ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー 作:模造品ザギさん
晴れた青空の下、街の姿は変わり果てていた。
白き家は姿を消し、水たまりを泳ぐ小魚。
道路に積もった石や泥。繋がれたまま息絶えた犬。
瓦礫が海を覆いつくしていた。
ハルヒ「...ここは?体が軽い...傷は...?」
目を覚ました場所は瓦礫に囲まれた公園のような場所だった。
そのときにはすでに傷は完治していた。
ハルヒ「夢だったのか...?いや、そんなことは...」
アヤカ「...ハルヒさん、病院に居たんじゃ...?」
振り向くとそこにはアヤカがいた。
ハルヒ「...退院となったからな、災害現場で人を救助してたんだよ」
アヤカ「そうですか...一旦基地に戻りましょう!」
ハルヒ「分かった」
二人はアヤカの車に乗り込んだ。
アヤカ「本当に倒せて良かったですね」
ハルヒ「そうだな...アヤカ本当にありがとう」
アヤカ「ははは!そんな事言わなくったっていいのよ、ネクサスさん」
ハルヒ「...!」
アヤカ「何驚いてるんですか?私前から知ってましたよ...」
ハルヒ「そうか...基地と逆方向に...」
ハルヒは一瞬にして眠り就いた。
アヤカ?「油断したらねぇ...ハハハ!」
車はそのままどこかへ行ってしまった。
その頃…
ソウ「俺たちの街は姿を変えちまった」
2人はビーストキラーの前で立ち尽くしていた。
ゴウキ「...俺たちはまだ力不足だったという事だな」
マコト「ちょっと来てくれ...」
ソウ「隊長、どうしました?」
マコトは2人を基地内へ連れ込んだ。
ソウ「よぉライ!久しぶりだなぁ!...ってライ!」
ライ「あっ、ソウさん久しぶり!」
ソウ「おいおい、ガチで俺心配してたんだぞ...本当に本当に...ウウ...」
ソウは顔をしわくちゃにしてライを抱きしめた。
ライ「苦しい...苦しいですって!」
ゴウキ「どうやって目を覚ましたんだ...でも良かった...」
ライ「あっゴウキさん、少し瘦せました?」
ゴウキ「ん、あぁこれは最近研究や製作に熱中しすぎてな!」
ライ「そうだったんですね」
マコト「こんな空気を作っておいてすまないが、実は...」
ソウ「ん?隊長どうしたんですか?」
マコト「Beサエットを解散することになった」
先程までのにぎやかさが一瞬で消えた。
ソウ「ふぁ?」
ライ「え...?」
ゴウキ「...俺から話させてもらうとだ。記憶の消去が追いつかなかった」
ソウ「記憶の消去?何言ってんだゴウキ」
ゴウキ「よく考えろ。ビーストの蔓延る街で暮らしたい人なんているか?
いないだろ?それに、そのような事実を知っていたら街は、いやこの星の全てが
活気を失い、人間として生きることが不可能になる。
だから俺は今までビーストの目撃者、ビーストによって殺害された人々を
隠し通す必要があったってわけだ」
マコト「ゴウキの述べた通りだ。今回のビーストによる事件は世界を巻き込んだこと。
多くの人々が命を落とし、精神面でのケアを必要としている」
ゴウキ「つまりだ。各地でデモが発生し、今の隊長と総理の退陣を求め暴動と化してる」
ソウ「じゃ、じゃあ本当に解散しちまうのか...?」
マコトは何も言わず基地を出て行った。
ゴウキ「今から謝罪会見だってよ...ところで本当に解散したくねぇのか?」
ライ「はい...!」
ソウ「解散なんてしたら誰がこの星を守るってんだよ!」
ゴウキ「分かった。じゃぁ、付いてこい」
2人は地下研究所に向かうゴウキに付いていった。
ブラック達はその頃...山中、車を押していた。
優奈「ガソリン全く足りなかったじゃない...ぐぅぅ」
和真「山道であれほど消費するとは思わなくって...」
ブラック(...馬鹿なのか。仕方ない。...またあの力使えるか...?)
和真「ん?車が軽くなった...?優奈ぁちょっと離してみて」
優奈「え?こう?」
和真「よいしょっと...うぉ軽っ」
和真は普通乗用車を片手で持ち上げていた。
優奈「え、え、どゆこと?ねぇどうなってるの??」
ブラック「その勢いで山中駆け下りよ」
和真「お、おう」
和真はブラックと優奈を車内に乗せ、走って山を下った。
優奈「揺れすぎぃぃぃぃぃぃあああああああああああ!!」
ブラック「(乗らなきゃ良かった...しかし、何故あの腕輪が壊れてから俺は...)いてっ」
車が大きく上下に揺れるため、天井で何度も何度も頭を打つ。
ルイナザギ出現日の事だ...
ブラックは触手に突き飛ばされ、その際に鈍い音と共に腕輪が砕けた。
「ザギ様...ザギ様との繋がりの腕輪が...うあああああああああああああ!!
腕輪が無ければ...ビーストに殺される...ザギ様...ザギ様お助けを...」
そして、ショックが原因で気絶した。
ブラック「あの時か...!」
優奈「ブラックくんどうしたの?」
ブラック「い、いやなんでもない...ス。...揺れが収まった」
優奈「ちょっと降りてみよっか」
2人は車から降りた。
優奈「あなたどうしたの...!」
優奈たちの目の前の景色には大きく変わり果てた街の姿があった。
和真「全部...全部流されちまったんだ...」
優奈「...」
ブラック(リチリオンにこれほどの力が...覚醒...それ以外無い...)
和真「まぁた。しばらく車中泊...だな」
優奈「そうね...」
ブラック(また車中泊か...やだなぁ…!俺の力で...)
和真「ブラックくん、ちょっと湧き水汲んでくるから待ってt...」
両手に持っていた空のポリタンクが手から落ち、カタンとなった。
ブラック「少し待ってて...」
ブラックは手を動かしながら木々を毛糸のように編み合わせ、
簡易的な家をあっという間に造った。
和真「ブ、ブラックくんって...エスパーだったの?」
優奈「なになに?どうしたのってわぁぁぁぁ...何この木」
優奈は目をまん丸にして固まった。
ブラック「車中泊が嫌だから」
和真「だったら、キャンプ場で...」
ブラック「でも、こっちの方が広くて快適じゃない?それにさ、他の人は居ないし」
優奈「結構夢のある形ね...!気に入っちゃった」
和真「なるほどね。よくわかった。だから体元通りにして?」
ブラック「ごめんなさい...忘れてたよ」
ブラックが指を曲げると和真の筋肉が元に戻った。
和真「やっぱこの体だよな...よし、しばらくの間はこのツリーハウスで生活だ!」
優奈はブラックのそばに駆け寄った。
優奈「ブラックくん、ありがとうね...実は私も車中泊は嫌だったの」
ブラック「それはまたどうして」
優奈「旦那の寝相よ...」
ブラック「...そっか」
ゴウキに付いていくライとソウ...
2人は横に並んで歩きながら話していた。
ライ「僕が目覚めて一番最初に来たのは藤見さんだったんだよ」
ソウ「ほへぇ...そりゃ藤見さんも心配するよな」
ライ「その際、藤見さんからこんなことを言われたんです」
「ライ君、久しぶりだね。今までどんな夢を見ていたんだい?」
ライ「僕はその時、空を貫く夢を見たと言ったんです」
ソウ「空を貫く?夢の中で飛んでたのか」
ライ「飛んでたというよりかは浮いてたのかな...
何もできずにふらふら風にゆられてたら目の前に2人の巨人が現れた」
ソウ「2人か、ネクサスじゃなかったのか?」
ライ「ネクサスじゃなかったでも双方ネクサスに酷似してた...
純白の巨人と漆黒の巨人...そう僕には見えた。」
ソウ「なるほどね...純白と漆黒か...ところで、結局はどうやって目覚めたんだよ」
ライ「自分じゃ分からなかったんですけど、看護婦の方が
誤ってベッドから僕を落としたみたいで...その際に頭を打ってどうとかこうとか...」
ソウ「看護婦さんのミスってかぁ...普通だったら許されないよな。
そういや、ハルヒから聞いたんだが、お前を車に乗せる際に頭をぶつけたとか。
時間経過とか関係あんのかな?しかし、良かったな...ほんと、お前が寝てる間、
色々大変だったんだぜ?」
ライ「そういえば、ハルヒさんは今どこに?」
ソウ「ん?あぁたしか今附属病院の病室でじっとしているよ。
山でビーストと遭遇した際、大けがをしたらしくてね...」
ライ「附属病院の病室ですよね?」
ソウ「おう、そうだが?」
ライ「ハルヒさん居ませんでしたよ?」
ソウ「はぁ?まぁハルヒの事だ。今、街の中で救助活動でもしてるんじゃないか?」
ライ「僕が眠ってる間にもビーストが出現してたんですね...」
ソウ「昨日は今までで一番恐ろしかったんだぜ?なんせ街が沈んだからな」
ライ「へ...?」
ゴウキ「着いたぞ。中に入れ」
ゴウキは分厚い金属の扉を開け、その中へ入って行った。
ソウ「あぁ分かった」
ライ「街が沈んだ...?...!」
その扉の先には巨大な空間があった。多くの機材,兵器,そして人。
Beサエットの数倍は大きく見える。
ソウ「うぉぉぉぉぉでっけえええええええ!!」
ゴウキ「ここはルロウビーストクロウ。LVCだ!」
ソウ「LVC基地ってことかぁ...なんだこの量の機材は...」
ゴウキ「この機材は兵器作成に使われてんだ。
コイツのお陰で2代目ビーストキラーが完成したってわけ」
ライ「ビーストキラーって完成してたんですか...」
ゴウキ「もちろん。ま、アンノウン鉱石を元に造られたのは破壊されたが、
今はあの角を使って電動型に改造して活躍してんだ。ハルヒが目を付けた
あの角が...まさかこんな形で役に立つとはなぁ...」
ソウ「な、な、ここはなんていうんだ??」
ゴウキ「そこは記憶倉庫といってな...重要関係者以外立ち入り禁止だ。
...それはビーストによって葬られた人々のデータがあるからな」
ソウ「は...なんでそんなデータとってんだ...?」
ゴウキ「ビースト対策だよ...ちょっと待ってろ」
ゴウキは一人で記憶倉庫まで入って行った。
ソウ「...にしてもすげぇな...こんな大きな基地始めてだ」
ライ「...そうですね。巨大スクリーンとかすごいですね...」
2人が移動してた頃...
ハルヒ「...!」
ハルヒは目を覚まし、立ち上がろうとした。
しかし、腕と脚は鎖で縛られており、何もできず周りを見ると、
殺風景な小屋だ。そこには仮面を顔に着けた男。
???「やっと目を覚ましたか...人間にはこの毒は効きすぎたかな」
ヤツはゆっくりとハルヒに近づき、蹴飛ばした。
ハルヒは石壁に激突し、髪には血が滲みはじめた。
???「お前、なんでエボルトラスターを持ってないんだ?」
ハルヒ「...それはな...もう消えた」
???「なぁ、正直に答えろ...なぁ?どうせどっかに隠してんだろ??」
ハルヒ「ふふ...消えたんだから分かるわけないだ...ッ」
???「ふざけんなよ」
ハルヒの腹を踏みつけた。
ハルヒ「...ッ!!」
???「そうだそうだ...殺しちゃいけねえんだったな...
おい、そうだろ?ノヴァスタァ...?」
ノヴァスタ「...コイツを使って脅せ」
???「分かったよ我が友ノヴァスタァ...」
・・・
ゴウキ「これだ。ドゥーファ。殺された人間の皮膚や肉に付着した液体から
ヤツの苦手とする気体を作り出した。そのおかげで、時空の裂け目が
開きかけた時にその気体を噴出させたことで裂け目から出てくることが無くなった」
ソウ「その開きかけた時空の裂け目ってのはアンノウンバーストで閉じてるのか?」
ゴウキ「あの気体はドゥーファにしか効かないからな。もちろん閉じるときは使ってるぜ」
ライ「惨劇を繰り返させないために必要な事ってわけね...
遺族の方に嘘をつくのは悪いけど...こうするしかないんだね...」
ゴウキ「本当はこんなことはしたくないが、これも世のため人のため...」
研究職員「ゴウキさん、大変です...」
ゴウキ「何事だ?」
ソウ「どうしたどうした?」
研究職員「何者かから動画が...再生します...」
???「おい、聴こえてるか?Beサエットの諸君。
お前らの仲間、ハルヒは今俺の元にいるぞ??
これから俺は両親を殺された仇として...この女を殺す...!
しかし、一つだけ救済のチャンスを与えよう。
エボルトラスターを持ってこい。
そうすればこの女の命だけは助けてやろうじゃぁないか。
今日の夜10時に...そうだなァ廃墟跡ってのはどうだ?懐かしいダロォ?
分かったか?夜の10時だ。俺をがっかりさせるんじゃぁねぇぞ?はははは!」
動画はここで終わっている。
ソウ「なんだよ...なんで捕まってんだよ...」
ゴウキ「仮面を着けた男か...あれは...」
ライ「とにかく...僕らでハルヒさんを...」
すると、再び動画が再生された。
???「おぉっと言い忘れてた...1人で来い。一人じゃなければ...分かるよな?」
ライ「...そんな」
・・・
???「これで持ってくるかねぇ我が友ノヴァスタァ...」
ノヴァスタ「...殺せ」
???「はいはい」
ハルヒ「...!」
・・・
登場ビースト
・マルチュードタイプビースト ノヴァスタ
体長 2.1m~56m
体重 150kg~3万5000t
・???
体長 ???
体重 ???
LVCの由来…ルロウビーストはルロウヴィスト(イタリア語で見たな)→
ドイツ語の夜中(ミッダァナフト)見たなに聞こえたため。
クロウは英語でカラス。
つなげると夜中のカラス。つまり見えない者という意味です。
続きを書いてほしいか
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