伝説の英雄   作:奥歯

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気づいたらめっちゃ長くなってました。


道化

モーガン親子を倒したルフィ一行に海兵たちはどよめいていた。

 

「た、大佐が負けた!モーガン大佐が倒れた!」

 

「まだ俺たちを捕らえてぇ奴ぁ名乗りでろ」

 

ゾロはまだまだ俺たちならやれるという脅しを含めた発言に、海兵たちは目を合わせる。そして海兵は満を辞したたかのように、大声をあげて喜んだ。

 

「やったーーーーー!!」

 

「解放された!」

 

「モーガンの支配が終わったぁ!」

 

「海軍バンザーーーイ!!」

 

大声をあげて喜ぶ海兵たちにルフィは不思議そうな様子で見ていた。

 

「そりゃそうだよ。あんな暴君に支配されてたらみんな嫌がるに決まってるし」

 

「みんな、モーガンが怖かっただけなんだ...!」

 

モーガンを倒し、海兵たちの喜びに包まれている中、ゾロは地面に倒れ伏した。

 

「ゾロ!?」

 

「倒れた!」

 

「ずっと何も食べてないんだ。何か食べさせないと」

 

ルフィたちは倒れたゾロを抱えて取り敢えず海軍基地から出ていくのであった。

 

●●●

 

ルフィたちは街に戻ってきた後、あの時食べた店の前に来ていた。しかし、その店は開いておらずルフィは扉をガンガンと叩いていた。

 

「おーい!やってねぇのか!?開けろよ!腹減って死にそうな奴がいるんだ!」

 

「開けてたまるか!ロロノア・ゾロをこの店に入れちまったら俺は共犯扱いされちまうだろ!だからとっとと失せろ!」

 

どうやらこの店の店主はゾロを中に入れたくないらしい。どうすればいいか考えたリクは取り敢えずこの店のことを褒めてみることにした。

 

「ここのお店の料理すごく美味しかったですよ!今まで食べた中で一番です!」

 

それを隣で見ていたウタもリクと同じように褒めてみる。

 

「あーあ!また食べてみたいなぁ!今思い出したらお腹減ってきたなぁ!」

 

「お世辞なんていらんわぁ!!」

 

しかし効果はなく、店主は店に入れてくれなかった。ルフィたちはほとほとに困った。このままではゾロはいずれ餓死してしまうだろう。せっかく新しい仲間ができたのに、その仲間の死因が餓死だなんて笑い話にもならない。

 

「どうしましょう....」

 

「うーんどうしよう....」

 

そんな時向こうからルフィたちに話しかけてくる者が現れた。

 

「あの....」

 

ルフィたちは振り返るとそこには、リカの母親がいた。

 

「よかったら私がご飯、作ってあげましょうか....?」

 

「え!ほんと!?」

 

「ありがとうございます!行こうルフィ!」

 

「おう!」

 

●●●

 

「はぁ食った!流石に九日も食わねぇと極限だった!」

 

「じゃあどうせ一ヶ月は無理だったんだな!」

 

「じゃあ俺の勝ち〜」

 

「なんの競い合いだ。それになんでお前ら俺より食が進んだんだよ!」

 

九日間何も食べてこなかったゾロよりルフィとウタの方が食べていた。そのことにゾロはツッコむ。

 

「すみません。なんか僕まで御馳走に....」

 

「いいのよ!街が救われたんですもの!」

 

「やっぱりお兄ちゃんたちすごかったのね!」

 

「ああすごいんだ」

 

「でもこれからもっとすごくなるんだから!」

 

ある程度腹ごしらえをしたルフィたち。ゾロはルフィにこれからどうするか聞いた。

 

「それで?ここからどこへ向かうつもりだ?」

 

ゾロの質問にルフィは迷うことなく答える。

 

「"偉大なる航路(グランドライン)"へ向かおう!」

 

その発言にコビーは驚く。

 

「んまっ!また無茶苦茶な!まだ四人なのに"偉大なる航路(グランドライン)へ入るなんて!死ににいくようなもんです!分かってるんですか!?あの場所は世界中から最も屈強な海賊たちが集まって来ているんです!!」

 

「でもワンピースを目指す以上、そこを通らなくちゃいけないし....」

 

「私たちは覚悟の上で旅してるんだから!大丈夫だよ!」

 

「大丈夫ってウタさん本気で言ってるんですか!?」

 

「別にコビーは行かないでしょ....」

 

「い、いか、行かないけど!心配なんですよ!行けませんか!?あなたたちの心配しちゃいけませんか!?」

 

「いや、それは....」

 

本気で心配しているのだろうとひしひしと伝わってくるコビーに流石のウタもたじろぐ。コビーは一旦落ち着き、ルフィたちに問う。

 

「みなさん、僕らは付き合いは短いけど.....友達ですよね!?」

 

コビーの問いにルフィたちは笑顔で答えた。

 

「勿論だよ」

 

「離れていてもずっと友達だから」

 

「ああ、ずっと友達だ」

 

その言葉にコビーは笑顔になった。

 

「僕は、小さい頃からろくに友達なんていなくて、ましてや....僕のために戦ってくれる人なんて絶対いませんでした!何より僕が戦おうとしなかったから....!だけど、あなたたち四人には、自分の信念に生きることを教わりました!!」

 

「だから俺は偉大なる航路(グランドライン)へ行くんだよ」

 

「まぁそうなるな」

 

「あ、そうか」

 

コビーは一瞬納得しかけるが、すぐに違うと気づきまた大声をあげる。

 

「いや違いますよ!だから僕は今行くことが無謀だって....」

 

「それよりお前は大丈夫なのかよ?」

 

「え?」

 

コビーの話を遮るようにゾロが話を始める。

 

「雑用でもアルビダの海賊船に2年いたのは事実なんだろ?海軍の情報力をみくびるなよ、その素性が知れたら入隊なんてできねぇぜ」

 

ゾロの言う通りコビーは2年もの間アルビダの海賊船で航海士兼雑用係をやっており、無理矢理やらされてたとはいえ、海賊に協力をしていたのは事実。しかも、まだ名は知れていないがルフィたちとも同行していたのだ。もしこれがバレてしまえば、コビーの夢は永遠に叶わないだろう。その直後ルフィたちがいる家の扉から海兵たちが入って来た。

 

「失礼。君らが海賊だというのは本当かね?」

 

海兵の問いにルフィははっきりと答える。

 

「ああそうだ!俺たちは海賊だ!」

 

「反逆者としてたが、我々の基地とこの街を実質救ってもらったのは一同感謝している。しかし君らが海賊だと分かった以上海軍の名において黙っているわけにはいかない。即刻この街を立ち去ってもらおう。せめてもの義理を通し、本部への連絡は避ける」

 

「おい海軍!なんだその言い草は!」

 

「テメェらだってモーガンに抑えつけられてビクビクしてたじゃねぇか!」

 

「我々の恩人だぞ!」

 

その発言に外にいた人たちは海軍に抗議の声を上げる。その間にルフィたちは立ち去ろうとした。

 

「じゃ、行くか。おばちゃんごちそうさま」

 

「もう言っちゃうの?お兄ちゃんたち」

 

「うん。ここにずっといるわけにはいかないから。俺たちには夢があるし」

 

「いつかまた会えるかもね」

 

そう言ってルフィたちは家から出ようとする。取り残されたコビーは少し唖然とする中、海兵がコビーに質問した。

 

「君も仲間じゃないのか?」

 

「え!僕......!僕は.....!」

 

コビーは少し戸惑い、ルフィたちはその様子を見つめていた。そしてコビーはハッキリと答えた。

 

「僕は彼らの....仲間じゃありません!」

 

コビーの答えに、ルフィたちは少し微笑みこの街から出て行こうとした。しかし、海兵が待ったをかける。

 

「待ちたまえ君たち。本当かね?」

 

まだ疑っている海兵にルフィは少し考えた後、コビーに指を指す。

 

「俺こいつが今まで何やったか知ってるよ」

 

「ルフィさん....?」

 

ルフィの突然の行動にコビーは少し戸惑っているが、リクとウタはルフィが何をしようとしているのかすぐにわかった。

 

「どの辺の島だか分かんねぇけど、こーんな太った女の海賊がいてさぁ、アルビダっつったかな?」

 

「ちょ、やめてくださいよ....」

 

「なんだかイカついおばさんなんだけど、二年間もこいつそこで....」

 

「やめてくださいよ!!」

 

ルフィが言いかけた時、コビーはルフィの顔面に向かって殴りつけた。その直後、ルフィもやり返すようにコビーの顔を殴りかかった。

 

「やったなこのやろう!」

 

ルフィは何度もコビーの顔を殴り続け、海兵はそれを止めに入る。

 

「やめたまえ!これ以上この街で騒動を起こすことは許さんぞ!君らが仲間じゃないことはよくわかった!今すぐこの街を立ち去りなさい!」

 

ルフィはわざとコビーを仲間じゃないと思わせるためにコビーを殴ったのだろう。コビーもそのことに気づいていた。ルフィたちはその場から立ち去り、海辺まで歩いて行った。

 

●●●

 

「大した猿芝居だったな。あれじゃバレてもおかしくねぇぞ」

 

「もうちょっと演技の練習してもいいんじゃない?」

 

「ルフィほんと下手くそだよね」

 

「だははは!そうだな!」

 

ルフィたちが船を出そうとした直後後ろからコビーが走ってくるのが見えた。

 

「皆さん!!」

 

「コビー」

 

コビーは息切れしながらもしっかり前を向いてルフィたちに敬礼した。

 

「ありがとうございました!!この御恩は一生忘れません!!」

 

「海賊なのに、海兵に感謝されちゃった」

 

「俺たちもまだまだ未熟だね」

 

「また逢おうな!!コビー!!」

 

ルフィたちは船を出して海に出る。これから仲間をもっと集めて大海原を突き進むのだ。

 

「全員敬礼!!」

 

コビーの後ろで海兵たちが一斉に敬礼をした。街の人々もルフィたちの出航を見送っていた。ルフィとウタは大きく手を振り、リクは右手でサムズアップした。

 

●●●

 

「だいたい何で誰一人として航海術持ってねぇんだ?おかしいんじゃねぇのか?」

 

「そうだよね。航海術勉強しておくべきだったよ」

 

「そういうゾロも海をさすらう賞金稼ぎじゃん」

 

「俺はそもそも賞金稼ぎを名乗った覚えはねえ。ある男を探しに取り敢えず海に出たら自分の村にも帰れなくなちっちまったんだ。仕方ねぇからその辺の海賊船を狙って生活費を稼いでた、それだけだ」

 

「「「あー。迷子か」」」

 

「その言い方はよせ!!」

 

ゾロの言う通り、海賊のくせして航海士がいないというのは自分から死にに行っているようなものである。

 

「全く、航海もできねぇなんて海賊が聞いて呆れるぜ。これじゃ偉大なる航路(グランドライン)も目指し様がねぇ。早ぇこと航海士を仲間に入れるべきだな」

 

「あとコックとか必要だよなぁ」

 

「音楽家ももう一人欲しいなぁ」

 

「んなもん後でいいんだよ!!」

 

そんなこんなで今ルフィたちは航海士がいない、いわば漂流者状態だ。ルフィとゾロとウタは腹が減り、仰向けになって倒れた。

 

「お腹すいたぁ。ねぇリク。なんかない?」

 

「何もないよ、釣り竿もないし....ん?」

 

ふと、リクは上を見上げる。その上には大きな鳥が見えた。そのことをリクはルフィたちに伝える。

 

「ねぇ、あそこに鳥いるよ」

 

「本当だ」

 

「デケェなわりと....」

 

しばらくルフィたちはその鳥を見ていると、ルフィは勢いよく起き上がる。

 

「食おう!あの鳥!」

 

「どうやって....?」

 

「ウタ!あれ撃ち落とせるか!?」

 

「んー、流石にあの距離は無理」

 

ルフィはウタにウタマグナムで撃ち落とせるか聞いてみるが、ウタははっきりと無理と答えた。仕方なくあの鳥はルフィが捕まえることにする。

 

「よし!俺が捕まえてくる!ゴムゴムの....」

 

ルフィは腕を伸ばして船の帆を掴むと腕が戻る勢いを利用して飛び上がった。

 

「ロケット!」

 

「おお、あれならいけるかも....」

 

「なるほどね...」

 

飛び上がったルフィは鳥に近づき捕まえようとした瞬間、逆に捕まえられてしまい遠くに連れてかれてしまった。

 

「ぎゃーー!!助けてーー!!」

 

「「「アホーーーー!!!」」」

 

リクとゾロは急いで漕いで取りに連れて行かれるルフィを追いかけた。

 

「リク!ゾロ!もっと早く漕いでよ!」

 

「うるせぇ!だったらテメェが漕げ!」

 

必死にルフィを追いかける三人は途中で海に溺れている三人を見かけた。

 

「誰かいるよ!」

 

「ほっとけ!」

 

「おーい止まってくれーー!」

 

「そこの船止まれーー!!」

 

どうやら遭難者らしく、ウタは大声で呼びかけた。

 

「悪いけど止まれないの!勝手に乗り込んで!」

 

「な、なにぃ!?」

 

遭難者三人は猛スピードで走る船に必死にしがみついて乗り込んだ。

 

「よく乗り込めたね!」

 

「「轢き殺す気か!」」

 

遭難者はリクたちに怒鳴るが、リクたちはお構いなく、ルフィを追いかけ続ける。すると突然、遭難者は一本のナイフをリクたちに突きつけてきた。

 

「おい、船を止めろ。俺たちぁ、あの海賊"道化のバギー"様の一味モンだ」

 

どうやらこの3人の遭難者は海賊だったようで、リクたちを脅そうとしていた。しかしリクは道化のバギーという名に聞き覚えがあった。

 

(バギー?この名前どこかで...)

 

リクたちは海賊の三人をボコボコにした後、代わりに船を漕がせていた。

 

「あっはっはっはっはー!あなたたちが海賊狩りのゾロさんとその子分だとはつゆ知らず!失礼いたしました!」

 

「え、俺ゾロの子分なの?」

 

「ちょっと心外なんだけど...っていうか!あんたたちのおかげで見失っちゃったじゃないの!どうしてくれんの!?」

 

「取り敢えずまっすぐ漕いでくれないかな?ルフィなら自力でなんとかするだろうし」

 

「で?なんで海賊が海の真ん中で溺れてたんだ?」

 

ゾロはなぜこの海賊たちが海で溺れていたのかを聞く。どうやら少し前にこの3人が商船を襲った帰りに、海の真ん中で小舟に乗って倒れているオレンジ色の髪をした少女がいたらしい。3人は近づくと、その少女はかなり弱っているように見えたらしい。しかも遭難していたらしく、3人は下心丸出しでその少女を助けた。少女の横には宝箱があり、3人は嬉々としてそれを開けるが中身は空っぽ。少女に出し抜かれてしまい、追いかけようとしたら急に大雨が来て船が沈んでしまって、あの状態ということらしい。

 

「天候まで操るのか...海を知り尽くしてるなその女、航海士になってくれねぇかな?」

 

「いたら心強い良いよね」

 

ゾロとウタがそんな話をしているとリクは三人の海賊にバギーのことについて聞いた。

 

「あの、バギーってどんな人なんですか?」

 

「俺たちの海賊船の頭ですよ。道外のバギーを知らねぇんで?悪魔の実シリーズのある実を食った男でね。恐ろしい人なんだ!」

 

「悪魔の実.....?バギー....?.....もしかして....」

 

「どうしたのリク?」

 

「いや、ちょっとね」

 

リクはあと少しで何か思い出せそうな気がしていた。

 

●●●

 

三人の海賊のおかげで次の島に辿り着いたリクたちは街の様子を確かめていた。街は全く人の気配がなく、しかも所々破壊された跡があった。

 

「誰もいないね...」

 

「実はこの街、我々バギー一味が襲撃中でして....」

 

「ふーん。だから誰もいないんだ」

 

「じゃあ取り敢えずそのバギーってのに合わせてくれ。ルフィの情報が聞けるかもしれねえ」

 

リクたちは3人の海賊たちに案内され、バギーという男の元に連れられて行った。その道中ものすごい轟音が響き渡り、向こうで煙が黙々と立ち込めていた。

 

「何!?なんなの!?」

 

「ああ!今のはバギー船長の"特性バギー玉"ですよ!!」

 

「バギー玉?」

 

「はい!バギー玉とはどんなものでも破壊してしまうバギー様が開発した超強力な兵器です!!」

 

どうやらさっきの轟音はバギーが作り上げた兵器によるもののようだ。取り敢えずバギーという男バギー玉が放たれた辺りにいるのだろう。リクたちは急いでその場所に向かった。

 

●●●

 

リクたちが駆けつけた時には今まさに絶体絶命のピンチの瞬間だった。ルフィが檻に閉じ込められ、しかも目の前におそらくさっきのバギー玉らしき兵器がルフィに向けられており、オレンジ髪の少女が海賊たちに襲われそうになる瞬間だった。リクたち駆け出し海賊たちを蹴散らす。

 

「お前ら!」

 

「ここにいたんだルフィ!」

 

「探したんだから!」

 

「女一人に何人がかりだ」

 

なんとか間に合ったリクたちは海賊たちの前に立ち塞がる。それを遠くで見ていたピエロのような男が話しかける。

 

「一体何者だお前ら....?」

 

「「「海賊」」」

 

リクたちはハッキリとそう答える。このピエロ風の男ことバギーは薄ら笑いを浮かべる。

 

「フフフフ....海賊だがなんだかしらねぇが、所詮は俺様の敵じゃねぇ」

 

「「「「うおおお!やっちまえ船長!!」」」」」

 

船員たちは大いに盛り上がりバギーを応援する。リクはそのピエロ風の男を見てやっと思い出した。

 

「この俺様が....!」

 

「あーーー!!」

 

「な、なんだ!?」

 

急に大声を上げるリクにバギーの男は驚く。

 

「思い出した!」

 

「どうしたのリク!?」

 

「ほら!見てよウタ!あのデカっ鼻!!」

 

「デカっ鼻だと....?」

 

その瞬間盛り上がっていた船員たちは緊張と恐怖の中に包まれた。

 

「あいつ言ってはいけない禁句を....!」

 

「あ、あいつ死んだぞ...!」

 

船員たちがリクの死を確信した中、バギーは怒りで体が震えていた。そして怒りの形相でリクを睨みつけると持っていたナイフを振り上げてリクに突っ込んでいった。

 

「テメェ生かしちゃおけねぇえええ!!」

 

バギーがナイフを振り下ろした瞬間リクはその手を受け止めた。

 

「バギーさん!」

 

「......は?」

 

バギーはリクの行動に一瞬思考が止まる。リクはバギーを見て喜んでいるようだった。

 

「バギーさん久しぶりですね!俺ですよ俺!リクです!ほら、ウタもいますよ!」

 

バギーは少し考えていると、バギーも思い出したのか声を上げる。

 

「ああああ!!お前らっ!もしかしてシャンクスのガキか!?」

 

ウタも思い出したのか、続くように声を上げた。

 

「もしかしてバギー!?」

 

ウタもバギーに駆け寄りまるで再会を喜ぶ親友のように喜んでいた。周りはこの状況を呆然と見ていた。

 

「お前ら、こいつと知り合いなのか?」

 

「うん!バギーはシャンクスと同じ船に乗ってたやつなの!」

 

「嘘だろ!?あいつが!?」

 

ウタの発言にルフィはものすごい顔で驚き、周りの船員たちも驚いていた。

 

「バギー船長があの四皇シャンクスと同じ船に乗ってたのか!?」

 

「やっぱバギー船長はとんでもない人だったんだ!」

 

「お前らこんなにデカくなったのかぁ!ちょっと前まではあんなに小さかったのに、ガキの成長は早ぇなぁ....!」

 

バギーはリクとウタを見て子供の成長を喜ぶ親の様に少し感動していた。そしてバギーは張り切った様子で声を上げる!

 

「よし!晴れて海賊デビューしたお前らに!俺が海賊がなんたるかを教えてやる!」

 

そう言ってバギーはリクとウタに海賊とは何かを教えるため、バギーはゾロに指を指した。

 

「戦う前にまずは名前を聞いてやろうじゃねぇか。名乗れ」

 

「ロロノア・ゾロだ」

 

ゾロが名前を言った瞬間。船員たちは騒めき出す。オレンジ髪の少女もゾロのことに驚いていた。

 

「ロロノア・ゾロって、あの海賊狩りのゾロか!?」

 

「まさか船長の首を狙いに....!?」

 

「あいつの言ってた仲間って海賊狩りのゾロのこと...!?どうなってんの...!?」

 

船員たちはゾロにビビっている中、バギーは余裕のある顔でゾロに近づく。

 

「ロロノア・ゾロで間違いねぇようだな。俺の首でもとりに来たか?」

 

「いや、興味ねぇな。俺は辞めたんだ海賊狩りは...」

 

「俺は興味あるねぇ。テメェを殺せば名が上がる」

 

「やめとけ死ぬぜ」

 

「バギーさん。何をするつもりですか?」

 

「よーく見ておけリク。海賊とはどうゆうことをするのか....その目で確かめな!」

 

バギーはそう言ってナイフを器用に振り回しながらゾロに突っ込む。ゾロもここまでくると迎え撃つしかなく、刀を取り出して構える。

 

「そっちがその気なら....!」

 

そしてゾロはすれ違いざまにバギーをバラバラにした。バラバラになったバギーの体はそのまま地面に落ちる。しかし船長が死んだにも関わらず、何故か船員たちは全く騒ぎ出す様子もなく、ただ薄ら笑いを浮かべていた。

 

「ゾロ!後ろ!」

 

ウタの呼びかけにゾロは振り向くが時すでに遅く、ゾロは腹の辺りを後ろからナイフを持った腕が刺した。ゾロはなんとかナイフを抜き取り振り向いて刀を構える。

 

「手が...!浮いてやがる....!」

 

「バラバラの実.....それが俺の食った悪魔の実の名だ!俺は切っても切れないバラバラ人間なのさ!!」

 

なんとバギーはルフィやウタと同じ悪魔の実を食べた能力者だったのだ。バギーはバラバラになった体を元に戻す。

 

「急所は外しちまったか、ロロノア・ゾロ。だが相当な深手だろ。勝負あったな!」

 

「後ろから刺すなんて卑怯だぞ!デカっ鼻ぁ!!」

 

ルフィの挑発に船員たちは背筋が凍りつき、バギーは怒りの形相でルフィを睨む。そして自分の腕を勢いよく外してナイフをルフィに向かって突き出した。そのナイフはルフィの顔面に直撃する。だが、ルフィはそのナイフを歯で受け止めていた。

 

「お前は必ず、ぶっ飛ばすからな!」

 

「ほほーう。ぶっ飛ばす?ぶあーはっはっはっはっ!ぶっ飛ばすだあ!?終いにゃ笑うぞ!テメェら3人この場で死ぬんだ!!」

 

「はっはっはっはっ!死んでたまるか!」

 

ルフィは怖気つくことなく笑って見せる。その姿が余計に滑稽に見えたのか、バギーたちはさらに笑い出した。

 

「この状況でどうぶっ飛べばいいんだ俺は!?野郎ども!笑っておしまい!!」

 

「「「「「ぎゃーーはっはっはっ!!」」」」」

 

バギーたちが大笑している間にルフィはゾロに言った。

 

「逃げろ!ゾロ!」

 

「何!?」

 

「ちょっ....!せっかく助けに来てくれた仲間に逃げろって....!あんたはどうすんのよ!」

 

オレンジ髪の少女はまともなツッコミを入れるが、ゾロはルフィの顔を見てその言葉を信頼する。

 

「バカたれが!逃すかロロノア・ゾロ!バラバラ....!」

 

バギーが両手ゾロに向かって外ずそうとした瞬間、リクとウタはバギーの顔面に向かってパンチをくらわした。

 

「「どりゃー!」」

 

「ボウべラァ!?」

 

顔面にパンチをくらったバギーは地面に倒れる。リクとウタはそのままルフィたちに駆け出した。

 

「ごめんバギー!仲間を見殺しにはできないから!」

 

「このまま逃げさせてもらいます!」

 

そう言ってリクは大砲を持ってめいいっぱい力を入れてバギーたちに向ける。

 

「おいーー!!リク!ウタ!どういうつもりだぁ!?」

 

「ごめんバギーさん!悪いけどこれくらって!」

 

そしてウタはマッチを取り出し、導火線に火をつけた。

 

「発射ーー!」

 

「よせ!!」

 

ウタが叫んだと同時に、バギーたちに向かってバギー玉が放たれた。

 

「伏せろーーー!!」

 

「「「「「ぎゃーーーー!!」」」」」

 

バギー玉が放たれたことによりバギーたちがいた場所は消し炭になった。その様子をウタは不安そうに見る。

 

「これ大丈夫かな?」

 

「バギーさんなら大丈夫だよ。結構しぶといから」

 

「それもそっか」

 

「あんたたちイカれてるわ!!」

 

とりあえずルフィたちは今のうちにこの場から離れることにした。リクは檻の鍵がないか探し回る。

 

「鍵どこだろ?あ、ウタ。ゾロの止血をお願い。出血が酷い」

 

「わかった」

 

「あんた、これどうするの?」

 

オレンジ髪の少女は檻に入ったルフィを指差した。今この檻の鍵を探しても、すぐにバギーたちに囲まれてしまうだろう。仕方なくリクは檻を持ち上げる。しかしかなり重たかったのか、少し足がもつれた。

 

「おっとと...!これ結構重いな....!」

 

「なんて馬鹿力...!」

 

「おいリク。あんま無理すんなよ」

 

「大したことないさこれくらい....!ていうか君、名前は....!?」

 

「え!?私!?」

 

急に名前を聞いてきたリクにオレンジ髪の少女は少し戸惑う。オレンジ髪の少女が答えずにいると代わりにルフィが答えた。

 

「こいつナミってんだ。ウチの航海士だ」

 

「バカ!違うわよ!」

 

「そうなんだ....!よろしくナミ....!俺はリク....!取り敢えず早く行こう....!」

 

リクたちは軽い自己紹介をした後、バギーたちの目の届かない所まで離れていった。その道中でウタはずっとナミを睨みつけていた。




ウタ「第二回!仮面ライダー情報発信部!今回紹介する仮面ライダーはこの人!」

仮面ライダー2号

ウタ「仮面ライダー1号の次に現れた二番目の仮面ライダー!彼もまた悪の秘密組織ショッカーのよって改造手術を受けた改造人間なんだ!」

ウタ「本名は一文字隼人!彼が変身する仮面ライダー2号は力の2号と言われていて見た目は1号とあんまり変わらないけど、1号よりもパワーがあるんだ!因みに1号は技の1号って言われてるんだよ!」

ウタ「必殺技はライダーキック!1号と同じように高く飛んで相手に飛び蹴りを放つ必殺技だよ!1号と一緒に放つダブルライダーキックは、超強力なんだ!」

ウタ「そろそろ時間だ!それじゃあみんなまた次のお話で!」

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