ウルトラマンネクサス×ULTRAMAN アナザーストーリー   作:模造品ザギさん

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Episode.7 希望 -アーティフィカル-

 

 

 ソウ「なんでこんな物騒な森で寝てんだよ」

    ソウの声がはっきりと聞こえた。

 

 ライ「ん...」

    目を覚ますと目の前にソウがいた。

 

 ライ「腕の傷が癒えてる...?」

    眠る前にあった深い切り傷が無くなっていた。

 

 ソウ「おい、どうかしたか?」

    ソウは不思議そうに聞いてきた。

 

 ライ「...いや、ちょっと転んでそのまま気を失ってたみたいで...」

    ソウに本当の事は言えなかった。

 

 ソウ「そうなのか...やっぱこの森物騒だな、一旦基地に戻ろう」

    ソウは僕を車に乗せて基地まで運んでくれた。

 

 

   廃墟にて...

 

 

ブラック「集めた欠片の数が...ザギ様本体の10%にも満たないだと...?」

 

メタフィル「この星の大地に落ちる確率は100%...

      何年も前に落下した欠片が大半地中に埋まっていると思われます」

       

ブラック「すでに落下した欠片が埋まっている...か...」

 

メタフィル「私の同族、『リチリオン』なら地中に埋まっている欠片を集められるかと」

 

ブラック「『リチリオン』...フッ、召喚してみるか」

     ブラックは右手を地面に押し付け目を閉じた。

     

 

ブラック「ビースト・サモンズ‼」

     足元の空間が歪み、その歪みの中から『リチリオン』が姿を見せた。

 

リチリオン「ナニガ...モクテキ...」

 

 

ブラック「人間を喰ってもよい そのかわり、

     地中に埋まっているザギ様の欠片の回収を手伝ってもらいたい」

 

リチリオン「ザギサマノカケラ...ニンゲンクイホウダイ......ヤル...!」

      こうして、ザギの欠片回収チームに一体加わった。

 

 

   ビーサエット基地にて...

 

 

ハルヒ「それは災難だったわね」

 

 ソウ「ハルヒはまだライに自己紹介してなかったっけな?」

    

 ライ「確かに、初対面ですもんね」

 

ハルヒ「...私は 大塚 ハルヒ 副隊長として指揮を執ってます」

    ハルヒは自己紹介を終えると、どこかへ行ってしまった。

 

 ライ「まだ、僕の自己紹介が...」

 

 ソウ「アイツ、照れ屋なんだよな...たぶん」

    ソウはコソコソ声で話しかけてきた。

 

 ソウ「まぁ、すぐにお前とは分かり合えるさ!さてトレーニングするぞー!」

 

 ライ「ちょ...ちょっと待って!」

    

 ソウ「どうした?そんな深刻そうな顔して」

   

 ライ「昨日出現したネズミ型のビーストについて知りたくて...」

    ソウは「ちょっと待ってろ」と言い、資料室の方へ走っていった。

 

 

   数分後...

 

 

 ソウ「この資料は『ノスフェル』についてをまとめたものだ」

 

 ライ「あのネズミ型ビースト、『ノスフェル』って呼ぶんですね...」

 

 ソウ「ヤツは本物の悪魔だ...」

    ソウはおちついた口調で話し始めた。

 

    

 ソウ「昨日の事だ。俺はお前を監視役に任命した後、巡回をしていると

    4mほどの小型ノスフェルが鉱山作業員を喰っているところを目撃した。

    俺は、作業員たちを助けようと腰に装着していた『グラインコメット』を使い、

    ノスフェルの腕目掛けて発砲し、腕を破壊することに成功したが...

    一瞬のうちに再生し、そのまま辺りに居た作業員を全員捕食してしまった...

    ネクサスが現れると巨大化し、ネクサスを爪で引き裂いた。

    俺は目の前に居た作業員たちを救えなかった...」

 

 ライ「ソウさんは...」

 

 ソウ「俺一人の問題だ、お前は気にしなくていい」

    僕はこれ以上何も言わず基地を後にした。

 

 

   その後、僕は藤見さんの元へ向かった。

 

 

 藤見「『ノスフェル』...私はまだヤツの姿を覚えている。

    禍々しいネズミのような姿をし、鋭利な爪を持っていた。

    私はリライとまだ一体化できた頃、ヤツと戦った思い出がある」

 

 ライ「...そういえば、先日『ノスフェル』に左腕を引き裂かれました」

    

 藤見「引き裂かれた..だと...?」

 

 ライ「でも、眠っている間に傷口が塞ったみたいで...」

    

 藤見「ライくん、ちょっと来てくれ...」

    藤見さんに言われ後を付いていき、小さな石碑が見えてきた。

    藤見さんがその石碑に触れると、階段が石碑の下に現れた。

    僕はその階段を降り続けた。そこにあったのは巨大な遺跡だった。

   

 藤見「驚いたかい?ここはリライと初めて会った謎の遺跡だ」

 

 ライ「こんな所がこの町にあっただなんて...」

 

 藤見「ここには元々、リライと悪魔が封印されていたんだ

    今は誰も何も封印されてないただの遺跡だがな...」

 

 ライ「悪魔...?『ノスフェル』の事ですか?」

 

 藤見「『ノスフェル』よりも恐ろしい悪魔さ。それに、悪魔は今は別の場所に封印してある」

 

 ライ「別の場所ってどこですか...?」

 

 藤見「...このことは口が裂けても言えないんだ。

    ライくん、この星を守るためにも我慢してくれ」

    藤見さんはこの時、姿が違って見えた。その姿は、まるで『ネクサス』...

 

 藤見「この遺跡の存在を知ってもらいたくて、私はライくんに場所を教えたのだよ。

    それに、私はいつ死んでもおかしくない...もし私が死んだら、この遺跡を守ってくれ」

 

 ライ「...はい」

    藤見さんの死を考えた途端、頭が真っ白になった。

    

 藤見「そうか、これで死ぬときは安心して死ねるよ…」

    僕は藤見さんの腕を引きながら地上へと戻った。 

    すると、ホログラムが作動した。

 

Hソウ「ライ、今基地に来れるか?」

   ソウからの連絡だった。

 

 ライ「はい、今から行きます」

 

Hソウ「おっしゃ分かった!待ってるぞ!」

    ホログラムは消えていった。

 

 ライ「藤見さん、基地に行ってきます。今日はありがとうございました。」

 

 藤見「気を付けるんだぞ~」

    藤見さんは優しく見送ってくれた。

 

 

   基地にて...

 

 

 ソウ「そろそろアイツが来るはず...」

 

 ライ「来ました!」

 

 ソウ「ヨシ!これから地下研究室に行くぞ!」

 

 ライ「...地下⁉」

 

 ソウ「そっか、まだ言ってなかったもんな

    スゲェもんが完成したんだ!」

    僕は地下研究室に向かってそのスゲェもんを見せてもらうことになった。

 

 ソウ「コレだ!その名も...『ビーストキラー』‼」

 

 ライ「大きい...」

    巨大な体を持ち、右手には鉤爪を持ち胸部にはネクサスに似たコアがある。

 

ゴウキ「完成まで、あと少し...あとは操縦席を作るだけだ!」

 

 ソウ「ゴッキーお疲れ様!」

 

ゴウキ「おい!ソウテメーゴキブリみたいに俺を呼ぶなって言ってんだろ!」

    50m離れていてもゴウキの声ははっきりと聞こえた。

 

 ソウ「はいはい、ゴウキ~ライ連れてきたぞ!」

 

ゴウキ「やっとか!自己紹介をする...俺の名は          よろしくな!」

                アナウンス「休憩時間に入ります。」

 

 ライ「聞こえなかった...」

 

 ソウ「アイツの名前は 石原 ゴウキ だ。

    捕まると、俺より面倒だぞ~」

 

 ライ(自分が面倒な人だって気づいてるじゃん‼)

 

 ソウ「にしても、マコト隊長の見つけた黒い欠片がこんなに役に

    立つとはなぁ...さすが隊長だな」

    黒い欠片と聞いて、一人の女性を思い出した。

 

 ライ「...どうしてるんだろ」

 

 ソウ「なんかいったか?」

 

 ライ「いえいえ、なんでも...」

    僕は地下研究所から地上の基地へ戻った。

    

 

    次の日、再び『ノスフェル』が出現した。

 

 

   

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