聖剣と死神が歌と出会うとき 作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア
リリカルなのはから続くソウ物語の新作になります
暫くはプロローグにお付き合い下さい
『これで、本当にサヨナラだ、みんな』
生命の蘇生、世界からしたら大罪のそれを犯した青年は仲間達の目の前で消えようとしていた
『嫌です!消えないで※※さん!!』
『そうです!私のために…消えないで下さい!』
『パパ!!』
『お父さん!消えちゃ嫌です!』
二人の少女と青年の子と思われる少年少女が青年を止めようと必死に声を掛けるが青年は首を振った
『ごめん、みんな。でも、もういいんだ。俺の全ては※※※に託した。それでも直ぐに消えるはずだった、俺がみんなと数日だけでもいれてよかった、思い残すことはもうないさ』
『嘘は言わないでよ!』
青年の言葉を紫髪の少女が大声で否定し、青年の前に歩いてくる
『思い残すことはない?どうして、そんな嘘つくの!?※※は言ったよね!!※※※達の卒業式をみたいって!※※※達の結婚式に出たいって!それに、ボクとちゃんと式をあげたいって!言ってたよね!?どうして、思い残すことはないなんて言えるの!』
『その辺のは諦めただけさ』
『嘘だよ!※※は嘘つくとき人の顔を見ないよね!本当の気持ちを言ってよ!』
紫髪の少女は泣きながらも青年に叫んだ
青年は溜息をはいた
『本当にお前には嘘がつけないな……そりゃあ、思い残したこともある。でも、もう時間がないんだよ!俺の全ては※※※にあげたんだ、もう俺にはとどまる体も魂もない!諦める以外にもうないんだよ!』
『方法は一つある!※※がやったようにボクが※※に全てを託す!』
『なっ!?ダメに決まってるだろ!?』
紫髪の少女の放った言葉を青年は否定した
青年は少女に同じ道を歩んで欲しくなかった
『それに、俺のために消えるのは辞めてくれ!アイツが目の前からいなくなった時の思いはもうしたくないんだよ!』
『確かに※※の気持ちもわかるよ!!でも、ボクも……みんなも※※が消えるのは嫌なんだよ!だから!』
突然に紫髪の少女の体が黄金に光り出した
その光景を青年は必死に止めようとした
『やめろ!お前までこっちに来ることはないんだ!だから、辞めてくれ!!
ゆうちゃん!!』
簡素だが、そこそこ広い部屋で水色髪の少年は勢い良くベットから上半身を起こした
悪夢でも視ていたのだろうか汗をかなりの量をかいていた
「……今のは…夢か。あの夢はなのちゃんと会う前ぶりか?」
少年は夢の内容を思い返していると扉が開く音が聞こえ、扉の方を向くと
白銀の甲冑と深緑の外套を身に付けた金髪の騎士らしき男性が立ってた
「目が覚めましたか」
「はい、助けて下さったと思うのですが……ありがとう御座います」
「気にする必要はありません、王の命令でしたから」
王、少年…ソウはここが王城だと初めて知るが、あまり驚きを見せていなかった
「俺はソウといいます」
「私はガウェイン。このキャメロットの王、アーサー王に仕える騎士の一人です」
「(ガウェイン!?と言うことはここは、かの有名なアーサー王が納めるブリテンのキャメロットなのか!?)」
サー・ガウェイン
『太陽の騎士』や『忠義の騎士』と呼ばれることもある騎士。アーサー王の甥であり、アーサー王の影武者、そして王が倒れた場合の代理候補の一人であり、アーサー王の片腕。
ソウは昔、妹や親友達と何度か〝アーサー王伝説〟を読んだことがあった
「ガウェインさん。俺は…私はどうしてここに?」
「あなたは、数日前に空から落ちてきたのです。覚えていますか?」
「いえ…特には…」
「そうですか…こちらも一緒に落ちていたので回収しておきました」
「ありがとうございます」
ガウェインが渡してきたのはソウには見覚えのある剣十字が装飾された茶表紙の本だった
「(夜天の魔導書!?どうしてはやてが持っているはずなのに!?…もしかして、
「目を覚ましたら王と謁見することになってましたが……先ずは汗を湯あみで流した方がいいです。案内しますが動けますか?」
「はい」
ガウェインに言われるがままにソウはベットから立ち上がり、部屋を後にする
この時はこの後に起こることは二人は知らなかった
「ここです。私は着替えを持ってくるのでゆっくりしてください」
「わかりました、ありがとうございます」
ガウェインに言われるがままにソウは風呂のある扉を開き中に入った
中は広めの簡素な脱衣所とその奥には湯気が立ちこめているのが見えるため風呂に続いているのだと考えた
「いろいろと考えることはあるけど、一先ずは風呂で汗を流そう」
ソウは服を脱ぎ捨て、本を置くと風呂の方に向かう……が、通路を半分す過ぎたところでソウは昔から鍛えていた気配察知で人の気配に気がついた
「(一人いるな……ガウェインさんが案内してくれたから大丈夫だと思うが…)」
ソウは気配に気がつきつつも大丈夫だと思い、そのまま進んでしまう
この時もう少し気配を確認していれば、少しでも疑問に思っていれば防げたであろう悲劇は起こってしまった
「む?ガウェインか、助けた奴は起きたか?」
「ランスロット卿、ええ。少し前に今は湯あみさせているところです」
ガウェインが服を取りに行くと、紫髪に黒のような紫の甲冑を纏う青年と出くわす
青年……ランスロットは〝湯あみ〟と聞き焦りを見せた
「マズい!ガレスが汗を流したいと湯あみに行ったばかりだ!」
「いけない!直ぐに行かなければ!」
「いや、お前は服を持ってきてくれ、私が行く!」
『嫌あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!』
二人が行動に移そうとしたとき、時既に遅しと言わんばかりに悲鳴が城全体を響き渡った
その頃、ソウは……
「ま、待ってくれ!話を聞いてくれ!」
「問答無用です!」
外でガウェインとランスロットが話していたガレスと呼ばれてた少女が悲鳴を上げると風呂場からソウとは違う通路に消えると鎧に槍と盾の全身武装で風呂場に戻ってきてソウを攻撃してきた
ソウは話を聞いて欲しかったがガレスは問答無用で槍で突撃してくる
「(どうする!?今回は完全に俺が悪い…話を聞いて欲しくても錯乱してるのもあって全く話を聞いてくれそうに無い……攻撃するわけにもいかないし…彼女の悲鳴でガウェインさんが来るのを待つか?いや、それはそれでマズいのか?敵意が無いのを示せれば……まあ、これが1番か)」
ソウはガレスの槍をひたすら避け、考える時間を作り考える
考えを纏めたソウはガレスの槍を
「え……」
「……ゴフッ」
「「なぁ!?」」
自身の槍に突かれたソウにわけが分からず動きを止めたガレス、それけら直ぐにガウェインとランスロットが風呂場に入ってきてガレスの槍に突かれたソウを見て驚く
「ら、ランスロット卿、ガウェイン卿!こ、これは……」
「ガレス弁解は後です。その槍を先ずは抜きなさい」
「は、はい」
ガウェインに言われガレスは槍を抜いた、槍を抜いた瞬間、槍で止められていた血が大量にあふれ出た
この場にいる3人は思ってしまった〝既に手遅れ〟だと
膝から崩れ落ち持っていた槍を落としたガレスは甲冑姿でわかりにくかったが涙を流し声が震えていた
「ご、ごめ……ごめんなさい……私の……私のせいで…」
「き……に……な……う……て……る……も……」
「今は喋らなくて言い!!」
途切れ途切れに喋るソウにランスロットが声を荒げる
すると、ここにいる4人とは違う足音が複数聞こえてきた
「悲鳴を来てみれば大変なことになっているみたいじゃないか。アーサー?」
「そうだな」
「王!?マーリン!?」
ランスロットとガウェインが人影を確認すると跪いた、ガレスも未だ泣いてはいたがランスロット達と同じく跪く
人影の1人は青いドレスに白銀の甲冑を纏い見目麗しい金髪翠眼の少女でもう1人は白いフード付きローブをまとった銀色の長髪の青年だった
「ランスロット卿、ガウェイン卿。何があったか説明しなさい」
「はっ!目覚めた彼を湯浴みさせるためここへ。私は着替えの服を用意するため入口で別れました。それからランスロット卿と遭遇しましてガレスが湯浴みにいったと言われ、戻ろうとした時には既に遅くガレスの悲鳴が聞こえました」
「アーサー?話は後で聞いた方がいいよ?彼、もう持たない」
「なに?」
ランスロットとガウェインから話を聞いていたアーサー王にマーリンがソウの事を伝える
アーサー王はソウの前に歩み寄り呟く
「我が騎士がすまない」
「…き……で……さ……い」
「そうは行かないのだ、我が助けると命じてこのようなことになってしまったのだからな」
ソウの途切れ途切れの言葉をアーサー王は理解し話を続けていた
「……ほ……を………ん…を…」
「本?」
「アーサー。多分、これのことをいってるんじゃないかい?」
ソウが夜天の魔導書を取ってきて欲しいことをなんとか伝えようとするとマーリンが夜天の魔導書を持ってきていた
「あ……が……う…」
「お礼は素直に受け取りたいんだがね、その本は傷を治せるのかい?」
マーリンの問にソウは僅かに頷く
夜天の魔導書が【闇の書】の状態であればソウが助かる可能性は既に無いのだが、ソウは夜天の魔導書が【闇の書】の状態ではないことを知っていた
前世での【闇の書事件】でクロノ・ハラオウンから聞いていた一つに【闇の書】は主が瀕死になれば暴走し周囲を巻き込み転生するがあったが、ソウは既に瀕死で転生機能が起動してないのをみてそう感じていた
「(……問題が自己進化プログラムもないはず。この傷を治せるか?一応はその魔法は知ってはいるが…)」
『主が魔法を使う必要は無いです』
ソウの耳に女性の声が聞こえたが、この場にいるアーサー王やガレスのものではなかった
「(まさか……お前はリインフォース…なのか?)」
「お久しぶりです、我が主……いえ、夜天の盟友・白夜の盟主ソウ・S・スプリングフィールド」
ソウの目の前には、耳には確かに銀髪の女性の姿が見え、声が聞こえていた
「(どう…して?)」
『私はあの時確かに消えました…ですが、次に目を覚ますと再び夜天の魔導書の管理人格になってました…そして、私は覚えていませんでしたが、闇の書と言われる原因となった自己進化プログラムを主から組み込まれ、闇の書と呼ばれるようになりかけました』
「(なりかけた?どういうことだ?今の夜天の魔導書は闇の書状態ではないのか?)」
『はい…夜天の魔導書は以前とは幾つか違います、まず、将達、守護騎士プログラムが存在しません。そのかわり別のプログラムが存在します』
「(別のプログラム?)」
『はい……これ以上は我が主の肉体が持ちません。お話は回復させてからさせていただきます』
「(そうだな…なんとかなるのか?)」
『はい、お任せを我が主。』
少しだけ、念話で話していたがソウの体が限界なため、リインフォースが話を一度切り、回復を行おうとしていた
『シャマル、力を借りるぞ。〝癒しよ〟!』
夜天の魔導書から緑の光が溢れ、ソウを包み込む
光に包まれたソウの傷はみるみるうちに塞がっていき、数分足らずで治ってしまった
「リイン、甲冑を」
『はい、我が主』
ソウは光が収まる前に今の自分の状態をなんとかしたくリインフォースに甲冑を指示する
リインフォースは一言だけ言うと、黒主体の黄色いラインの半袖短パンがソウに着せられた
「……お騒がせしました」
立ち上がったソウは言いづらそうに言葉を発する
それもそのはず、アーサー王含めこの場のソウ以外が目を丸くしていたのだから
「…今のは?」
「この魔導書の力です。えっと、アーサー王様?」
「なるほど…貴殿は……いや、今はよかろう。我はアーサー……いえ、私はアルトリア・ペンドラゴン、このキャメロットの王です。改めて私の騎士がすまないことをした」
今回の騒動をアーサー王…アルトリアがソウに頭を下げる
ソウは王自ら頭を下げられ内心動揺していた
「頭をお上げ下さい、王様。今回のは不慮の事故なのです、気にする必要はありません。それに、謝るのなら私の方です。私も彼女の裸を見てしまったのです。あなたにも恥ずかしい思いをさせてしまった、申し訳ございません」
「あっ、えっと…私こそすみません。パニックになっていたとはいえ…アーサー陛下が助けたあなたに攻撃して重傷を負わせて……アーサー陛下。私はいかなる処罰も受ける覚悟です」
「そうか、ではガレス卿。あなたに罰を与える」
ソウは自分にも非があると言ってはみるがガレスは罰を受ける覚悟をアーサー王に伝えるとアーサー王はガレスに罰を下そうとする
「ガレス、あなたはこれから彼と一緒に歩み罪を償いなさい。それが、あなたに与える罰です」
「はい……はい?」
「「!!??」」
「おやおや、そうきたかアーサー」
「王様、今なんと?」
アーサー王からの言い渡された罰の内容にガレスは首をかしげ、ランスロットとガウェインは驚愕しマーリンは笑みを浮かべ、ソウはもう一度聞き返した
「なら、改めて言おう。ガレスは今日から其方の妻となりその身で罪を償うのだ」
ソウは聞き間違いではなかったと頭を悩ませた
「……あなたはこれで…」
「私は罪を犯した身、罰があなたとのけ、結婚することであるなら……」
「違うだろ!?」
「「「「!!!???」」」」
ガレスの言葉を途中で遮りソウが怒鳴った
「罰が俺との結婚だからそれを受け入れる?違うだろ!結婚は好きな人とする物だろ!?政略結婚では無い限りそうだろ!?王様の命令だからといって何でもかんでも頷くのは違うだろ!?」
「それはそうですが……」
「俺は好きでもない女と結婚しろと言われてはい、そうですかと頷くつもりは無い」
今回の結婚にソウは異議を唱える
〝好きでもない女〟と言うソウの言葉にガレスは胸にトゲが刺さった
「言いたいことはわかった…では其方は何を望む?」
「俺をこの人の部下として騎士団に入れてほしい。王に望むのはそれだです」
「ガレス卿の部下として騎士団に?理由を述べよ」
「この人の部下として近くにいたのです。俺…私は先程、好きでもない女と結婚はしないと言いました……ですが、このままでは死罪になるかもしれないですよね?」
「……ええ、本来であれば死罪になる罪です。今回は其方が生きているからこそ軽くなりましたが…」
「私の所為で死罪になるのは目覚めが悪いです。なので、一つのチャンスを与えたい……私を惚れさせて結婚までする…こんなのでどうでしょうか?」
ソウの言葉に全員が目を丸くし、本の中ではリインフォースが苦笑いしていた
「そのために騎士団に入りたいと?」
「これもありますが、一般人でいるよりも戦場に出ている方が性に合ってるので」
「ふむ…」
ソウの言い分にアーサー王が考え出してから少しするとマーリンが何かを感じたのか
「アーサー、考え込んでる途中で悪いけど、〝アレ〟が現れたみたいだ」
「なに?わかった、ガウェイン!ランスロット!」
「「はっ!」」
アーサー王の一声でガウェインとランスロットは返事をすると立ち上がり走り出した
「ガレスは着替えてから来るように、其方は一緒に来い」
「はっ!」
「分かりました」
アーサー王に言われるがままソウは付いていくと城下町が見渡せるテラスに連れて行かれる
「アーサー王。〝アレ〟とは?」
「城下町を見よ」
アーサー王に言われ見渡すと人型を保ってはいるが全身オレンジ色の何かが人を襲っていた
「アレは?」
「アレは我々はノイズと呼んでいる」
「ノイズ?(リイン、知ってるか?)」
『はい、前世には存在を確認しておりませんが、今世では数度遭遇したことがあります』
ノイズ、ソウは言葉としては知ってはいたが、城下町で暴れている化け物としてみるのは初めてだった
「ノイズは人を殺す化け物だが、こちらからは接触することもできない。剣も弓、建物すらすり抜けてしまうのだ」
「位相差障壁、こっちの物理法則を無視できるのよ、ノイズわ」
アーサー王でもリインフォースでもない声が聞こえふり向くと金長髪の女性が立っていた
「遅いぞ、フィーネ」
「申し訳ございませんでした。アーサー王」
「フィーネ?(終わりの意味を持つ者?)」
ソウは一目見ただけでフィーネという女性に違和感と不信感を感じていた
「位相差障壁とは?」
「通常物理法則下のエネルギーによる干渉をコントロールする能力で、ノイズ自身の「現世に存在する比率」を自在にコントロールすることで、物理的干渉を可能な状態にして相手に接触できる状態、相手からの物理的干渉を減衰・無効化できる状態を使い分ける。要はノイズには物理法則は効かないってことよ」
「なるほど…あれ?どうかしました?」
フィーネと呼ばれた女性の説明を理解するとアーサー王達がこちらを見ていた
「其方は今のを理解できるのか?」
「まあ、それなりにですが。ところでアーサー王、建物と道には傷を付けない方がいいですよね?」
「いや、ある程度なら問題ない……出てくれるのか?其方には関係ないことだぞ?」
「関係なくはないですよ、アーサー王」
ソウはアーサー王の言葉に否と答えた
「これからは騎士団に入るんだ、関係なくは無いんだ。俺は戦うことができる、ノイズを倒せるかもしれない力がある。なら、騎士団に入る前でも俺には守る為に戦う資格がある。それこそが俺、【ソウ】の役目なのだから!!」
ソウはこれだけ言うとテラスから落ちていった
ソウはこの時気がついていなかったが着替えを終えたガレスが影で聞いていたのだった
「リイン、杖は!?」
『すみません、我が主、服は前世のをモデルにして作ったが杖はまだです』
「なら、クロイツと同じのでいいから出してくれ!!」
『分かりました』
「それから、俺のことを主と呼ぶな。名前で呼んでくれ」
『わかり……いえ、分かった。ソウ!』
飛び降りたソウはリインフォースと話しており、地面までもう少しと言うところでリインフォースが用意した金色の剣十字アームドデバイス〝シュベルトクロイツ〟をソウの手に収まり、空を飛んだ
「ありがとう、リイン。それで、リインはノイズと遭遇したことがあるみたいだが、倒せたのか?」
『いや、当時の主は逃げることを優先したので戦闘はしてない』
「なら、俺でも倒せるか分からないか…まあ、できることをするだけだな」
『はい、そうです。私はノイズの解析をやってみます。解析できればノイズへの糸口が見えるかもしれません』
「任せた!」
リインと話していると騎士達が集まっている上空にたどり着き、ソウはそのまま落下し騎士達とノイズの間に割り込む
【!!??】
「〝ユン・ユリ・ソノ・ミウラ・スキル・マギステル〟【
ソウは後ろで驚いてる騎士達を無視し光の矢をノイズ目掛けて放った
「これじゃあ倒せないよな」
光の矢はノイズをすり抜け地面にあたり消失してしまった
ソウは分かっていたかのように次を準備し始める
「魔法がダメなら魔導はどうだ?」
ソウの足下に深緋色のひし形魔方陣が展開され、ソウの周りには深緋色の球体が8個浮かび上がった
「アクセルシューター!シュート!!」
8つの球体がそれぞれノイズに向かって飛んでいき、ノイズに直撃しそうになるが先程と同じですり抜けてしまった
「やっぱ、擦り抜けるか……これならどうだ?」
ソウは再び深緋色のひし形魔方陣を展開させ、チャージを始めた
「なのちゃん直伝!ディバイン・バスタアァァァァァァ!!!!!!」
深緋色の特大ビームがノイズを襲い、跡形無く消滅させた
ノイズが消えた後にはグレーの粉が大量に散らばる
「フルチャージのバスターなら消滅は可能……だが、効率が悪すぎる。リイン、解析はどうだ?」
『はい、フィーネと呼ばれた女性の位相差障壁もありある程度は…まずノイズは現世…表世界と仮称しますが表世界では無く裏世界に存在し、表世界に現れるのは通り魔に出くわす可能性よりも低いです。物理攻撃が効きませんが、それはノイズの肉体自体は裏世界にあり、人に接触する時のみ実体化する。簡単に言ってしまえば見えてるのは影です
考えられる対処法は1つ、ノイズを表世界に無理矢理定着されること、ソウのように高威力魔法砲か物量で押し続ければ定着可能だと思います』
「なるほどな…この短時間でよく解析してくれた。」
『いえ、ここまでの解析能力は私にはありませんでした。恐らくは……』
「ユイちゃんの贈り物か。俺がリインフォースに会えるように、リインフォースに解析能力を与えて力になれるように……」
『……はい』
前世のソウの仲間にしてチートAI、〝白夜の妖精〟の名を持つ少女ユイ
解析能力ではスパコンを超え、ユイを敵に回したら管理局が終わるともささやかれていたこともあった
「ソウ!」
リインフォースと話しているとガウェインに声をかけられ、振り向くとガウェイン、ランスロット、ガレスが騎士達の前に立っており、騎士を含めて何処かおかしかった
「今回出たノイズは他には?」
「ここにいたのが全てです」
「なら、良かった。聞きたいことは王含めてお話しますよ」
「良く戻った、ガウェイン。ランスロット。ガレス。」
城に戻るとソウはガレス達に連れて行かれ、謁見の間でアーサーが玉座に座り待っていた
「「「はっ!」」」
3人は一礼すると両脇にはけてる、よく見れば端にはマーリンと黒服の男性が立っていた
「其方も良く戻ってきてくれた。そして、ノイズを倒してくれたこと王として感謝する」
「私にできることをしたまででございます。アーサー王。そして、今まで挨拶をしなかった御無礼をお許し下さい」
ソウはアーサー王にそう言うと息を整えた
「私はソウ。ソウ・S・スプリングフィールド。輪廻を渡り歩く魔法使い兼魔導師出御座います」
これが蒼い死神と呼ばれたソウが歩み出した1ページ
ソウを待つのは天国か地獄か……
続く
最初から詰め込みすぎ?
反省も後悔もしてないです
書きたいクロスを始めただけですよ
文句あるなら書いてから文句言えの精神でこれからもやっていきます