ヒロアカ世界の中心で「ユニコォォォォォン!」を叫ぶ   作:粗製海水塩化マグネシウム

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ヒースノーランドさん、sigure4539さん、
評価ありがとうございます!

Cranさんは評価だけでなく感想まで、感謝です。

お気に入り登録が250件を突破しました!
ありがとうございます。


今回は初めて6000文字越えまで書いたために、途中冗長な文章が多くありますのでお気をつけ下さい。


為すべきと思ったことを…

 

 

 

PM0:50。今日も一般教科を終えた私達は昼休みを終えて、5限ヒーロー基礎学の時間になっていた。

 

 

 

「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう一人で見る事になった。」

 

 

 

昨日のマスコミ侵入、そして(ヴィラン)の侵入疑惑を受けて、暫くは特例で、という事だと思う。

そして授業の内容というのが…

 

 

 

「災害水難なんでもござれ、人命救助(レスキュー)訓練だ!」

 

 

 

とのこと。

ここでクラスのテンションは一気に分かれた。

 

 

 

「レスキュー…今回も大変そうだな…」

 

 

 

「ねー!」

 

 

 

「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!鳴るぜ!腕が!」

 

 

 

「水難は私の独壇場ケロケロ。」

 

 

 

少し沈む生徒逆に沸き立つ生徒と様々だけど、相澤先生に一喝されて静かになった。

 

 

相澤先生のリモコン操作でコスチュームがせり出してくる。

 

 

 

「今回はコスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。…以上、準備開始。」

 

 

 

相澤先生はそう言ってドアへと歩いていく。

 

 

そこで、私がコスチュームを手に取ると、周りのクラスメイト達がギョッとした顔でこちらを見てくる。

 

 

 

「結虹さん!?あ、相澤先生のお話を聞いてらっしゃらなかったんですか!?ただでさえ扱い辛そうなコスチュームですのに!」

 

 

 

中でも八百万さんの慌てようが凄まじい。

まぁ、何も知らなければ扱い辛いように見えてもしょうがない。

 

 

ただ、八百万さんや、露出度一位の君のコスチュームが利便性を追求した結果であるように、私のコスチュームもそうなのですぜ?

 

 

そうして私はどうにか八百万さん達を宥めて更衣室へと入った。

ボックスを開いて改めて自らのコスチュームを確認する。

 

 

 

私のコスチュームは羽の付いた銀色の額当て*1、肩口から手の先まで伸びる甲冑に、胸を覆うように象られた装甲、脚も膝から脛に掛けて装甲を付けた、しかしてその内側には下は足技に邪魔だからと脚部は最低限のスカートと地面に届かない長さのチュールだけ残した純白のドレス…

 

 

そう、“鎧ドレス”というものになる。

 

 

 

“鎧ドレス”とは、前世のネットでも戦闘衣装として苦しい言い訳しかできていなかったファンタジーの産物。

概要を説明するならドレスの上から薄い甲冑(かっちゅう)や篭手、額当てを付けるトチ狂ったファッション*2のことだ。

 

 

確か、“装飾過多でさえなければ遮光用の外套と言い張れなくもない”と滅茶苦茶頑張って擁護されていた記憶がある。

 

 

ただ、この世界のコスチュームの仕組みを勘案すると、結構悪くない感触だったからこそ、正式に採用している。

 

 

まず、この世界の人々の身体は個性に合わせて変化していく、というか個性に適応できる肉体になるように遺伝子が決定している。

 

 

すると、炎の個性を持つ人の髪の毛やらを培養して繊維を作ると、かなり燃えにくい一点物の繊維が出来上がる。

こういう手間暇があるからこそ、コスチュームは高額で、しかしそれに見合った性能を発揮する。

 

 

そして、私の肉体から繊維を作ると“サイコミュを含んだ繊維”になる。ドレス部分は勿論これで作ってもらった。そして鎧部分には、繊維から取り出したサイコミュを集積してアルミニウムの合金に鋳込んだ物を採用している。

 

 

…つまり、この鎧ドレスそのものがサイコミュの塊になっている。

このコスチュームを身に纏う時には、私は実力以上を発揮出来る。

 

 

ただ、これだけの理由ならもっと合理的な格好のコスチュームがいくらでもある。それでも、私がこの服装にこだわったのは、次代の“平和の象徴”として唯一無二の姿が欲しかったから。

 

 

オールマイトは時期によって細かい違いはあれど、超常以前のアメコミのスーパーヒーローを参考にしたコスチュームを着用している。

 

 

昔も今も、この国に彼に近い服装をしたヒーローは居なかった。

オールマイトも、誰も使っていない服装を選んだのだろうし、彼と直接比べられる事を恐れて、誰もオールマイトを真似したとはっきりわかるコスチュームは選ばなかった。

 

 

だからこそ、平和の象徴は唯一無二になった。

私が継承するのは表の“象徴”、だからこそ、人々だけでなく、私自身の不安も払拭できる…ヒーローとしての自分を確固たる存在とする私にとっての“象徴”が必要だった。

 

 

自分が精神的に強い人間では無いことは前世で身をもって知っている事だ。

だからこそ、清廉潔白なる象徴であると己に証明するコスチューム。それこそが、この純白の鎧ドレスなのだ。

これを纏うからには、逃げ出すのは許されない。

 

 

更衣室で着替えながら、そうやって鎧ドレスの理由を説明すると、皆納得しつつ驚いた面白い表情をしているものだから吹いてしまった。

 

 

…皆にバシバシ叩かれた。

 

 

 

 

 

 

 

バス停まで来ると、飯田君が「バスの席順でスムーズに行くように番号順で二列に並ぼう!」と言い出した。

 

 

委員長らしく責務を果たそうとした飯田君は…

 

 

 

「こういうタイプかくそぅ!」

 

 

 

「イミなかったなー」

 

 

 

雄英のバスが市営バスのスタイルを取っていた事で見事に空回りしてしまった。

クラスメイトの芦戸さんには慰めだかトドメだか分からない言葉を掛けられていた。ドンマイ飯田君。

 

 

訓練場に向かう道中で、私は轟君の横に座って周囲の会話を聞いて時間を潰していた。

 

 

 

「私思った事を何でも言っちゃうの緑谷ちゃん。」

 

 

 

「あ、はい!?蛙水さん!」

 

 

 

「梅雨ちゃんと呼んで。」

 

 

 

蛙水さんは話してて分かるけど、少しマイペースだ。しかし緑谷君に何を…?

 

 

 

「あなたの個性。オールマイトに似てる。」

 

 

 

…確かに、そうかもしれない。考えた事もなかったな…

しかし緑谷君や…

 

 

 

「そそそそ…そうかな!?いやでも僕はそのえー」

 

 

 

その反応はとても怪しいのよ…オールマイトと何らかの繋がりがあるのは確定かな。彼、嘘つくの苦手そうだし。

 

 

「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトは怪我なんてしねぇぞ。似て非なるアレだぜ。」

 

 

 

とはクラスメイトの切島君の談だ。

 

 

 

「しかし、シンプルな増強型の個性はいいな!派手でできることが多い!俺の“硬化”は対人戦だと強ぇがいかんせん地味なんだよなー」

 

 

 

「僕はすごくかっこいい個性だと思うよ。プロでも十分に通用する個性だよ。」

 

 

 

「プロなー!しかしやっぱりヒーローも人気商売みたいなとこあるぜ?」

 

 

 

切島君と緑谷君の会話はなんというか今の社会構造の核心を突くものに感じた。それこそ心操君の個性“洗脳”は実際にプロヒーローになれば「地味でつまらない」と言い出す誰かが居るのは目に見えていた。

 

 

ヒーローと敵の戦いを娯楽とするこの社会の負の側面を改めて垣間見た気がした。

そこまで考えたところで、感覚を外に向ける。

聴覚の情報をシャットアウトしていたから会話が聞こえなかったんだよね。

 

 

 

「……爆豪と轟、んでもって結虹だよな。」

 

 

 

なになに?私?この3人の括りだと、さっきの会話からして、強くて派手な三人衆ってところかな?

 

 

と思っていると蛙水さんが爆弾を放り投げた。

 

 

 

「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なそ。」

 

 

 

「ンだとコラ出すわ!」

 

 

 

「ほら。」

 

 

 

にしても爆豪君、君ヤンキーはなるだけやめとけとメモにも書いたろうに…

 

 

 

「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格だと認識されるってすげぇよ。」

 

 

 

「テメェのボキャブラリーはなんだ殺すぞ!」

 

 

 

上鳴君のイジリにキレてる爆豪君を見ていると、相澤先生からもうすぐ着くから静かにしろとのお達しが。

 

 

即座に皆静かになる。やっぱり相澤先生は怖いんだよね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すっげー!USJかよ!」

 

 

 

との叫びには、まぁ分からんでもないと心の内で同意する。

 

 

 

「水難事故、土砂災害、火事、etc(エトセトラ)…」

 

「あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。その名も…」

 

嘘の災害や事故ルーム(USJ)!」

 

 

 

 

本当にUSJなのかーい。と心の内でツッコミを入れると、目の前のヒーローをしっかりと見る。よし、そろそろ…

 

 

 

「スペースヒーロー“13号”!災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」

 

 

 

こうやってヒーローオタクの緑谷君から解説が入る。まぁビルボードチャート100位圏内のヒーローは私も個性や活動方針、活動時の映像まで全てチェックしている。

 

 

先達に学ぶのはやはり重要だからね。

 

 

それにしても麗日さんは13号が好きなのだそう。確かに、麗日さんは救助系ヒーロー志望なのだと聞いていたから、麗日さんにとって、13号は憧れの人なのかもしれない。

 

 

 

「13号…オールマイトは?ここで待ち合わせる筈だが。」

 

 

 

「先輩…それが…通勤時に()()()()まで活動してしまったらしくて…今は仮眠室で休んでます。」

 

 

 

…?

 

 

 

「不合理の極みだなオイ。」

 

 

 

相澤先生と13号の密談を聞いてしまった私は、嫌な考えが凄まじい速さで湧いては消えていく。

 

 

オールマイト…ギリギリまで活動…休んでる…

 

 

まさか、…オールマイトは私が思うより遙かに早く衰弱してる…?

公安にも隠匿してるのか…それとも私に情報が下りてないだけか…後者だといいけど…というかそうじゃなきゃ困る。

 

 

もし、想定より早くオールマイトが衰弱しているのなら、私達の社会は砂上の楼閣どころか、地雷の上に立ってる事になる。

 

 

嫌な震えが止まらない。実際に震えないように必死に制御しているが心の内は震えっぱなしだ。

 

 

マズい、こんなコンディションでは心配される…ダメだ、それはダメだ!私以外に今気づいたことが拡散されてみろ。不確定情報だとしても動き出す馬鹿は絶対にいる!

 

 

私は…“象徴”を継ぐんだぞ…!こんなんで…どうする!

 

 

私は二度大きく深呼吸をして、身体の震えを鎮めた。

 

 

よし、大丈夫だ。大丈夫。

為すべきと思ったことを為す。ずっとやって来た事だ。

 

 

私は息を整えた。

 

 

 

「仕方ない、始めるか。」

 

 

 

どうやら、授業が始まるらしい。それまでに元に戻れて良かった。

 

 

 

「えーでは始める前にお小言を一つ二つ…」

 

 

 

うむ。

 

 

 

「三つ…」

 

 

 

あ、うん。

 

 

 

「四つ…」

 

 

 

あ、増えるのね。なるほど、これが13号なりのユーモアなのかもしれない。

 

 

 

「皆さんご存知かと思いますが、僕の個性は“ブラックホール”。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」

 

 

 

「その個性でどんな災害からでも人でも救い上げるんですよね!」

 

 

 

緑谷君は嬉しそうに聞いていた。しかしその横の麗日さん。そんなに頷いて大丈夫?首もげない?

 

 

しかし、茶化せる空気は次の13号の言葉で終わった。

 

 

 

「えぇ…しかし、簡単に人を殺せる個性です。皆さんの中にもそういう個性がいるでしょう。」

 

 

 

13号の言葉は事実だ。私や緑谷君の人の枠から外れたパワー。爆豪君の爆破。手軽という意味なら、麗日さんの無重力。

 

 

超人社会はそういう凶器(個性)の巣窟でもある。

ただ、13号はそういう事を言いたいのではないらしい。

 

 

 

「この超人社会は、個性の使用を資格制にして厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。」

 

「しかし、一歩間違えれば簡単に人を殺せる“行き過ぎた個性”を個々が持っていることを忘れないで下さい。」

 

「相澤さんの個性把握テストで己の限界を知り。」

 

「オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体感したかと思います。」

 

「この授業では…心機一転!人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう!」

 

「皆さんの個性は人を傷つけるためにあるのでは無い。救けるためにあるのだと、心得て帰ってくださいな!」

 

「以上!ご清聴ありがとうございました!」

 

 

 

私も含め皆感動していたらしい。一瞬遅れて感嘆の声を上げていた。

 

 

 

「そんじゃあ、まずは…」

 

 

 

相澤先生が恐らく、授業概要の説明をしようとした時に、いきなりUSJの電源が一斉に落ちた。

 

 

皆、何事かと視線を忙しなく動かしている。

この時点で嫌な予感しかしなかったけど、次の瞬間、私は目を見開いた。

 

 

例の“悪意”を感じ取ったから。

 

 

 

「相澤先生!」

 

 

 

そのまま相澤先生の横に並ぶ。横目に睨まれるけど気にしてはいられない。緊急事態だから。

階段を降りた先、セントラル広場に黒いモヤが揺らめいた。そしてその中から現れたのは“人”。手を顔に身につけた人だった。

 

 

そして直ぐに分かった。奴がこの悪意の根源だ、と。

 

 

 

「…!一かたまりになって動くな!13号!生徒を守れ!」

 

 

 

奇しくも人を守る訓練の時間にやって来た者達。

 

 

 

「なんだありゃ、また入試みたいなもう始まってんぞパターン?」

 

 

 

「動くな!アレは…」

 

 

 

それをテレビ越しに見ている普段の私達は、彼らを…

 

 

 

(ヴィラン)だ!!!」

 

 

 

敵と呼んでいる。

 

 

 

「13号に…イレイザーヘッドですか…先日()()()教師側のカリキュラムではオールマイトがここに居る筈なのですが…」

 

 

 

「やはり先日のはクソ共の仕業だったか…」

 

 

 

そこかしこを誰かの手に掴まれた格好の男…恐らく敵の首魁はここで初めて言葉を発した。

 

 

 

「どこだよ…せっかくこんなに大衆引き連れて来たのにさ…オールマイト…平和の象徴…いないなんて…」

 

子供を殺せば来るのかな?

 

 

 

その言葉で、相澤先生が首元の捕縛布を構える。

そして、まだゾロゾロと出てくる敵達。そろそろこのUSJ全体で70人まで届く。

まさか、こんなに人員を散らしてるのは…

 

 

 

(ヴィラン)ンン!?バカだろ!ヒーローの学校に入ってくるなんてアホすぎるぞ!」

 

 

 

「13号先生!侵入者用センサーは…」

 

 

 

「勿論ありますが…」

 

 

 

さっきから通信端末も繋がらない。ジャミングされてると見ていいね。これは。

前の方に来といて良かった。

 

 

 

「現れたのはここだけか、学校全体か、何にせよセンサーが反応しないなら敵にもそういうことが出来るヤツがいるってことだな。」

 

「校舎と離れた隔離空間…少人数(クラス)が入るカリキュラム…バカだがアホじゃねぇ。これは何らかの目的で用意周到に画策された奇襲だ。」

 

 

 

先生に端末を見せて首を振る。即座に伝わったみたいで、頷いてくれた。

 

 

後ろを見ると、不安げなクラスメイト達が居た。

その先頭にいる緑谷君のところまで下がる。

 

 

 

「13号避難開始!電波系の個性が妨害している可能性が高い!上鳴、お前も個性使いながら通信を試せ。」

 

 

 

「ッス!」

 

 

 

「先生は!?一人で戦うんですか!?あの敵の数じゃ幾ら個性を消すといっても!!」

 

「イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ。正面戦闘は…!」

 

 

 

緑谷君の心配を振り払うように、相澤先生は一言。

 

 

 

「一芸だけじゃヒーローは務まらん。……13号!任せたぞ!」

 

 

 

13号が了解の合図を出したのを見て、相澤先生は階段を飛び降りた。

 

 

射撃隊と名乗った3人の敵を個性を消した後、捕縛布を巧みに操って鮮やかに倒した。

 

 

個性“抹消”で対応出来ない異形型個性の敵も捕縛布を組み合わせた肉弾戦で同士討ちまでしてみせた。

 

 

 

「凄い…多対一こそ相澤先生の得意分野だったんだ…!」

 

 

 

「分析してる場合じゃないでしょうが!」

 

 

 

呑気な観客気分の抜けていない緑谷君を抱えて先に避難している飯田君のところまで追いついた。

 

 

 

「させませんよ」

 

 

 

残りまだ40mほど出口まで距離があるタイミングで、首魁の横に居たモヤの敵がこちらに現れた。

 

 

…!相澤先生の抹消を掻い潜ってきたのか!

 

 

 

「初めまして、私達は敵連合(ヴィラン連合) 僭越(せんえつ)ながらヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは…」

 

「平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして」

 

 

 

狙いがオールマイト!?不調なの既にバレてるじゃないですか!

 

 

 

「本来ならばここにオールマイトがいらっしゃるハズ…ですが何か変更でもあったのでしょうか?」

 

「まぁ、それとは関係なく…私の役目はこれ。」

 

 

 

揺らめいた…ワープの個性!

 

 

だけど、ワープに備えた私の予想は悪い方向に裏切られた。

 

 

 

「その前に俺たちにやられることは、考えてなかったか!?」

 

 

 

爆豪君と切島君が攻撃を仕掛けてしまった。

問題はその後の立ち位置。

 

 

モヤの敵と13号の間に二人がいる。つまり、人を殺しかねない13号の“ブラックホール”は完全に無力化されたに等しい。

 

 

 

「下がれバカ!」

 

 

 

爆豪君と切島君がこっちを見る。見てしまった。

 

 

 

「危ない危ない…子供とはいえ優秀な金の卵…」

 

 

 

「どきなさい二人共!」

 

 

 

13号先生が更に警告するけど…ダメだ。間に合わない。

 

 

 

「散らして、(なぶ)り、殺す。」

 

 

 

モヤの敵から伸びた暗黒が私達を包み込んだ。

 

 

 

*1
落第騎士の英雄譚、比翼のエーデルワイスのものを想像して下さい。

*2
鎧ドレスで戦っている代表的なキャラにはFateの看板キャラアルトリア・ペンドラゴンがいる





どうも、にがりです。

当然ですが政府機関である公安委員会はオールマイトの負傷を知ってます。その上で隠匿してる訳ですね。いつの時代でもお役所仕事は少なからずこういう面があると思います。社会秩序維持のために奔走してる人々なので許してあげてください。
そして、現状エージェント扱いの結虹には伝えられてません。ちなみに、この時期はホークスも知らされてません

しかし、公安委員会も想定外の事が一つ。それはOFAの存在です。個性を譲渡したオールマイトは公安の想定より早く衰弱していきます。つまり、このままだと象徴の継承は間に合いません。


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