「無駄だ。雷門にサッカー部は出来ない」
「なんだァ?てめェ・・・」
帰り道、俺達は中二病の格好をした連中に遭遇した。
「・・・一応聞くけど、知り合い?」
俺が守達に聞くが全員、首を横に振っていた。
「何かすっごい痛々しい格好ですな」
「やってて、恥ずかしく無いのかニャン?」
ウィスパー達も哀れんだ目で見ていた。すると紫の髪のやつが守に向かって言った。
「サッカー部は出来ない。確実に」
「何でそう勝手に決めつけんだ?分かんねぇだろ?サッカー部は出来るさ!!本当にサッカーが好きな奴が集まれば!!」
「サッカーが好きな奴など居ない」
そう言った奴に守は
「何言ってんだ。サッカーが好きな奴ならここにいる。少なくとも俺達はな!!」
「円堂」
「円堂君」
「守!!」
そう言った。それを聞いた俺達は少し喜んだ。
「まもなく嫌いになる」
紫の髪の奴の噛み合って無い会話に一郎太は俺に近づいた。
「なあ、晴人。もしかしてこいつら妖怪に取り憑かれてるんじゃ無いのか?」
「俺もそう思うんだけどな・・・そうであって欲しいんだけどな」
俺は妖怪ウォッチのボタンを押し、ライトを付けて中二病の格好をした連中に照らしたが、何も見つける事が出来なかった。
「・・・何にも見つけられ無かった・・・」
「つまり、妖怪に取り憑かれて無い人って事か?」
「・・・ああ」
「「・・・」」
俺、守、一郎太は哀れんだ目で奴らを見ていた。
「何かやばい人達に関わってしまったウィスね」
「俺っち何か嫌な予感がするニャン」
すると紫の髪の奴はボールに付いている青いボタンを足で押した。するとそこから光が出て、俺達はいつの間にかサッカースタジアムに居た。
「ここはお前達がサッカーを奪われるのに相応しい場所だ」
突然の出来事に俺達は戸惑っている。そんな中でも紫の髪の奴は続けて言った。
「これからお前達には我々とサッカーをやって貰う。簡単な話、試合だ」
「「「はぁ?」」」
更によく分からん事になっていると時だった。
「円堂監督!!晴人兄!!・・・じゃ無かった。円堂さんに晴人さん!!」
声のした方を向くと天然パーマみたいな茶髪の少年がこちらに走って来ていた。
「そいつらはサッカーを消そうとしている未来人なんです!!」
「・・・その前に誰だ?」
一郎太が少年に質問していた。
「す、すみません!!俺松風天馬って言います!!今はまだ何も言えないですが・・・俺大好きなサッカーを守る為にここに来ました。怪しいのは承知ですが、信じてください!!」
少年の言葉に守は迷わず、
「分かった!!」
信じたがすかさず、一郎太が守に待ったを掛けた。
「良いのか円堂?」
「サッカーが好きな奴に悪い奴はいないだろ?」
「そう言う事じゃ無くてな・・・」
一郎太がため息を吐いた。
「悪いが、俺もこの少年を信じるぜ」
「お前もか、晴人」
「目の前にいる奴よりは良いだろ?と言う事でえーと松風天馬・・・天馬君君の事を信じよう」
「!!信じてくれるんですか!!」
その言葉に対し、俺と守は声を揃えて言った。
「「まあ、妖怪だっているんだ。今更未来人が出て来た所で普通に信じるだろ?」」
「ですよねぇ!!」
「お前達な・・・でも反論出来ないな・・・」
そんなこんなで俺達はこの未来人達と試合をする事になった。俺が信用するのはこの天馬君が良い奴なのと