それからは事件、解決、事件の繰り返しの日々だった
時には色んな人が居てその人達と共闘したりした結果知り合いや友達が結構増えた
そんな中の、夏...事件が起きる
「戌亥さんが行方不明になった?」
夏の暑い日にアンジュさんから突然そんなことを言われる
「うん。迎えに行っても居なかったしリゼに聞いても看なかったって言ってたしヘルエスタも見に行ったのに...」
「とりあえず、一旦落ち着いて下さい」
「あ...うん」
「今日の朝に気づいたんですね」
「うん」
(ならまだ近くに居るか)
いや、以前リゼさんとフレンさんが連れて行かれた時は一瞬の隙に結構な距離を移動していた。完全に近いとは言い切れない
それに、死ぬことは無いだろうが怪我をしていたり何らかの理由で戦えなかったりしたらまずい。戌亥さんもこのクラス、いやこの学校でも相当強い方。クラスとしても学校としても無駄な怪我は避けておきたい
「なら、一緒に探しましょう」
「わ、分かった!」
数人にお願いをしつつ、別れ探す
「それじゃ、そっちお願いします」
「うん。お願いね」
別れた後は、影を使う
「本当に便利な能力だ」
影がある場所から共鳴していき、一気に情報をまとめる
「...ここ全体の地域には居ない...のか?」
まだ分からない。細かいとこをまでは見れないし、影が無い場所も見れない。それにここに居なくてもアンジュさん達の方にいる可能性もある
「焦るな...」
逆に焦ってしまえば逆効果だ
「とりあえず、真っ直ぐに...」
まとめつつ前を向くと...
「!?」
目の前には戌亥さんが居た
「見つけた...のか?」
これは本人なのか?たが見た限り本人...だが
「い、戌亥さん...?」
戌亥さんがゆっくりと歩いてくる
(...まて)
相手はケルベロス、取ろうと思えば一瞬で首を取れる。だがそんなこと戌亥さんがするか?ましてやよく喋るのにまだ一言も話してない
(...まて、目...)
目が...黒い?
普通の黒じゃない。人体では見ないような黒だ
まるで...闇の様
「っ!まずい!」
突然走り出し戌亥さんが殴りかかってくる
「最高高度!」
影の最高高度の壁でギリギリで受け止める
(危なかった...)
だが、壁がゆっくりと嫌な音を立てていく
「...嘘だろ」
SSランクの闇ですら傷一つつけれなかったんだぞ
ガラスが割れるようにバラバラになり、そのまま殴りかかってくる
ギリギリで避けるが、今まで見たことがないほどに速い!
(死ぬこと覚悟で受けてみるしかない)
最高高度ならギリギリ割るのには時間が掛かる
横から来る攻撃を影で受け止める...が
(強い...吹き飛ぶ!)
異次元のスピードで吹き飛ばされる
(浮いてる?!)
空中に浮いてる瞬間、戌亥さんの蹴りをモロに位また吹き飛ぶ
地面に着くと地面が凹み後から痛みがやってくる
「げほっ...いってぇ」
「え?葵君...だよね?」
「え...アンジュさん?」
そんな所まで飛ばされたのか...
「あ!戌亥!」
「まって、アンジュさん。多分、今は洗脳状態みたいな状況になってる」
「戌亥...」
「今は、倒すこと優先」
「戌亥、今だけ我慢してね」
何もないところから突然杖が出てくる。それと同時に黒い服を着ていた
「っ...骨いったか?」
多分いったな...まあいい。影で無理矢理くっつけた後影で固定すれば...
「ちょっと手加減出来そうにないですし...覚悟してください」
相手は神話の生物、油断は禁物だ