主人公になりたくない学校生活   作:不透明な水滴

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覚悟は、未来のために

フレンが下がった瞬間、右拳を強く握りそいつの頭に全力でぶつける

 

神は左腕でガードし、ふっと笑った

 

「いい攻撃だ、人間じゃ出すことが難しい火力、まさしく人外だな」

 

神も同じく右拳を強く握り、戌亥の腹に向かって...

 

その事に気づき咄嗟に左手でガードするが、鈍い音と共に戌亥が苦しい声を出す

 

「っぐぅ...」

 

思わずそこに気を使ってしまい...神が戌亥の首元を掴む

 

「ぐ...」

 

「とこ先輩!」

 

戌亥は両手で剥がそうとするが、力を強くすればその分首もどんどん締め付けられていく

 

「か....」

 

「お前、いつかは知らねえが俺と同じ神に負けたらしいじゃねえか」

 

「な...に...を」

 

「知らねえ訳じゃねえだろ、本人なんだからな」

 

締める力はどんどん強くなっていく

 

少しずつ目の光りが失われていく

 

「...がぁ!」

 

空気が一変し、目が光る

 

その時、フレンは本能で不味いと感じた

 

このままで、世界が危ない

 

戌亥が動こうとした瞬間、神の手が突然弾かれる

 

「っ...お前は...誰だ?」

 

「あっぶね~...大丈夫ですか戌亥さん」

 

「けほ...けほ...葵はん?」

 

「あんまりこんなこと言うのはなんですが、貴方世界を終わらせる気でした?」

 

「いや...そんなわけじゃないよ...?」

 

「...はぁ、まあ良いです、取り敢えずまずはあいつからだな」

 

神と見合うと、神は本来見えない顔だが笑っている様に見えた

 

「タイミングがいい、お前を探してたんだ」

 

「誰だお前」

 

奴の周りの空気が一変する

 

「残念だが、戦うのは俺じゃない」

 

「なんだと?」

 

影で手首を切ると、意外と血が出る

 

「俺には強力な助っ人がいるんだ」

 

そう言うと、俺は影に包まれていく

 

「なんだか知らんが、小細工なんてさせねえぞ!」

 

奴は突っ込んでくるが、目の前まで来ると、突然本能ので気づいたかのように体を反らすと、頭があった部分に槍が突き出される

 

「っ!」

 

右腕でガードするが、槍の横凪で吹き飛ばされる

 

影はどんどんと上がっていき、槍が影を切り裂く

 

その時、その場にいる全員の意識を刈り取るような重い圧と、あの神とは比べものにならない程の『強者』を感じ取れた

 

「お前は...」

 

「我の属にこの世で善戦出来たことは褒めてやる」

 

「だが、殺されては我も困る」

 

全身真っ黒な服装で、黒いフードの様な物を被っているその姿に、戌亥は大きく目を見開いた

 

「ハ...デス様」

 

「今は驚いてる場合ではない、今は勝つことだけを考えろ」

 

「...はい!」

 

神と二人で見合う

 

「...一人は持ってく」

 

「我がさせない」

 

ハデスが槍を地面に着けると、地面が真っ黒になり始める

 

「この世では本来の力が出せない、少し場所を変えよう」

 

そう言うと、真っ黒な空間を作り出し、まるで地獄のようになる

 

「簡単には落とさせん」

 

「もう負ける気はないよ」

 

「こいや」

 

戌亥とこと冥界の王ハデスは、本来の力を取り戻した




プチ情報
神が言っていた同じ神とは、ギリシャ神話でもトップの強さを持っている半神半人の英雄ヘラクレスです

番外編のホロライブがやって来たのすいちゃんの評価ですが、あくまで“現世“にいる時の戌亥です、戌亥は地獄にいる方が比にならないほど強いです
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