森を抜け、途中で見つけた街道を走っていた。
ゲーム中、街と街の間を走り続ける現実では無いよなと思っていたが、
疲れないので有りだなと思い始めていた。
ちなみに体感ではリミッターの付いた原付よりは早い(60km/h以上)
地球?にやさしい移動手段である。
途中すれ違った商人っぽいおっちゃんが目を見開いていたので、やはり
オーバースペックなのだろう。自重はしないけど。
さて、城壁までたどり着いたが、やはりと言うべきか、
門で通行手続きをしなければいけないようだ。
数人が門の前で並んでいた。
その最後尾に並び様子をうかがう。
「おー、おっちゃん久しぶり、今日はどうしたんだい?」
「村で作った野菜を卸に来たんだよ、ほれ」
荷馬車のシートをめくり中を見せるおっちゃん。
「お、いいね、おっちゃんとこの畑は肥えてるからな、あとで買いに行かせるよ」
おっちゃんがカードらしきものを見せて門の中へ入っていく。
通行証だろう?、もって居ない人はお金だろうか?順番が来ればわかるだろう。
次々と街の中に入っていく前の人たち、そのほとんどが門番と顔見知りのようで
軽い世間話とカードを見せるだけで中に入っていく。
そして俺の番になる。前の人たちはあまり参考にならなかった。
「お、見ない坊主だな、どうした?お使いか?」
門番が頭をなでてくる、微妙に気持ちが良い・・・はっ!
「えっと、初めて来たのですがどうやったら入れますか?」
「そうか、初めてか。偉いなぁ、よし、じゃちょっとこっち来い、しばらく頼むぞー」
門番がもう一人の門番にその場を任せ俺の連れて門の脇にある小屋へと入っていく。
まさか、ウホッな展開に?いやいや、そんな発想、姉の影響を受けすぎだろ。
「まずはここに座ってくれ、飲物持って来てやるからな」
まさか薬が・・・だから違うっての!
1分もしないうちに門番がコップをもって戻ってきた。
「まぁ、疲れたろ、飲んでみな」
渡されたコップに入っている飲物を飲む。
「あ、甘い」
「そうだろ、はちみつティーだ、疲れた時は甘いものが一番だからな」
なんだろう子の胸の高鳴り・・・はっ!まさかキャラに女キャラが多いから
心も乙女成分多めって事なのか?そうなのか?
いや、ボッチをこじらせていたから人恋しいだけだったんだけどね!
「おいしかったです、ありがとうございます。」
「そーか、んじゃ手続きと行きますか。まずはこの書類に・・・って
坊主、字はかけるか?」
渡された書類を見る・・・・・どう見ても日本語です、本当にありがとうございます。
まぁ、日本のオンラインゲームが元に構成された世界っていう話だったと思うし
ありえない話ではないんだけどね、なんか実際に見ると違和感が・・・
「だ、大丈夫です。読めるし書けます」
「そうか、偉いなぁ坊主」
そういいながらまた頭をワシワシと撫でる、これが・・・・・ナデポ
「あ、あんまり撫でないで下さいよ」
撫でられながらも必要事項を埋めていく。
「はっはっは、すまんすまん。よし、かけたな。どれどれ・・・・ん?」
門番が一転を見つめて動きを止めた。
「な、何かおかしかったですか?」(上目づかい)
「お、おお、このな、年齢の所なんだが・・・・28歳?」
「え?ええ、10日ほど前に・・・・あ」
そう、俺は今ショタっ子剣士レイ君になっているのである、28歳は見た目的にありえない。
「そ、そうか・・・・とりあえず審議器にかけるが・・・・・・・本当だった・・・」
横においてある機械っぽいものに書類を通すと緑色の光が付いた。
おそらく本当か嘘かを見極めるマジックアイテムか何かだろう。ゲームではなかったアイテムだ。
書いた内容的には名前、年齢、出身国、犯罪歴の有無、有の場合はどういった内容か、
入場の目的と言ったところだった。
名前レイ、年齢28、出身国日本、犯罪歴無 一応この無いようで嘘無しと出たようだ。
「そ、そうか・・・すまなかった、頭をなでるとか失礼だったな」
すまなそうにする門番、いや、気持ちよかったからよいのだが。
「いえ、なんか懐かしかったですし気にしてませんよ、それよりこの後は?」
「ああ、まずは証明証の発行に500Gだ、手数料などもすべて込みだ。
次からは入場の目的とカード提示で通れる。」
なるほどと頷き、空のバッグに手を入れ500Gと念じながら空間倉庫から取り出す。
「よし、じゃぁカード作ってくるから待っててくれ・・・」
そういいまた部屋から出ていく、数分後他の人たちが持っていたのと同じカードをもって
門番戻ってきた。
「これが証明証だ、無くしても他人は使えないが再発行に同じく500Gかかるから
気を付けてくれ。ほかの城壁が有る街でも使えるからそれ1つで大丈夫だ。
身分証明にも使える、説明はこんなところだ。フリーデンへようこそ、レイ」
「ありがとうございました、門番さんのお名前は?」
「アレクだ、では・・・またな・・・」
そういって二人で小屋から出てアレクは門へと戻っていった。
俺は城壁沿いに人気のない場所まで移動した。
そこで跳躍(暗殺弓キャラの技)を使い城壁を飛び越え、キャラチェンジを繰り返し
5キャラ分の証明証を作った。
ちなみにキャラ2、魔法特化のミル(女)特徴はロリキャラ(後悔はしていない)で
同じく28歳で審議器を通った時は点検で追加数分待たされた。
アレクは
「今日はいったい何なんだ」
と頭を抱えていた。
キャラ3生産特化
名前はジェントル(男)特徴は執事系なナイスミドル。
試しに年齢を64歳にしてみたが普通に審議器を通った。
不老不死だから年齢と言う概念が無いのかもしれない・・・
レイとミルの時はアレクには迷惑をかけたと思っている。
今度何か良い武器でも作ってプレゼントしよう。
そしてキャラ4、暗殺弓特化キャラ
名前はシャドー(女)15歳で、キャラメイク時のコンセプトとしては
中二病を発動させまくって作成。
くノ一っぽい服装 オッドアイで右金目、左銀目、そして貧にゅ・・・スレンダー
アレクとは無口に首の動きと2~3文字の単語で会話。
時々変なポーズをとって対応した。最後の方アレクはゲッソリとしていた。
そしてラストのキャラ5、テイマーのエヴァ(女)25歳
特徴としては凛々しいお姉さん系、巨乳、メイン武器は鞭
審査の時は胸に目が釘づけでした、これはしょうがないと弁護しておこう。
最後にサービスとしてキュっと手を握ってあげて「ありがとうございます」って
言っておいた、我ながらあざと過ぎたがアレクはこれで明日も頑張れるだろう。
こうして5キャラ分の証明証を作ったわけだが、基本は巨乳のエヴァで行こうと思う。
設定としては5キャラすべてが親戚としておけば何かと融通も利くだろう。
あと男性にはいろいろおまけしてもらえそうだし・・・はぁ男って・・・・って俺もか。
次話、門番さん視点を幕間で予定しています。