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夏油傑がその扉を開けると、そこにあったのは星漿体・天内理子を抱きかかえる五条悟、そして満面の笑みで拍手を響かせる盤星教徒たちの姿だった。
「遅かったな傑……いや早い方か……都内にいくつ盤星教の組織があるって話だもんな」
そんなことを言う親友の雰囲気は、以前とはまるで違っていた。
「悟……だよな?」
恐る恐る呟く。いったい何があったのだろうか。今の五条悟には呪力が満ち満ちている。その佇まいは神秘的ですらある。
「硝子には会えたんだな」
「ああ、私は問題ない」
そんなことを言いながら天内理子の姿を見る。
『私達は最強なんだ。理子ちゃんがどんな選択をしようと 君の未来は私達が保証する。』彼はかつてそう言った。それなのに、守れなかった。約束も、未来も。力無く垂れた腕が、それを証明している。
「いや……私が問題なくても仕方ないか。」
その瞬間。ピクリ、とその腕が動く。
「理子ちゃん!?」
まさか。そんなことは無いはずだ。あの男の放った凶弾は、目の前で天内理子の脳天を貫いたはず。となれば考えられる可能性は1つ。
「「──反転術式か!!」」
「正っ解っ!!」
声の主は抱きかかえられたまま答える。
「なるほど……俺と同じくワンチャン狙いで意識を反転術式に回したってワケね……即死は免れたみたいだな……それにしたって呪力もまともに扱えない一般人に出来るとは思わなかったがな」
「九十九由基という現状唯一の特級術師が居るだろう。あの人は元星漿体だ。理子ちゃんと同じね。天元様と同化できるんだ……
術師としての適性があっても不思議では無いだろう。その力が土壇場で引き出されることもね。」
「まさか妾も出来るとは思わなかったのじゃ。あといい加減降ろすのじゃ……恥ずかしいのじゃ……」
降ろされ立ち上がった天内理子を見て、今まで物言わず拍手していた盤星教徒たちがどよめき始める。当然だ。死したはずの穢れ、星漿体が生きているのだから。
「心配しなくても同化なんかしねーってのに」
「そうだね……すまない理子ちゃん。君を、君との約束を守れなかった」
「いや……俺がしくった。オマエは悪くない。」
「なぜ謝る。こうして妾がピンピンしておる以上、貴様らが謝る必要は無いのじゃ。そんな事よりこんな所から一刻も早く抜け出したいのじゃが……めっちゃ睨まれておるし……」
「んじゃ了解、こんなとこからはさっさとおさらばしますか」
「そうするとするのじゃ」
どよめく会場を抜け、階段を登りながら雑談する。
「なー俺甘いもん食いたい 新宿でパフェでも食ってかねぇ?」
「いいね……私もちょうど甘いものの気分だったんだ」
「パ、パフェ!?妾も!妾も行くのじゃ!」
そんなことを語りながら施設の外に出る。
3人で見上げだ空はどこまでも青く澄み切っていた。
二次創作も、小説描くのも初めてなので恐る恐る描きました。
思った以上に小説描くのってムズい。
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Q.アニメだと夏油が盤星教施設に向かった際にはもう夕方でしたよね
A.俺正論嫌いなんだよね