ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー 作:模造品ザギさん
エメラル鉱山にて...
作業員A「ここだよ。エメラル鉱石が取れるってのは」
リヴィ「どうもありがとうおじさん!」
作業員A「あー、お嬢ちゃんちょっとばかしだがコレ持って帰っていいぞ」
作業員のおじさんはリヴィに翡翠色の鉱石を手渡した。
作業員A「本当はダメなんだけど、お嬢ちゃん可愛いからさぁ…」
リヴィ「ホント!?おじさん超優しい!」
作業員A「いいのいいの。バレな」
おじさんの首が宙を舞った。
作業員A(へ...?)
首は手押し車の中へ入り、ゴンッと音をたてた。
メフィスト「全く...」
リヴィ「これもビーストと共存できる世界を実現に必要なことなんでしょ...?」
メフィスト「勿論だリヴィ...エメラル鉱石を搔っ攫って帰るぞ」
リヴィ「ほいほい...」
???「待て」
メフィストに光弾を放った。
しかし、片手で弾かれた。
リヴィ「な、何よアンタ?」
メフィスト「...新たなデュナミストか。これは厄介だ」
メフィストは姿を消した。
リヴィ「アンタはビーストとの共存は出来ると思ってるの?」
???「無理」
リヴィ「あっそ」
メフィストの後に続くように姿を消した。
???「嫌な予感がする...」
青年は車に乗ると、その場を後にした。
・・・LVC基地では
研究員「エボルトラスターの研究は進んでいます。ゴウキさん」
ゴウキ「よし、それを使え」
研究員「分かりました」
研究員は足早に取りに行った。
ソウ「エボルトラスターってなんだ??」
ライ「確か…藤見さんが言ってたんですけど...」
ゴウキ「剣状のエネルギーの塊と言ったところだ」
ソウ「そりゃすげぇな...だから欲しがってんのか...」
ゴウキ「きっと何か悪事を働くんだろうな」
研究員「持ってきました。ゴウキさん」
ゴウキ「おう。...ん?2種もあったか?」
研究員「それは、『1』の方に何かしらの異常があったので、私達研究員が
『2』の方を製造しておきました。若干『1』よりは劣化してますが、実力は本物です」
ゴウキ「そうか、ならライはこの『1』を持っていけ...そして戦うんだ」
ライ「...え?」
ゴウキ「『1』は強力な力を秘めている。並大抵のビーストなら一撃だ。
それに、それを渡してヤツがハルヒを返さなかったらどうする?」
ライ「分かりました...!絶対にハルヒさんを取り返す...!」
ゴウキ「俺たちも陰で応援してるからな...」
ゴウキは研究所方面へ行ってしまった。
研究員「ゴウキさん、ちょっと待...」
研究員の肩をソウはがっしり掴んで言った。
ソウ「なぁ、その『2』ってヤツの使い方教えてくんね...?」
研究員「は、はぁ...」
研究員は腰元に付けていたベルトを外して渡した。
研究員「このベルトの...見えますこの鞘の部分...
ここに『2』を差し込めばビーストに対抗できる力が...」
ゴウキ「高井!ちょっと来てくれ!」
研究員「すまない、ゴウキさんに呼ばれた...頑張って!」
研究員はゴウキの元へ走って行った。
ソウ「『2』か...ほー。思ったより軽い...ライ!これを見てくれ!」
そこにライの姿は無かった。
ソウ「あれれ...まぁあと4時間あるし...そうだ、現場んとこに隠れとこ」
・・・一方
???「いやぁ、まさかお仲間が助けに入るとは!」
アヤカ「ハルヒさん...生きててよかった...」
???「お前片腕無いのによくここまで来れたなぁ...なぁ?我が友ノヴァスタァ?」
ノヴァスタ「...」
???「なんだシカトかよ...そうだ、もし、アイツらがエボルトラスターを持って
来なかったらどうなるか...このアヤカとかいうので見せてやろうじゃない?」
ハルヒ「やめろ...!」
???「嫌だよ...全く...自分が今までどれほどの仕打ちにあってきたか忘れたの?」
ハルヒの肉体はすでにボロボロであった。鞭で打たれ、毒で弱らされ...
もう抵抗する力はほとんど残っていなかった。
アヤカ「...私がここにやってきた理由を知らないなんてね」
アヤカは目を大きく開くと、失われた腕が黒き腕として再生し始めた。
???「お前、ただの人間じゃねぇな??我が友ノヴァスタァ?」
しかし、そこにノヴァスタの姿は無かった。
???「あぁあ、俺一人で対抗しろと...めんどくせぇ...」
アヤカ「誰かの為に...誰かの役にたちたい...ハルヒを救いたい...!」
ハルヒ「...!」
アヤカの姿が徐々にファウストの姿へと変貌してゆく...
???「コイツが裏切り者の影の巨人さんかぁ...へへ、ぶっ殺してやるよ」
ファウスト「俺と...私...一心同体...お前だけは......倒す」
ファウストの胸の灯が青く光り始めた...
???「お前、影の巨人をやめようとしてるな?」
ファウスト「...」
???「コイツは面白れぇ...仇にはならねぇが...暇つぶしにはなる」
ファウストは戦わず、ハルヒを抱えその場から逃げた。
???「...逃げんな...逃げんな逃げんな逃げんな貴様ぁぁぁぁぁぁ!」
ヤツの触手がファウストを追跡する。
ハルヒ「何か...来る!」
ファウスト「...」
ダークフラッシャーで触手をはたき落とし、
ダークシールドで残った触手の猛攻を防ぎ切った。
???「あーあ、逃しちまったよ全く...
まぁ、殺したと言って奪い取れば...ハハハ...」
ハルヒ「...逃げきれた?」
ファウスト「...」
ノヴァスタ「...くたばれ」
ノヴァスタの一撃がファウストを地表まで叩き落した。
ハルヒ「...離せぇ!」
ノヴァスタ「離したら死ぬぞ?」
ハルヒ「...くぅ」
ノヴァスタはハルヒを掴み、ヤツの元へ戻った。
そして、夜の10時...
ライ「持ってきたぞ!」
辺りに自分の声が響き渡る...
???「...やぁやぁご苦労さん...じゃぁ、まずは渡してもらおうか...」
ライ「ハルヒさんは...!」
???「あー、あの女かはいはい...」
ノヴァスタ「...安心しろ。まだ生きている」
ライの目に入ったのは血だらけのまま掴まれたハルヒだった。
ライ「その手を離せ」
ノヴァスタは素直にその手を離した。
しかし、ハルヒはピクリとも動かない。
???「よし、じゃぁ早くそのエボルトラスターを渡せ!」
ライ「...!」
ライはヤツに向かって投げつけた。
???「いやー、ありがとね...これで...我が友ノヴァスタは...」
ヤツは『1』をノヴァスタに渡した。
ノヴァスタ「...殺せ」
ノヴァスタはそのまま姿を消した。
ソウ「今だ...!」
ソウは腰に付けた鞘に『2』を填め込んた。
ソウ「うぉぉなんだなんだ!?」
???「...お前、一人じゃなかったのか?嘘をついたな...?」
ライ「コイツは違う!ソウさんは...」
???「はい、皆殺し!!嘘をついた罰だよ?まずは弱り切ったのからだ!」
蔦のような触手がハルヒに襲い掛かる。
ライ「やめろぉぉぉぉ!」
ソウ「させるかよ!!」
触手を瞬時に輪切りにした。
ソウの姿はメタリックなモノに包まれ、まるで機械のようだ。
ソウ「さすが『2』だ!劣化版とはいえ、扱いやすい!」
???「まぁ良い...こっちはもう既に目的は達成できた...」
姿が少し消えかけた時だった。
ファウスト「...」
茂みから突如現れた黒いオーラを纏うファウストに背中を殴られ、大きく吹き飛ぶ。
???「まだ生きていたのか…我が友ノヴァスタ...助けてくれ...!」
しかし、ノヴァスタは助けに来なかった。
???「俺に名をくれたじゃないか...!トレーギオ...俺の名...」
すると、うっすらと空にノヴァスタの影が映り、声が微かに聞こえる。
ノヴァスタ「...お前の役目は終わった」
トレーギオは顔に着けている仮面を握りしめ、ゆっくりと立ち上がって言った。
トレーギオ「つまり、俺は捨てられたんだな...?」
質問の答えは無く、辺りがシーンとした。
トレーギオ「なら...もういい」
ヤツは仮面を外し、おぞましい素顔を露わにした。
トレーギオ「もう遊ばねぇ…皆殺しだ!まずは貴様からだ!」
ヤツは指先から鋭い針を飛ばした。
ソウ「チッ...近づけねぇ...」
ファウスト「・・・」
トレーギオ「お前は引っ込んでればいいんだよ」
ファウストの足元から大量の蔦が伸び、身体を縛り付けた。
トレーギオ「じゃあな。人間」
気づくとヤツはライの目の前に立っていた。
ライ「...!」
至近距離から毒針が発射されそうになったその時。
ハルヒ「天野...お前は...生きろ...!」
横で倒れていたハルヒが立ち上がり、ライを突き飛ばした。
大量の毒針が瞬く間にハルヒに刺さった。
ライ「ハルヒさん!!」
いくら呼びかけても返事がない。
ソウ「...嘘だろ」
ヤツの顔にはニタァと笑みが浮かび上がっていた。
ソウ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ソウはヤツの顔面を地面に叩き潰した。
何度も何度も顔を殴り、ヤツの顔からは緑色の液体が流れた。
トレーギオ「ヴッ...ハハッ...ここからが本番だ...」
ヤツは地面に大量の触手を突き刺すと、巨大化した。
トレーギオ「...もう俺を止めることは出来ない...エボルトラスターも無い...
貴様らは俺に踏みつぶされて死ぬ!!そのうち...裏切り者もなぁ...」
その触手はファウストの力さえも吸い取っていた。
ソウ「...クソ!クソっクソ!」
ソウはファウストの身体を締め付ける触手を切り落とした。
ファウストの黒いオーラは消え、胸部のコアが赤く点滅していた。
ファウスト「...感謝する」
ファウストは力尽き、人間の姿(アヤカ)に戻った。
ライ「ハルヒさん...どうして僕なんかを守って...」
ライはハルヒの亡骸から目に涙を浮かべながら毒針を抜き始めた。
トレーギオ「どうだ?仲間を殺されるのは悲しいか??俺の両親を...
殺された時も同じだったな!!だからなぁ...俺は悪くはねぇんだよ...」
ライ「...ふざけるなよ」
トレーギオ「あぁ?」
ライ「...クソ野郎...お前なんか存在する意味は無いんだよ...」
トレーギオ「あーはいはい。口で抵抗することしか出来ないだなんてかわいそうだねぇ...
こっちまで惨めになっちゃうから真っ先に踏みつぶしてあげるよ!ハハハ!!」
???「黙れ異星獣」
トレーギオ「さっきのは誰の声だ?まだ仲間が居るのか?」
瓦礫の山の方が突如、光輝いた。
トレーギオ「なんだ?威嚇か?そんなもん怖くも...?」
光の中から現れたのはネクサスだった。
ネクサス「...デェアッ」
ソウ「ネクサス...!...アヤカその腕...」
トレーギオ「エボルトラスターはもう無いはず...何故だ...!」
トレーギオが困惑していると、
ネクサスはメタフィールドを展開した。
トレーギオ「両親の仇...今こそ!」
地面から複数の蔦が生えてきた。
その蔦は一斉にネクサスに襲い掛かる。
同時にネクサスは身体を光らせ、ジュネッスブルーへと姿を変えた。
トレーギオ「ハハハ!!たっぷり締めつけてから殺す殺す殺す!」
四方八方から蔦がネクサスを包み込んだ。
しかし、その蔦はシュトロームソードによって全て薙ぎ払われた。
トレーギオ「...!何故だ...何故効かない...」
トレーギオはパニックになり、口から熱線を吐き出した。
その熱線はシュトロームソードだけで受け止められ、跳ね返された。
跳ね返された熱線はトレーギオの花弁を焼き払ってしまった。
トレーギオ「ヴァアアアアアア!!死ね死ね死ね死ねェェェェェェェ!!」
大量の毒針、触手が一心不乱にネクサスに襲い掛かった。
ネクサス「...」
ネクサスは毒針を弾き、触手を切断しながらトレーギオに近づく。
トレーギオ(ノヴァスタ...俺をここまで育ててくれたのに何故...)
トレーギオ「アアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
叫び声と共にトレーギオの上半身はゆっくりとズレ落ち、爆散した。
ネクサス「...」
ネクサスはメタフィールドを解除し、姿を消した。
...研究所にて
ゴウキ「すまん、ハルヒの遺体はこっちで解剖させてもらう」
ライ「...」
ソウ「次の犠牲者を出さないために...か...」
ゴウキ「理解してくれてありがとな。安心しろ。
事が済んだらちゃんと埋葬してやっからさ...よし、大土井、萩野。行くぞ」
大土井「分かりましたゴウキさん」
萩野「了解しました」
研究員2人を連れてゴウキは解剖室まで行ってしまった。
ソウとライの見たハルヒの姿からは人間の脆さが感じられた。
ライ「本当に...助けられなくてごめんなさい...」
登場ビースト
・マルチュードタイプビースト ノヴァスタ
体長 2.1m~56m
体重 150kg~3万5000t
・ブルームタイプビースト トレーギオ
体長 1.8~55m
体重 150㎏~3万3000t
☆説明
リヒトゥレ、シャラインの間に誕生した珍しいビースト。
2体が殺される前、ノヴァスタが果実の中から種子を盗み、
唯一育ったのがこのトレーギオ。
2体の特徴である毒や蔦のような触手を巧みに使い、
捕食活動や、殺戮,復讐を行う。
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