ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー   作:模造品ザギさん

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Episode.26 暗躍 -メフィスト-

 

 

    ゴルフ場跡地...ファウストとビーストはぶつかり合っていた。

 

 

???「デュガリバカリミァァァァ‼」

    突然、上に伸ばした尻尾から火球を放った。

 

ファウスト「・・・!グランテラだと...」

    尻尾の形状からグランテラだと認識された。

    しかし、ビーストの猛攻は終わらず全身から火球や光線を放った。

 

ファウスト「ヤツはイズマエルなのか...?いや、あり得ない...

      アンノウンハンドの闇は含まれていないはずだ...」

    

???「ウィビヘミワキュリガァァァ‼」

    ビーストの尖爪がファウストの腕を掠る。

 

ファウスト「グッ...なんだ...?頭が痛む...‼」

    強烈な頭痛が襲い掛かり、そのまま倒れ込んでしまった。

 

 ソウ「おいおい、どうしちまったんだ...」

 

ハルヒ「...私が打ち破る‼」

    ハルヒはエボルトラスターを胸元にかざした。

 

 ソウ「ん?ハルヒか?あれ、居ない、、、ネクサス‼」

    

ファウスト「...ネクサス」

 

???「ビグキョフラビャァァァァァ‼」

    ネクサスはジュネッスゾーンへと姿を変え、構えた。

    問答無用に火球や光線を放つビースト。

 

ネクサス「ハッ...」

    全て躱し、速度を落とさず胸を殴った。

 

ネクサス「!!」

    はずだった。その拳は爪で防がれ、至近距離から火球を放たれた。

 

ネクサス「グアァァァァァァ...!」

    コアに命中し、大きく後ろに吹き飛ばされた。

    爪を殴ったその拳は醜く変形していた。

 

 ソウ「アイツ、なんて硬さだ...」

    徐々に空が雲に包まれ暗くなってきた。

 

ネクサス「デュァァ...」

    姿をジュネッスに戻し、空へ飛びたつと、ボードレイフェザーで上空から攻撃した。

    多くの光刃は命中したが、ほとんどが弾かれてしまった。

 

ファウスト「今か」

    頭痛が和らぎ、黒き光剣をビーストの脚の関節部をねらい斬りつけた。

 

???「レビェァヅヂャァァァァ‼」

    切り口からは人間のように赤く、ドロッとした血が吹きだした。

    

 ソウ「っしゃぁ!このまま押し切れぇぇぇ‼冷てっ...雨か?」

    上空からポツポツと雨が降り始めた。

 

???「ンニュグフュォォォォォ‼」

    雨粒が当たるたび、ビーストの肉体が蒸発している。

    ネクサスはそのことに気が付き、尻尾をがっしりと掴むと、ぶん回した。

    ますます雨が強くなってきた。

    

???「ガァヌォァァァァ‼」

    肉体の気化がいっそう激しくなり、徐々に原型が失われていく。

    

 

???「メフィスト、コレマズくない?」

    傘を差し、溶けていくビーストを眺める女。

 

メフィスト「俺が行く」

    雨に打たれる中、メフィストは巨大化した。

 

 ソウ「なんだ!また巨人か!?」

 

メフィスト「これからが本番だ。覚悟しろ」

    メフィストはダークフィールドを展開し、

    ビーストやネクサス,ファウストを同じ空間の中に閉じ込めた。

 

 ソウ「き、消えた?」

 

 

    ダークフィールドにて...

 

 

ファウスト「貴様、そこまでして人間を弄ぶのか」

 

メフィスト「分からないのか?なら手加減はせんぞ」

     アームドメフィストからメフィストクローが生成されると、

     ファウストとネクサスに斬りかかった。

     ファウストはダークフィールド内での活性化により躱せた。

 

ネクサス「グアァァァァ‼」

    一方、ネクサスは一撃を躱そうとしたが、身体が思うように動かず強力な一撃を食らった。

    エナジーコアの点滅が始まった。

 

 

メフィスト「人間どもの悲鳴が心地よい...ビーストを操るだけであれほど楽しめるとはな

       俺が直接手を加えなくても良い...最高じゃないか?なぁ、ファウストよぉ?」

 

???「ディガガブレィァァァァ‼」

    ビーストはファウストに火球を何発も放った。

    

ファウスト「貴様の思い通りにはさせん」

    放たれた火球を全て軽々と片手で打ち消した。

    そして、ダークレイ・ジャビロームを放った。

 

メフィスト「...!そうか、ならこうするしか無いか」

    メフィストはビーストを盾に光線を防いだ。

 

???「ヴァ...ギビヤァ......」

    ビーストの肉体は再生することなく、ドロドロと溶けて消滅した。

 

ファウスト「...グアァァァァ!」

    再びもがき苦しみ始めた。

 

メフィスト「貴様にその気がないなら、俺が操るまでだ」

    ファウストは起き上がると、ほとんど動けなくなったネクサスの首を掴み上げた。

 

ファウスト&

メフィスト 「まずは邪魔な貴様から排除しなければな...」

    ファウストの肉体に青白い雷撃が走り出す。

 

ファウスト&

メフィスト 「じゃあな、ネクサス」

     すると突然、ダークフィールド内に穴が開き、

     そこからミサイルが飛んできた。

 

メフィスト「グォッ...!なんだ?」

    ネクサスは隙を見てファウストを蹴り飛ばすと、メフィストに殴りかかった。

 

メフィスト「そんなもんか」

    

   「ビャッ.........」

    メフィストクローがネクサスの腹部を貫いていた。

    メフィストはサッと引き抜くと、ネクサスの消える姿を眺めながら嘲笑った。

 

メフィスト「次はBeサエットの奴らか...」

    ネクサスは消えながらもメフィストを睨み続けた。

    メフィストはダークフィールドは解除し、姿を消した。

 

ファウスト「基地の破壊くらい余裕だ」

    くわっと顔を上げると、基地の方角を向き構えた。

 

マコト「させるか!」

    グレイン号から幾つものミサイルが発射された。

 

ファウスト「...消し炭にしてやる」

    ダークフェザーがグレイン号に襲い掛かる。

    その光弾を華麗に躱し、追撃の火炎弾を腕に撃ちこんだ。

 

 ソウ「なんでまた暴れてんだよ...」

    

マコト「アンノウンバースト...」

    アンノウンバーストを発射する目前で光弾がグレイン号の左翼に命中した。

 

マコト「くっ...」

    即座に脱出をし、墜落死は免れた。

    しかし、生身の状態をファウストに気づかれ、握りつぶそうと腕を伸ばしてくる。

 

 ソウ「クソォ...目ェ覚ませよ!お前は光になれるんだ!」

  

ファウスト「...ソウ!」

    ファウストの動きは止まり、ゆっくりと消えていった。

    ソウの近くで水の弾ける音が聞こえた。

 

アヤカ「...ソウ!」

 

 ソウ「...え?ア、アヤカか?」

    ソウはフリーズしたかのように顔を赤くして動かなくなった。

    アヤカはソウに駆け寄った。

 

アヤカ「本当にごめんなさい...私が子供たちを守れなかったから悪いのよね...」

 

 ソウ「八ッ...な、何言ってんだよ...俺はアヤカの心を深く傷つけた...

    それに父親らしい対応もなにもできやしなかった...すまなかった」

 

アヤカ「うん...!」

    アヤカは目の下を赤くして泣き続けた...

 

ハルヒ「...ソウ、ケガは無いか?」

 

 ソウ「ん、んぁあハルヒか、大丈夫だ」

 

ハルヒ「そうか...離婚の件は解決しそうか...?」

 

 ソウ「あぁ、もう解決したさ!」

 

アヤカ「あの...」

 

ハルヒ「どうした?」

 

アヤカ「私もBeサエットの隊員になってもよろしいでしょうか...?」

 

ハルヒ「...いいぞ...詳しくは隊長に聞いてくれ」

 

 ソウ「二人で...ハルヒ、ありがとう!」

    

ハルヒ「はは...は...」

    ハルヒは倒れた。

    彼女の腹部からは大量の血が流れて始めた...

 

 ソウ「ハルヒ!ハルヒ!おい、ハルヒ!」

    ハルヒはそのまま動かなくなった。

 

 

    森の奥深くにて...

 

    

メフィスト「面倒な事になった」

 

???「どうしたの?」

    陰の方からヌーンと現れた。

 

メフィスト「レヴィか...ソウとアヤカが再び結びついてしまった」

 

レヴィ「...あらら」

 

メフィスト「お前はメタフィルを知っているか?」

 

レヴィ「あのブラックに従ってたヤツでしょ?」

 

メフィスト「メタフィルは2体居る」

 

レヴィ「え、2体ともブラックに着いてたの?」

    

メフィスト「いや、付いていたのは片方だけだ。もう片方の方は...」

    メフィストが指を鳴らした。

 

メタフィル「...呼びましたか?」

      

レヴィ「本当に居たんだ...(しかもより大人しい)」

 

メフィスト「久しぶりだな、メタフィル...アヤカに化けてもらった以来だ」

    メタフィルはコクリと頷いた。

 

メフィスト「以前、俺はブラック側のメタフィルと協力してな。

      Beサエットの主戦力であるソウを脱退まで追い込んだ」

 

レヴィ「でも、結局ソウはすぐ立ち直ってたけど...?」

 

メフィスト「ジジイが悪い。ジジイの言葉だけで単純なソウは立ち直った」

 

メタフィル「...そうだよね」

 

レヴィ「まぁ、ビーストと共存できる世界を目指して...これからも頑張ろう」

 

メタフィル「...お、おぉ」

 

メフィスト「...」

 

 

    附属病院にて...

 

 

 医師「この傷は深いですね...小腸が切れていました」

 

マコト「そうですか、それで隊員での復帰は...?」

 

 医師「現時点では不可能でしょう...これほどの傷では立ち上がる事さえ困難ですし...」

 

マコト「そうですか...」

    

 ソウ「ハルヒ、命に別状は無いっぽいけど隊員としての活動は...」

    ソウは診察室にじっと耳を傾けていた。

    

 ソウ「生きていて良かったよ本当に」

 

 

    その頃...海洋では...

 

 

リチリオン「...サメ......イナイ」

    リチリオンは半日で岸から400km離れたところに居た。

 

リチリオン「...ナミ......アタタアイ」

    それに黒潮にのっていた。

    リチリオンはゆーらゆらと水中を放浪していた。

 

リチリオン「...デカイ......カゲ」

    遠くの方から何か黒く大きな影が見えてきた。

    気になりとてつもないスピードで陰に接近した。

 

リチリオン「...サメダ」

    悠々と泳いでいた影の正体はサメだった。

 

リチリオン「...カッコイイ...サメダ」

    美しい流線形はよりリチリオンを魅了してゆく。

    

リチリオン「...サメダサメダ‼」

    リチリオンは巨大化し、黒潮にのって流れる小魚や海水と一緒にサメを飲みこんだ。

 

リチリオン「...コレデ...オレハサメヨリ...ツヨクナッタ」

    リチリオンの言葉に変化が現れた。

 

リチリオン「...メタフィルニ...ミセル」

    新しく腕に生えてきたヒレを器用に使い、

    海の中を駆け巡りながらメタフィルの居る岸まで戻り始めた。

 

 




 登場ビースト

・フィンディッシュタイプビースト ゼルレイム
 
 体長 58m

 体重 4万9000t

☆説明
 ビーストヒューマンバーンの集合体。
 様々なビーストの特徴を持っており、イズマエルを彷彿とさせる。
 腹部や左脚に欠損が見られ、不完全体の状態で現れた。
 弱点は変わらず水らしく、水に触れると水素と強く結びつくため、
 蒸発してしまう。

・マルチュードタイプビースト リチリオン

 体長 3㎝~54m

 体重 70ℊ~3万3000t

・マルチュードタイプビースト メタフィル

 体長 2.4㎝~48m

 体重 56ℊ~3万t

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