少し無理があるかなぁ
主人公の心理描写が難しい
それではどうぞ
通路を抜けた先には芳醇な茶の香りが広がる客間があった。
パチパチと薪が弾け控えめな炎が揺らめく暖炉の前に置かれたこじんまりとしたラウンドテーブルの上には白磁器のティーカップとソーサーが置かれ、ティーポットからは湯気が立ち込めている。
天井からは小さく控えめなシャンデリアが吊るされ、光源としては頼りないがそれでもこの客間を照らすには十分な明るさがあった。
他にも客間に置かれた華美な飾棚の上に置かれた燭台や蝋燭の灯火が部屋の明かりの補助を勤めていた。
「…さぁ、掛け給え。茶は何にするかね?
先にラウンドテーブルで待ち構えていたご老人に促されるまま、対面の1人用のミニソファに腰を下ろす。
…それにしても苔だの茸だの、普通の茶はないのだろうか?
「…ああ、ないとも。この
…この老人、また私の心を読んだのか?…仙人か何かなのか?それに
「…やれやれ、全く…。最近の若者は頭が堅くていかんな…。では自己紹介をしようではないか。私の名前は、ヴォルター。この街、狩人の
それから、このヴォルターと名乗るご老人から色々と話を聞いた。
私はこの街の入り口である橋門橋という場所の前で倒れていたらしく、倒れている私を門番が見つけて此処まで運んで来たらしい。
此処はこの街の役場、というより公共の複合施設の様な場所らしく、私は共同の診療室に運ばれ、運悪く係の者が外出していた為にこの老人、いや、ヴォルター氏が私を治療したそうだ。
特に目立った外傷はなく、栄養失調による昏睡であると診断したヴォルター氏は私に"ちょっとした栄養剤"を摂取させ様子を見ていたそうだ。
「…と、此処までがザッとした君の現状についてだが、何か質問があるかね?」
ヴォルター氏の説明に改めて熟考する。
…いや、考えても分からない。何故なら、今の私には記憶がない。
何が真実か、何が虚偽であるのかすら、今の私には判断すらつかないのだ。その事に言いようのない疑念と焦燥が募る。
本当に、この老人を信用して良いものなのだろうか?と。
「…無理に信用する必要はない。突然訳のわからないところに来たのだから。私とて初対面の胡散臭い老人の話をはなから信じようなどとは思わんよ。寧ろ、私を利用して君の利益とするぐるらいの気概を見せ給えよ。」
ヴォルター氏は上機嫌なのか、口角を上げて笑みを浮かべながらそう語る。
…もはや私の心を読む事など気になりはしない。 …いいだろう。一応信じてやろうじゃないか、貴方の話に。
それで、貴方は私に何を望むのか?
「…ふふ、肝が据わった様だな。では、取引の話でもしようじゃないか」
ヴォルター氏はさらに口角を上げて愉快そうに笑みを浮かべた。
老人のヴォルター氏のイメージはBloodborneのオープニングの血の医療者さんがモデルです。胡散臭い感じが気に入りました。
早く戦闘描写書きたい…。
読んで頂きありがとうございます
次回もお楽しみに