ヒロアカ世界の中心で「ユニコォォォォォン!」を叫ぶ   作:粗製海水塩化マグネシウム

6 / 9


piko6さん、わけみたまさん、試製十九局戦機さん、謎のスパルタXさん。
評価ありがとうございます。

ゆきめのこさん、Hamaguri_3さん。
感想ありがとうございます。


UA5000件、お気に入り登録が100150件を突破しました!
ありがとうございます!

今日17時の時点で二次創作ランキング53位でした!
応援ありがとうございます!



個人の闘争

 

 

 

入学式をボイコットして個性把握テストをやっていた私達(1-A)は担任の独断ということで何もお咎め無しだったらしい。

というか相澤先生は去年も同じく入学式をボイコットさせたらしい。自由だなぁ…

 

 

代理で新入生式辞をやってくれたB組の塩崎さんには会いに行って謝っておいた。

そんなこんなで昨日は激動の初日だったけど、今は…

 

 

 

「おらエディバディヘンズアップ盛り上がれー!」

 

 

 

二日目の四限、英語の授業中。担当教諭はプレゼント・マイク先生。

ヒーロー科といえども一般教科は受講する。実際、教養を蔑ろにすると社会で困るのは目に見えているから。

 

 

とはいえ、高校一年生一学期の英語は事前知識でもどうにかなってしまう事が多い。そのせいか何人かはつまらなさそうに黒板を見ていた。

 

 

そんなこんなで四限まで終わり、昼休み。

一人暮らしで毎日スーパーの弁当やら外食では、養育費として支払われている分の金額では月末には金欠になる事が容易く想像出来たから、丁度いい機会だと思って料理を始めてみた。

 

 

雄英高校は昼休みにクックヒーロー“ランチラッシュ”の格安定食が食べられるのだけど、折角だから人に誘われない限りは昼も手作り弁当の生活を続けようと思う。

 

 

そして、ヒーロー科は昼を終えてからが本番だ。

 

 

 

「わーたーしがー!普通にドアから来た!」

 

 

 

やって来たのは、アメリカンな画風の人物。彼こそが現“平和の象徴”。No.1ヒーロー『オールマイト』。

 

 

彼はこの国のヒーローの頂点に何十年も君臨して来た偉大なヒーローだ。そして、私が越えるべき最終目標でもある。

彼の名声を超克して初めて、平和の象徴は継承されると、私と公安委員会は考えているから。

 

 

彼は今年から雄英高校に赴任して来た新米教師で、今から私達が受講する科目の先生でもある。

それが…

 

 

 

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う課目だ!単位数も全ての教科の中で最も多いぞ!」

 

 

 

そう言って、オールマイトは一枚のボードを取り出した。

私達に向けたその文字は、“BATTLE”の文字が。

 

 

ということは初回からか…流石雄英、かっ飛ばすなぁ…

 

 

 

「早速だが今日はコレ!“戦闘訓練”!」

 

 

 

オールマイトの宣言にクラスメイト達が静かに沸き立つ。

 

 

 

「そして、それに伴って…こちら!」

 

 

 

オールマイトが手に持ったリモコンを操作すると、黒板横の壁がこちらにせり出してくる。

 

 

 

「入学前に送ってもらった“個性届”と“要望”に沿ってあつらえた戦闘服(コスチューム)だ!」

 

 

 

今度こそ皆が大きく沸き立つ。戦闘服(コスチューム)はヒーローの証、そして自分がヒーローへの一歩を踏み出したという証でもあるから。

 

 

 

「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!」

 

 

 

「「「「はーい!」」」」

 

 

 

私も天井から降りてきた21番のボックスを回収してから、女子更衣室へと向かう。

道中や着替えている間はお互い“要望”に何を書いただとかという話をした。

 

 

戦闘服(コスチューム)は本来高級品だけど、ヒーロー科には“個性届”と“要望”を郵送する事でヒーローのサポートアイテムを作っている会社が無料(タダ)でコスチュームを作ってくれる『被服控除』という仕組みがある。皆それを利用してコスチュームを依頼していたのだ。

 

 

こういうところにも超人社会のヒーローへの“期待”を見て取る事ができる。

 

 

 

「さぁ、始めようか有精卵共!戦闘訓練のお時間だ!」

 

 

 

少し遅れていた緑谷君も揃ったところで授業が始まった。

 

 

 

「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」

 

 

 

先生に質問する飯田君を見て少し驚く。全身、鎧のようなコスチュームで…ロボットみたいだ。というか本人の挙動にロボットっぽさを感じる。

 

 

 

「いや、もう二歩先に踏み込む!屋内での()()()()訓練さ!」

 

「敵退治は主に屋外で見られるが、統計的には屋内の方が凶悪な(ヴィラン)の出現率は高いんだ。」

 

「監禁、軟禁、裏商売…このヒーロー飽和社会において…真に賢しい敵は屋内(やみ)に潜む!」

 

 

 

それがこの授業の意義…ということらしい。

 

 

 

「君らにはこれから、敵(サイド)とヒーロー(サイド)に別れて、2対2の屋内戦を行ってもらう。」

 

 

 

「基礎訓練も無しに?」

 

 

 

女子の一人、蛙水さんの質問に、基礎を確認するための訓練だとオールマイトは返した。

 

 

 

「ただし今度はぶっ壊せばおっけーのロボじゃないのがミソだ。」

 

 

 

オールマイトが一呼吸置くと、そのタイミングで質問が大量に発生した。

オールマイトはキャパオーバーしたのか「んんん〜〜〜聖徳太子ィィ!」と言って仕切り直していた。

 

 

昔からギャグセンスのないと言われて来た私にはギャグかどうかは判別がつかなかったが、その言葉で仕切り直す事には成功していた。

 

 

そのままオールマイトが説明した戦闘訓練のルールはこんな感じ。

 

 

状況設定

(ヴィラン)がアジトに核兵器を隠していて、ヒーローは敵諸共それを確保しようとしている。

 

勝利条件

・ヒーローサイドは制限時間内の敵全員確保または核兵器の回収。

・敵サイドは制限時間まで核兵器を守り通すまたはヒーローの確保。

・確保には専用の確保証明テープを用い、それを相手に巻き付ける事で確保したものとする。

 

 

コンビ決定はオールマイトが持ち込んだ“くじ”で行うらしい。

飯田君は適当なのかと驚いていたけど、確かに、緑谷君の言う通り現場では見ず知らずのヒーローと組む事も多い。

 

 

それを見据えたのなら、大した手腕だ。

……オールマイトって大概一人で事件を解決してしまうからそういう経験は少ないのではないか…?と思ったけど、心の内にそっとしまっておく事にした。

 

 

そんな時、今度は推薦の八百万さんからオールマイトに質問が飛んだ。

 

 

 

「ですが、このクラスは21人です。誰が余る事になりませんか?」

 

 

 

八百万さんの質問は一理あった。

このクラスが21人なのは、実技36位と37位が同じポイントで、更に筆記まで同じく同点というまさに奇跡みたいな事が起きた事による特例措置らしい。

 

 

とはいえ、本来想定された人数から外れたのも確か。

そこでオールマイトが出した解決策は…

 

 

 

「くじは結虹少女抜きで行い、全ての訓練が終わった後にエキシビションマッチに近い扱いで希望者との1対2をしてもらう。」

 

 

 

というものだった。私は問題ないので了承し、皆にも説明すると納得したのか続々とくじが引かれていく。

ただ、爆豪君にはめちゃくちゃ睨まれた。なんでさ。

 

 

 

「続いて最初の対戦相手は…こいつらだ!」

 

 

 

オールマイトが取り出した球にはAとDのアルファベット。

オールマイトの言によると、AコンビがヒーローサイドDコンビが敵サイド。

 

 

それを聞いて、私は脳内でメンバー表と照らし合わせて…天を仰いだ。

 

 

Aコンビ:緑谷君と麗日さん

Dコンビ:爆豪君と飯田君

 

 

とてもヤバそうな雰囲気がする。というか偶然なんだろうけど緑谷君と爆豪君がどうしてぶつかっちゃうかなぁ!?

 

 

あの二人、特に爆豪君の態度を見るにとんでもない事になる予感がする。

 

 

そして、両コンビを見送った私達は地下のモニタールームで見学に入った。

 

 

が、訓練開始1分もしないうちに爆豪君が独断専行を開始。緑谷君に突っかかっていく。

緑谷君はまだ自爆癖を直せていないのか個性無しで応戦。

 

 

そして…初撃は緑谷君が爆豪君に入れた。

爆豪君が繰り出した右の大振り真っ直ぐ(テレフォンパンチ)を完全に読み切って床に叩きつけた。

 

 

そのまま緑谷君は爆豪君の攻撃をいなして、麗日さんを先行させ、彼自身も一旦爆豪君を撒いた。

 

 

多分緑谷君は動きから見て爆豪君を倒してから1対2で核兵器の制圧を目指してると見ていい。

 

 

でも、爆豪君がそんな素直に行くかなぁ…?

 

 

そう思ったところで、爆豪君は緑谷君を発見。したのはいいんだけど、嫌な予感が先ほどから凄いんだけど…

 

 

と、思った瞬間、爆豪君がフロア丸々一つ吹き飛ばすレベルの爆破を披露した。多分、そういう一撃が撃てるように“要望”を出したんだと思う。

 

 

ただ、明らかに威力が過剰だ。爆破する直前の腕の動きから見て当てないよう調節はしたんだろうけど…ね。

…エキシビションで彼が申し込んで来てもお断りしよう。

 

 

自分から守るべき存在(人々)を傷つける恐れがあるタイプは許容できない。というか頭冷やせ。本末転倒だ。傷つけるつもりはないとかそういう問題じゃない。()()()()()()()()()という事が問題なんだ。

 

 

ただ結果として、爆豪君から申し込みはなかった。

チームDは、緑谷君の起死回生の一手でチームAに競り負けしまったから。





すみません。一日間隔が空いてしまいました。
コスチュームについて迷っていて、まだ決まっていないので、そこの描写を省く事でなんとか書き上げました。

最悪、匿名設定を解除して活動報告で意見を募集する事も視野に入れてます。


そんなにがりでございます。


緑谷爆豪の因縁の戦いは、オリ主が関わりようがないので半分ぐらいカットしました。


次は戦闘訓練の終わりまで行きたいですね(願望)


何となく感想募集してます。


-追記-

見返して思ったんですが…これアンチ・ヘイトタグ必要だったりしますか?爆豪君に当たりがキツイ気がする…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告