学校生活2日目にして友達(?)が4人増える謎のバグで自分の中での歴代友達の歴史を優に超えたのを機に、数日間は特に何も起きずに平和が続いていた
(学校、明日行こう)
そんな考えをずっと続け、気づいたら2日目から一度も行っていなかった
「どうせ行っても行かなくても暇なことには変わりないし、みんなの所に行った方が...」
いや、このまま行くと主人公の仲間コース確定では?
「...やっぱり明日行こう」
変な独り言を町中で言っていると、ふと目の前にあからさまに変な服装をしたムキムキの奴と、目の赤いフードを被った細長い人が目の前にいた
(...なんだこの人達)
無言でこっちを見ている
「...!」
しばらく見つめ合った数秒後、ムキムキのの奴が突然バカ速いスピードで顔面を殴ってくる
(あぶね~)
怪しんで事前に影を隠しておいて良かった
外れたと分かった瞬間、奴はフードの奴の元へと戻る
「外したか」
「ちょっと~当てれるって言ったじゃないすか」
「これも想定済みだ」
無視して話してんじゃねぇよ
「お前ら、急に不意打ちして何してくれてんだ。ここ町中だぞ」
「俺達の事に人の事なんて考えられるかよ!」
「...お前ら、狙いは俺か?」
「ああ、そうだ」
「なら、場所を変えろ。無能力者もいる町中でやり合っても、無駄に人を殺すだけだ」
「ああ、それぐらいならいいだろう」
なぜかそこは快く受け入れてくれて、場所を変える事に成功した
「名前はなんだ」
そう聞くと、フードの奴は答えた
「俺は葛葉、ちょっと色々あってCランクだけど、負ける気はないただの吸血鬼で~す」
(吸血鬼か...だからフードを被ってるんだな)
「それで、お前は?」
「ふっふっふ...良いだろう...私の名は」
「第一第二第三皇女!リゼ・ヘルエスタである!!」
「....何言ってんだ」
前にリゼさんに会ったが、こんなムキムキな分けないし、明らかに男だろお前
「ちゃんと名前言ってください」
「うむ、またの名を花畑チャイカと言う」
「あるじゃねぇか名前」
「そんなことはいい、俺達はお前が欲しいんだ」
「俺が?」
「我が妹のリゼに聞いたが、貴様、強いらしいじゃないか。是非我がクラスに欲しい」
「残念ながら、裏切る奴は大体面倒な事になって死ぬんで、そっちにはいけないですね」
「ふむ、ならば来させるまで!」
チャイカが突っ込んでくるが、もう近づかせない
「ぬ!?」
向かう途中に丸い影が地面に数個置かれており、そこから先が尖った鈍器を連続で出す
「不味い!」
思わずチャイカは後ろへと下がるが、この鈍器は追尾式だ
「チャイカさん、危ない」
葛葉の血の様な攻撃で相殺される
「チャイカさん、あれはやばいです。結構ガチで攻撃したんですけど、相殺されるだけでした」
「なら、俺の拳も効かないか...」
「どうした?俺をキレさせたんだ。もう少し抵抗しろ」
「友達の為にも死ぬわけにはいかないからな。下がりましょう。チャイカさん」
「うむ、次は無いぞ」
「それ、俺が言うセリフだろ」
そのまま爆走で逃げていった
「どうせ聞こえてると思うが、あの攻撃はほぼノーコストで放った最小限の攻撃だ。次はこれごときじゃ抑えきれないぞ」
一応煽っておく
「...はぁ」
面倒くさいことになった
「...学校行こう」
重い足を上げ、学校へと向かう
「...ん?」
急に携帯が鳴った
「なんだ....え?」
そこには『戌亥』と書かれている電話だった
「...なんで交換してあんの?」
やっぱり侮れない。そう戌亥さんに恐怖を抱きながら、電話に出た