ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー   作:模造品ザギさん

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Episode.22 開放 -アンリッシュ-

 

 

    とある山で、

    バス暖房の熱が山の中へと溶け込む...

 

メタフィル「皆さ~ん、はぐれないように私の後ろに付いて来てください!」

    メタフィルは後方をほとんど確認せず、禁足地へと進行を始めた。

    ほとんどの人は不審に思いながら付いていった。

    残りの人はというと...

    何か嫌な気配を感じ、逃げ出していた。

 

 少年「ねぇーまだ見れないのー?早く見たい!見たい!」

    一人の少年が駄々をこね始めた。

 

メタフィル「あと少しだから...ね?」

    いけにえを殺さないように殺気を抑え、笑顔で接した。

 

 少年「早く見たいぃー‼」 

    しかし、少年は駄々をこねるのをやめなかった。

 

 父親「コラ!ガイドさんも困ってるんだから我慢しなさい...」

 

 少年「・・・」

    ようやく少年は静かになった。

 

 

    そして、山道を歩くこと17分...

 

 

メタフィル「到着しました!ここがサージマンショーの会場です!」

    外観はただの山肌だった。

 

父親2「ただの山肌じゃないか?」

 

メタフィル「いえ、この扉を開けば...!」

    メタフィルは勢いをつけ、両開きの扉を開いた。

    そこには小学校の体育館ほどの空間が広がっていた。

    入口から一番奥の方にステージがあり、周辺には模擬店が幾つか出店していた。

    蛍光灯や電球がステージや模擬店を華々しく照らしていた。

 

 母親「こんな山中にこんな場所があったなんて‼」

    彼女は模擬店にまっしぐらだった。

 

 少女「ママまってぇー」

    必死に追う少女の姿がなんとなく、悲しく見えた。

 

   

    ステージの裏側では...

 

 

リチリオン「...ニク......」

    リチリオンは電気ケーブルを全身に張り付けて、電力供給をしていた。

    そのため、お腹がすく。

 

ノヴァスタ「・・・」

    動けないリチリオンのために兵の生肉を一口大に千切ってはリチリオンの口に入れていた。

 

サジテリオ「さぁて、そろそろ私の出番‼ビーストの実力を下等生物共にお見せするのです!」

 

ブラック「サージマン役は雇っておいた。言っておくが、最初は手加減をしておけ。

     人間というものはガラスの様に脆いからな。間違えても序盤までは殺すな」

 

サジテリオ「分かりました。では、頑張って負けてるフリをしてあげましょうか」

    開演まで残り10分になった。

 

 

    一方、Beサエット基地にて...

 

 

   ~♪着信音

 

 ソウ「...こちらソウですが...はい。了解です。」

   

ハルヒ「どうした?」

 

 ソウ「大量無断駐車だってさ...」

 

ハルヒ「こんな時間帯に何故...?まさか、ビーストとの関係があるのか」

 

 ソウ「だろうなぁ...さて、お久しぶりに仕事するかぁ...」

 

クレイト「隊長、風邪ひいて寝込んじゃってる」

    クレイトが戻ってきた。

 

 ソウ「今回も3人で現場に行く...か...」

 

ハルヒ「天野...いつになったら目を覚ますんだ...」

    3人は無断駐車のあった現場に向かった。

 

    

    マーラエンホール駐車場にて...

 

 

オーナー「この車数なんですが...」

 

 ソウ「64台...異様だな」

    その日、ホールは閉館していたため関係者以外の車があることはおかしい。

 

オーナー「ここの駐車場には無断駐車禁止の看板置いてるんですけどね…」

 

ハルヒ「座席を軽く見て分かったことがある」

 

 ソウ「行動が早いな」

 

ハルヒ「いいだろ。コホン...それはほとんどの車にチャイルドシートがあることだ」

 

クレイト「子供連れが多いという事は家族か‼」

 

 ソウ「だが、子供連れの車が多い理由は分かってないからなぁ...」

    すると、遠くの方から幾つかの人影が...

    ハルヒは駆け足でその人影に向かった。

 

ハルヒ「すいません、ここの車の所有者の行先を知りませんか?」

 

父親3「えっ、どうかしたんですか?」

 

ハルヒ「実は...」

    ハルヒはそのことについての経緯を手短に話した。

 

父親3「え、駐車しちゃダメだったんですか!?

    で、でもガイドさんがそこに駐車してくださいって...」

 

オーナー「ガイド?」

 

父親3「はい、サージマンショーの会場まで案内してくれる

    バスガイドさんに言われたんでつい...それに、他の皆さんも停めてましたし...」

 

ハルヒ「なるほど。そのバスガイドがカギを握っているという訳か...」

 

クレイト「そのサージマンショーっていうのは何処でやってるの?」

 

父親3「ここっぽいけど...」

   男性は腰ポケットから出したスマホで地図アプリを見せてくれた。

 

クレイト「...!非常にまずいぞ...」

   

 ソウ「それってどういう事だ?...あれ?どこ行った?」

   クレイトは人間には到底出来ない走りを見せ、山方面へ向かった。

 

ハルヒ「その地図、私にも見せてくれ...国が取り締まる山か...」

   地図には立ち入り禁止としか詳細は書かれておらず、なにがあるのかは分からなかった。

 

 ソウ「オーナーさん、あとで俺たちが金出しておくんでもうしばらく車置いといてくれ!」

 

オーナー「あっはい、わかりました...?」

   ソウとハルヒはクレイトと同じ山へ車に乗って向かった。

 

 

   一方、禁足地ではサージマンによるヒーローショーが開演されていた。

 

 

サージマン「くらえっ!サージVカッター‼」

 

サジテリオ「ぐあああああっ!なんて強さなんだサージマン!」

 

子供たち「ガンバレー!サージマーン!\ワーッキャーッ/」

    子供たちの声援が遺跡内に響き渡る。

 

サジテリオ「...やかましい、コレだからガキどもは...

      はっ‼だ、だが、サージマン‼この攻撃は耐えられるかな??」

    サジテリオの体が極彩色に輝き始めた。

 

サジテリオ「くらえええええっ!」

    サジテリオの出した波動は見かけは大きかった。

    しかし、ただのまとまった衝撃波だった。

 

サージマン「ッ!ぐあああっ‼」

    波動に当たり判定があり、サージマンは困惑した。

 

メタフィル「みんなの声で!サージマンにもっと多くの力をあげましょう!せーのっ!」

    メタフィルは司会のお姉さんに姿を変えていた。

 

子供たち「がんばれーっ!サージマーン!!!」

 

サージマン「みんなの力で俺はサージパワー全開だ!いくぞっ!」

 

ブラック「...そろそろだ」

 

サジテリオ「わかりました...」

 

サージマン「アルティメット‼サージ...」

 

クレイト「ブラック貴様ぁぁぁ‼」

    クレイトがブラックに光の矢を飛ばした。

 

ブラック「...‼」

 

ノヴァスタ「・・・」

    ステージを突き破り、飛び上がったノヴァスタがその矢を全て相殺した。

    そして、クレイトごと外に飛び出た。

    それと同時に、がけ崩れを起こし出口を封鎖した。

 

クレイト(ヤツの封印を解いては駄目だ...この星ごと食らうぞ...)

 

ノヴァスタ「・・・」

    無言なのに何かが声が聞こえる...

 

     「死ね」

 

クレイト「はっ...‼」

    ノヴァスタの剛腕が目の前を横切った。

    

クレイト「やはり、お前は...しゃべれるんだろ」

 

ノヴァスタ「・・・」

    直接脳に声を送って来る...

    すべてがクレイトに対する妬み、恨み、憎悪...

    それ以外にも数えきれないほどの情報を流し込んでくる。

 

クレイト「今、決着をつける」

 

ノヴァスタ「・・・」

    クレイトから光が溢れ出した。

    その光はクレイトを包み、肉体を極限まで強化した。

 

クレイト「行くぞ...」

 

 

    闇と光が交戦を始めた頃...

 

 

サージマン「ガッツグァアアアアッァァァァ...」

 

サジテリオ「実力差で勝つのってやっぱりいいですねぇ‼」

    サージマンの首を絞め、甲高く笑い始めた。

    すると、子供たちの泣き声が響き始めた。

 

サジテリオ「それに、泣き声も相まって私にとってはほぼ完璧‼

      でも...やっぱり血の気が足りない...そうだ」

    サジテリオはサージマンの頭と首を掴み、引っ張った。

 

サージマン「ギャァァァアアァァァァ...ア"ッ」

 

サジテリオ「ほぅら...美しいでしょ?この脊髄?健康体だったことが分かりますね」

    サジテリオは脊髄を抜き取った胴体を泣きわめく子供たち目掛けて投げつけた。

    その時だった。

 

ブラック「サジテリオ、リチリオン、メタフィル...ここから出るぞ」

    ブラックは別世界につながるポータルを開き、そこを通じて遺跡外へ出た。

 

母親2「...早く‼この岩を退かして‼」

 

子供たち「イヤァァァッァァァァッァッァ‼」

 

父親たち「頑張れェ‼せーのっせーのっ‼」

    

     「ベキベキッ...ゴタガタガタガタガタ...」

    遺跡内の床に大きなひびが入った。

    

母親3「えっ...」

    ひびから大量の先端の尖った触手が地底へと人間たちを連れ去ってゆく...

    父親たちの努力は空しく、地底へと引きずり込まれた。

 

父親4「...あれ...生きてる‼逃げなければ...」

    電気の明るさが消え、真っ暗い中を手探りで脱出を試みた。

    すると突然、大きな揺れが遺跡を襲った。

 

父親4「うぅぉっ...うわあああああああああああ‼」

    その男性は奈落へと消えて行った...

 

クレイト「...復活してしまうのか」

    足元の揺れを感じ、動きを止めてしまった。

 

ノヴァスタ「・・・」

    その隙を逃さず、一瞬にしてクレイトの前で腕を構えた。

 

クレイト「しまっ...」

    咄嗟にクレイトはシールドを展開した。

 

   「ドゥォォォォォン!!」

 

    周りの森を消し飛ばすほどの威力の一撃がシールドごと吹き飛ばした。

 

クレイト「グハッ...」

    受け身をとったものの、1本の針葉樹の幹が身体に大きな衝撃を与えた。

 

ノヴァスタ「・・・」

    周りの景色を眺めながら、こちらに向かって歩いてくる。

    先ほどまでの殺気が感じられない。

    

クレイト(疲れているのか...?いや、余裕を持て余しているだけか...)

    とうとう目の前までやってきた。

    クレイトは脚の骨が折れ、下手に動けなくなっている。

 

ノヴァスタ「・・・」

    無表情のまま腕を振り上げたその時だった。

 

   「ジャッ...」

 

    ノヴァスタの剛腕が足元に転がった。

 

 ソウ「見たことないヤツだが、ビーストだってのは分かるぜ...?」

    ソウの放ったアンノウンショットが腕の細胞を破壊したのだ。

 

クレイト「ソウ...‼」

    ノヴァスタは黙々と転がり落ちた腕を回収し、山の奥深くへと逃げて行った。

 

 ソウ「俺に恐れをなして逃げるとはな、賢明なヤツだ」

 

クレイト「いや、ソウを恐れたわけじゃないと思う...」

 

???「ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙‼」

    黒々とした巨体が山の中から現れた。

 

クレイト「ボクの知ってるのと違う...?」

 

 ソウ「なんかヤバそうなの出てきたぞ⁉」

  

クレイト「ダークザギと似た...邪悪な気配がする...早く援護を呼ぶんだ‼」

 

 ソウ「ハルヒがそろそろグレイン号で来るはずだっ...」

 

ゴウキ「ブレーザー号の修理終わったぜぇぇぇ!」

    

 ソウ「ゴウキか⁉...そこで耐えててくれ!俺はビーストキラーに乗るからよ‼」

    そう言い残すと、山を滑るように下って行った。

 

ゴウキ「新兵器、追尾ミサイルでも喰らええええい!」

    ミサイルは山の木々を躱し、黒々としたビーストに直撃した。

 

???「ヴゥ⁉」

    グレイン号の存在を把握し、背中の触手を伸ばしてきた。

    

ゴウキ「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁ‼」

    と言いつつ、手慣れた運転で次々と躱し、追撃を行った。

 

???「ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙‼」

    攻撃が触手に命中し、怯みを見せた。

 

ゴウキ「もう終わりか?いつもの行くぜぇ...アンノウンバースト発射ぁぁぁぁ‼」

    

???「ヴァァ」

    

ゴウキ「なんだと?」

    確かにアンノウンバーストは命中している。

    しかし、全く効いていなかった。

 

???「ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙‼」

    動揺で触手の動きに気付けず、右ウィング破損で墜落してしまった。

    ゴウキは間一髪で機体から脱出に成功した。

 

ゴウキ「何故効かなかった...?生物を粒子レベルに分解する光線だぞ...」

 

ハルヒ「お前、グレイン号壊れてるのに修理しなかったのか...?」

    息の荒い状態のハルヒが茫然と立ち尽くしていた。

 

ゴウキ「...やってもーた」

 

???「ヴァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙‼」

 




 登場ビースト

・マルチュードタイプビースト リチリオン

 体長 3㎝~54m

 体重 70ℊ~3万3000t

・マルチュードタイプビースト メタフィル

 体長 2.4㎝~48m

 体重 56ℊ~3万t

・マルチュードタイプビースト ノヴァスタ

 体長 2.1m~???

 体重 150kg~???

☆説明

 ???

・マルチュードタイプビースト サジテリオ

 体長 1.8m~49m

 体重 108kg~3万2000t

・フィンディッシュタイプビースト ザギデレス

 身長 56m

 体重 13万t

☆説明
 過去に光の戦士によって封印されたビースト。
 その姿は禍々しく、色彩はダークザギに酷似している。
 触手での捕食行動が現時点では確認されているが詳しくは不明。
 





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