伝説の英雄   作:奥歯

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長らくお待たせしました。なんか書く気力が沸かずに別の作品書いてたんですけど、そろそろ書けそうなので投稿しました。


番人

「フンッ!」

 

「うわっ!」

 

クウガはなんとかメビオの攻撃を避けながらどうにかしてメビオに攻撃を与える方法を考えていた。今のクウガはメビオの速さについて来れるようになっても、ダメージを与えられる程のパワーがない。今はこうして避け続けることしかできないのだ。

 

「くそっ!どうやって攻撃を...!」

 

「ブサゲ!」

(くらえ!)

 

メビオを高く飛び、クウガに向かって拳を突き出す。クウガは咄嗟のところで避け、メビオは拳は地面に激突する。すると地面に巨大な亀裂が入り、地面が盛り上がってしまうほどの衝撃を見せた。

 

「なんでパワーだ...!あんなのくらったらひとたまりもない...!」

 

クウガはメビオのその圧倒的なパワーにもし自分があの攻撃をモロにくらっていたらと思うとゾッとしてしまう。クウガはその間にも必死に打開策を考えていた。その時ふと、初めて青い姿になった時に頭の中に流れてきた言葉を思い出した。

 

邪悪なるものあらばその技を無に帰し流水のごとく邪悪を薙ぎ払う戦士あり

 

「そうだ...!あの言葉...!邪悪を薙ぎ払う...。薙ぎ払う?薙ぎ払うって一体何を使って...?」

 

クウガはメビオの攻撃を避けながらあの言葉の意味を考える。薙ぎ払うとなると、何か武器のようなものが必要になるはずだ。

 

「薙ぎ払う...!武器...!棒で!」

 

何か気づいたクウガは辺りを見渡す。そして近くにあった長い木の枝を手に取る。

 

「よし!これで!」

 

クウガは木の枝を構えると木の枝の形状が変わり始め、青い棒のようなものに変わる。

 

「変わった!やっぱり!」

 

水の心の戦士、長き物を手にして敵を薙ぎ払え

 

自身の予想が当たったクウガは青い棒をメビオに向かって構える。その時、頭の中に声が流れてきた。メビオはその武器を見ると、少し冷や汗を流す。

 

「やっぱり合ってた!よし!これで...!」

 

「ギンンヂバサゾザビビギダバ...。ザガ、バヅ!」

(真の力を発揮したか...。だが、勝つ!)

 

メビオはクウガに突っ込み、攻撃を仕掛ける。クウガはその攻撃を棒で全て防ぎきった。そして、メビオの腹に棒で攻撃する。メビオは吹き飛ばされるがなんとか体勢を立て直し、もう一度クウガに突っ込む。クウガは棒でメビオの攻撃をいなして背中を攻撃した。メビオは吹き飛ばされ、地面を転がる。それでもまだ立ち上がり、構えた。

 

「もう終わりだ!諦めろ!」

 

「ゴドデギドデガビサレスバ!パダギゾダレスダ!」

(その程度で諦めるか!私を舐めるな!)

 

メビオはクウガに情けをかけられ、それに怒りクウガに向かって全力で駆け出した。

 

●●●

 

「下りて来い!ニャーバン・兄弟(ブラザーズ)!!」

 

ジャンゴの呼びかけると同時に船の上から二つの影が現れ、ものすごい高さからまるで猫のように鮮やかに着地する。

 

「お呼びで、ジャンゴ船長」

 

「お呼びで」

 

船から現れたのは2人の男。1人は細身の男で名はシャム。そしてもう一人はシャムとは対照に大柄な男で名はブチ。この二人こそ、黒猫海賊団の船の番人である。ただならぬ殺気を感じ取ったウタとゾロはあの2人に警戒する。

 

「ブチ、シャム。俺たちはこの坂道をどうあっても通らなきゃならねぇんだが、見ての通り邪魔がいる!あれを消せ!」

 

「そ、そんな無理っすよぉ!僕たちには!なぁ、ブチ!」

 

「ああ、あの二人強そうだぜマジで!」

 

船の番人というからには相当な強さを持っていると思っていたが、なぜかこちらを見て引け腰になってビビり散らかしている。

 

「な、なんだあいつら切り札じゃなかったのか?」

 

「完全にビビってる...」

 

「なんなのあいつら?」

 

「........?」

 

警戒していたウタとゾロも拍子抜けし、完全に気が緩んでしまった。向こうでは嫌がるシャムとブチにジャンゴはキレてしまい、シャムに無理やりいくように怒鳴りつける。シャムはベソをかきながら隙だらけな走り方で襲いかかってきた。

 

「おいお前ら覚悟しろー!この鉤爪で引っ掻くぞー!!」

 

「あれを俺にどうしろっつうんだよ...!」

 

「い、一応警戒しとこう!」

 

少し戸惑いを隠せないウタとゾロは迫り来るシャムに警戒する。

 

「お前!止まらねぇと斬るぞ!」

 

「斬れるもんなら...」

 

突然シャムは目つきが変わり物凄い速さで鉤爪を振り下ろしてきた。ゾロは咄嗟に受け止め、なんとか耐える。受け止められたシャムはすぐにウタに向かって鉤爪を振り下ろしてきた。しかしウタは見聞色の覇気ですぐさま避ける。

 

「ゾロ!」

 

「こいつ...!?」

 

「貴様ら俺を今みくびってたろ...。だかよく受けたな!俺は今ネコをかぶっていたのに!それに女。俺の攻撃を避けるとは、覇気使いだな...」

 

「!ゾロ!刀が!」

 

「え!?ない!」

 

シャムはワザと弱々しい演技をして、ウタとゾロを惑わし、油断させたのだ。そんなシャムに二人は動揺していると、ウタはゾロの刀が2本ないことに気付いた。ゾロは消えた刀を探しているとその刀がシャムの背中にあることに気づく。

 

「まぁ、テメェらもちったぁやるようだが、クロネコ海賊団"ニャーバン兄弟(ブラザーズ)のシャムを甘く見ねぇこった。何か失くしたのかい?俺は知らねぇがな...」

 

(あの野郎...!俺の刀を...!)

 

シャムはあの時の攻撃でゾロの刀を2本"ネコババ"したのだ。この技はシャムの特技でもある。後ろではジャンゴとブチが余裕な態度でシャムを見ていた。

 

「その刀を返せ...!」

 

「返す?刀ならテメェで持ってんじゃねぇか。そうだ戦う前にこの荷物...邪魔だなこりゃ」

 

シャムはゾロから奪い取った刀を挑発も兼ねてゾロに取られないようゴミを捨てるように投げる。その挑発にゾロはまんまと乗っかり、顔に血管が浮かんだ。

 

「さーて、これで身軽に...」

 

他人(ひと)(もの)は大切に扱うもんだぜ!」

 

戦闘体制に入ろうとしたシャムだったが、ゾロはそれよりも早くシャムに近づき残った刀でシャムのすれ違いざまに体を切り裂いた。

 

「野郎...!俺の刀をよくも...!」

 

「ゾロ!後ろ!」

 

ゾロが投げ捨てられた刀を拾おうとした直後、ウタがゾロに呼びかける。ウタの警告を聞いてゾロが後ろを振り向こうとする前にシャムがゾロの背中に乗っかり両腕を掴んで動きを封じた。さっきゾロが切り裂いたと思っていた体は服の部分で、シャムの体は服のサイズに比べてかなり細い、故にゾロの攻撃を受けずに済んだのだ。シャムはゾロの動きを封じた直後、ブチに呼びかける。

 

「やれブチ!出番だ!」

 

「がってんシャム!」

 

シャムがゾロの動きを封じている間に、ブチは勢いよく走り出して飛び上がる。

 

猫殺(びょうさつ)!キャット・ザ....!」

 

そしてブチは体格に見合わない体の柔らかさで足を上げ勢いよく振り落とした。このままではゾロは踏み潰されてしまう。そうなる前にウタが動き出した。

 

「ゾロ!"ウタウタの助奏(オブリガード)"!!」

 

「フンジャッタ!!」

 

ブチがゾロを踏み潰す直前にウタはウタウタの助奏(オブリガード)でゾロを引っ張り出し、ギリギリでブチの攻撃を避けた。ブチの踏み潰しは地面にヒビが入ってしまうほどの威力でもしこの攻撃をゾロがモロにくらっていたとしたらひとたまりもなかったであろう。

 

「畜生!逃したか!」

 

「おい!しっかり抑えてろシャム!」

 

「悪りィ悪りぃ。女が邪魔しやがったんだ。あいつ能力者だぜ」

 

シャムとブチはかなりのコンビネーションでゾロを追い詰めていた。2対2とはいえ、即席のコンビのウタとゾロの方が不利だ。

 

「ゾロ、大丈夫?」

 

「ああ、ありがとなウタ。一刀流はあんまし得意じゃねぇんだが...」

 

「私も一緒に戦うから。"ウタロッド"!」

 

今度はウタもゾロと一緒に戦うことにし、ウタはピンク色の棒のようなものを出現させる。この武器はウタマグナムと違い威力が倍増する特性のある武器である。ゾロとウタは武器を構え、シャムとブチも構えをとる。両者の準備が整ったところで、先に動いたのはシャムとブチだ。

 

「いくぜブチ!」

 

「よしきたシャム!」

 

シャムとブチはウタとゾロに突っ込むと高速で鋭い爪をウタとゾロに浴びせた。

 

「「ネコ(やなぎ)大行進(だいこうしん)!!」」

 

ウタとゾロは高速で繰り出されてくるシャムとブチの攻撃を受け続けることで精一杯だった。ウタも見聞色の覇気で攻撃をウタロッドで受け止めたり避けたりしているのだが、それでもギリギリで攻撃が当たらないほどの速さで攻撃に転ずることができなかった。そんな中、遠くで見ていたナミとウソップが2人が押されていることに焦っていると、ウソップがパチンコ取り出してたまにを込めていた。

 

「何する気!?」

 

「攻撃を受けっぱなしじゃあ埒があかねぇよ。援護する」

 

ウソップは弱い自分らでも出来るだけ2人をフォローできるよう攻撃しようとしていた。ウソップはパチンコで狙いを定め、ブチに向かって玉を発射する。

 

「くらえ"鉛星(なまりぼし)"!!」

 

ウソップが放った鉛玉は確実にブチに命中しようとしていた。しかしその玉をなぜかゾロがわざとくらった。その様子にウソップは驚く。ゾロはよろめいてしまいその隙を狙われ、シャムとブチの同時攻撃をくらってしまう。

 

「うわ!」

 

「ゾロ!」

 

ウタはゾロに駆け寄りシャムとブチのまえに武器を構える。ナミは何故ゾロに攻撃を当てたのかとウソップを問い詰めた。

 

「味方を攻撃してどうすんのよ!」

 

「い、いや...違う...。あいつ今、自分から当たりに行った様な...」

 

「自分から....?」

 

ウソップの発言にナミは理解出来ていなかったがその直後、ゾロがウソップに向かって怒鳴りつけた。

 

「馬鹿野郎ウソップ!死にてぇのか!!」

 

「もしかして、こっちが助けられたんじゃないの?」

 

「え?」

 

ナミはゾロノ怒声にあることに気がついた。さきほどのウソップの攻撃がもし、ブチに命中していたとしたら、標的がナミとウソップに変わってしまうであろう。そうなってしまえば、戦闘力がない2人はあっという間に殺されてしまう。ゾロはそれを見越してわざとウソップの攻撃をくらったのだ。

 

「あいつ...!そんなこと考えてる場合かよ...!」

 

ウソップはこんな状況でも自分たちのことを考えているゾロに唖然としてしまう。しかしさっきの攻撃でゾロは胸を切り裂かれてしまい、かなり苦しそうな表情をしていた。それでもゾロは立ち上がりなんとかウタと一緒にシャムとブチの攻撃を受け続けていたが、限界が来てしまうのも時間の問題だった。




ウタ「第九回!仮面ライダー情報発信部!今回紹介する仮面ライダーはこの人!」

スカイライダー

ウタ「本名は筑波洋。性格は明るくて前向きで正義感が強い人なんだ!ハングライダー部に所属していてその腕前は世界大会で優勝してしまうほどなんだ!彼はのちに『ネオショッカー』という秘密組織に瀕死の重症を負わされ、組織に追われていた博士に改装手術を受けてスカイライダーに変身!スカイライダーはなんと空を飛ぶことができるんだよ!羨ましいな〜」

ウタ「必殺技はスカイキック!空高く飛び上がって相手に向かって飛び蹴りを放つ技なんだ!今回はここまで!仮面ライダーも空を飛ぶ時代か〜あれ?それってバイク必...」

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