聖剣と死神が歌と出会うとき   作:ヤトガミ・レイナ・マリー・エクセリア

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終わりと始まり2

 

 

 

 

「あれから18年経つのか」

 

 丘の上で自分達が仕える国と城を見据える青年

青年の後ろでは青髪ツインテ、黒マントの少女と金髪、白に赤のラインが施された鎧の女性による剣戟が行われていた

 

「ソウ」

「……ガレちゃん」

 

 ソウに声をかけてきたのは金髪で緑の服を着て片手を同じく金髪赤目で、緑の服を着た女の子と繋いだ女性…ガレスがいた

 

「どうしました?」

「この世界に来たときのことを思い出してな」

「私達の出会いと激動な1日…」

「ああ、あの時〝チャンス〟を与えた〝好きでもない女〟と言ったガレちゃんと本当に結婚するなんてな」

 

 ソウとガレスは18年前、ソウがこの世界で目を覚ました日を思い出していた

ソウとガレスの出会いはある意味最悪だったが、そんな出会いをした二人は8年前のある出来事をきっかけに結婚していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~8年前~

 

 

 

「グィネヴィアの処刑がこれから?」

「……行われます」

 

 緑のボロシャツに短パン姿のソウは自室で私服姿のガレスに話を聞いていた

 

「俺が遠征中に何があったんだ?」

「それは……」

 

 ソウは2週間近く騎士を連れての演習に行っており、先程戻ってきたばかりだった

ガレスの話によるとグィネヴィアとランスロットが不義密通を行っていた、それをアグラヴェインと12の騎士が現場に押しいるが全員、殺害されてしまう

ランスロットは逃亡し不義の罪で王妃であるグィネヴィアは火刑されるとのことだ

 

「なるほどな、わかった。直ぐに準備するから待て」

 

 ソウはそう言うと腰に剣を帯剣し本を抱える

 

「できた、行こうか。ガレス」

「……はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

「来たか」

 

 火刑場でグィネヴィアの処刑を間近にすると轟音とともに慌ただしくなる

ソウはランスロットが来るまで近くで待機していたが轟音を聞き直ぐさま行動に移した

 

「ナッ!?」

 

 ソウが現場に到着すると何時もの鎧姿のランスロットが、ガレスに剣を突き刺そうとしていて、ソウは間に入りランスロットの剣を弾いた

 

「さて、ランスロット卿。グィネヴィアとの関係は興味ないが、お前を敬愛しているガレスを殺そうとした弁解を聞かせてもらおうか?」

「ソウ!?貴殿もいたのか!?」

 

 ランスロットはソウが遠征中なのは知っていたのでここにいることに驚きを隠せなかった

 

「もう一度聞いてやるが、ガレスを殺そうとした弁解を聞いてやる」

「ッ!!」

「待ちやがれ!」

 

 ソウの〝威圧〟に一瞬怯むランスロットだったが、グィネヴィアを攫いかなりの早さでこの場を離脱しようとする

 

「〝解放(エーミッタム)魔法の射手 連弾 光の1001矢 (サギタ・マギカ・セリエス・ルーキス)〟!」

 

 二人に目掛けて光の矢が降り注がれる

ランスロットはグィネヴィアを案じてか動きを止め、光の矢を打ち落としていく

 

「ランスロット及びグィネヴィア。お前らを捕らえる、アーサー王に慈悲を乞うんだな」

「あら?そんなことさせないわよ」

「ッ!スマン!」

「ッ!」

 

 ランスロットとグィネヴィアを捕らえようと進もうとした時、ソウは殺気を感じ、後ろにいたガレスを咄嗟に抱きかかえてその場を離れる

ソウが離れた直後にソウ達がいた場所に光が降り注ぎクレーターを作り出した

 

「フィーネ!!」

「久しぶりね。ソウ?」

 

 ソウは殺気を放っていた者の名前を叫んだ

そこにいたのは大事な所しか隠せていない防具を着て、片手には黄金の片手剣を持った終わりの名を持つフィーネがいた

 

「変わらず痴女か、ランスロットにでも喰われたか?」

「アーサーが潮時なだけだ。私がこんな色男に喰われると思っていたのか?」

 

 フィーネはそう言うと黄金の片手剣の剣先をソウとガレスに向ける

すると先程と同じ光が降り注いだ

 

「ガレス、そのままじっとしておいてくれ!【プロテクション】!【Dēflectiō(デフレクシオ)】!」

「は、はい!」

 

 ソウは避けることができたのを風の盾と深緋色の魔方陣の盾で防ぎきった

ソウが防いでる間、ガレスは抱きかかえられたままだった

 

「逃げられたか」

 

 光を防ぎきったがその場にはランスロット、グィネヴィア、フィーネの三名はいなかった

 

「アーサー王に報告しにいくか、ガレス立てるか?」

「は、はい」

 

 ソウは報告の前に抱きかかえているガレスを降ろそうとするが…

 

「キャアッ!」

 

 ガレスが地面に足を付けて立とうとするが膝から崩れ落ちそうになりソウが支えた

 

「さっきの戦闘で腰を抜かしたか?仕方ないな」

 

 ソウはそう言うとガレスをお姫様抱っこしてみせた

 

「俺の部屋まで我慢してくれ」

 

 ソウはそう言うと何か言いたげそうなガウェインの視線を無視して走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「来たか」

 

 ガレスを部屋のベットに寝かせてきたソウは玉座の間に付くと低いトーンのアーサー王が待ち構えていた

 

「ランスロット卿と共に半数の円卓の騎士が離脱した。ソウ、お前にはガウェイン卿と共にランスロット並びに離脱した円卓の騎士の殲滅してもらう」

「断る」

「なに?」

 

 ソウはアーサー王の王命を断った

アーサー王は断ったソウを睨み付けるがソウは特に気にせずに続ける

 

「いまは軍備を整えるべきだろ?ランスロットと半数の円卓が抜けたのならそれを補わないと他から攻められたりしたら持ち堪えられるのか?それに人望が厚かったランスロットが裏切り民や騎士の動揺が凄いだろ?アーサー王は()()()()いろいろ怨まれてんだ、余り過激なことをしない方がいい。最低でも5年は内政に力を入れろ、俺が断ったのはこういうことだ」

 

 そう、アーサー王の権威は現状低かった。それは、マーリンの所為でもあったがこの時既にいなかったマーリンに何を言っても始まらなかった

 

「さて、報告することも無いみたいだから俺はこれで失礼するぞ。こちとら遠征帰りに痴女(フィーネ)の相手で疲れてんだ。予定通り暫くはゆっくりさせてもらうぞ」

 

 ソウはアーサー王や周りの人を気にもとめずに玉座の間を後にした

 

 

 

 

 

「アーサー陛下にそんな無礼大丈夫なんですか!?」

「ん?まあ、平気だろう。マーリンが居なくなってから相談役と何でも屋を掛け持ちでやってやったんだこれくらいのこと言っても大丈夫だろ」

 

 部屋に戻ったソウは未だ起きれないガレスに玉座の間での出来事を説明していた

ガレスはアーサー王に好き放題言っているソウに半分呆れていた

 

「あの時、なんで助けてくれたのですか?」

「ランスロットに殺されそうになったときか?それともフィーネからか?」

「両方です」

 

 横になったままのガレスが顔だけを椅子に座るソウに向け、真剣な眼差しで聞いてきた

 

「ただの成り行きだ。等に深い理由はないぞ」

「成り行きで私を抱きかかえたのですか?未婚の女性を抱きかかえたと?」

「ガレス、お前あの時のこと根に持ってるな?」

「どうせー私はアーサー陛下の言うことしか聞けない、好きでも女ですよー」

 

 完全に出会ったときのことを根に持っているガレスにソウは苦笑いしていた

 

「好きだよ」

「えっ?」

 

 ソウの一言にガレスは何を言っているのか分からないとそんな顔をしていた

 

「好きと言ったんだ、ガレス。お前のことが」

「嘘なら許しませんよ?」

「嘘なら良かったんだろうけどな…好きでもない女のをこうして自分の部屋に連れて寝かせるわけないだろ?

まあ、()()の所為もあるが」

「呪い…ですか?」

 

 好きと言われ顔をほんのり赤くするガレス、呪いと聞いて不思議そうな顔をする

 

「お前ならいいか……これはアーサー王も知らないことだが…」

 

 ソウはガレスに自分の全てを話した

ユウキのこと、なのはのこと、禁忌を犯してしまったこと、そして、暗殺者だったことも

 ガレスはソウの話を真剣に聞き、受け止めようとしていた

 

「〝輪廻の呪い〟は最初から知ってはいたが、もう一つの呪い〝異性として好きになる呪い〟は自覚できたのは去年あたりだな」

「ソウが私を好きになったのは呪いで…本当は誰でも良かったと?」

「間違ってるぞガレス。確かに〝異性を好きになる呪い〟はあるが誰でも良いというわけじゃ無い惚れる相手を決めるのは俺自身だ。過去に囚われて未来を視なくなった俺自身なんだ」

「ソウ、ソウは幸せですか?」

「さてな、幸せなんてもう分からなくなっちまったな」

 

 ソウの言葉は重い、重い中に悲しみを感じたと後のガレスは語っていた

 

「ソウ、私から言います。私とけっ、結婚して下さい。私が貴方の幸せになってみせます」

 

 ベットから上半身を起こし顔を真っ赤にしたガレスが告白と宣言したのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

~現実~

 

「クッソ!!また負けた!!」

「ワハハハハハ!ボク最強!!」

 

 ソウがが過去のことを思い出していると後ろの平原で行われていた戦闘が終わり、青髪ツインテールの少女が勝ち、金髪の女性が悔しそうにしていた

 

「兄上~」

「モードレッド、お前は目に頼り切ってるからスピード特化のレヴィの動きに対応できないんだ。それから情けない声を出すな。円卓の名が泣くぞ」

「わってるよ、兄上。だけどよ兄上、兄上だって円卓の席次を持たない〝席次無円卓〟って内外で呼ばれてるんだぜ?」

 

 白に赤いラインの鎧を着込んだ金髪の女性騎士……モードレッドがソウのことを兄上と呼び慕っていた

 

「円卓の座はいらないと断ったのにな。おっと、アーサー王がお呼びらしいな、ペティ」

 

 モードレッドが〝席次無円卓〟の話をすると、ソウは苦笑いする

そして、ソウはこちらに近づいてくるブロンドの髪を結った端正な容姿で隻腕の美青年……ベディヴィエールの存在に気がついた

 

「はい、ソウ。アーサー王から()()()()()

「わかった、直ぐに向かう」

 

 時が来た、その言葉でソウはアーサー王が次に行おうとしていることが分かった

6年前、あの事件で離脱していったランスロットと半数の円卓の殲滅だ、アーサー王に5年は内政に力を入れろと言ったがそれ以上に力を入れるとは思っていなかったがソウはとうとう来たと気合いを入れるのであった

だが、この時はソウ以外は知らなかった、数ヶ月以内にキャメロットが崩壊すると

 

 

 そして数ヶ月後、ソウはランスロットと対峙しているわけでは無くカムランの丘にアーサー王と共にいた

相手はソウを兄と慕っていた赤白の鎧を纏い、アーサー王によく似た女性…後に「叛逆の騎士」と呼ばれるモードレッドだった

 

「どうだ父上!!兄上!!オレがこの国を滅ぼした!憎いか父上!!オレを棄てたからこうなったんだ!!憎いか兄上!!ガレス達は逃がしたが他は殺った!」

 

 カムランの丘には死体があたりに散らばり、集めてしまえば山になるほどの人数が死んでいた

その死体の中心でソウとアーサーに叫ぶモードレッド。モードレッドの周囲にはどす黒いオーラが知覚できた

 

「何があった?俺が見てない間に何の力を手に入れた!?」

「モルガンだ!この力はモルガンに貰った!」

 

 モルガン・ル・フェ

アーサー王……アルトリアの姉でありマーリンに比肩するほどの魔術師であったがアルトリアを憎んでいたモードレッドの母親でもある

 

「こうならないようにと鍛えていたつもりだったのにな…」

「やめなさい、ソウ」

 

 ソウが前に出ようとするとアーサー王に止められ、アーサー王が前に出る

 

「モードレッドとは私がやります」

「…わかりました」

 

 アーサー王に言われソウは渋々だったが後ろに下がり、妹分でもあり弟子みたいだったモードレッドとアーサー王の一騎打ちを見守るしかなかった

そして、アーサー王が持つ聖剣≪約束された勝利の剣(エクスカリバー)≫と同じくアーサー王が持つとされている有名な聖槍≪最果てにて輝ける槍《ロンゴミニアド》≫でモードレッドを貫いた

 

「ち……ちち…うえ……」

「…すまなかった、モードレッド。私があなたと向き合っていればこうはならなかった……親として失格だとここに来る前にソウに言われました」

 

 聖槍でモードレッドを貫いたアーサー王は王としてではなく、一人の親として最後の最後で接していた

 

「もしまた貴方に会えたのなら次は親として躾けます…だから、今は眠りなさい」

「ちち…う……あ、あぁぁ…ガアアアアァァァッッッッッ!!!!!」

「「「!!!????」」」

 

 アーサー王に貫かれたモードレッドが突如として苦しみ叫び、モードレッドが纏っていた黒紫のオーラがモードレッドを包み込み変貌させてしまった

 

「黒いノイズ……マズい!!」

 

 モードレッドの鎧が黒紫に染まり、目は赤く、モードレッドの後ろには黒紫のノイズの影が見えた

ソウはモードレッドの変貌で身動きが取れていないアーサー王を助けようとするが既に遅く、アーサー王はモードレッドの剣をその身で受けてしまった

 

「ペティ、アーサー王を連れて離脱してくれ。この傷と瘴気では長くはないかもしれないが、あの泉に行けば助かるかもしれない」

「……わかりました。ソウ、あなたはどうするのですか?」

「アイツを止める。死んでも止めてやるさ。だから、ガレちゃんとレイナに会ったら伝えて欲しいことが……」

「それは貴方自身で伝えて下さい。〝席次無円卓〟ソウ〟」

「……そう言うところは嫌いじゃなかったぞ。ペティ」

 

 剣を受け、重傷を負ってしまったアーサー王をソウはモードレッドから引き離したが、傷口から黒紫の煙が噴き、回復魔法が一切効かなかった

ベディヴィエールにアーサー王を任せて一人モードレッドに対峙する

 

「お前を止めることが俺の最後の仕事だ。全力で止めてやる」

「ガアアアアァァァッッッッッ!!!!」

 

 ソウは一言も喋らないモードレッドにそう言い、剣を構え走り出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………!』

『……!』

 

 暗闇に落ちていくソウの耳に女性と少女がかすかに聞こえる、誰かの名を呼んでいた

 

『………ウ!』

『……さ!』

 

(今まで一緒に居た気がする声……誰のことを呼んでいる?)

 

『……ソウ!!』

『……お父さん!!』

 

(!!…俺のことを呼んでいる…のか?)

 暗闇に落ちていくソウの前に一筋の光が見えた

 

『ソウ!!』

『お父さん!!』 

 

(この声は……ガレちゃんに……レイナ…戻らなくちゃ…)

 ソウは一筋の光に手を伸ばした

 

 

 

 

 

「……うぅ…ぐぅ…」

「ソウ!」

「お父さん!」

 

 ソウは目を覚ました

右目は潰れ、口の中は鉄の鉄の味がし、腕も足も動かなかったが、泣きじゃくるガレスと娘のレイナの顔だけははっきりとみえていた

 

「二人……無事…みたい…だな」

「モードレッドが暴れる前に私達を逃がしてくれたから……ここまで迂回してたから遅くなった」

「いいさ……二人が無事…なら…。シュテルも…二人を守って…くれて、ありがとう」

「問題ありませんよ、ソウ。貴方は私達の主で盟友です…」

 

 ガレスとレイナの近くにはソウの前世のなのはに似た茶ショートヘアの少女がおり、付近にはリインフォースとはやて似の銀髪の少女とレヴィと呼ばれていたフェイトに似た水色髪の少女がいた

 

「…ソウ」

「わかってる……もう、俺の寿命が尽きることなんてな。レイナ……お母さんと一緒に幸せになってくれよ…子供の成長を見届けられないダメな親父の代わりにさ」

「お父さんはダメじゃない!お父さんは、最高最強な円卓の騎士で私達の英雄だよ!!」

「そうだよ、ソウ。ソウはダメじゃない。ソウは私達にいろんな物をくれた…恩返ししてもしきれないいろんな物をもらったんだよ。」

 

 ソウはリインフォースの言いたいことがわかっていた

回復魔法を使おうとも既に〝()()()()()〟ソウには効果はなく、今喋っているのは奇跡で他ならない

 

「さい……ご…に……はな…せて…よ…か…た」

「ソウ!」

「お父さん!」

 

 席次無円卓と呼ばれたソウはこの世界の最愛の妻、ガレスと娘のレイナと仲間達に看取られて息を引き取った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リインフォースさん達はこれからどうなるの?」

「本来なら主を無くした場合は魔導書の機能が停止し私達も眠りにつき、その後、次の主のところに転生するのだが、今回は暫く猶予があるみたいだな」

 

 ソウが息を引き取ってから直ぐ、レイナがリインフォースにこれからのことを聞いていた

 

「なら最後にお願い…もしまた、お父さんに会えたらこれを渡して欲しいの」

 レイナがリインフォースに見せてきたのは血まみれになっているがソウのデバイスの〝ソードハート・リベレイター〟だった

レイナはソウの近くに落ちていたのを拾っていたのだった

 

「…わかった。必ずソウに会ったら渡すことを誓おう。」

 

 リインフォースが言い終わると4人は脚から少しずつ粒子になっていく

 

「時間みたいだな」

「うん、またね。リインフォースさん、ディアーチェさん、シュテルさん、レヴィちゃん」

「4人にも助けられた、ありがとう。元気でね!」

「ああ、この世界に来れてよかった。ガレス、レイナ。主ソウの分まで幸せになってくれ」

「ガレス、レイナ!またね!」

「闇の書の闇、マテリアルとして生まれた私達には勿体ない時間をいただきました、ありがとうございました」

「うぬらとの生活も……新鮮で、まあ、悪くなかった」

 

 はやて似の少女、ディアーチェは上からの言い方ではあったがまんざらでも無かった

4人全員が一言言い終えると粒子になって消えてしまい、夜天の魔導書も光の粒子になって消えていった

 

「お母さん……これからどうするの?」

「……レイナはどうしたい?」

 

 夜天の魔導書が消えて暫く、ガレスもレイナも何も喋らず空を見上げていたが、レイナが母親のガレスにこれからのことを聞くとガレスは逆にレイナに聞いてきた

 

「…強くなりたい。強くなってお父さんの生きた証として私の名前を残したい!」

「強く…わかった。旅をしながら私が教えられることは教えていきます。何処かの騎士になるのが名声を残すのは早いけど、レイナの歳じゃ何処も入れてはくれないだろうし女ってだけで見下さられることもある…だから、自信を持って送り出させる最高の騎士として育てる覚悟はいいかな?」

「お母さん…うん!私頑張る!(私頑張るから見ててお父さん!)」

 

 ガレスは娘の夢を応援するべくこれから鍛えていくと、レイナは父親であるソウに見守って欲しいと願ったのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ソウの旅は1度終わる…これは終わりの始まりな物語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガレス・スプリングフィールド

ソウの姓を借りて娘のレイナと旅を始め、旅の道中レイナを鍛えながら盗賊狩りで路銀を確保

8年後、レイナをとある国の騎士団に自信を持って送り出すが、その2年後不治の病を患い若くして病死

 

 レイナ・スプリングフィールド

父の姓を借り母親のガレスとは8年間旅をしながらガレスにいろいろと鍛えられガレスが認める最高の騎士となる

とある国の騎士団に入団後も実力を上げ、早二年で騎士団長に任命されるが、騎士団長に任命されて直ぐ、母親のガレスが不治の病で病死し失意の中騎士団長を続けるがある出来事で母親との約束を思い出し、復活を遂げる

円卓の崩壊させるきっかけを作ったランスロットと姉のように慕っていたモードレッドには憎悪を抱いている

 

 ベディヴィエール

聖剣の返還1年後に偶然ガレス達と再会し、2人の旅に付いていくことになる

その7年後、旅を終えた2人と別れ修道院に入り隠者として余生を過ごした

 

 

 

 

 

 

続く




いろいろ矛盾点があるかとは思いますがご都合主義と言うことで批判は一切受け付けないです

一応これで前章を終え一章のプロローグに入ります
要はここからが本番です
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