新しい場所に来た
「また別世界か」
空は紫色に染まっており、なんか見たこともない生物が空を飛んでいたり歩いていたりした
「ここ、魔界か」
明らかに魔物みたいな奴が居てそれで分かった
「少し歩いてみるか」
ここに居ても襲われるだけだし、道確認程度に探索でもするか
歩いていると、凸凹した地面から急に草原へと変わった
「これは...」
前を向くと、協会があった
「...行ってみるか」
草原を歩き、協会の扉を開けると、先で二人が座って本を読んでいた
「ほら、お客さんだよ。対応しないと」
「んな面倒くさい事したくねえよ」
「仕方ないな」
本を閉じ、階段から立ち上がると、こっちへ向かってくる
「こんにちは、初めましてですね、私の名前は叶と言います」
その時、心の底から感じた人間ではなし得ない狂気を感じた
咄嗟に影でナイフを作り叶の首を斬ろうとするが、当たる直前で赤い剣に止められる
「待て、こいつは確かにおかしいが...」
気づけば後ろにもう一人おり、睨みつけようとした時...
「ん?どっかで見たような...あ!」
「思い出した!入学から一週間ぐらいで戦った奴!」
「もしかして...葛葉って人か?」
人じゃない、吸血鬼か
「ア、スゥ...ハイ」
なんか急に縮こまったな
「すいませんね。葛葉はあんまり話したこと無い人とかと話せなくて」
「そうなんですね...」
ナイフを仕舞い、少し下がる
「改めて、自己紹介を聞いてもいいですか?」
「あ、月白葵です」
「葛葉の言葉なら一緒の学校ですよね。会ったときはよろしくお願いします」
「ま、まぁ...よろしくお願いします」
なんか読めねぇなこの人
「それにしても、こんな所に何か用でも?」
「いや、少し景色が変わっているので、気になっただけです」
「そうですか。帰る時は気をつけてくださいね」
「あ、ありがとうございます」
それにしても、やっぱりこの人から狂気を感じる。中々人間じゃ感じることの出来ない気分だ
「あ、光ってきた」
そろそろ時間か、数も少なくなってきたし、出来て後一回か
「そろそろ時間みたいなので、俺は帰ります」
「はい、分かりました」
後ろを向き、帰って行く
(やっぱり、あの人、心の中に何かを飼っている気がする)
敵対した時が一番怖いやつだなこれは
扉を閉めると同時に、俺はそのまま消えていった
「葛葉はそろそろ人に慣れたら?」
「いいや、一生無理な自信がある」
「どこの自信だよそれ」
会話をしていると、協会の鐘の音が鳴る
「時間だ、行こう、葛葉」
「...ああ」
今のお前は何回目のお前なんだ?