次の場所へ飛ばされると、目の前にはでかいビルが建っていた
「ここ、日本か?」
周りの景色を見る限り異世界と言う訳でもなさそうだ
「と言うか...このビルでかくね?」
名前を見ると、でかでかと『加々美インダストリアル社』と書いてあった
ぼーと名前と会社を交互に見ていると、横から人が歩いてきた
「あの...どうかしました?」
「ん?あ、すいません」
「何か会社に用でも?」
「いや、少し気になっていて見ていただけです」
「なるほど...あ、お名前を聞いても?」
「名前?ああ、月白葵です」
「月白葵...」
しばらく考えた後、突然手を掴まれた
「あの葵さんですか!」
「え?なに?なんかした?」
「危うく大量の死者が出ると言われた事件を最小限に抑え解決した。と人々からは英雄と言われているんです」
「あ~あの事件ですね」
と言うか英雄は違うだろ
「あ、つい興奮してしまいすいません。自己紹介がまだでしたね。私は加々美インダストリアル代表取締役、加々美ハヤトと申します」
「え?この会社の社長?」
「はい、社長です」
「...意外と俺も認知されてるんだな」
(なら、ちょうど良いな」
「どんな会社なんですか?」
「あ、どうせなら見ていきます?」
「いいんですか?」
「もちろんです!」
社長直々に許可を貰い、会社の中へと入れさせて貰えた
社長と共にエレベーターに乗り降りていく
「主に、おもちゃなどを作っていますが、実は...こう言う物も作っています」
扉が開くと、ガンダムみたいなごついロボットが立っていた
「でっっか」
「現在も作っている最中ですが、現在の技術を最大限使った最高傑作になる予定の戦闘用ロボットです」
「どんな感じですか?」
「一つ一つの攻撃を瞬時に理解し次の攻撃を予測する機能や、一時的な精神操作などもできます」
「一時的な精神操作....?」
「はい、相手に操られている時なども一時的ですが正気に戻したりなど...」
「すげぇ技術だ」
「まあ、完成まで後一年はかかりそうですが...」
「逆に一年で完成するんですね...」
ロボットを見ていて、ふと横を見ると○めはめ波でも撃てそうなこれまたごつい武器があった
「...そろそろ時間か」
少し遠くに行き加々美さんの前に立つ
「加々美さん、あの横にある武器で俺を撃って下さい」
「え?撃つ?」
「はい、全力で」
「??」
困惑しながらも武器を取り、俺に向ける
「ほ、本当に良いんですね?」
「はい、まじの全力で」
そう言うと武器は音を立て光り始める
(大体これぐらいか...?)
影で壁を作り出す
「死なないでくださいね!」
放たれた光は一瞬で俺に届き地面が揺れるほどの振動と砂埃が来る
「...よし、成功」
振動が収まり、砂埃が消える頃には俺はもう居なくなっていた
「あれ?葵さん?」
加々美さんごめん、死んでないしどこも傷ついてないから安心して
勘違いしていない事を祈る