ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー   作:模造品ザギさん

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Episode.27 覚醒 -ライトニング‐

 

    2日前...

 

 

   (暗い...何も見えない...俺は...死んだのか...?

    何か聞こえる...女の声か?近づいてくる...あぁ、うるさい...!)

 

看護婦「70ね...あら?目が覚めたのね」

 

???(...ここは何処だ?)

    見渡すと、看護師1人と机の上の落ち着いた装飾、白い壁と床...

 

看護婦「今、脈測り終わったところだから、親と連絡着くまでまっててね。

    ご両親の電話番号とか、家の住所分かるかな?」

 

???「・・・」

 

看護婦「困ったわね...ちょっと待っててね」

    看護婦は小走りで部屋を出て行った。

 

???(逃げなければ...)

    腕に付いた点滴を無理やり外して、

    右手首に付いたギプスを外そうとした瞬間だった。

 

???「がっ...!」

    骨を釘で打たれたかのような痛みが全身を走った。

    その手首は脱力しており、骨があるのか怪しいくらいだった。

 

???(今逃げるしか)

    左腕を使い、ベッドから降り、机の横に置いてあった紙袋から

    黒い布を取り出すと、窓を開けて2階から飛び降りた。

    裸足で着地した際に、かかとにも激痛が走ったが渋い表情の後、

    暗い夜道を駆けり逃げだした...

 

    

    翌日の日の出前の事だった。

    疲労を感じ、路地裏に入るとゴミ袋を足元に敷き、黒い布で体を覆うと

    そのまま眠りに就いた。

 

    それから数時間後...

 

   「ガチャッ...」

 

 女性「...なんでこんなところに子供が...?...あなた‼」

 

 男性「子供??...本当だ...まず家で暖めてあげなければ」

    二人掛かりでその子を室内に引き入れた。

 

???「...なんだ?」

    うっすらと目を開けるとまた違う光景が映っていた。カフェだ。

 

 男性「おい、大丈夫か?」

 

???「...はい」

 

 女性「...目を覚ましたの?はぁ...お風呂入れてるから、ついてらっしゃい」

 

???「...はい」

    女性はその子をお風呂場まで誘導し、バスタオルや着替えを用意した。

    

    ・・・

 

 男性「今時になって孤児か...?」

 

 女性「まぁ...数日前に近くの街で爆発事故があったらしいし...

    そう考えると、家と両親を失ってもおかしくはないわね...」

 

 男性「...孤児院に引き渡すか」

 

 女性「引き渡すとしても...きっと似たような子供で孤児院はいっぱいよ...?」

 

 男性「...」

    

 女性「...だから、ね?あの子といっしょに暮らしましょ...?」

 

 男性「しかし...」

 

 女性「もう一人の息子だと思って...」

 

 男性「.........分かった」

 

???「・・・」

    物陰からスッと姿を現した。

    

 男性「出てたのか、、気付かなかったよ...君の名はなんと言うのだい?」

 

???「...名乗らなければ...名乗らなければいけないのか...?」

 

 男性「...あ、あぁまぁそうだな...

    俺の方から名乗った方が良かったかな...?俺は浅井 和真だ。

    横に居る女性は妻の優奈だ」

 

 優奈「よろしくね!今日から、貴方の面倒を見てあげるから、

    お母さんって呼んでもいいよ!」

 

???「...俺は.........ブラック...確かそうだ」

 

 和真「ブラックか...良い名前だな(親は海外の人なのか?)」

 

 優奈「ところで、ブラック君は今日どうしてあんなところで眠ってたの...?」

 

ブラック「...何もかもを失ったからだ」

 

 優奈「何もかもってどういう...?」

 

ブラック「...」

 

 和真「君の身に辛い出来事があったのは分かった。

    でもな、ただそのことを引こずりすぎてちゃあ、前に進めないぞ?」

 

ブラック「お前らには分からない...」

    ブラックは勝手口から外に出ようとした。

 

 優奈「ちょっ...待って!」

    ブラックの腕をギュッと掴んだ。

 

ブラック「...!」

    ブラックの動きはピタリと止まった。

 

 優奈「困ったことがあったらまたここにおいでね...!」

 

ブラック「...」

    ブラックは動揺を隠せず、オドオドしながら外へ出て行った。

 

 和真「...連れ戻さなくて良かったのか?」

 

 優奈「だって...あの子は悪い子って感じがしなかったもの」

 

 

    翌日...雨が窓を打ちつけていた時だった。

 

 

 和真「ここらは2日間雨予報らしいぞ」

 

 優奈「ほんと、昨日は快晴だったっていうのに...」

    そんな会話をしている最中、勝手口からノック音が聞こえる。

 

 優奈「誰かしら...あっ!」

    そこにはびしょぬれになったブラックがいた。

 

 優奈「も、戻ってきたのね...!」

 

ブラック「...これからもよろしく...お母さん...」

 

 優奈「...!お帰りなさい!朝ごはんの準備してくるね!」

    そのとき、ブラックの目にはうっすらと光が差し込んで見えた。

 

 

    一方...堤防近くの公園では...

 

 

メタフィル「リチリオン...何処へ行ったのだ...」

    人間の姿に化け、遊具の中でリチリオンの帰りを待っていた。

 

メタフィル「それにしても、雨が止まないな...

      この地域では普段これほどの雨は降らないはずだが」

 

メタフィノレ「...見つけた...ようやく一つに戻れるね...♡」

 

メタフィル「お前は...なんだ私の分裂体か」

 

メタフィノレ「...うんうん。...でもね、今日からは私の分裂体だよ...♡」

    

メタフィル「フッ...笑わせるな。なら、私は今からお前を取り込む」

    メタフィルは徐々にネクサスの姿へと変わっていった。

 

メタフィノレ「...あははぁ~...

      私の分裂体はすご~い素材を持ってるんだね~いっただぁきまぁす♡」

    メタフィノレの背中から生えた触手はニセネクサスを追尾した。

 

メタフィル「そうはさせるか!」

    アームドネクサスでその触手を切り裂いた。

 

メタフィノレ「...いたい。でも...そんなんじゃ止めらんないよ」

    背中からより多くの触手を生やし、ニセネクサスに襲い掛かる。

 

メタフィル「一網打尽にしてくれる」

    ニセネクサスは腕を十字に構え、クロスレイ・シュトロームを放った。

 

メタフィノレ「...嘘」

    触手を散り散りにし、メタフィノレごと消し飛ばそうとした時だった。

 

メフィスト「...雑魚が」

    メフィストクローがニセネクサスの背中を貫いた。

 

メタフィル「グフォ...ァァッァア...」

 

メタフィノレ「...メフィスト来るの遅い。さて...一つになりましょ~ね~♡」

 

メタフィル「アァァァァアァァアアァァァァァァァァァ!!!」

    無数の触手がメタフィルに突き刺さった。

 

メタフィノレ「...たくさんの情報ありがとね」

    

メタフィル「クソ...こんな所で...ブラックサマ......リチリオン...」

    原型を留めることが出来なくなり、遂に肉体は灰と化した。

 

メタフィノレ「...素晴らしい...これがパーフェクトメタフィルの力...‼」

 

メフィスト「さぁ...この世界を混沌で溢れ...」

 

リチリオン「...メタフィル......メタフィル‼ヘンジ...シテクレ、、、‼

      ナァ...コノスガタミテクレ‼コノカッコイイヒレ...ミテクレ...」

 

メタフィノレ「...ヤツも消していい?」

 

メフィスト「構わんが、手は貸さんぞ」

 

メタフィノレ「...やった」

    メタフィノレはリチリオンに接近し、メタフィルの灰を踏みにじった。

 

メタフィノレ「...ねぇ、今どんなこと考えてるの?

      怒ってるの?悲しいの?私が憎いの?ねぇねぇ♡」

    雨量が増加し、落雷が発生し始めた。

   

リチリオン「アァ...キサマガニクイ...オレノオレノタイセツナ...

      メタフィル...コロシタ...絶対ニ殺す...コノ星ゴトケシテヤル‼‼‼」

    リチリオンの体表に亀裂が入った。

    ピキバキと音をたてながら、体表を破りながら巨大化した。

 

メタフィノレ「...小手試しになるね。究極の力に勝てるわけないのにね...フフッ」

    メタフィノレも巨大化し、究極の力とやらを見せつけようと構えた。

 

メタフィノレ「...さぁ。リチリオン...その憎しみをぶつけてみてぇ~♡」

    さらに数の増えた触手がリチリオンに襲い掛かる。

 

 ??? 「俺ハモウ...リチリオンジャネェ...俺ハ...イヴセイドダァァァァ‼」

    肩の突起から大量の電撃を放ち、触手を全て消し炭にした。

 

メタフィノレ「...まさか。噓でしょ?ねぇねぇ、パーフェクトが負けるはず...」

 

 ??? 「ギェヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア‼‼‼」

    爆音の叫び声と共に、メタフィノレの首を掴むとそこから超高電を放った。

    メタフィノレの肉体は爆竹の弾けるような音と共に黒焦げになっていく。

 

メタフィノレ「...ヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテ‼」

    

    「ドバァァァァァァン!」

     雷光で辺りの視界が白くなった。

     メタフィノレの肉体は八つ裂きにされ、臓器が飛び散っていた。

 

 ??? 「...コノホシ...オワル...」

 

 

    とあるカフェでは...

    夫婦とブラックはTV生中継に集中していた。

 

 

 優奈「サメ...陸上で...?え、え?」

 

 和真「ここからはかなり離れている...大丈夫なはず」

 

ブラック「...リチ...リオン?」

 

     




 登場ビースト

・マルチュードタイプビースト リチリオン

 体長 3㎝~54m

 体重 70ℊ~3万3000t

・マルチュードタイプビースト メタフィル

 体長 2.4㎝~48m

 体重 56ℊ~3万t

・マルチュードファイラルビースト メタフィル パーフェクト

 体長 57m

 体重 4万t

☆説明
 二体のメタフィルが一つになることで覚醒した姿。
 完全変身だけでなく、素の能力が大幅にパワーアップした。
 メタフィルαの完全変身、メタフィルβの吸収触手...
 捕食能力の上昇などと、まさに完璧な存在となった。

・マルチュードファイラルビースト リチリオン グリード

 体長 54m

 体重 3万5000t

☆説明
 知能指数が上昇し、欲望発生によって覚醒した姿。
 今、己の持つ一番の欲望に反応し、肉体が変化する。
 無限性のあるその能力は多くの星を破滅へと導いたと
 言い伝えられている。いつしかの鳥の様に。

・???
 
 体長 不明

 体重 不明

☆説明

 ???

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