ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー   作:模造品ザギさん

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Episode.32 新星 ‐ノヴァ‐

 

 

   「...永遠の命、朽ちることを知らず燃え盛る魂...暗黒の破壊神...」

    赤く光る岩の前、ノヴァスタはゆっくりと跪いた。

    

ノヴァスタ「ザギ様...」

    ノヴァスタは手に持っていた『1』を捧げた。

    捧げた瞬間、岩は赤き光を放ち『1』の姿形を歪ませる。

    『1』の頃とは対照的な色、そして輝きを失った。

 

ノヴァスタ「...偽物か。しかし、使い道はあると...

      ...ザギ様、この俺が蘇らせる...あの二枚舌、裏切り者の分まで...」

    赤く光る岩は再び赤き光を放つ。

    気づけば、ノヴァスタは荒果てた地下室で横たわっていた。

  

ノヴァスタ「...内側から人間を破壊」

    その手には変わり果てた『1』の姿があった。

   

ノヴァスタ「計画を実行する」

    ノヴァスタの眼から青き光が溢れ出し、天井を突き破り巨大化した。

    そこは街のすぐ近くの倒壊した家の真下だった。

    そして、仮設住宅の並ぶ学校のグラウンドを目指し移動を始めた。

 

メフィスト「ついに計画実行か」

    山の上からヤツを発見すると、メフィストは巨大化した。

    すると、質素な山小屋の中からリヴィが出てきた。

 

リヴィ「どこに行くの!」

    しかしメフィストは何も答えず、上空へ飛び立った。

 

    

    附属病院にて...

 

 

アヤカ「...」

    ベッドに横たわっていたアヤカは突然目を覚ました。身体が震えている。

    そして腕に違和感を感じ、ふと違和感を感じる腕を確認した。

 

アヤカ「腕が...」

    アヤカの左腕は二の腕まで無くなっていた。

    頬にはガーゼとすでに肉体はボロボロであった。

    その時、ドアを開けて誰かが入ってきた。

 

 ソウ「...!アヤカ!生きてくれてたのか…良かった...」

    ソウはガクガクと震えながら駆け寄り、優しく抱きしめた。

 

アヤカ「ソウ...ありがとう...でも、ね...今から私、行かなきゃ...」

    アヤカの胸元が光に包まれ、ソウは眩しさのあまり腕で顔を隠した。

    病院の外にはファウストが居た。

 

 ソウ「おい...一体何が...無茶な真似はよせ!」

    ファウストは拳を強く握りしめ、どこかへと飛んで行った。

 

 ソウ「俺も...行かないとな」

    ソウは附属病院を後にし、そのままビーストキラーの元へ向かっていった。

    そのベッドには医療器材が一切なかった事にソウは気付かなかった...

    

 

    グラウンドにて...

 

 

避難者A「みんな!逃げろぉぉぉぉぉ!」

 

避難者達「いやあぁぁぁぁ逃げろぉぉぉぉ」

 

避難者B「もうおしまいだ...この星は...」

    多くの避難者が逃げ、絶望する中だった。

 

???「...」

    一人の青年がエボルトラスターを掲げ、ネクサスへと変身した。

 

ノヴァスタ「...来たかネクサス...」

    

ネクサス「...」

    避難者達の声は一瞬で鎮まり、辺りから音が消えた。

 

ノヴァスタ「来い」

    ネクサスはジュネッスへと姿を変え、ノヴァスタ目掛け殴りかかった。

    しかし、片手で防がれる。

    強靭なその手はネクサスの拳を離さず、空中を一回転させ地面へ叩きつけた。

 

ネクサス「グッ...」

    そして、ネクサスを踏みつけながら言った。

 

   

    その頃...

 

   

 ソウ「なんでビーストキラーもブレイザーもブレインもダメなんだよ!」

 

ゴウキ「すまない...ソウ...ビーストキラーはバッテリー修理。

         グレイン,ブレイザー号は強化&修繕中だ...」

 

 ソウ「なんでこんな時に限って...いや...まだあれが...」

 

 

    一方...

 

 

ノヴァスタ「...ネクサスも落ちぶれたモンだな」

    エナジーコアを踏みにじり、トドメを刺そうとするもパーティクルフェザーを

    放たれ、ノヴァスタは怯み、その間に攻撃を避けた。

    ネクサスはセービングシュートでノヴァスタの両腕を縛り付ける。

    

ノヴァスタ「...弱者め」

 

メフィスト「俺を忘れてもらっちゃ困るなぁ」

    メフィストはネクサスの背後を取り、蹴り飛ばした。

    直後にメフィストクローからダークレイシュトロームを放つも

    ネクサスは瞬時に起き上がると、サークルシールドを展開し、防ぎ切った。

    その間にネクサスはジュネッスブルーへと姿を変えていた。

  

ノヴァスタ「ええい...!」

    ネクサスの光の鞭を引きちぎり、ノヴァスタは大きく飛び跳ねると、

    勢いをつけ、ネクサス目掛けて体当たり。

    ネクサスもそれを察し、躱そうとするもメフィストによるダークレイフェザー

    によりその位置から動くことを阻止され、体当たりが直撃した。

    

ネクサス「デアァァァァ...!」

    地面に強打したネクサスは一気に体力を削り取られ、エナジーコアの点滅が始まった。

    すると、ノヴァスタはネクサスの両腕を後ろから掴み、動きを制限した。

 

メフィスト「お前が守りたいのは人間なんだよな...なら今から...」

    メフィストは逃げ遅れた子供を掴むと、こう言った。

 

メフィスト「この子をお前は救うことが出来るのか?ネクサス」

 

 子供「うあぁぁぁぁぁん!ああぁあああぁぁぁぁあ!」

    子供の鳴き声がネクサスの胸を締め付ける。

    しかし、助けようにもノヴァスタに腕を強く掴まれ動けない。

    

メフィスト「5...4...」

    必死にノヴァスタの手を振り払おうとするも強靭なヤツの前では不可能。

    もう祈ることしかできない。

 

メフィスト「3...2...」

    子供の泣き声だけが聞こえる。

    もう助けられないと思った時だった。

    一筋の光...いや一筋の闇がメフィストを止める。

 

メフィスト「なんだ...ファウストか...!」

    メフィストの手にはもう子供はおらず、ファウストが優しく包み込み、地上へ放した。

 

 ソウ「ナイス!...無理はすんなよ!」

    子供を受け止めたソウは『2』に姿を変えると高速で子供を遠くへ送った。

 

メフィスト「チッ...所詮お前はただの人形だ。なら...」

    メフィストは眉間に手をかざした。

    そしてファウストから自由を奪っていく...

    ファウストは頭を抑え、呻き始めた。

    背後から徐々に黒いモヤが発生し始めた。

 

メフィスト「だからお前は俺の...操り人形なんだよ」

 

ファウスト「...俺は...俺は一体何なんだ...そうか...」

    その時、何処からか女性の声が聞こえる...

    

   「...ファウストは...私の心...ファウストなんだ!」

 

メフィスト「...誰だ?」

    すると、ファウストの黒いモヤは消え去り、光がファウストを包み始めた。

    メフィストは眩しさのあまり、距離をとった。

 

ファウスト「...いや、俺は人形なんかじゃない...俺は...ウルトラマンだ」

    失われた目の光が復活し、コアゲージも青く淡い色に染まった。

 

メフィスト「お前如きがこの俺に勝てると...」

    瞬く間にファウストの一撃がメフィストクローを破壊した。

  

ノヴァスタ「...!」

    ノヴァスタの握力が一瞬弱まった。それに気づいたネクサスは

    アローアームドネクサスからシュトロームソードを生成し、

    ノヴァスタの両腕を切り落とした。

 

ノヴァスタ「生意気な...」

    瞬時にネクサスはメタフィールドを展開した。

 

ファウスト「俺はお前の事は嫌いじゃない。だが、その考えは嫌いだ」

 

メフィスト「...俺とお前の格の差を見せつけてやる」

    砕けたメフィストクローを手に2体の戦闘が始まった。

    

 

    一方...

 

 

ノヴァスタ「その程度か...もっとぶつかれ...もっと荒ぶれ!」

    ノヴァスタの腕が再生し、先ほどよりは細くなった分、指先が鋭利になっている。

    ノヴァスタはネクサス目掛けて突進を行うも軽やかに躱し、ネクサスは反撃の

    ネクサスハリケーンでノヴァスタを半分ほど地面にねじ込ませた。

    しかし、あっという間に抜け出すと、ノヴァスタは尖爪を振り回す。

    シュトロームソードで応戦しするも、爪は欠けることなく、

    ネクサスの体力は徐々に削られていく。

    

ノヴァスタ「どうした...やはりお前はその程度か」

    押され続けてると感じ、ネクサスは瞬時にノヴァスタの足を取り、

    自身を軸に横回転し、勢いをつけノヴァスタを投げ飛ばした。

 

 

    一方...メフィストの砕けたメフィストクローからはまともな攻撃技は出ず、

    光を手に入れたファウストが優勢であった。

 

 

ファウスト「俺がお前を越えるときが来たんだ...!」

    ファウストからは光が溢れ出し、メフィストを圧倒していた。

    すると、メフィストは上空へ飛び立ち、アームドメフィストにエネルギーを溜め始めた。

    ファウストも合わせるように上空へ飛び立ちながら、コアゲージにエネルギーを溜め、

    ソウルレイ・シュトロームを放った。

    それに対し、メフィストはダークレイ・シュトロームを放ち、

    光線と光線がぶつかり合い、火花を散らしていた。

 

メフィスト「この...格の違いが分かるか?闇は光をも喰らう力を持つ...

      今までのお前はそうだったよな...俺たちの元へ戻ってこい!ファウスト!」

 

ファウスト「俺は...守るんだ...人間を...私は...助けるの...家族を...」

      ソウルレイ・シュトロームの威力が上昇し、メフィストを押していく。

 

メフィスト「俺が人形ごときに負けるはずが...何故だ何故だ...ぁぁぁぁぁ」

    メフィストは爆散し、フィールド内から姿を消した。

 

 

    一方...ノヴァスタは地面に何かを投げ捨て、大きく飛び上がって言った。

 

  

ノヴァスタ「さぁ...来い!」

    ネクサスはアローアームドネクサスを交差させ、オーバーレイ・シュトロームを放った。

    その光線はノヴァスタの胸元に直撃し、ノヴァスタはこう言った。

 

ノヴァスタ「計画通り...」

    その時だった。ノヴァスタが赤く光り始め、大爆発を巻き起こした。

    その爆発はすべてを吹き飛ばし、消滅させた。

    メタフィールドは消滅し、ネクサスは消滅。ファウストは防ぐものの防ぎきれず、

    消滅してしまった。その爆発は消滅したメタフィールド内から大量に溢れ出し、

    謎の青い発行体が街を埋め尽くした。

 

 少年「青い雪だ!」

 

 母親「青い雪...?...本当だわ...何よこれ...」

 

避難民C「なんだこれは?」

 

避難民D「虫...じゃないか...」

 

避難民E「キャアァァァァァ!」

    その悲鳴の原因、それは...

 

避難民E「私のコロンちゃんが...なんで...!」

    そこには変わり果てた犬がリードを外そうとのたうち回っていた。

 

避難民D「こいつは...最近出始めたビーストってのじゃ...」

 

 少年「...ママ...なんだか気分が...ゔっ...」

 

 母親「大丈夫...?翔ちゃん...いま病院に...」

 

 少年「ううん大丈夫だよママ...ちょっと後ろ向いて~」

 

 母親「どうしたの?翔ちゃ…ぐふ...」

    少年は母親を刺し殺した。

 

避難民D「一体何が...みんなー!あの青いのに当たったら死ぬぞ!今すぐ家のな…ぎゃっ」

   

???「グギァァァアァァァァァ!!」

    ビーストが避難民をまた一人噛み殺した。

    避難所ではビースト化する事態が発生し、多くの人間が逃げ惑う事態となった。

 

 

    その頃...

 

 

リヴィ「お帰り...それで計画ってなんだったの?」

    そこには人間態のメフィストが居た。

 

イオリ「この姿で言うのもなんだが...今さっきビーストと人間を共存させる方法を見つけてね」

 

リヴィ「それって本当ですか...?」

 

イオリ「あぁ、本当さ。それで、コイツを連れてきた。さぁ、出ておいで...ノヴァスタ」

 

リヴィ「ノヴァスタ...?ブラックの手下の...!」

 

ノヴァスタ「何か文句でも」

 

リヴィ「いや...人間とビーストが共存できる日が来たのね...これで...

    イヴェルザ様の言ったような幸運が...これでこの星が幸せに...」

 

イオリ「...そうだな」

    イオリはリヴィの背後に『1』を突き刺した。

 

リヴィ「キャッ...な、何をしたの...」

 

イオリ「残念だが、お前はもう用済みだ。計画は成功したからな...」

 

リヴィ「...イヴェルザ様の言ってた幸運って...騙したのね?」

 

イオリ「ビーストと人間が共存できるように人間自体をビーストにすれば良いんじゃないか」

    

ノヴァスタ「それに今日からお前はビーストとして生きてもらうぞ」

 

リヴィ「ふざけな...いで...」

    リヴィは石ころをノヴァスタに向かって投げた。

    しかし、石はノヴァスタをすり抜けた。

 

リヴィ「当たってな...ヴぉアァ?」

    服が裂け、皮膚が溶けそこから新しい筋肉が露出してきた。

 

ノヴァスタ「ザギ様...復活まであとわずかですね...」

 

イオリ「素晴らしいビーストに変貌したな...『1』の力の恐ろしさがよく分かるよ」

 

リヴィ?「うギィィあキアユゔアァァァァ」

 

イオリ「ノスフェルとマガロドゥ...良い組み合わせだ…」




 登場ビースト

・マルチュードタイプビースト ノヴァスタ

 体長 2.1m~56m

 体重 150kg~3万5000t

・その他ビースト

 平均体長 1.54m

 平均体重 79kg


 (ウルトラマン ファウスト)
 
 体長・体重 ダークファウストの頃と比べ変化なし

☆説明
 光に憧れ、光を飲み込み、光となったファウスト。
 メフィストに操られなくなり、自由となった。
 カギとなったのはファウストの中にわずかに残った魂(ソウル)。
 その魂は誰のものか...不明である...。

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