ゲームな世界に転移したけどマッタリ生きたい   作:ゆたにぃ

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000 プロローグ

「ここは・・・・どこだ?」

 

気が付くと外にいた、と言うか森か林の中のようだ。

 

「えーっと、確か・・・家でネトゲしてて・・・あれ?

 そのあとどうしたっけ?」

 

状況確認のためあたりを見回す。

時間は・・・木漏れ日の角度からするとちょうど昼頃か、

ほぼ真下に光が差している。

ネトゲをしていたのが夜の11時頃、ほぼ12時間前だろうか。

そしてふと気づき、手を顔に当てる。

 

「メガネが・・・無い?」

 

俺の視力は裸眼で0.1以下、コンタクトなんて恐ろしくて入れられない。

 

「視力が戻ってる?っていうか腕毛が無い!?」

 

どちらかと言うと・・・いや、かなり毛深い方の俺は腕毛、胸毛、髭と

けっこうな毛深さだった、しかし今はアゴも腕も胸も毛が無い、ツルツルである。

 

「は!まさか!!!」

 

ツルツルでした。と言うか子供化していましたorz

そう、今の俺はショタ化しているらしい。しかし俺は子供の頃こんな

細い感じではなかった、と言うか子供の頃から昨日までずーっと

メタ・・・ぽっちゃり系だったのだ。

 

「いったい何が・・・あれ?」

 

ポケットの中に何かが入っていた。

取り出してみるとそれは封筒で、中から数枚の手紙が出てきた。

中身は神様からの謝罪文だった。

よくあるテンプレでは神様と真っ白な世界でご対面と言う流れだと思うが

どうやら普通?神の世界では人間の魂はあそこまでハッキリと意識を

保つことが出来ないそうだ。俺も実際真っ白な世界には行っていたらしい。

部下のミスで俺の肉体は消滅、魂の行き場も無くなってしまったらしく。

不老不死と言う形で別の世界に送るしか方法が無かったらしい・・・

魂の置場が無くて邪魔だから・・・

一部怒りの込み上げてくる内容も混ざっていたが、どうやら俺は

俺が消滅する寸前までやっていたネトゲ「アースマイルド・オンライン」

通称AMOに限りなく近い、と言うかゲームをプレイする人々の想像から生まれた世界

つまりはアースマイルドそのものの世界に転生?転移?させられたらしい。

生前の名前は・・・・思い出せない

 

AMOはスキルベースのオンラインゲームだ。

レベルと言う概念はなく、剣で戦えば剣のスキルが、鍛冶をすれば鍛冶のスキルがあがる。

つまり素材さえ用意できれば生産キャラは外に出なくてもスキルを上げられるのだ。

ただし、スキルの合計ポイントには限界があり、すべてのスキルをマスターすることは出来ない。

だが、AMOでは通常4キャラ、課金すると5キャラまでつくることが出来る。

戦闘キャラ、生産キャラ、支援キャラなど分けて育てることが出来るのだ。

俺はもちろん5キャラ持ちである。

 

神様の手紙によると、今の俺は5キャラ全部のスキルを合わせた持った状態らしい。

俺の持っていたキャラは戦闘特化剣士・魔法特化・生産特化・暗殺弓特化・テイマー(魔物使い)

この5キャラである。と言うか武器が剣しかないがほぼすべてのスキルを

マスターしている状態と言う事だった。何そのチート・・・

しかも見た目もその5人で自由に変更することが出来るとの事。

 

つまり、今の俺はショタっ子剣士レイ君である。

剣を主体とした近接関系のスキルに特化したキャラで、下準備が万端ならば

時間はかかるがソロでエンシェントドラゴン(最上位クラスモンスター)を狩れるキャラである。

見た目ショタだが・・・

なぜこの見た目なのか、姉がキャラメイクしたからである。(消すなと脅された)

まぁ、この見た目で強いというギャップは俺も好きだし育てたかいはあると思いたい。

 

現在地についても書いてあった。

ここは初期で選択できる街の一つ、首都フリーデンの近くの森の中らしい。

 

首都フリーデン、世界の中心(ゲームマップ)にある一番大きい街で、

全ての施設(スキルごとの訓練所や店)が配置されており、ここをメインに

活動するプレーヤーが多かった。

 

ここから北に行くとフリーデンが有るはずだ、そして神様がくれた

チート能力その3【マップ機能】。(ちなみにチート1が不老不死、2がスキル)

マップ表示と念じると現在地の表示された世界地図が表示される。

拡大縮小、敵対モンスター表示やフレンドの位置表示機能もあるらしい。

ちなみに生前はボッチプレーヤーだったのでフレンドはその頃も0だった。

しかし、これで迷子知らずです、本当にありがとうございます。

 

「バーチャルリアリティーゲームとか出たらこんな感じに見えるのかな」

 

目の前に表示された半透明の地図を見ながらそんな感想を漏らす。

 

最後にチート能力その4おなじみの【空間倉庫】

入れたものの時間は止まる。生き物はテイム(捕獲調教)済みの生物のみ可能で、

そちらに関しては厩舎の様な空間に入るらしい。

 

「よし、現状把握も終わったし、とりあえずフリーデンに向かうか」

 

神様への愚痴をこぼした後、とりあえず森から抜けることにしたのだった。

 

 

 

歩きながらもいろいろなことを確認した。

まず空間倉庫だが、ゲームプレイ時に持っていたものがすべて入っているようだ。

家は流石に入っていなかったが、マイハウスのインテリアに使っていた家具もすべて収納されていた。

各キャラの銀行やアイテムバッグの中身もすべて入っていた。

通常重さの制限で1キャラの持てる量は制限されていた。それを考えると

空間倉庫は便利極まりない。

 

空間倉庫から1G(ゴルド)を取り出してみた。

ゲームではコインマークに数字で表示されていたが、

見た感じ銅貨と言ったところだろう。

10Gで10枚、100Gになると銀貨が出てきた。こちらは小銀貨だろう。

次々と確認した結果

1G銅貨

100G小銀貨

1000G銀貨

10000G金貨

それ以上の硬貨は無い様だった。

 

あと装備品だ。取り出してみたら大きいのだ。まぁ、今の俺がショタだからなのだが、

ぶかぶかだなぁと鎧を着てみるとピッタリのサイズに縮んだのだ。

全ての装備が同じ仕様のようで、特に問題なく装備できた。

これが一般売りの装備もそうなのかは後々町の店で試してみるしかなさそうだ。

 

次にステータスだ。

これもマップと同じ仕様なのかステータス確認で見ることが出来た。

ステータス確認はこの世界のだれでもできるようで特にチートと言うわけではないらしい。

他人に見せるか見せないかの選択もできるようになっている。

問題は中身だ。

神様の手紙通り、見覚えのあるスキルがすべて合わさったような数値を出していた。

そしてSTR(力や体力に影響)DEX(素早さやスタミナ、器用さに影響)

INT(魔力や抵抗値、賢さに影響)の数値が知っている数値の5倍ある。

 

「こっちも合計しましたって事か・・・・」

 

試しに跳ねたり走ったりしてみたが、海賊の王を目指す漫画に出てくる躍諜報機関の様な

ものすごい動きが出来たうえ、全然疲れなかった。

 

「そういえば戦闘系スキルの自然回復ってスタミナ回復もするんだったな・・・」

 

つまり走って減るスタミナより回復の方が早いのである。永久機関と言う言葉が

脳裏をよぎった。

 

などと色々試しているうち1時間ほどで森から抜け出した。

ゲームではすぐに着く距離だが現実となるとそうは行かないようだ。

森を抜けるとようやく町の城壁が見えたのだった。

 

 

 

 

 

 




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