リゼが手をかざすと、青い光と共に剣が現れた
「代々伝わるヘルエスタセイバー、完全に権限は出来なかったけど、ヘルエスタセイバーの力自体は使える」
「初めて見た...」
「っちょっと重いけど...」
ゆっくりと持ち上げ、一気に振りかざす
「ヘルエスタセイバーの力は、どんな物でも斬れる。それは、空間でも、時間でも」
闇へ振りかざすと同時に、距離があったはずなのに綺麗に真っ二つになった
「すご!」
「っ本当に重い...」
だけど後打てて数発、出来るならボスに当てたいところ...
「あれ?そういえば...なんでこんなにも闇が居るの?」
「それは分からない...けど...嫌な感じがする」
「それは..そうだね」
闇の奥から禍々しいオーラが感じる
それに、ゆっくりと近づいてきている
闇を押しのけ、出てきたのは、私達より数倍もでかい闇だった
「あれ...倒せる?」
「でも、やるしかない!」
リゼがさっきよりも速くセイバーを振るうが、避けられる
「いきなり殺そうとするなんて酷いじゃないか」
「喋った...!」
「ということは...」
少なくともSSランク以上...か
「それに、君達にとっても大事な存在が、今ここに居るんだぞ」
「大事な存在...?」
闇の中から、ある人物がでで来る
「「戌亥、とこちゃん!!」」
出てきたのは、戌亥だった。だけど...まだ敵同士の感じがする
「さあ、これに2対2、やり合う準備は出来て居るぞ」
「...戌亥」
「とこちゃん!私達だよ!」
「声ごときじゃ、取り戻すことは出来ない」
戌亥はずっとこっちを見てるだけだし...どうすれば
「さあ、そろそろやろうか。行け」
闇は戌亥に命令するが、戌亥は動かない
「どうした?行けと言っている」
だが、動かない
「...貴様」
闇は戌亥に攻撃しようとするが...攻撃の瞬間、闇が数百メートル吹き飛ぶ
「え...戌亥?」
殴ったのは、正真正銘戌亥本人だった。だけど戌亥は洗脳されてるはずじゃ...
「流石に二人を傷つけられんからな。そろそろ嘘もええやろ」
「もしかしてとこちゃん...ずっと...」
「ぇん。嘘」
「...戌亥!」
思わず二人とも走り出し、戌亥に抱きつく
「よかった...」
「二人とも、まだ油断は出来ひんよ」
数百メートル吹き飛んだ筈の闇は一瞬で戻ってくるが、同じぐらいでかいバンとケンが噛み付き、離さない
「ちょっと待ってくれへん?今やっと二人に会えた所やねん」
「貴様...俺に嘘をついたと言う訳だな?」
「みんなを守るためにも、仕方ないやろ」
「生きて帰れると思うなよ?」
「ええよ。死ぬ気もないし、二人を抱いても勝てるわ」
「殺してやる」
「二人とも、一緒に戦ってくれへん?」
「もちろん!」
「行こう。とこちゃん!」