ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー 作:模造品ザギさん
廃墟周辺の山にて...
メタフィル「おい、リチリオン何処だ!」
メタフィルの声が山で木霊する。
遠くの方から何か音が聞こえる...何か吸い込まれるような焦らすようなBGMだ。
メタフィルはその音に吸い込まれるかのように山の奥へと入って行った。
メタフィル「なんだ...あの小屋は」
その音の先には大雑把に作られた木や石でできた小屋があった。
好奇心に襲われ、つい中を覗くとそこにはリチリオンが居た。
メタフィル「お前っ!こんな小屋で何を見ているのだ!
お前が計画をサボったせいでブラック様は
本当に死んでしまっていたかもしれないんだぞ!サジテリオ失脚計画も失敗に終わった...」
リチリオンはテレビに夢中になっている。
メタフィル「おい!リチリオ...」
リチリオン「......アノ...イキモノ...?」
リチリオンがテレビに映っている何かを指していた。
メタフィル「ふざけてるのか...?ブラック様の命より、そのバカげた映画の方が」
リチリオン「ダマレ‼サッサトコノイキモノノナマエオシエロ‼」
それは今までに聞いたことのない口調だった。
メタフィル「...サメだ」
リチリオンに圧倒され生き物の名前を教えた。
リチリオン「...サメ......イイ...」
メタフィル「それで、だ。何故途中で抜け出した?」
リチリオン「...サメ...スキ......ミタカッタ」
答えは随分と簡単だった。サメを見たかっただけ。
メタフィル「...まずリチリオン、廃墟に戻るぞ。
ブラック様の看病をせねばいけないのだ」
リチリオン「...ワカッタ......ロクガスルカラ...マッテ......」
そういうと、腕から電撃弾を放ち映像を吸収してしまった。
メタフィル「・・・!お前がそんなことが出来るわけ...!まさか...覚醒...」
リチリオン「...ブラックサマ......カンビョウ」
リチリオンはメタフィルを後にし、廃墟へと走って行った。
メタフィル「あり得ない...いつ覚醒したんだ...?何が覚醒させたんだ...」
メタフィルの頭の中はブラックの心配より、リチリオンの覚醒のことでいっぱいになった。
メタフィル「そうだった、ブラック様の看病を...」
メタフィルも廃墟へと走って行った。
廃墟にて...
サジテリオ「ブラック様、安静にしていてください...貴方様は今、腕の骨が砕け散っています...」
ブラック「...そうか...まず、サジテリオ...お前の行動に感謝する...
まさか、お前に命を救われるとは思わなかったよ...この骨は自分の力でどうにかするつもりだ」
ブラックは自ら起き上がり、廃墟の奥の方から小さなカプセルを持ってきた。
そして、砕けた腕にカプセルに付いていた針を刺した。
ブラック「グッ...」
冷汗が額から流れ落ちる...
砕けた腕が奇妙な動きを始めた。膨れ上がったり萎んだりと動き、
数秒もすればブラックの砕けた腕は元の姿形に戻っていた。
サジテリオ「なんですか?そのカプセルは?」
ブラック「…これか?これはザギ様の作り出した究極の再生薬。
上級ビーストの血液から再生能力だけを抽出したモノだ。」
サジテリオ「ほへぇ...」
リチリオン「...ブラックサマ......‼」
廃墟の扉を蹴飛ばして入ってきた。
ブラック「リチリオン...!生きていたのか!?」
サジテリオ「まさか生きていたとは...良かった」
メタフィル「ブラック様!大丈夫ですか⁉」
続けるようにメタフィルも入ってきた。
ブラック「メタフィルも...!」
サジテリオ「メタフィルも生きていたのか!.........クソッ」
ブラック「ノヴァスタは何処に...?
しかし…3体揃ったのか。これでザギ様の復活が目の前に...!」
メタフィル「ブラック様、これから何を...?」
ブラック「いけにえ集めを再開する。料亭を使ったいけにえ集めは失敗に終わったからな」
ブラックはサジテリオを睨んだ。
サジテリオ「わ、私はいけにえなど...!」
リチリオン「......イケニエ...オレ」
メタフィル「黙っておけ」
リチリオンの口を塞いだ。
ブラック「いちいち運ぶのも面倒だ...いっそいけにえに来てもらうのはどうだ?」
メタフィル「それはどういう?」
ブラック「遺跡でなにかイベントを開くんだよ。ほら、模擬店出したりすれば人は集まる...」
サジテリオ「ヒーローショーなんかどうでしょう?」
ブラック「何故ヒーローショーなんだ?」
サジテリオ「ほら、ヒーローショーは子供が見に来るイベント。
それに、子供の付き添いに大人が一人二人付いてくる...」
ブラック「ほほぅ、効率的にも良さそうだ」
その時、小さな笑みを浮かべた。
サジテリオ「なので、メタフィルが人間に化けてビラ配りを...」
メタフィル「ブラック様、リチリオンの能力を使えば良いかと」
サジテリオ「リチリオンに電撃弾を放つ以外何が?」
メタフィル「CMを作るのです」
サジテリオ「ブッ...バカバカしい。テレビ局占領しないと流せないでしょうが!」
リチリオン「...デンパ」
サジテリオ「ほえ?」
メタフィル「CMは私が作る。サジテリオはヒーローショーの敵役の練習でもしてろ」
サジテリオ「ぐぬぬ...生意気な...」
二体との間にさらに大きな亀裂が入った。
ブラック「・・・遺跡前の兵を片付けてくるとしよう。あとは任せた」
ブラックは山の方へと風の如く駆け抜けていった。
遺跡(禁足地)にて...
ブラック「復活の時は近いですよ...ザギ様...さて、兵はどこだ?」
そこに兵の姿は無かった。
ノヴァスタ「・・・」
そこにあったのはノヴァスタが血にまみれた兵の首を持っている姿だった。
ブラック「先に片付けてくれていたのか...」
ノヴァスタはコクリと頷いた。
それに遺跡への頑丈な扉も突き破られていた。
ブラック「お前がいてよかったよ」
ブラックは堂々と遺跡の中へと入った。
ブラック「コイツがザギ様の体の一部を大量に取り込んだヤツか...」
ブラックの目の前には琥珀のような透き通った鉱石の中で固まったビーストがいた。
ノヴァスタ「・・・」
ブラック「ノヴァスタ、転がっている岩を外に出してくれ。俺は小石とか土を外に出す」
ノヴァスタは淡々と岩を外に放り投げ始めた。
一方、とある民家では...
少年「ねぇ、ママ‼ここ行きたい!」
母親「なぁに?たっちゃん?」
少年が指さすテレビには例のCMが流れていた。
『~♪お前は誰だ?そう!彼の名はサージマン!
この地球にやってきた怪物たちをなぎ倒す光線を得意とする戦士!
今、サージマンがピンチなんだ!君たちの応援波でサージは強くなれる‼
さぁみんなもサージマンと共に戦おう‼
サージマン「君たちの力を僕に分けてくれ!待ってるよ!」
参加費は無料‼みんな、マーラエンホールに集合‼』
下の方には時間や日付、模擬店の出店などの情報があった。
母親「参加費無料かぁ...怪しいけど、模擬店がどうせ高いんでしょ?」
少年「いこうよー」
母親「はいはい、明日の何時だっけ...14時ね、行きましょう」
少年「やったぁぁぁぁ‼ママありがとぉ‼」
この選択が平穏な家族を地獄へと引きずりおろすことになる...
Beサエット基地にて...
ソウ「いやぁ、まさか隊長が風呂場で寝てたなんて思いもしなかったよ」
マコト「すまん、何日もまともに寝れてなくてな...湯船につかったらつい...」
ソウ「でも、溺死とか低体温症で死んでなくてよかったよまったく」
マコト「...」
クレイト「もどったよー‼」
ソウ「お帰り‼クレイトぉ‼なんか居たか?勝手にビーストキラー乗って出てたけどよ」
クレイト「なんかねー、真っ赤なてるてる坊主と戦ってたのよねー」
ソウ「て、てるてる坊主??」
ハルヒ「...タコだろ」
ひっそりと帰って来ていた。
クレイト「だーかーらー、てるてる坊主だってば‼」
ハルヒ「あの赤いフォルムからしてもタコだろ」
クレイト「タコはあんな布みたいなのついてないでしょ‼」
ハルヒ「てるてる坊主には触手なんて無いだろ」
ソウ「...絵に描いてくれれば」
クレイト「そうだよな‼」
クレイトは何処からかペンと紙を取り出した。
数秒後...
クレイト「描けたぁ~!」
ソウ「...火星人?」
クレイト「え?」
ハルヒ「タコに似てるよな...火星人って...」
マコト「ちょっと見せてくれ...赤いバトミントンの羽か?」
クレイト「みんな意見バラバラじゃんかぁ...」
ハルヒ「コイツの事は忘れるか...」
ソウ「だな」
隊長は頷いた。
ビーストの事を忘れ雑談をしていた頃...遺跡(禁足地)では...
ブラック「おい、ちゃんと隠せ。そうしないといけにえが逃げ出す可能性がある」
ブラックたちは遺跡の内部装飾に取り掛かっていた。
リチリオン「...デンキュウ......セン」
メタフィル「ほら、電線だ」
軽く上に投げ、うまい具合に天井に引っ掛けた。
サジテリオ「ぜぇ...ぜぇ...壁の凹凸を削るのっ結構しんどい...」
ノヴァスタ「・・・」
ノヴァスタはサジテリオを手に乗せていた。
ブラック「バスを3台ほど予約しておいた。あとは装飾を怪しまれない程度に」
リチリオン「......スピーカー...」
メタフィル「はいはい...」
ブラック「リチリオン、さっきのCMをもう一度流しておいてくれ」
リチリオン「......ワカッタ...」
その結果、多くの人々にヒーローショーのことが知り渡った。
ブラック「明日が楽しみだ...」
ヒーローショー当日...
メタフィル「ヒーローショーのステージまではバスで移動しますので、
1~3番までのバスのどれかに乗ってくださいねー」
バスガイドの姿のなったメタフィルがバス2台分集まった客たちを集めた。
メタフィル「それでは、バス...しゅっぱーつ!」
地獄への片道切符は切られたしまった。
登場ビースト
・マルチュードタイプビースト リチリオン
体長 3㎝~54m
体重 70ℊ~3万3000t
・マルチュードタイプビースト メタフィル
体長 2.4㎝~48m
体重 56ℊ~3万t
・マルチュードタイプビースト ノヴァスタ
体長 2.1m~???
体重 150kg~???
☆説明
???
・マルチュードタイプビースト サジテリオ
体長 1.8m~49m
体重 108kg~3万2000t
続きを書いてほしいか
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