未来視点です。
昔々、あるところにアレクと言う少年がおりました。
アレクは村で一番暴れん坊でした。。
ある日アレクは村にやって来た騎士を見て思いました。
「俺もいつか街に行って騎士になるんだ!」
その日からアレクは頑張りました。
朝は家の仕事を手伝い、昼は畑を耕し、夜は剣の練習をしました。
何年か後、村一番の暴れん坊は村一番の剣の使い手になっていました。
「親父、俺街に行って騎士になるよ」
ある日アレクは父親に話しました。
自分の夢、これまで頑張ってきた理由を。
「そうか、ならばこれを持っていけ」
そう言い渡したのは一振りの剣でした。
「これは俺が冒険者をしていたころに使っていたものだ。」
その剣は父の命を何度も守り、仲間を守ってきたものでした。
「この剣で次はお前がみんなを守るんだ」
アレクは泣きました、そしてその剣を携え街へと赴いたのです。
アレクは街で世界を知りました。
村一番の剣士は街では一番にはなれませんでした。
アレクは門番を任されました。
アレクは落ち込みました。
「俺は人々を守ることは出来ないのか」と
しかし、門番を続けるうちにアレクは気づきました。
門番も街を守る大切な仕事だと。
たまにやってくる魔物を倒し、町に入ろうとする盗賊を捕まえ、
商人やお使いの子供を労う、そんな仕事に生きがいを感じ始めました。
ある日一人の女性がやってきました。
その女性はアレクを労います。
「頑張ってください」
その一言でアレクはこれからも頑張ろうと思いました。
しかし、その数日後、アレクが大切にしていた剣が曲がってしまいました。
商人の荷物が馬車から崩れ、女の子が下敷きになるところを助けたのです。
その時に剣が荷物の下敷きになってしまったのです。
アレクは落ち込みました。
仲間の門番はアレクを気遣い、その日は早めに仕事を終わらせました。
アレクが食事をしに食堂へ行くとそこには先日アレクを労った女性が居ました。
アレクは先のどの出来事を女性に話しました。
すると女性は
「私に任せてください!」
そういいアレクの剣を持っていきました。
アレクは驚きましたが、その女性を信じました。
次の日、女性はやってきました。一振りの剣を携えて。
それは父から受け取った剣を打ち直したものでした。
剣を受け取ったアレクは驚きました。
その剣は父からもらったものと全く同じだったのです。
重さや長さまで全く同じでした。
「これからも門番頑張ってください」
女性の言葉にアレクはこれからも門番を頑張ろうと思いました。
そんなある日、大量の魔物が街に攻めてきました。
怯える街の人々の前に一人の男が立ち上がりました。アレクです。
「俺がみんなを守る!」
アレクは剣を抜き放ちました。すると剣が光り輝いたのです。
アレクは死を覚悟しながらも勇敢にモンスターの群れに飛び込みました。
アレクは驚きました、その剣は一撃で何匹もの魔物を切り裂き、
強力な魔法を弾き、剣の放つ光は傷ついた体を癒したのです。
その剣は女神がアレクに与えたものだったのです。
アレクの活躍により危機は去りました。
王様はアレクを城に呼び言いました。
「アレクよ、街を救ってくれてありがとう。ぜひ親衛隊に入ってほしい」
アレクが夢にまで見た騎士、その頂点の親衛隊への誘いでした。
しかしアレクはその誘いを断りました。
「私にはあの門を守ると約束した人がいます」
王は残念に思いましたがアレクの願いを聞きました。
その後も、アレクは何度となく街を守りました。
そしてこういわれるようになりました。
「最強の門番アレク、あの門を抜けるくらいなら世界を征服する方が簡単だ」
アレクは騎士を引退するときに
「もし、この街に危機が訪れたらこの剣を使いなさい」
そういいながらアレクが地面に突き刺しました。
何人もの剣士がその剣を抜こうとしましたが抜けませんでした。
今でもその門の脇にはアレクの剣が刺さっており街を見守っています。
「ねぇねぇ、これ読んでみてクスクス」
「ん?最強の門番アレク?なんじゃこりゃ!!??」
「プフゥーーーー最強の門番」
「ちょ、笑うなよ!ってお前女神とか書かれてるしwww」
「ぎゃーーー」
遙か未来にそんな一幕が有ったり無かったり
さて、最後の二人は誰でしょう?バレバレですね。
門の横にある剣はレプリカ、能力を抑えた街の危機の時抜けるという制限付きの剣です。
街の危機が去るとまたそこに自動で戻ります。