ハイスクールD×D 七星の英雄龍と神獄の魔神   作:戦魔王ゼロ

7 / 9

邪神メルヴァゾアとの戦いです。


再誕した邪神

 

『まさか、こんな可愛い子ちゃんになっていたとは思いませんでしたよ・・・叔父さん』

 

『セラの子ーーー零夜よ。我を討った怨敵よ。まさか、我の骸から神器(セイクリッド・ギア)を創るとは思わなんだ。しかも、我が兄の力を感じる事を察するに兄の骸まで手を出すとはなーーー忌々しい餓鬼よ』

 

先程の戦いで洗脳された束を開放した零夜は愛弟子であるイッセーと共に邪神メルヴァゾアの依代がいる研究施設の最深部に来ていた。

 

ちなみに、救出された束は巴柄達と共に【赫龍神帝の方舟(ブーステッド・アークシップ)】に戻り、治療を受けている。また、道化(クラウン)化していた少女達も巴柄達によって保護されている。

 

『赤龍帝、いやーーー赫龍神帝(ウェルシュ・カイザー)と呼ぶべきかな?兵藤一誠よーーー』

 

零夜と、少し会話を交わしていた少女ーーー正確には、その依代ごしにメルヴァゾアはイッセーに語り掛けた。

 

「どちらでもいい。あんたと俺は敵同士ーーーあんたの依代となった子を救う為に、あんたを倒す。それだけだーーー」

 

そう言って、【赫龍神帝の銃葬剣(カレドヴァルフ・ドラゴニクス)】を構えるイッセー。その様子を見ていた零夜も、自身が纏う黒い異形とも言える鎧にオーラを集中させる。

 

魔神幻装(ファントム・ロストギア)ーーー魔神となった俺の新たな切り札であり、その能力の一つが簒奪。かつて、俺が葬った神一体につき、その権能を一つ簒奪し、その力を自身の力として制御する。いわゆる神殺しの魔王(カンピオーネ)と同じ力を有している。そしてーーー』

 

オーラを開放した瞬間、零夜の姿が消えた。

 

黒い異形が影を残すこともなく、その場から消えた。

 

何かを察したメルヴァゾアは自身の周囲を即座に防護障壁を幾つも展開して防御を固めた。

 

防御を固めた瞬間、隕石が衝突した様な衝撃が防御障壁を貫通して伝わってきた。

 

『何て、力だ。だが、解せんーーー兄由来の圧倒的なパワーまでは分かる。だが、それでも我が障壁を貫通する程の衝撃とまではいかないーーー我に何の干渉をした?』

 

そう言って、さっきから防御障壁を殴り続ける零夜に、幾つもの呪殺術式を飛ばしながら問う。一般の者が、その術式を浴びれば即死するレベルの術式ーーー普通なら回避するのが当たり前だ。

 

 

だが、零夜は避けることもなく術式を浴びる。そのまま術式が発動し、零夜を呪い殺すーーー筈だった。

 

『効かねえよ!邪神殺し(イビル・スレイヤー)、発動ーーー』

 

すると、呪殺術式が崩壊し、その術式に使用された魔力が零夜の纏う鎧に吸収された。

 

その様子を見てーーー

 

『なるほど、取り込んだ者の力の無効化かーーーだが、障壁を無力化できない辺り、リゼヴィムと同じく無力化できる量が決まっているかーーー』

 

『大概はーーー無力化できるだがな。叔父さんが俺を警戒して対粛清防御クラスの並の障壁を幾つも展開するせいか、衝撃までしかいかんかーーーイッセー!!』

 

そう言って、自身の背後にいる弟子を呼ぶ。

 

「分かったーーー来い、赫龍神帝の妖星剣(エクスカリバー・クリムゾンブラッド)

 

そう言って、【赫龍神帝の銃葬剣(カレドヴァルフ・ドラゴニクス)】を宙へと放り投げる。

 

宙へと投げられた剣は、突然、紅蓮の焔を発生させるとーーー

 

そのまま、イッセーの元に落下した。

 

落下した紅蓮の焔が消えると、そこにはーーーイッセーみたいな赤を基調とした大剣が突き刺さっていた。

 

『その剣は、まさかーーーはじまりのろくにんに造らせた・・・!!』

 

『そう。かつて、異聞帯(ロストベルト)を発生させた直接の原因となったろくでなしの妖精達を俺の秘術で呼び出して、造らせたイッセー専用のエクスカリバー・・・その名はーーー』

 

赫龍神帝の妖星剣(エクスカリバー・クリムゾンブラッド)ーーー母さんや双葉姉ちゃん、バーゲスト姉、メリュジーヌを、そして、ケルヌンノスを苦しめた奴らの力を借りて造って貰った俺専用のエクスカリバー・・・木場の危機でなければ、絶対に奴らの力を借りたくなかっただがなーーー」

 

そう言って、その剣の柄を掴み、構える。

 

「ドライグ」

 

『力の調整は任せろ、相棒!!そして、邪神に教えてやれ、赫龍神帝(ウェルシュ・カイザー)でもあり、新生した妖精國の王、そして、魔王の一人でもある新たな真紅の龍魔王(クリムゾン・サタン)の真の力を!!!』

 

ーーーMaximum Over Boost!!

 

「ーーー禁手(バランス・ブレイク)

 

イッセーの声に反応して纏われる赤い鎧ーーー無限に等しいような量のオーラが赤く、赤く、鎧、剣から漏れ出ていた。

 

危険と判断したメルヴァゾアは、イッセーに攻撃を仕掛けるも、全て赤いオーラによって焼き尽くされてしまう。

 

赤いオーラは攻防一体の自動障壁(オートシールド)と化していた。触れれば何であろうが焼き尽くす。例え、呪いすらもーーー

 

「ーーー我こそは、総ての乳を束ねし、赫龍神帝(ウェルシュ・カイザー)なり」

 

すると、鎧からはーーー

 

【さぁ、我が夫にして、総ての魔の頂点に立つ者よ】

イッセーの主にして、正妻のリアス・グレモリーの声がした。

 

それだけではない。

 

【私の愛しい旦那様。貴方の優しき焔と、我が雷光と共に!!】

【雷光】のバラキエルの娘であり、忌々しい【光の英雄】の妹でもある、零夜と同じ半堕天使(ネフィリム)の姫島朱乃ーーー

 

【私の愛しき赤い龍ーーーイッセーさん!子供達と待ってますね?】

黄金龍君(ギガンティス・ドラゴン)】ファーブニルを筆頭に数多の世界のドラゴンと絆を結びし【龍の聖女】アーシア・アルジェントーーー

 

【【我らの太陽よ。その優しき光で包んで欲しいーーー】】

後輩にして、猫叉あるいは猫魈と呼ばれる妖怪の少女、塔城白音と、その姉であり、一時はテロリストとして、様々な事件に関わってしまった美女、塔城黒歌

 

【我が主よ。貴方の困難を、我がデュランダルで断ち切ろう】

【我が夫にして、大切な幼なじみーーー貴方の苦難は私の苦難!共に乗り越えましょ!】

自身の【騎士(ナイト)】にして、最強の斬れ味を持つ聖剣デュランダルの担い手、ゼノヴィア・クァルターーー

そして、イッセーの幼なじみにして熾天使ミカエルのAとなった優しき天使、紫藤イリナ

 

【我が勇者(エインヘリヤル)にして、赤き龍よ。貴方と共に戦場を駆けましょう】

戦乙女(ヴァルキリー)にして、かのビーストの封印術式の開発に関わりし魔法の天才ーーーロスヴァイセ

 

【私の英雄よ。どうか貴方の王道を支えさせて欲しいですわ】

不死鳥(フェニックス)の血を受け継ぎし、イッセーの秘書にして軍師の少女、レイヴェル・フェニックス

 

【吸血鬼すらも魅了する赤き光。私は貴方の光が無ければ生きてはいけませんーーー】

名門の家系に生まれし吸血鬼の少女、エルメヒルデ・カルンスタイン

 

【我が王にして、私の愛しき人よ。我が魂を込めて謳います】

旧レヴィアタンの血を受け継ぎ、新たな神滅具(ロンギヌス)の一つである終わる翠緑海の詠(ネレイス・キリエ)を宿すイッセーの【女王(クイーン)】イングヴィルド・レヴィアタン

 

【我が大将よ。我らの道行きを示し給え】

【我が友、無限の龍神もお主を慕っている。だから、必ず勝つのじゃ!!】

京妖怪の総大将にして赤き龍に魅了されし女傑、八坂。そして、その娘であり、友の無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)オーフィス、リリス姉妹の巫女となった優しき少女、九重

 

【私は、貴方の刃。貴方の剣ーーー】

【愚生も同じく、貴方の刃としてお使いください、旦那様】

零夜と同じく弟子にして【狂龍童子】巡剱刃の妹の巡巴柄と【人鬼】の異名を持つ戦国武将の総てを受け継いだ少女、佐竹鳳蝶

 

【貴方は私の共犯、だからこそ、貴方と永遠にいるわ】

【私もイッセーと共にいるよ。例え、監獄の中でもね!】

ある事件で監獄学院という場所に投獄された時に出会った共犯者にして、イッセーに赫龍神帝(ウェルシュ・カイザー)の名を挙げた旧アスモデウスの血を受け継ぎし女傑、ルナーラ・クレシェンド・アスモデウスと、イリナと同じ幼なじみにして、監獄学院に投獄されていたアーシアに匹敵する治癒魔術の天才少女、ロル・タンセル

 

そしてーーー

 

【愚弟!お母様の跡を受け継いで妖精王になったんだ。お母様に恥をかかせたら、承知しないぜ!!】

【我が弟の様な存在にして、我らを導く妖精王。牙の氏族の名に賭けて、貴方と共に、戰場を駆けましょう!!】

【僕の愛しき恋人、イッセー!!二天の龍として、共に青空へ飛び立ちましょ】

イッセーの姉にして【妖精國】の女王モルガンの後継者の妖精騎士トリスタン又はバーヴァン・シーこと兵藤双葉

 

幼い頃からイッセーを護り続けてきた優しき牙の女傑、妖精騎士ガウェイン改め妖精騎士バーゲスト

 

二天龍の一角、白龍皇アルビオンの切り裂かれた手から生まれし龍の妖精にして、イッセーの恋人と称する気まぐれな新たな天龍少女、メリュジーヌ

 

それ以外にも鎧からは様々な女性の声が聞こえる。

 

その声にイッセーは安堵しながら、次の詠を紡ぐ。

 

「無限を友として、そして、夢幻の意志を受け継ぐーーー」

 

無限はオーフィスとリリス、そして、夢幻は赤龍神帝グレートレッドを指す。

 

「悪魔、天使、堕天使、半神、不死鳥、吸血鬼、鬼、妖怪、人、そして、妖精の頂点に立つ者としてーーー」

 

そう言って、剣に触れる。すると、そこから一人の魔女が現れた。

 

【我が王にして、新たな星の剣の担い手よ。私も貴方と共にーーー】

騎士王家の姫君にして、新たな聖剣と造るべく育てられた魔女。イッセーの母である三希ことモルガンから総ての技法を受け継いだ新しき時代の魔女にして聖剣の管理者、ルフェイ・ペンドラゴン

 

「新たな星の剣よ。我らの征くべき道を示せ!!我が師たる魔神よ!!!我が同胞たる七天の英雄龍(セブンス・ドラゴン)よ!!!我が親愛なる民よ!!!!我らの伝説を、今ーーーここに示す!!!」

 

剣と鎧が共鳴するように赤きオーラが、燃えるように輝き始め、イッセーを、ルフェイを包み込む!!

 

オーラはまるで太陽のような球体となると、白く輝き始め、そしてーーー超新星爆発(ビックバン)を彷彿とさせるかのように周りを包み込んだ。

 

光が収まると、そこにはーーー

 

【それが、貴様の新たな禁手化(バランス・ブレイカー)か!!】

 

『嗚呼。ドラゴンの王である赫龍神帝(ウェルシュ・カイザー)、魔王でもある真紅の龍魔王(クリムゾン・サタン)、そして、妖精國の赤き妖精龍帝(オベロン・ペンドラゴン)たる俺の禁手化(バランス・ブレイカー)ーーーその名は!!!』

 

そう言って、聖剣を掲げたのは龍、魔、そして、妖精を彷彿とさせる赤い鎧の騎士

 

三界星剣の(ビックバン・トリニティ・クリム)赫龍神帝(ゾンブラッド・プロモーション)!!』

 

地球、冥界、そして、妖精國の王となったイッセーが妻であり、乳神様の加護を受けた使徒、そして共に戦う仲間の願いの形ーーー

 

新たな赤き龍の伝説を体現するために進化したイッセーの新たな禁手化(バランス・ブレイカー)

 

その名はーーー

三界星剣の(ビックバン・トリニティ・クリム)赫龍神帝(ゾンブラッド・プロモーション)

 

『覚悟しろ、邪神メルヴァゾア!!お前の企みもここまでだ!!!』

 

『クククッ、上等だ!!赫龍神帝(ウェルシュ・カイザー)兵藤一誠!!』

 

再び、赫龍神帝(ウェルシュ・カイザー)と邪神の戦いが始まるのだった。

 

 




すいません、思った以上にイッセーの禁手の詠唱が長くなった為、また話が伸びます。

やぁ、イッセーをチート化させるとアイディアが止まらなくて、まとめるの大変ですねwww

次回もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。