ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー 作:模造品ザギさん
…歩行者天国での戦い、ネクサスに敗れたリチリオンは
数㎝ほどに縮んでしまった身体で廃墟を目指して歩いていた。
リチリオン「ハラヘッタ...ハラヘッタ」
縮んでから何日も肉を食べていなかったため、
徐々に判断力が低下している。
リチリオン「アレハ......メシ...‼」
リチリオンの目の前には巨大な塊肉。
ではなく、ベンチに座ってる人。
リチリオン「ウガアアアアア‼」
「カプッ」
座る人「ん...?うわっなんだコイツ」
その人は軽く脚を振った。
リチリオン「アアアアアアア‼」
座る人「さっきのダニか?ま、いっか」
・・・その後、リチリオンは
そこらへんにいた虫を食べ、耐え忍んだ。
・・・数日後、リチリオンは鶏卵くらいのサイズになっていた。
リチリオン「...マテ...マテ......」
ネズミ「チュチ」
リチリオンはネズミを追っていた。
ある程度肩の電棘が再生したため、速く動けるようになっていた。
ネズミ「チュチュ」
ネズミは民家に空いた穴へと逃げ込んだ。
リチリオンは必死になってネズミを追った。
途中、何度も柱にぶつかったが、気にしない。
ネズミ「チュチ」
ネズミは突然動きが鈍くなった。
リチリオン「ギュリァァァァァァ‼」
ネズミ「チュッ...」
ネズミはリチリオンに捕らえられ、内臓まで綺麗に食べられた。
リチリオン「...ウマカッタ.........??」
リチリオンはいつの間にか粘着シートに引っかかり、
身動きが取れなくなっていた。
リチリオン「ギュロォォォォォォ‼ギリィァァァァ‼」
身動きが取れないまま、日が暮れ始めた。
リチリオンは電気を利用して粘着シートを溶かそうとするも
電力不足になり、上半身を粘着シートから剥がしたところで止まっていた。
すると、遠くの方からトントンと音が近づいてくる。
???「ねずみ引っ付いてるかなー?」
「ガタッ」
音と同時に大量の光がリチリオンの目に焼き付いた。
リチリオン「アアアアアアアア‼」
???「なんか見たことないのが引っ掛かってる!かっこいい!」
リチリオン「...?」
リチリオンが目にしたのはキラキラと目を輝かせる子供だった。
子供「ケースケース...」
子供はどこかへ行ってから1分ほどで戻ってきた。
子供「暴れないでよー」
リチリオン「ハナセ......ハナ...」
リチリオンは必死に暴れたが栄養不足でそこまで動くことは出来なかった。
子供「よしよし」
リチリオンはなすすべなくプラスチックケースの中に捕らえられてしまった。
リチリオン「...イヤ......ダセ‼」
子供「そういえば、住みやすい環境つくるの忘れてた!」
再び、子供はどこかへ行ってしまった。
リチリオン「アアアアアアア‼」
リチリオンはケースに向かい強烈な一撃を放つ。
「コン...」
もちろん、ケースは壊れなかった。
1時間後...
子供「はーっはーっはーっ」
右手に袋を持った状態で戻ってきた。
子供「こんなのいいかなー」
子供は袋から無作為にいろいろなものを取り出した。
積み木や昆虫ゼリー,土の入った袋,牧草などとをじゃんじゃんケースの中へぶち込んだ。
リチリオン「・・・」
リチリオンは茫然としながら、昆虫ゼリーを舐めた。
普通に吐いた。
子供「えっ吐いた⁉他の餌もって来なきゃ」
リチリオン「...クソガキ......コロス...」
それからも、冷蔵庫にあったであろうモノをたくさん持ってきた。
チョコレート,ジュース,りんご,アイスクリーム...
リチリオンは吐いた分を取り戻すべく、とにかく食べてみた。
でも、甘いものが多くほとんどを吐いてしまった。
しかし、中には魚肉ソーセージやハムといった肉もあった。
リチリオン「...ニク...ニンゲン‼」
子供「・・・そっか!お肉が好きなんだ!」
子供は冷蔵庫からトレーを取り出した。
その中には牛肉がいくつも入っていた。
リチリオン「...ヨコセ」
子供「食べるはず...」
子供はケースの中に牛肉1切を入れた。
リチリオン「ウガアアアアアアアアア‼」
リチリオンは狂うようにして1切完食した。
子供「うわぁ...すごい」
リチリオン「アアアアアアアア‼」
リチリオンは突然小さな腕に力をこめ、ケースを破壊した。
子供「えっ...」
リチリオン「ウガガガガガガガ‼」
リチリオンはトレーの中に入っている牛肉をあっという間に食べ尽くした。
その光景を見た子供はリチリオンを投げ飛ばした。
リチリオン「ガアアアアアア⁉」
家の外に投げ飛ばされたようだ...
リチリオンは満足し、身体は猫のサイズにまでなっていた。
リチリオンは廃墟を目指し再び動き始めた。
のも束の間。映画館に入っていくさっきの子供を見つけ、追いかけた。
リチリオン「......ドコダ」
リチリオンは6番の入口に入っていく子供を見つけた。
人ごみに流され、なかなかたどり着けなかった。
しかし、6番の入口に向かって人ごみが流れるようになり、監視にバレず侵入した。
リチリオン「...クソガキ」
入った時にはすでに映画が上映されていた。
子供「うわっ...」
他観客「なわけ...」
彼らが見ていたのはB級サメ映画だった。
リチリオン「.........」
皆が低評するなか、リチリオンは心を奪われた。
リチリオン「...ニンゲン......オオイ...タベテル」
そのまま見入ってしまい、映画が終わるまでスロープの横で見続けた。
他観客「あー、終わった...つまんなかったな」
他観客「なんだ?この生き物は!」
リチリオン「...アアアアアアアア‼」
リチリオンは叫びながら映画館を後にした。
夜になって...
リチリオン「......」
リチリオンは疲れたのか、動きが鈍くなってきた。
国道沿いを歩きつづけすでに9時間...
近くの飲食店の軒下で一晩休むことにした。
リチリオン「......イイニオイ」
その飲食店からはリチリオンの好む独特な匂いが広がる。
リチリオンは匂いの元を探した。
匂いは一台のトラックの中から流れ出ていた。
リチリオン「...!」
リチリオンが見たもの、それは真っ白になった人間の束だった。
一見、死んでいるようにも見えるが、
動かないだけで生きていた。
リチリオン「...ウマソウダ‼」
???「ガルベロスとリヒトゥレたちって中々いいコンビだねぇ...」
トラックのコンテナに1匹のビーストが入ってきた。
リチリオン「...サジテリオ」
サジテリオ「一匹くらいならバレないよな...?」
そう独り言を言うと、辺りを見渡し自分以外、誰も居ないと確認し丸呑みにした。
腹部の辺りで人の原型を崩しているようだ。
サジテリオ「...ふぅ。ブラック様にこのいけにえを届ければ、悪魔復活のカギとなる」
独り言の多いサジテリオは人間一人平らげたあと、コンテナの鍵を閉め、どこかへ向かった。
おそらく、廃墟であろう。
リチリオン「...クウ」
リチリオンはそう言うと、何十人ものいけにえが入っていた
トラックを空にしてしまった。トラックの中には骨や大腸、血が散らばっていた。
配達員「トラックをここの住所に持っていけばいいんだな」
トラックのエンジンのかかる音がした。
リチリオン「......」
リチリオンはそのまま眠ってしまった。
人間をたらふく食べたリチリオンの発電器官は再生し、微弱ではあるが怪電波を放った。
カーナビ「次の交差点をミℊ...左です」
配達員「よかった、森の中じゃなくて...」
配達員はカーナビの不調に気づかず、カーナビのいう通りにトラックを走らせた。
・・・翌朝
リチリオン「......」
リチリオンは目を覚まし、コンテナを突き破った。
気づくとそこは目的の廃墟のある寂し気な町のコンビニだった。
配達員「...」
配達員はぐっすりと眠っていた。
リチリオンは急いで廃墟へ向かった。
空を眺めた。その時、雨雲が視線に入り指をさした。
すると、雷鳴が響き渡り青白い光が辺りを照らした。
リチリオン「......デンゲキ」
自身が電気技を再び使えるようになっていることに気づいた。
・・・廃墟にて
ブラック「...まぁ良い。他にもいけにえを集める方法はたんとある...次は失敗するな」
そこにはブラックとサジテリオ、そして見知らぬビーストがいた。
ブラックはどこかへ姿を消した。
サジテリオ「...一匹食べただけでもバレるのかっ」
サジテリオは見知らぬビーストに突き飛ばされていた。
リチリオン「ブラックサマ...」
そして、リチリオンは今自分は必要とされていないと考えた。
リチリオンは夜になると廃墟を出て、国道沿いの飲食店へと戻り、
その飲食店の床下に穴を掘り、一晩過ごした。
・・・翌朝
???「キュルルルルルル...」
リチリオン「......?」
目が覚めると、リチリオンが音のした方を向いた。
そこには、シャラインの目が出ていた。
リチリオン「......ジャマ」
リチリオンは電撃を目に命中させた。
シャライン「キュルルルルルルルルル‼」
シャラインはブチ切れ、地面からはえるようにして出てきた。
リチリオン「・・・」
???「リチリオンか?」
リチリオン「......メタフィル」
登場ビースト
・マルチュードタイプビースト リチリオン
体長 3㎝~54m
体重 70ℊ~3万3000t
・マルチュードタイプビースト メタフィル
体長 2.4㎝~48m
体重 56ℊ~3万t
・マルチュードタイプビースト サジテリオ
体長 1.8m~???
体重 108kg~???
・ブルームタイプビースト シャライン
体長 52m
体重 3万9000t
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