主人公になりたくない学校生活   作:不透明な水滴

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契約、冥界の王

「それで、条件ってなんだ?やっぱり神らしく実力で示せって感じか?」

 

「いや、守ろうとする力は、我が与える物ではない」

 

「それじゃ、その力ってのは?」

 

「我の意思一つで貴様の体の権利を我に与えよ。ただ条件の内、必ず仲間を傷つけない、貴様の目的のためだけに動くと約束しよう」

 

「そんないい話、聞いてやりたいとこだが、余りにも俺に徳がありすぎる気がするんだが」

 

「いや、これでいい。我も冥界の王、名誉や地位、汚される様な真似はしん」

 

「その代わり、先ほど話した事と、常に視界と意思の共鳴、意思の中での会話を可能にして貰うが」

 

「それぐらいならお安い御用だ」

 

「契約成立だな」

 

その言葉と共に、視界が二重になるように感じた

 

「これでいいのか?」

 

「ああ、これでいい」

 

「ちなみにこっちの世界で出す条件は?」

 

「少量の血でいい」

 

「...やっぱり妙に怪しいな」

 

「余り模索するのは辞めておけ」

 

「...そーだな」

 

冥界の王との契約を終え、俺は現世へと戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま、現世」

 

さて、現世は終わったが、変わったことは特に...

 

『聞こえているか?』

 

「聞こえる...」

 

こんな感じか

 

『余り関与はしないが常に見ている事を知っておけ』

 

「あ、はい」

 

...聞こえなくなったな

 

「さて、する事がない」

 

契約ももう済んだし、本当にする事がなくなったな

 

すると突然地震が起き、当たりが揺れた

 

「なんだ次は...」

 

この地震、自然で起きたものじゃないな

 

最近闇の均衡が崩れ始めている気がする。証拠に最近の闇は極端に弱い奴と強い奴がランダムで固まった状態で出現している

 

「それに、前のあいつらのように意思を持った闇も突然に出てこなくなった」

 

また出てきた拍子に地震が起きたんだろう

 

「もう数人向かっているだろうけど、一応行っておくか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冥界の王との契約の後、事件を解決して今日は終わった

 

そのまま家に帰って本を見てたら朝になってた

 

その時、ふと疑問に思ってしまった

 

日が進むに連れて欲が無くなってきている気がする

 

「能力についても、まだ何も分かってないしな」

 

まだまだ知りたいことも、成長する所もあるが、欲が無くなってしまっては元も子もない

 

まず俺は人間なのか、闇の存在も、俺が生まれる頃には無かったのに、突如当たり前にあるように存在し始めた

 

その事について誰も触れず、気にせずの状態...

 

「まずは闇について知ること、それからだな」

 

俺の最終目的は闇を完全に消滅させ、日本を平和に、そして仲間を守ること

 

そのために、俺は今日も闇を殺す

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