージュです。
♊︎ テーマ曲について
・アーティスト:eufonius
タイトル:「はばたく未来」
・これは、本来は2004年のアニメ作品「双恋」のオープニングテーマでした。双子の姉妹がヒロインの作品で、「双子繋がり」で擦ったものではありますが、歌詞の内容もそれほど外れていないので、ネタとして設定。
♊︎ ラストシーン
・よく見ると、手前の台詞の一人称の表記が
作品をご覧いただき、ありがとうございました!
鉄槻 緋色
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