愛銃の整備をしようとしたら生徒に見られた 作:ゲームが好きな社会人
ん、メインヒロインの砂狼シロコ…
今日はシャーレの当番でまだ始業時間には早いけど
早めに来て先生の寝顔でも見ようと思う
「…?」
シャーレの扉を開けると人の気配がした
この時間は先生以外いないはずだけど…
「これ…」
気配にバレないように進んでた時、ふと先生のデスクの上に目を取られた
そこには銃が置いてあった
「先生の?…いや、でも…」
最初は先生の護身用の銃だと思ったけど形が違うし…
「結構使い込んでる…」
遠目で見れば綺麗だけど日頃から銃を使ってるキヴォトスの住民なら直ぐ気づく
「…何をしてるの?」
「っ?!」
「それ…私の銃だけど…」
「いや 少し気になる事があって」
「銃はこの世界じゃ珍しくないでしょ?」
「その…かなり使い込んでるように見えて…」
「これ 先生がここに来てからの物じゃないよね?」
「うーん まあそうだね 長年の相棒だよ」
先生の相棒…
でも先生は私たちと違って1発でも致命傷になる…
なら先生は誰に使ってた?
「先生 先生はこの銃を何に使ってたの?」
「自衛が1番の理由かな?」
「自衛ってどんなこと?」
「それはシロコちゃんには言えないかな」
「どうして言えないの?」
「大人の事情ってとこ」
これは教えてもらいそうにない
「じゃあ先生 私にこの銃を使わせて?」
「別に良いけど・・・面白い事は無いよ?」
「別に構わない ただ使いたいだけ」
そのあと、先生はシャーレに作った射撃場に案内してくれて
そこで撃ってみた 感想としては・・・
「ん、普通」
「まあただサイトとライト付けただけだからね」
ただ撃ってる途中で引っ掛かる事を思い浮かんだ
先生の世界では銃は自衛に使われる
でも先生は私達と違って1発でも致命傷になる
もし自衛の為に先生が同じ人間の相手に撃ったらどうなる?
1発でも致命傷なら場所によっては・・・死ぬ?
もし相手が死んだら先生は・・・人殺し?
「・・・ロコ・・・シロ・・・シロコ!」
「ん、先生 どうしたの?」
「どうしたもこうしたも急に反応が無くなっちゃうから」
「ごめん 考え事してた」
「そう? なら良いんだけど」
「ところで先生 一つ聞きたいんだけど」
「・・・なに?」
「人を殺したことって あるの?」
「あるよ」
「っ・・・」
「・・・ただもちろん殺したくて撃った訳じゃないから」
「さあ 仕事始めよっか これ以上サボったらユウカちゃんに怒られちゃう」
そう言って先生は射撃場を出ていった
当番は・・・たぶん大丈夫だと思う
いつのまにか自室にいたけど先生からも何も連絡は無いしでも・・・
先生がどんなことをしてたとしても必ず着いていくからね