「...んん..」
ここは...
「目が覚めたか」
「貴方は...」
隣にフレンも居る...傷も付いてない
「ここは使われていない空き巣、そして私達は貴様達で言う闇という者だ」
「闇...!」
でも...闇って話せれるの...?
(あ...そういえば)
前に葵さんから聞いたことがある
闇の上位ランクのSS、SSSランクには、“話す“タイプも居ると
「貴方は...」
「余り動かない方が良いですよ。ここの周りには数百の闇が動き回っている。いわゆる闇の巣と言った所です」
「今すぐに殺しても誰にもバレない。貴方も、隣の騎士さんも」
(...どうすれば)
「私達の目的はあの男、数十年にわたり探し続け、ついに見つけた。ここで逃がすわけにはいかなのでね。少し使わせてもらいます」
「...ん...ここは」
「フレン!」
「リゼ様...?ここって」
「起きたか」
「貴方達は...誰です?」
聞きながらも圧をかける
「余りバレるような事をするな。殺すぞ」
「っ!?」
周りの闇がフレンの首を押さえつける
「お願い...殺さないで」
「勿論、殺しませんよ?いまわね」
(いざとなったら...私だけでも)
「っ!ここで...終われない!」
自力で自らの縛りを破り、闇を突き飛ばす
そのまま自分の剣を取り、闇を切り裂く
「Bレベルの闇で押さえておいたんですが...逃げ切るとは」
「騎士としても、フレンとしても、ここで負けるわけにはいかない」
「だが私だけでもSSランク、単体で県一つ消すことが出来るレベルと言われるほど強い。勝てると思ってるんですか?」
「くっ...」
「なんなら...今すぐにでもお友達を殺しても良いんです」
「っまって!」
「っ!」
このままだと、本当に死ぬかも...
「だが、もうすぐで来るでしょう。なら、ここで殺しても...」
(っ殺される!)
フレンが動こうとするも、闇に邪魔される
「短い人生でしたね」
闇に殺される...と思った時...
突如窓が割れ、黒いナイフが闇に向かい降り注いだ
外から、ある一人の男が飛び込んでくる
「いちいち遠いところに飛ばしやがって」
「「葵さん!」」
「やっぱり、来た」
最強の主人公が、今たどり着いた
(良かった)
前に異次元なレベルで闇を引きつけたから、怖くてリゼさんにGPS的なやつ付けておいて
と言っても影と俺は意思疎通的な事が出来るから、感覚でしか探せれなかったが
(しかも、こいつ強い)
必殺技の準備でもしておくか
「狙いはお前だ!」
「っ速いな」
瞬きをする間もなく近づき、攻撃するが影の強度を大分上げたので無効化する
「お前を追い続けて数十年、ここで殺す」
「お前の数十年より俺の1秒の方が重い。友達を守るためにも、死んでくれ」
互いに攻撃を続けるが、若干闇の方が先制していた
そして、ついに...
「見えた!」
「っち!」
首に近い所を攻撃され、意外と血が出る
「無傷で勝とうと思ったんだけどな~」
(だが、もう準備は出来た)
「死ね!!」
闇が動き出す瞬間、突然空間は影に包まれた
「なんだ!?」
「ここからは俺の番だ」
闇で傷を押さえ、血を止める
「俺の能力、まだ効果があるんだ」
それは、影が存在している場所なら共鳴できると言うこと
建物の影、作り出した影、全ての影がある場所に、俺や影を出すことが出来る
「つまり、ここ一体を影に包めば...」
突如空間の色んな方向から斬撃が飛び交う
「っ!ぐぁ!」
「強度は最高クラス、場合や順番は無制限、そして影は飛んでいる最中速度や軌道がランダム、まさに避けることの出来ない完全初見殺しだ」
奴は数十の斬撃を食らった後、自然と絶命し消滅した
(久しぶりに怪我をした)
まあ、影で血は止まってるから良いんだけど
「それより、今はこっちだな」
ゆっくりと歩いて行き、リゼさんとフレンさんの方へ向かう
「無理に加勢せず、二人で固まって動かない。言い判断です」
「葵さん傷が!」
「大丈夫です。止まってるので死ぬことも倒れることもないですし」
手を差し出す
「迎えに来ました。皇女様」
「えっ...う、うん」
「リゼ様?」
「えっと...どう答えれば」
「え、いやふざけていっただけで...」
「え?あ、そうなの?」
「何だと思ったんですか?」
「いや~...何も?」
リゼさんは手を取り、立ち上がる
「フレンさんも立って、帰りますよ」
「え?私にはないんですか?」
「え?いや、皇女様は特別ですし」
「ずるいです!」
「あ~...分かりましたよ」
手を差し出すと、強く取って立ち上がった
「元気ですね」
「今回は葵さんが助けてくれたので」
「皇女様も無事で良かったです」
「あの、皇女様って言うの辞めない?」
「え?ダメですか?」
「いや...ちょっと距離が出来た感情があって...」
「なら、リゼさんで」
「っ!うん」
「....」
「フレンさん?」
「はい!」
「なに見てるんですか?」
「いや~、ちょっとリゼ様の良いところ見えたな~って」
「良いところ?」
「...!フレン?そう言うのじゃないからね?」
「分かってますよ~ちょっととこ先輩のところに行ってきます!」
「え?はい」
「ちょ!違うからね?!」
そのままフレンさんは走って行った。まじで元気やん